平成 27 年1月5日 永住帰国した中国残留邦人、樺太残留邦人及び その家族に対する地域生活支援事業 (「地域における中国残留邦人等支援ネットワーク事業」 及び「身近な地域での日本語教育支援事業」) 企画提案指示書 1 事業内容に関する事項 (1) 事業の目的と概要 第2次世界大戦の終結に伴い、旧満州地区(中国東北地区)に開拓団などで居住 していた者は、昭和20年8月のソ連軍の対日参戦により、多くの者が家族と死別 し、あるいは離別するなどして中国にとどまることを余儀なくされ、戦後も中国と の国交正常化までに長期間を要したことに加えて、その後の引揚げも必ずしも順調 ではなく、帰国の時期が大幅に遅れた人が多く、このためこれらの人々は、帰国後 も言葉の壁や、生活習慣の違いなどから、日常生活に多くの支障を来たし、老後の 生活の安定や備えにも多大な不安を抱えているところである。 これら、永住帰国した中国残留邦人、樺太残留邦人(以下「中国残留邦人等」と いう)に対して、人間としての尊厳と老後の安定を図るため、平成20年度から、 老齢基礎年金の満額支給等に加え、それを補完する措置として世帯の収入が一定の 基準に満たない場合には、支援給付を行うところである。 また、大阪市においては、中国残留邦人等が地域社会の一員として生き生きと暮 らしていけるよう、地域福祉の視点に立った地域における受け入れ活動の強化を図 るため、 『大阪市中国残留邦人等に対する地域生活支援事業実施要領』に基づき「中 国残留邦人等地域生活支援事業」についても実施しているところである。 本指示書においては、 「中国残留邦人等地域生活支援事業」のうち「地域における 中国残留邦人等支援ネットワーク事業」、及び「身近な地域での日本語教育支援事業」 の2つの事業の企画提案を募集します。 (2) 業務の範囲 ① 委託金額 業務委託金額は、金 9,060,228 円を上限とします。 (消費税及び地方消費税を含 む) なお、応募状況等により選定段階で調整することがあります。 1 ② 業務名称 永住帰国した中国残留邦人、樺太残留邦人及びその家族に対する「地域生活支 援事業」(「地域における中国残留邦人等支援ネットワーク事業」及び「身近な 地域での日本語教育支援事業」)委託業務 ③ 委託期間 平成 27 年4月1日(水)∼ 平成 28 年3月 31 日(木) ④ 対象者 永住帰国した中国残留邦人等とその同伴家族で大阪市内に居住する者。 ⑤ 委託業務内容及び対象経費 以下の業務内容及び対象経費は、あくまでも当方で想定しているものである。 この内容にとらわれず、業務目的をより効果的に達成できる内容を提案すること。 (ア)地域における中国残留邦人支援ネットワーク事業 a 地域住民に対する広報活動 対 象:地域福祉の中核を担う民生委員、自治会長、老人クラブ会長等 内 容:中国残留邦人等がおかれた立場、状況説明 関係者の体験発表 支援団体等の取組発表 中国帰国者支援・交流センター等の活動紹介など 回 数:年2回程度 対象経費は、資料代、講師謝礼金等とします。 b 支援リーダーの配置 配 置:中国残留邦人等が居住する地域 資 格:中国残留邦人等の支援に理解のある者等で地域での交流事業等に気軽 に参加できるよう地域住民と中国残留邦人等との調整を行うことがで きる者 職 務:地域における様々な交流活動と中国残留邦人等のニーズを把握し、活 動主体や地域住民と調整を図り、中国残留邦人等が地域の交流事業等 に気軽に参加できる。 人 数:2名程度 対象経費は、活動費等とします。 c 地域で実施する日本語交流事業 目 的:中国残留邦人等の置かれた立場の理解を求めるとともに、地域社会の なかで中国残留邦人等への理解を深める。 内 容:中国残留邦人等および地域住民 中国残留邦人等の体験発表など 回 数:適宜 2 対象経費は、各種使用料、借上料、消耗品費、謝礼金等とします。 d 関係職員に対する研修会 目 的:地域社会における相互理解と交流の促進及び中国残留邦人等への理解 を深め、地域の状況に応じた支援を進める。 