平成 26 年度後期 社会基盤メンテナンスエキスパート(ME) 養成講座(履修証明プログラム) 受講申請の手引き 申請書受付期間:平成 26 年 6 月 23 日(月)~平成 26 年 7 月 11 日(金) 受講資格審査面接:平成 26 年 7 月 17 日(木) *面接の必要な受講申請者には個別に連絡します. 受 講 者 発 表:平成 26 年 7 月 25 日(金) 養 成 講 座:平成 26 年 8 月 22 日(金)~平成 26 年 9 月 19 日(金) 平成 26 年 6 月 2 日 岐阜大学大学院工学研究科 社会基盤メンテナンスエキスパート(ME)養成の目的と意義 我が国では,多発する自然災害を被る社会資本の傷みに対しての補修だけでなく,既存 社会資本の老朽化に対する整備・維持管理を支えるべき,地域の建設業界の疲弊が大きな 問題となっており,その解決には,行政と業界双方の技術力を向上させる取り組みが最も 不可欠な課題と言えます. 岐阜大学大学院工学研究科では「工学部附属インフラマネジメント技術研究センター」 と連携し,履修証明プログラムとして「社会基盤メンテナンスエキスパート養成講座」を 開講しています.養成講座では,短期集中カリキュラムにおいて,管理者(行政)側と建 設業関連技術者側それぞれの組織の技術者が,所定の科目を履修することにより,共通の 高度な知識を持った総合技術者を養成し,別途実施される「社会基盤メンテナンスエキス パート認定試験」での合格を目指して,社会人教育を実施します.社会基盤メンテナンス エキスパート(ME)は,新たな社会資本の整備,既存社会資本の維持管理・補修の計画・ 設計・実施技術を習得し,地域の活性化に貢献する人材です. 履修証明プログラムとは 平成 19 年の学校教育法の改正により,大学等における「履修証明制度」が創設されまし た.大学等において,通常の学生を対象とする学位プログラムに加え,社会人等の学生以 外の者を対象とした一定のまとまりのある学習プログラム(履修証明プログラム)を開設 し,その修了者に対して法に基づく履修証明書を交付できることになりました. 各大学等において,社会人等の多様なニーズに応じた様々な分野の学習機会が積極的に 提供されることが期待されています. 社会基盤メンテナンスエキスパート(ME)認定までのプロセス ME認定証の交付 試験結果の通知 合否審査 認定試験の受験 認定試験の受験出願 履修証明書の交付 養成講座受講 選抜結果の通知 受講審査 講座受講の申請 本養成講座 別途実施のME認定試験 1.講座の開講期間 平成 26 年 8 月 22 日(金)~平成 26 年 9 月 19 日(金) 社会基盤メンテナンスエキスパート(ME)養成講座は,以下の期間において 20 日間(80 コマ=120 時間)開催され,「社会基盤メンテナンスエキスパート認定試験」の受験には, 本養成講座の 5 科目の講義を全て欠席することなく受講したことが条件とされます. なお,各講義の具体的なスケジュールは,受講が決定した後に通知します. 受講にあたり,原則費用は発生しませんが,テキスト・フィールド実習等に対し実費が 必要な場合もあります. 2.講座の概要 16 コマ=1 科目で,以下の全 5 科目から構成されます. 「橋梁の設計・トンネル」 「橋梁の維持管理」 「地盤と斜面」 「土構造物と舗装・水道・河川構造物」 「インフラマネジメント」 養成講座は,4 コマ/日×20 日=80 コマ=120 時間から成ります.それぞれの科目は, 「ア セットマネジメント基礎」,「社会基盤設計実務」,「点検・施工・維持管理実習」により構 成され,座学,演習,フィールド実習などがバランスよく配置され,受講者の技術力を向 上させるカリキュラムとなっています.その具体的内容は表-1 に示すとおりです. 3.補習講義の実施 以下に示すやむを得ないと考えられる理由がある場合にのみ,事前に事務局へ申請する ことにより補習講義を受けることができます. ① 3 等親以内の事故,病気,死亡などにより,講座の受講が困難な場合 ② 受講者本人の急な病気により,講座の受講が困難な場合 ③ その他やむを得ないとセンター長が判断した場合 4.受講資格の停止 以下に示すような場合で,受講継続が適切でないとセンター長が判断した場合には,受 講者の受講資格を停止します. ① 養成期間中に所属機関を退職した場合 ② 欠席が多く,補習講座を受けた場合でも講座の全受講が困難な場合 ③ その他受講者としてふさわしくない事由が生じた場合 5.受講期間中の宿泊施設 遠方からの受講者で,通学することが厳しい場合,学内の宿泊施設(有料ですが安価) をご案内いたします.但し,満室によりお断りする場合もありますので,ご了承ください. 表-1 養成講座の科目と受講時間 橋梁の設計・ トンネル 科目群 科 目 内 容 ※ 1コマ=90分 コマ数 土木材料の歴史 1 劣化評価モデル(橋梁) 4 橋梁の設計(補強設計含) 7 トンネル 2 トンネルの維持管理 2 アセットマネジメント(橋梁) 2 健全度評価(橋梁) 1 社会基盤設計実務 橋梁の損傷と維持管理 7 点検・施工・維持管理実習 橋梁の維持管理 6 岐阜県の地質 1 劣化評価モデル(地盤と斜面) 3 設計一般・自然斜面・落石・浸透・FEM 7 自然斜面・落石の維持管理 4 FEM 1 劣化評価モデル(上下水道・河川) 2 土構造物 6 舗装の設計 1 上下水道・河川の維持管理 2 水利施設の維持管理 1 盛土・切土,舗装 4 アセットマネジメント 5 ライフサイクルコスト 1 統計学・計画学 2 法規・ファイナンシャル 2 点検カルテ 1 リスクマネジメント 1 社会的合意形成 2 ライフサイクルコスト 1 リスクマネジメント 1 アセットマネジメント基礎 社会基盤設計実務 点検・施工・維持管理実習 橋梁の維持 管理 アセットマネジメント基礎 地盤と斜面 アセットマネジメント基礎 社会基盤設計実務 点検・施工・維持管理実習 土構造物と舗装・ 水道・河川構造物 アセットマネジメント基礎 社会基盤設計実務 点検・施工・維持管理実習 インフラマネジメント アセットマネジメント基礎 社会基盤設計実務 点検・施工・維持管理実習
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