5 ADX・R

各種指標の見方
5 ADX・R
(Average Directional Movement Index)
DMIと同様に、J.W.ワイルダー氏が考案した相場のトレンドの強さを見るた
めの指標です。
トレンドの強さの指数であるADXと、ADXの向きを確認するADXRを用いて
判断します。
■作成方法
ADX は DX の移動平均線なので、ADX を算出するためには、まず DX を算出します。
DX は、+DI、-DI の差の絶対値を +DI、-DI の合計で割った数値です。(+DI、-DI の
作成方法は、DMI を参照)
(+DI) - (-DI)( 絶対値 )
DX = ×100 ※ 1( 下図参照 )
(+DI) + (-DI)
ADX = DX のn日平均値 ※2( 下図参照 )
ADXR = DX のk日平均値 ※3( 下図参照 )
※ ADX と ADX・R は同じ DX を平均化したものです。
一般的に ADX より ADX・R の方に長い本数を入れて使うことが多いです。
(例)ADX = 14 日 ADX・R = 28 日
<株の達人の詳細設定画面>
※1
※2
※3
2012_25
各種指標の見方
■使用日数
日足:14日
■見方
ADX が反転した時をトレンド発生時点、終了時点と見ます。
A D X が上向きに変化したらトレンドの開始、上昇中はトレンドの継続、下向きに変
化した地点をトレンドの終了、下降中はトレンドのない状態と判断します。
また、ADX が ADXR を上下に抜けるポイントを ADX の向きの判断基準とします。
ADX が10以下で買いゾーン、70以上で売りゾーン。
ADX が20を下抜いたらトレンドの開始、70を上抜いたらトレンドの終了。
また、DMI と組み合わせ、売買サインを見ることもできます。
① +DI が -DI を上抜き、-DI が ADX を下抜いたら買いサイン。
② -DI が +DI を上抜き、+DI が ADX を下抜いたら売りサイン。
③ ADX が DI より上に位置している時、+DI が -DI を上抜いたら買いサイン。
④ ADX が DI より上に位置している時、+DI が -DI を下抜いたら売りサイン。
ADX
ADXR
+DI
買
2012_25
-DI
売