内 容:中国残留邦人等問題の背景と施策の説明 地域の状況に応じた支援の必要性の周知など 回 数:年1回程度 対象経費については、消耗品費、謝礼金等とします。 (イ) 身近な地域での日本語教育支援事業 目 的:中国残留邦人等は長期にわたり海外にあったため、言葉の相違から定着 先の地域社会において日本語による意思疎通が十分にできず、様々な困 難に遭遇している現状を踏まえ、日本語を学習する日本語教室を開講す る。 対 象:中国残留邦人等及びその家族 対象経費については、謝礼金、消耗品費、各種使用料等とします。 ⑥ 留意事項 ・ 研修会・講習会については、年間事業計画の作成、開催場所の選定、開催周 知、講師等の選定・依頼、会場等の手配、資料・アンケート等の作成など開 催にかかるすべての業務を行うものとする。 2 契約条件等に関する事項 (1) 委託料の支払い 委託料の支払については、契約金額を四半期ごとに概算払いにて支払うものとし、 業務終了後速やかに精算するものとする。 (2) 費用分担 受注者が業務を遂行するにあたり必要となる経費は、契約金額に含まれるものと し、市は、契約金額以外の費用を負担しない。 (3) 支援体制 本事業の従事者が休暇等で不在の際のバックアップ体制を整備すること。 また、本市との連絡調整を担当する事業責任者を定めること。 (4) 従事者の資格要件 中国残留邦人等に理解のある者 3 (5) 従事者に対する要望の反映 従事者の支援内容、資質等に関し、本事業の目的を達成することに不都合がある と本市が判断した場合には、従事者の変更の指示にすみやかに応じること。 (6) ① その他 企画提案書は、応募者が実現可能な支援内容等について提案いただくものであ り、本市が対象者にそぐわないと判断する場合は、提案内容の一部を実施しない ことがある。 ② 執務スペース及び本事業従事者が業務上使用するパソコン、プリンタ、消耗品 等については、受注者が確保すること。 ③ 事業の実施にあたっては、本市の指定する業務報告などの各種様式及びその他 データの提出を求める。 ④ 受注者は原則として業務を再委託してはならない。 ⑤ 受注者は従事者が基本的人権に正しい認識を持ち業務を遂行するよう、適切な 研修を実施すること。 ⑥ 「職員等の公正な職務の執行の確保に関する条例(条例第 16 号)」 「大阪市契約 関係暴力団排除措置要綱」を遵守すること。 3 企画提案書記載事項 (1) ① 1-(2)-⑤-(ア)「地域における中国残留邦人支援ネットワーク事業」について 上記1(2)⑤(ア)acdの研修会及び講演会等については、事業の開催場所・ 時期、対象者の発掘、周知方法、講師等の選定方法、経費などを含めた年間事業 計画を具体的に記載すること。 ② 上記1(2)⑤(ア)bの支援リーダーについては、対象者の把握及び配置方法、 活動方法などを具体的に記載すること。 (2) ① 1-(2)-⑤-(イ)「日本語教育支援事業」について 日本語教室の講師の確保人数、資格、これまでの経験などを具体的に記載する こと。また、事業の開催場所、開講時期、経費などを含めた年間事業計画を具体 的に記載すること。 (3) ① 支援体制 上記(1)(2)のそれぞれの支援を実施する体制について、担当者の経験、資格等 も含めて記載すること。担当者が兼務して実施する場合は、兼務の状況がわかる ようにすること。 ② 委託契約締結等の各種事務及び委託料等の経理事務を担当する体制について記 載すること。 4 (4) 支援場所 上記(1)(2)のそれぞれの支援を実施する場所について、交通手段も含めて記載す ること。 (5) 経費 経費については、上記(1)(2)ごとに詳細に記載すること。 (6) 4 その他 ① 人権問題に関する法人内での取組み状況を記載すること。 ② 秘密の保持、個人情報保護に関する法人内での取組み状況を記載すること。 業者選定にあたっての手続き等に関する事項 (1) 企画提案書の提出期限 平成 27 年1月 30 日(金)午後 5 時までとし、持参に限る。 提出期限を超えた場合は、一切受け付けない。 (2) 提出場所 大阪市北区中之島 1−3−20 大阪市役所 2 階北側 大阪市福祉局生活福祉部保護課 (3) 参加資格 次に掲げる要件を全て満たすものとする。ただし、③④においてはいずれか一方 に該当する者とする。 ① 地方自治法施行令(昭和 22 年政令第 16 号)第 167 条の 4 の規定機該当しな い者であること。 ② 大阪市契約関係暴力団排除措置要綱に基づく入札等除外措置を受けていない こと及び同要綱別表に掲げるいずれの措置要件にも該当していないこと。 ③ 平成 25・26 年度本市入札参加有資格者名簿に登録している者にあって、参加 申請時において、大阪市競争入札参加停止措置要綱に基づく停止措置を受けて いないこと。 ④ 平成 25・26 年度本市入札参加有資格者名簿に登録されていない者については、 平成 27 年 1 月5日現在において、引き続いて 1 年以上営業等を行っており、か つ、納税義務者にあっては、消費税及び地方消費税、市町村民税及び固定資産 税を完納していること。 ⑤ 本事業の主旨を十分に理解したうえで委託業務を実施できること。 ⑥ 本事業にかかる人員をすべて確保できること。 ⑦ 委託事業を実施する時点で、大阪市内に事業を実施できる場所を確保している こと。 5 (4) 提出書類及び部数 ① 公募型企画プロポーザル参加申請書 ② 永住帰国した中国残留邦人、樺太残留邦人及びその家族に対する 1部 地域生活支援業務(類似業務)実績調書 1部 ③ 企画提案書(うち 1 部には押印必要) 5部 ④ 直近 2 期分決算書 (押印必要) 各1部 (財産目録、貸借対照表、損益計算書等の財務諸表及び事業報告書) ⑤ 申請内容確認書(実印押印必要) 1部 ⑥ 印鑑証明書又は印鑑登録証明書 (提出日前3ヵ月以内に発行されたもの) 1部 ⑦ 使用印鑑届 1部 ⑧ 税務署が発行する消費税及び地方消費税の納税証明書 1部 (税務署の様式その 3 又はその 3 の 3 様式) (提出日前 3 ヵ月以内に発行されたもの) ⑨ 直近 2 ヵ年分の市町村民税並びに固定資産税の納税証明書 1部 (提出日前 3 ヵ月以内に発行されたもの) ただし、営業が 2 年未満の者もしくは非課税で本証明が提出出来ない場合には、 その旨を記載した理由書を提出すること。 ⑩ 事業者概要 5部 ※省略できる書類があるため「公募企画型プロポーザルの執行について」の6 参加申請についてを参照すること。 (5) 提出書類の様式 企画提案書はA4縦、横書き、両面印刷とする。 (6) 企画提案内容の説明等 企画提案の内容に不明な点がある場合は、別途、応募事業者にヒアリングを行 うこともある。また、必要があると認めるときは、応募事業者に企画提案内容の 説明(プレゼンテーション)を求めることがある。 (7) 選考方法、選考基準 参加資格を満たす者から提出された企画提案書を生活保護関連事業委託事業者選 定会議で次の評価基準に基づき公平かつ客観的に審査し、最も優れた提案者を契約の 相手方として決定する。なお、合計点が最も高い提案者が複数あった場合は、最も見 積金額が低い提案者を契約の相手方として決定する。また、提案に対する質疑及び補 足説明を求めるため、必要に応じて面接ヒアリングを行うことがある。面接ヒアリン グを行う場合は、日程、場所について、対象者に通知する。 ① 事業運営能力について(35 点) ② 支援内容(30 点) ③ 支援体制について(30 点) ④ 事業経費について(5 点) 6 (8) 提案に対する費用、条件等 ① 提案書等の作成費は応募者の負担とする。 ② 提出された企画提案書及び面接ヒアリングの場で表明された内容については、 実現が確約されることのみを表明されたい。選考後であっても提案された内容に 変更があった場合は採用を取り消すことがある。 ③ その他、大阪市福祉局において不適当と認める事象があった場合は採用を取り 消すことがある。 ④ 採用された提案書は「大阪市情報公開条例(条例第 24 号)」に基づき、非公開 情報(個人情報、法人等の正当な利益を害する情報等)を除いて情報公開の対象 となる。 ⑤ すべての企画提案書は返却しない。 ⑥ 提出された企画提案書は、選考の用以外に使用しない。 ⑦ 期限後の提出、期限後の差替え等は認めない。 ⑧ 提出された書類に虚偽の申請があった場合には当該提案書を無効とする。 ⑨ 申 請 後 に 大 阪市 競 争 入 札 参 加 停 止 措置 要 綱 に 基 づ く 停 止 措置 を 受 け た 場 合に ついては当該提案書を無効とする。 ⑩ 5 選定は2事業者とし、採否については文書で通知する。 今後のスケジュール(予定) 平成 27 年 1 月 15 日(木)午後 5 時 公募型企画プロポーザル質問票提出期限 1 月 30 日(金)午後 5 時 参加申請関係書類提出期限 2 月中旬 生活保護関連事業事業者選定会議 3 月上旬 選定結果の通知 契約の締結については平成 27 年度予算が発効したときとする。 6 企画提案に関する問い合わせ先 〒530-8201 大阪市北区中之島 1-3-20 大阪市福祉局生活福祉部保護課 Tel 06-6208-7935 Fax 大阪市役所 2 階北側 寺田、小宮 06-6202-0990 7 (参 考) 「中国残留邦人等の円滑な帰国の促進並びに永住帰国した中国残留邦人等 及び特定配偶者の自立の支援に関する法律」抜粋 (目的) 第1条 この法律は、今次の大戦に起因して生じた混乱等により本邦に引き揚げることが で きず 引 き 続 き 本邦 以 外 の地 域 に 居 住 する こ と を余 儀 な く さ れた 中 国 残留 邦 人 等 及 びそ の よう な 境 遇 に あっ た 中 国残 留 邦 人 等 と長 年 に わた り 労 苦 を 共に し て きた 特 定 配 偶 者の 置かれている事情に鑑み、中国残留邦人等の円滑な帰国を促進するとともに、永住帰国し た中国残留邦人等及び特定配偶者の自立の支援を行うことを目的とする。 (定義) 第2条 一 この法律において「中国残留邦人等」とは、次に掲げる者をいう。 中国の地域における昭和二十年八月九日以後の混乱等の状況の下で本邦に引き揚げ ることなく同年九月二日以前から引き続き中国の地域に居住している者であって同日 において日本国民として本邦に本籍を有していたもの及びこれらの者を両親として同 月三日以後中国の地域で出生し、引き続き中国の地域に居住している者並びにこれらの 者に準ずる事情にあるものとして厚生労働省令で定める者 二 中国の地域以外の地域において前号に規定する者と同様の事情にあるものとして厚 生労働省令で定める者 (国等の責務) 第4条 国及び地方公共団体は、永住帰国した中国残留邦人等及び特定配偶者の地域社会に おける早期の自立の促進及び生活の安定を図るため、必要な施策を講ずるものとする。 第5条 国及び地方公共団体は、中国残留邦人等の円滑な帰国の促進並びに永住帰国した中 国残留邦人等及び特定配偶者の自立の支援のための施策を有機的連携の下に総合的に、策 定し、及び実施するものとする。 (生活相談等) 第8条 国及び地方公共団体は、永住帰国した中国残留邦人等及びその親族等が日常生活 又は社会生活を円滑に営むことができるようにするため、これらの者の相談に応じ必要な 助言を行うこと、日本語の習得を援助すること等必要な施策を講ずるものとする。 (支援給付の実施) 第14条 この法律による支援給付(以下「支援給付」という。)は、特定中国残留邦人等で あって、その者の属する世帯の収入の額(その者に支給される老齢基礎年金その他に係る 厚生労働省令で定める額を除く。)がその者(当該世帯にその者の特定配偶者、その者以外 の特定中国残留邦人等その他厚生労働省令で定める者があるときは、これらの者を含む。) について生活保護法 (昭和二十五年法律第百四十四号)第八条第一項 の基準により算出 した額に比して不足するものに対して、その不足する範囲内において行うものとする。 2 3 支援給付の種類は、次のとおりとする。 一 生活支援給付 二 住宅支援給付 三 医療支援給付 四 介護支援給付 五 その他政令で定める給付 支援給付を受けている特定中国残留邦人等であって、その者の属する世帯にその者の特 8 定配偶者があるものが死亡した場合において、当該特定中国残留邦人等の死亡後も当該特 定配偶者の属する世帯の収入の額(厚生労働省令で定める額を除く。)