2015 年宇宙法模擬裁判日本大会規則の改正に係る通知

2015 年宇宙法模擬裁判日本大会規則の改正に係る通知
宇宙法模擬裁判日本大会実行委員会
2015 年宇宙法模擬裁判日本大会(以下、「本大会」とする。)の規則の改正を、参加チームに
対して通知する。
本大会規則の変更は、主に、
「英語サマリー」と「決勝ラウンド」に関するものである。
(1)英語サマリーに関して(第 1 条)
本大会では、新たに、英語サマリーを導入する。
英語サマリー導入は、①段階的な英語の導入、②口頭弁論における便宜、を主な目的とする。
宇宙法模擬裁判日本大会は、IISL の主催するマンフレッド・ラックス宇宙法模擬裁判大会(世
界大会)の開催を受けて開催されており、日本大会の目的の一つとして、従来から、アジア太平
洋予選通過及び世界大会入賞が挙げられていた。しかし、例年、日本チームのアジア太平洋予選
での結果は芳しくなく、その原因の一つに、日本語と英語という言語の壁が考えられる。
また、日本で行われているその他の国際法模擬裁判大会においても、一部で英語化が図られて
おり、今後も、世界での活躍のため、国際法模擬裁判大会の英語化は進んでいくと考えられる。
それらを受けて、宇宙法模擬裁判大会日本大会の漸進的な英語化をめざし、本大会から、試験
的に英語サマリーを導入することとした。
もっとも、従来は日本語のみで行われていた日本大会に英語サマリーを導入するのは、参加チ
ームへの過度な負担となることも想定される。
そこで、本大会では、英語サマリーの内容に対して詳細な評価は行わずに、その提出のみを義
務付け、英語サマリーに関する罰則も最低限のものに設定した。そして、同サマリーが、口頭弁
論への準備や、弁論裁判官による評価に資するものとなるよう、規則を制定している。
(2)決勝ラウンドに関して(第 2 条~第 4 条)
宇宙法模擬裁判日本大会では、例年、「エキジビションラウンド」と称して、参加チームの内
の上位 2 チームによる口頭弁論を行ってきた。
しかし、その実質は、事実上の決勝ラウンドであり、エキジビションラウンドの勝利チームが
優勝チームとして賞を得るなど、呼称と矛盾する取り扱いがなされてきた。
そこで、本大会においては、規則における「エキジビションラウンド」を「決勝ラウンド」と
変更することにより、呼称と取扱の矛盾による混迷化を避けるとともに、決勝ラウンドの勝者を
総合優勝とすることで、決勝ラウンドの意義を明確化することとした。
なお、決勝ラウンドに係る進行や弁論の形式等に関しては、従来の大会と変更はない。