GC-MSによる電解液の分析 - メルコセミコンダクタエンジニアリング

GC-MSによる電解液の分析
大気非暴露雰囲気で電池からの電解液抽出と,
有機化合物の定性・定量分析が可能。
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■前処理方法
Ar雰囲気中で電池から電解液(原液)の抽出,溶媒希釈後,GC-MS分析を実施した。
■未試験電解液のトータルイオンクロマトグラム
2
任意強度
1
4
( 有機分析)
GC-M S
6
5
■カラム液相由来
3
■
■
■
■
■
■
■
7
■
時間(mm:ss)
■質量解析結果
主溶媒
2.エチルメチルカーボネート
4.ジエチルカーボネート
5.エチレンカーボネート
反応生成物
1.オキシフッ化リン
添加剤
3.ビニレンカーボネート
6.シクロヘキシルベンゼン
7.ビフェニル
・主溶媒としてエチルメチルカーボネート(EMC),ジエチルカーボネート(DEC)
及びエチレンカーボネート(EC)が検出された。
・その他,添加剤と思われるビニレンカーボネート,シクロヘキシルベンゼン,ビフェニル
及び反応生成物と思われるオキシフッ化リンが検出された。
・簡易定量の結果,主溶媒の組成比はEC:DEC:EMC=2:1:2であった。
GC-MSを用いて主溶媒,添加剤,反応生成物の定性・定量が可能です。