が当該特定配偶者(当 該世帯に厚生労働省令で定める者があるときは、その者を含む。)について生活保護法第八 条第一項 の基準により算出した額に比して継続して不足するときは、当該世帯に他の特定 中国残留邦人等がある場合を除き、当該特定配偶者に対して、厚生労働省令で定めるとこ ろにより、支援給付を行うものとする。ただし、当該特定配偶者が当該死亡後に婚姻した とき(婚姻の届出をしていないが、事実上婚姻関係と同様の事情にある者となったときを 含む。)は、この限りでない。 4 この法律に特別の定めがある場合のほか、支援給付については、生活保護法 の規定の 例による。 5 支援給付の実施に当たっては、特定中国残留邦人等及び特定配偶者の置かれている事情 に鑑み、特定中国残留邦人等及び特定配偶者が日常生活又は社会生活を円滑に営むことが できるようにするために必要な配慮をして、懇切丁寧に行うものとする。 6 支援給付については、政令で定めるところにより、支援給付を生活保護法 による保護 とみなして、国民健康保険法 (昭和三十三年法律第百九十二号)その他政令で定める法令 の規定を適用する。 7 前項に定めるもののほか、支援給付に関する事項に係る他の法令の規定の適用に関し必 要な事項は、政令で定める。 8 前各項に定めるもののほか、支援給付の実施に関し必要な事項は、厚生労働省令で定め る。 地方自治法施行令 第167条の4 (一般競争入札の参加者の資格) 普通地方公共団体は、特別の理由がある場合を除くほか、一般競争入札に当該入札に 係る契約を締結する能力を有しない者及び破産者で復権を得ない者を参加させることが できない。 2 普通地方公共団体は、次の各号の一に該当すると認められる者をその事実があった 後2年間一般競争入札に参加させないことができる。その者の代理人、支配人その他 の使用人又は入札代理人として使用する者についても、また同様とする。 一 契約の履行に当たり、故意に工事若しくは製造を粗雑にし、又は物件の品質若しく は数量に関して不正の行為をした者 二 競争入札又はせり売りにおいて、その公正な執行を妨げた者又は公正な価格の成立 を害し、若しくは不正の利益を得るために連合した者 三 落札者が契約を締結すること又は契約者が契約を履行することを妨げた者 四 地方自治法第234条の2第1項の規定による監督又は検査の実施に当たり職員の 職務の執行を妨げた者 五 正当な理由がなくて契約を履行しなかった者 六 前各号の一に該当する事実があった後2年を経過しない者を契約の履行に当たり、 代理人、支配人その他の使用人として使用した者 9 地方自治法 第234条の2 (契約の履行の確保) 普通地方公共団体が工事若しくは製造その他についての請負契約又は物件の買入れその 他の契約を締結した場合においては、当該普通地方公共団体の職員は、政令の定めると ころにより、契約の適正な履行を確保するため又はその受ける給付の完了の確認(給付 の完了前に代価の一部を支払う必要がある場合において行う工事若しくは製造の既済部 分又は物件の既納部分の確認を含む。)をするため必要な監督又は検査をしなければなら ない。 10 特記仕様書 (条例の遵守)【 5 条 関 係 】 第1条 受注者および受注者の役職員は、永住帰国した中国残留邦人、樺太残留邦人及び その家族に対する「地域生活支援事業」(「地域における中国残留邦人等支援ネットワーク事 業」及び「身近な地域での日本語教育支援事業」)委託業務(以下「当該業務」という。)の 履行に際しては、「職員等の公正な職務の執行の確保に関する条例」(平成 18 年大阪市条例 第 16 号)(以下「条例」という。)第 5 条に規定する責務を果たさなければならない。 (公益通報等の報告)【 6 条 2 項 ・ 12 条 2 項 関 係 】 第2条 受注者は、当該業務について、条例第 2 条第 1 項に規定する公益通報を受けたとき は、速やかに、公益通報の内容を発注者(福祉局総務部総務課)へ報告しなければならな い。 