意見の概要と考え方(PDF:99KB)

提出された意見等の概要とこれに対する考え方
案件名
:客引き行為等の防止に関する条例(案)骨子
意見募集期間
:平成 27 年1月 20 日~平成 27 年2月9日まで
意見等の提出件数:35件(26名)
項目等
全体
意見等の概要
件数
県の考え方
客引き行為等は健全な店舗が迷 16 【条例の施行にあたって、反映させます】
惑しており、街の品格にもつなが
この条例は、これまで認められて
る。規制する条例には賛成であり、
きた営業行為について、誰もが安心
どんどんやってほしい。
して公共の場所を通行し、利用する
条例制定により客引き行為等の
1 ことができるようにするため、公共
の場所における客引き行為等に一定
取締を一層強化してほしい。
過度な規制によりひっそりと静
2 の規制を設け、安心で快適な地域社
会の実現をめざすものです。
まり返った繁華街となることに多
過度な規制にならないよう街の賑
少の懸念もあるが、執拗な客引き行
わいや営業の自由にも配慮しつつ、
為等は規制すべきである。県民に実
他方では健全な店の迷惑や街の品格
効性があり、地域の環境と調和がと
を保つためにも、客引き行為等指導
れた制度としてほしい。
行政だけ、地元商店街だけでもだ
1 員を設置して実効性のある指導等に
努めるとともに、商店街の組合等と
めであり、協働して客引き行為等の
合同パトロールを行うなど、県・市
ない街にしていきたい。
命令や過料が条例の本来の目的
1 町・県民等が協働して安全で快適な
地域社会の実現に向けての取組を進
ではない。節度をもって事業者がや
めていきます。
ることを自覚してもらう。そのため
の普及・啓発が大事。社会的なコン
センサスが得られればよい。
規制すべ
「客待ち行為」は、客待ちで立っ
き客引き ているのか、単に人を待っているの
行為等
か判断がつきにくい。摘発された者
が簡単に言い逃れできるような規
制は意味がない。より実効性の高い
内容にしてほしい。
客引きと誘因(※)との間の線引
きが難しい。
※
不特定の者に対して客となるよう
又は役務に従事するよう誘いかけ
ること。
1 【条例の施行にあたって、反映させます】
客待ちについては、チラシを持っ
ている、店の法被を着ている等の外
形や状況等により判断し、客引きと
誘因については特定の者に誘いかけ
たか否かで判断します。
3
項目等
意見等の概要
規制すべ
自店舗前でのチラシ配りや呼び
き客引き 込みの扱いをどうするのか。
行為等
条例の規制と業界とはいたちご
っこである。思い切って一切駄目と
かにしないと客引き行為等は一掃
されない。
規制行為
運用面としては、注意・指導ぐら
への指導 いで、それ以上になると迷惑防止条
等
例での規制で、たちが悪いものは警
察が取り締まるべき。
過料の上限が5万円では、5万円
を払えばすむとなる。5万円以上、
10 万円以上でもよいのではないか。
過料を最初から必ず適用して、初
犯と2回目では額を変えるなどし
てほしい。罰則規定は緩い気がす
る。
件数
県の考え方
2
【条例の施行にあたって、反映させます】
自店舗前で社会通念上迷惑となら
ない程度で、周囲の環境に配慮しな
がら行う呼び込み程度の行為は、営
業行為の一環として、規制対象外に
する予定です。
1 【今後の参考にします】
過度の規制は、営業の自由を侵害
するおそれもあります。禁止行為を
行った者に対しては、指導員を設置
し実効性のある指導等に努めていき
ます。
1 【条例の施行にあたって、反映させます】
本条例の規制対象には、迷惑防止
条例により既に規制されている警察
の取締対象も含まれますが、これら
の行為については警察に情報提供す
るほか、必要のある場合は警察の援
助を求める等、警察との連携を図っ
ていきます。
1 【対応困難】
過料の額(5万円以下)は、地方
自治法で定められた最高額となって
1 います。
誰もが安心して通行し又は利用す
ることができる快適な環境の確保を
特に図る必要がある地区を「禁止地
区」とし、禁止地区では営業の自由
よりも安全な通行や利用を尊重し、
すべての客引き行為等を規制するも
ので、条例の実効性を高めるために、
指導・勧告・命令といった手順を踏
んだうえで、過料を課することとな
っています。また過料以外にも違反
者の名前等を公表することで抑止効
果を高めていきます。
項目等
意見等の概要
件数
県の考え方
広報・啓
違反事業者があれば、どこに通報
発
すればよいのか明確にするととも
に、県民・事業者に分かりやすく周
知してほしい。
1 【条例の施行にあたって、反映させます】
分かりやすい広報・啓発に努めて
いきます
その他
勧誘行為などの客引き行為等に
よって、不利益を被った際はどう対
処すべきかを広報・啓発できないの
か。
1 【今後の参考にします】
特別な広報・啓発は予定していま
せんが、悪質な客引き行為等は警察
等に情報提供を行います。
禁止地区以外での客引き行為等
には、特に規制がかけられないとい
うのは違和感がある。
1 【対応済】
禁止地区以外での公共の場所で、
禁止行為等を行ったと認められる者
については、必要な指導ができるこ
ととなっています。また、悪質な行
為等は警察と連携して取り締まって
まいります。
健全な事業者が客引き行為等に
関してパトロール・見守り活動など
を行った場合のインセンティブを
設けたらどうか。
1 【一部対応済】
具体的なインセンティブの設置は
想定していませんが、条例の中で、
県民、事業者、地域団体等に協力す
るよう努める旨の規定を置くことと
しています。