低固有振動数スプリングショウマウント「SKT-2.3」

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昭 和 電 線 レ ビ ュ ー Vol. 60 (2014)
新
製
品
紹
介
低固有振動数スプリングショウマウントⓇ「SKT-2.3」
Low Natural Frequency Springshowmount® ‘‘SKT-2.3’’
1.概 要
表 1 製品仕様
近年,ビルの高層化に伴い,電気設備を中間階に設置す
型式
る事例が多くなってきている。中間階へのトランス設置に
SKT-2.3- 180
SKT-2.3- 220
SKT-2.3- 280
SKT-2.3- 350
SKT-2.3- 430
SKT-2.3- 540
SKT-2.3- 680
SKT-2.3- 840
SKT-2.3-1050
SKT-2.3-1260
SKT-2.3-1500
SKT-2.3-1800
よって,上下階への振動・騒音が問題になることがあり,
トランスメーカーや電気設備施工事業者では,より高い防
振性能を有したトランス用防振装置を必要としている。
また,トランス用防振装置には,耐震性能についても要
求されることが多くなっている。
低固有振動数スプリングショウマウント「SKT-2.3」は,
従来のスプリングショウマウント「SKT-S」に対し,固有
ばね定数
N/mm
29
36
45
56
70
87
110
137
171
218
261
310
振動数を 4.0 Hz → 2.3 Hz に下げて,防振性能を向上させて
3.特 長
いる。また,耐震性能向上のために,水平方向 2 G,垂直方
向 1 G の加速度に対応する耐震ストッパーを備えている。
使用荷重範囲
N
1336 ∼ 1764
1657 ∼ 2156
2080 ∼ 2744
2622 ∼ 3430
3285 ∼ 4214
4075 ∼ 5292
5137 ∼ 6664
6408 ∼ 8232
8010 ∼ 10290
10163 ∼ 12348
12173 ∼ 14700
14495 ∼ 17640
(1) 固有振動数を 2.3 Hz 以下に設定しており,SKT シリ
ーズ最高の防振性能を有している。
2.用 途
(2) 全使用荷重範囲で固有振動数が 2.3 Hz 以下となる選
定を可能にするために,製品のラインアップを増やし
中間階に設置されるトランスの防振装置として使用。
て対応している(図 3)。
コイルスプリング
上限ストッパー
(3) ストッパーボルト構造により水平 2 G・鉛直 1 G の耐
震強度を有し,下限ストッパーを設けることで地震時
の沈み込みを防止している。
下限ストッパー
減衰材
耐震ストッパーボルト
(4) コイルスプリングの周囲に減衰材を付加しサージング
を抑える構造としている。
図 1 製品概略図
(5) 各型式とも外形寸法が同一で,設置寸法を共通化できる。
230
コンクリート
基礎用穴
固有振動数 (Hz)
3
370
2.5
2.3
ストッパーボルト
型式
昭和電線デバイステクノロジー株式会社
下限ストッパー
図 2 製品寸法
H
(出荷時=134)
機器側取付ネジ穴
①
②
③
④
⑤
䐠㻌㻿㻷㼀㻙㻞㻚㻟㻙㻌㻞㻞㻜
䐣㻌㻿㻷㼀㻙㻞㻚㻟㻙㻌㻠㻟㻜
䐦㻌㻿㻷㼀㻙㻞㻚㻟㻙㻌㻤㻠㻜
䐩㻌㻿㻷㼀㻙㻞㻚㻟㻙㻝㻡㻜㻜
⑥
⑦
⑧
⑨
䐡㻌㻿㻷㼀㻙㻞㻚㻟㻙㻌㻞㻤㻜
䐤㻌㻿㻷㼀㻙㻞㻚㻟㻙㻌㻡㻠㻜
䐧㻌㻿㻷㼀㻙㻞㻚㻟㻙㻝㻜㻡㻜
䐪㻌㻿㻷㼀㻙㻞㻚㻟㻙㻝㻤㻜㻜
⑩
⑪ ⑫
2
1.5
1,000
鉄骨架台取付用穴
䐟㻌㻿㻷㼀㻙㻞㻚㻟㻙㻌㻝㻤㻜
䐢㻌㻿㻷㼀㻙㻞㻚㻟㻙㻌㻟㻡㻜
䐥㻌㻿㻷㼀㻙㻞㻚㻟㻙㻌㻢㻤㻜
䐨㻌㻿㻷㼀㻙㻞㻚㻟㻙㻝㻞㻢㻜
10,000
荷重 (N)
図 3 SKT-2.3 搭載荷重と固有振動数
スプリングショウマウントは昭和電線デバイステクノロジー株式会社の登録商標です。
問合せ先:〒 105-6012 東京都港区虎ノ門 4-3-1(城山トラストタワー)
昭和電線デバイステクノロジー㈱
営業統括部 制振制音営業課
電話(03)
5404 ─ 6983 FAX
(03)
3436 ─ 2587