2 受注者は、公益通報をした者又は公益通報に係る通報対象事実に係る調査に協力した者 から、条例第 12 条第 1 項に規定する申出を受けたときは、直ちに、当該申出の内容を発 注者(福祉局総務部総務課)へ報告しなければならない。 (調査の協力)【 7 条 2 項 関 係 】 第3条 受注者及び受注者の役職員は、発注者又は大阪市公正職務審査委員会が条例に基づ き行う調査に協力しなければならない。 (公益通報に係る情報の取扱い)【 17 条 4 項 関 係 】 第4条 受注者の役職員又は受注者の役職員であった者は、正当な理由なく公益通報に係る 事務の処理に関して知り得た秘密を漏らしてはならない。 (発注者の解除権)【 21 条 関 係 】 第5条 発注者は、受注者が、条例の規定に基づく調査に正当な理由なく協力しないとき又 は条例の規定に基づく勧告に正当な理由なく従わないときは、本契約(協定)を解除する ことができる。(指定管理者の指定を取り消すことができる。) その他特記仕様書 発注者と本契約を締結した受注者は、この契約の履行に関して、発注者の職員から違法 又は不適正な要求を受けたときは、その内容を記録し、直ちに発注者の福祉局総務部総務 課(連絡先:06−6208−7911)に報告しなければならない。 11 暴力団等の排除に関する特記仕様書 1 暴力団等の排除について (1) 受注者(受注者が共同企業体であるときは、その構成員のいずれかの者。以下同 じ。)は、大阪市暴力団排除条例(平成 23 年大阪市条例第 10 号。以下「条例」と いう。)第 2 条第 2 号に規定する暴力団員(以下「暴力団員」という。)又は同条第 3 号に規定する暴力団密接関係者(以下「暴力団密接関係者」という。)に該当する と認められる者と下請契約、資材・原材料の購入契約又はその他の契約をしてはな らない。 (2) 受注者は、条例第 7 条各号に規定する下請負人等(以下「下請負人等」という。) に、暴力団員又は暴力団密接関係者に該当すると認められる者と下請契約、資材・ 原材料の購入契約又はその他の契約をさせてはならない。 また、受注者は、下請負人等が暴力団員又は暴力団密接関係者に該当すると認めら れる者と下請契約、資材・原材料の購入契約又はその他の契約をした場合は当該契 約を解除させなければならない。 (3) 受注者は、この契約の履行にあたり暴力団員又は暴力団密接関係者に該当すると 認められる者から条例第 9 条に規定する不当介入(以下「不当介入」という。)を 受けたときは、速やかに、この契約に係る本市監督職員若しくは検査職員又は当該 事務事業を所管する担当課長(以下「監督職員等」という。)へ報告するとともに、 警察への届出を行わなければならない。 また受注者は、下請負人等が暴力団員又は暴力団密接関係者に該当すると認めら れる者から不当介入を受けたときは、当該下請負人等に対し、速やかに監督職員等 へ報告するとともに警察への届出を行うよう、指導しなければならない。 (4) 受注者及び下請負人等が、正当な理由なく本市に対し前号に規定する報告をしな かったと認めるときは、条例第 12 条に基づく公表及び大阪市競争入札参加停止措 置要綱による停止措置を行うことがある。 (5) 受注者は第 3 号に定める報告及び届出により、本市が行う調査並びに警察が行う 捜査に協力しなければならない。 (6) 発注者及び受注者は、暴力団員又は暴力団密接関係者に該当すると認められる者 からの不当介入により契約の適正な履行が阻害されるおそれがあるときは、双方協 議の上、履行日程の調整、履行期間の延長、履行内容の変更その他必要と認められ る措置を講じることとする。 2 誓約書の提出について 受注者及び下請負人等は、暴力団員又は暴力団密接関係者でないことをそれぞれ が表明した誓約書を提出しなければならない。ただし、発注者が必要でないと判断 した場合はこの限りでない。 12
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