* 本語教育における Can-do指標の役割と機能

東 京 外 国 語 ⼤ 学 留 学 ⽣ ⽇ 本 語 教 育 セ ン タ ー
⽇本語教育・教材開発・実践教育研修 教育関係共同利⽤拠点主催
⽇本語教育における
Can-do指標の役割と機能
⽇時︓2015年2⽉27⽇(⾦)13:30〜16:30
会場︓東京外国語⼤学留学⽣⽇本語教育センター さくらホール
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JF⽇本語教育スタンダードを適⽤した教材開発
来嶋洋美
(国際交流基⾦⽇本語国際センター専任講師)
全学⽇本語プログラム Can-do リストの開発と実践
鈴⽊美加
(東京外国語⼤学留学⽣⽇本語教育センター准教授)
ヨーロッパにおけるEuropean Language Portfolioの取り組みの
事例と⽇本語教育現場での⾔語ポートフォリオ活⽤の可能性
近藤裕美⼦
(元アイルランド教育・技能省 Post-Primary Languages Initiative
⽇本語アドバイザー)
【パネルセッション】
⾔語教育の実践におけるCan-doリストの有効性と課題―英語教育からの提⾔
コメンテーター 投野由紀夫(東京外国語⼤学総合国際学研究院教授)
パネリスト
来嶋洋美 鈴⽊美加 近藤裕美⼦
お申込み⽅法︓東京外国語⼤学留学⽣⽇本語教育センター 拠点ホームページより事前にお申し込み下さい。
東京外国語⼤学 ⽇本語 拠点 シンポ で検索
URL→http://www.tufs.ac.jp/common/jlc/kyoten/center/information.html
参加費
無料
問い合わせ先︓東京外国語⼤学留学⽣⽇本語教育センタ- [email protected]
〒183-8534 府中市朝⽇町3-11-1 JR中央線武蔵境駅乗り換え⻄武多摩川線多磨駅下⾞徒歩8分
東 京 外 国 語 ⼤ 学 留 学 ⽣ ⽇ 本 語 教 育 セ ン タ ー
⽇本語教育・教材開発・実践教育研修 教育関係共同利⽤拠点主催
⽇本語教育におけるCan-do指標の役割と機能
東京外国語⼤学留学⽣⽇本語教育センターは、平成24年度に⽂部科学⼤⾂より教育関係共同利⽤拠点の認定を
受け、⽇本語教育・教材開発・実践教育研修の事業を⾏っております。事業の⼀環として、教育の接続や授業改善に
有効とされるCan-doリストについてシンポジウムを⾏います。みなさまのご参加をお待ちしております。
13:00 受付
13:30 ご挨拶 ・ シンポジウム開催趣旨説明
JF日本語教育スタンダードを適用した教材開発
来嶋洋美(国際交流基金・専任講師)
JF日本語教育スタンダード(以下、JFスタンダード)は、日本語の教授、学習、評価のための参照ツールである。欧州
の言語教育の基盤であるCEFR*を土台にして開発されており、コースデザインや教材作成、試験作成などへの適用
が可能である。このJFスタンダードは「相互理解の日本語」を理念とする一方で、言語を使って何ができるかという視
点に基づいた言語能力観とレベル設定を中心とする、新しい日本語教育の展開につながる特徴を有している。そこで
本発表ではその特徴と教材化する上での解釈、そして実現形を、JFスタンダード準拠教材『まるごと 日本のことばと
文化』における事例をとりあげて紹介する。
*Common European Framework of Reference for Languages: Learning, teaching, assessment
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全学日本語プログラムCan-doリストの開発と実践
―プログラムで目指すものと教育実践を踏まえたCan-do記述―鈴木美加(東京外国語大学・准教授)
東京外国語大学全学日本語プログラムでは、各レベルの授業目標・内容を踏まえ、アカデミックな日本語能力の養成
を図るための初級から上級までのCan-doリストを作成し、現在、その改訂を行っている。その一環として、①学生によ
る自己評価、②教師によるCan-doレベル判定(並べ替え)作業を実施し、Can-doリストの妥当性の検討、分析を進め
ている。本発表では、Can-doリスト及びその検証作業について述べ、さらに、Can-do項目と授業活動の関連を、中上
級読解の授業を例に検討する。
ヨーロッパにおけるEuropean Language Portfolio (ELP)の取り組みの事例と
日本語教育現場での言語ポートフォリオ活用の可能性—ELPの教育的機能・報告的機能に注目して—
近藤裕美子(元アイルランド教育・技能省 Post-Primary Languages Initiative 日本語アドバイザー)
ELPは、CEFRを開発した欧州評議会の言語教育政策を言語教育・言語学習の現場で具現化したツールであり、
複言語・複文化能力の育成や自律学習、生涯学習を支援するツールでもある。本発表では、まずELPの「教育的機
能」と「報告的機能」に着目し、この二つの観点からヨーロッパの言語教育におけるELPの活用事例を整理しつつ、
ELPおよび言語ポートフォリオの意義と活用のポイントについてまとめる。次に、それらを踏まえ、言語ポートフォリオ
が日本語教育の現場において具体的にどのように、どのような形で文脈化できるのか、活用の可能性や留意点、課
題について、特にCan-doリストの授業、コース、組織での活用法を中心に考察する。
【パネルセッション】言語教育の実践におけるCan-doリストの有効性と課題―英語教育からの提言―
コメンテータ ー 投野由紀夫(東京外国語大学総合国際学研究院教授)
パネリスト
来嶋洋美・鈴木美加・近藤裕美子
16:30 閉会
17:00-18:00 懇親会(参加費500円) 於 留学生日本語教育センター棟1階交流室