第147号平成27年4月[PDF:1951KB]

No.147
平成27年 4月 1日
国土交通省
渡良瀬川河川事務所
地域広報官
「春の植樹デー」開催!
足尾の山に緑を取り戻しましょう!
足尾の山々に緑を取り戻す活動として、平成8年より植樹会を開催して今年で20年目となります。
NPO法人足尾に緑を育てる会が主催する『春の植樹デー』が、日光市足尾町で今年も4月25日
(土)、26日(日)に開催されます。
『春の植樹デー』は、一般の方々等のボランティアにより、足尾の山々に緑を戻すために植樹をしてい
ただくイベントで、「足尾の山に100万本の木を植えよう!」を合い言葉に開催されており、昨年は
1,600人の方のご参加により6,500本の植樹をしていただきました。
国土交通省で荒廃した足尾の山肌に、擁壁工等の山腹基礎工を工事し、基盤整備した箇所に植樹をして
もらうことにより大規模土砂災害の防止と緑の復元を官民連携で図っています。
これまでの活動により、足尾の山にも緑は確実に回復してきています。昨年5月22日には、私的旅行
にて、天皇皇后両陛下が当地を訪れ、緑化活動による緑の復元に関心をもたれておりました。
今後さらに足尾に緑を取り戻すためにも奮ってご参加お願いします。なお、事前の参加申込みは不要で、
参加費も無料です。
昨年開催風景
【問い合わせ先】 NPO法人 足尾に緑を育てる会
(TEL)0288-93-2180
ホームページ http://www.ashiomidori.com
1
(担当
足尾砂防出張所)
「渡良瀬川クリーン運動」を実施します!
渡良瀬川やその支川の桐生川や矢場川などにおいて、「渡良瀬川クリーン運動」を来る5月10日
(日)午前8時より9時まで実施します。
渡良瀬川クリーン運動は平成7年から始まり、渡良瀬川やその支川をもっときれいにしようと、毎年1万
人近くの方が参加されております。
クリーン運動やボランティアによる清掃活動等により、より良い河川環境が保たれつつありますが、未
だに空き缶・空きビン・ペットボトル等の散乱や悪質な不法投棄が後を絶たない状況にあります。
「わたしたちの川・ふるさとの川」である渡良瀬川やその支川がいつまでも安全で、さらにきれいにな
るよう、多くのみなさんのご参加をお待ちしております。
集合場所などの詳細については各市町及び関係機関にお問合せください。
参加人数
年度
参加人数
H22
10,200
H23
9,300
収拾ゴミ量(2tトラック台数で換算)
種別
H22
H23
燃えるゴミ
33.0
28.9
燃えないゴミ
24.3
20.9
合計
57.3
49.8
H24
8,710
H25
8,400
H26
8,800
H24
31.2
19.9
51.1
H25
30.3
17.8
48.1
H26
34.7
18.5
53.2
【昨年の様子】
2
(担当
管理課)
足利市内を貫流する渡良瀬川沿川には、織姫神社やばんな寺、足利学校などの名所があり、渡
良瀬川の川面の美しさも大切な観光資源です。
しかし、人目につきにくい河川敷は廃棄物や生活ゴミなどの不法投棄が絶えない情況にあり、
日々の河川巡視で確認される課題の約半分は不法投棄になります。不法投棄は河川環境や景観を
悪化させ、河川管理や河川利用者に支障を来すだけでなく、処理に多大な労力と費用を要するこ
とから、不法投棄をさせないことが重要です。
このため、不法投棄ゼロを目指して、平成21年度より関係機関と連携し「渡良瀬川足利管内
不法投棄対策会議」を開催し、改善に向けて取り組んできた成果が現れてきましたのでてお知ら
せします。
■平成24~26年度間の取り組み内容
①
②
③
④
ゴミ捨ては犯罪看板設置
警察捜査中看板設置
管理用道路両側5m幅で草刈り
容疑者検挙の看板設置
■不法投棄件数の変化
※カッコ内件数は4月~1月の10ヶ月
・ H24年度 398件(353件)
・ H25年度 274件(233件)
・ H26年度
(192件)
管理用道路両側の草刈り
不法投棄が
45.6%減少
各種看板の設置
警察との連携
★綺麗な渡良瀬川、美しい渡良瀬川★にするために、今後も関係機関及び住民の皆様との連携に
より、管内(足利市・佐野市・太田市)の不法投棄の撲滅をめざして参ります。
3
(担当 足利出張所)
平成26年度渡良瀬川流域の水質汚濁事故報告について
平成26年度の渡良瀬川流域の水質汚濁事故については、33件と最近5年間では最も多く発
生しています。
県別では栃木県で24件、群馬県では9件発生しています。
事故種別では油流出が24件、化学物質が3件、その他6件となっています。
事故原因としては原因不明13件、操作ミス7件、交通事故7件、その他4件、不法投棄1
件、機械の故障1件となっています。
今後の課題としては、水質汚濁事故が複雑多様化する中で、より迅速に対応するために、関係
機関との情報等の共有について、一層の連携強化を図る必要があります。
水質事故件数の推移
(H22~H26年度)
H26 県別発生件数
35
群馬県,
9, 27%
30
25
20
15
10
栃木県,
24, 73%
5
0
H22
H23
H24
H25
H26
H26 事故種別
自然現象,
0, 0%
化学物質,
3, 9%
その他,
6, 18%
油流出,
24, 73%
4
(担当 管理課)
足尾の山々
ヘリコプターによる緊急調査訓練
及び上流域調査を行いました
渡良瀬川河川事務所は、毎年、大規模土砂災害を想定した訓練を実施
しています。平成26年度は、12月に「火山噴火後の降灰による土石
流対応の訓練」、2月には「渡良瀬川沿川の関係機関との情報伝達訓
練」を行ってきました。
3月に行った訓練では、深層崩壊等により河川がせき止められ、天然
ダムが形成されたことを想定し、松田川ダムを仮想天然ダムに見立て
て、ヘリコプターを使用し、上空からの天然ダムの高さ、湛水位の計測
を実施しました。
あおぞら号
河道閉塞(天然ダム)が形成されて、下流域に大きな災害をもたらす可能性がある場合は、迅速に天然
ダムの規模を把握する必要があるため、ヘリコプターによる計測が有効となります。
この訓練は渡良瀬川流域のみならず、各地で発生する災害に対し、国土交通省で組織する緊急災害対策
派遣隊(テックフォース)の調査活動にも生かせるもので、今後も継続的に行い、技術の向上を図ってい
くことが求められています。
記録員
計測員
あおぞら号機内
この計測結果は、天然ダムの氾濫計算に用いられ、
天然ダムが
*いつ決壊するか
*氾濫範囲はどこまでか
を計算により求めるもので、市町村の避難計画の基礎
資料に活用されます。
5
松田川ダム
(担当
砂防調査課)
○渡良瀬川流域の降水量
3月の渡良瀬川流域(藤岡上流
域)の降水量は60.0㍉となっ
ており、平成17年から平成26
年の平均降水量と比べ約118%
となっています。
◆藤岡上流域とは
渡良瀬遊水地から上流域
○草木ダムの貯水状況
4月1日(9時20分)現在、貯水位はEL440.77m、貯水量は30,723
千m3で貯水率60.8%となっています。
■EL:海抜標高
写真は3月31日時点のものです
展望台より撮影
誌面についてのご意見やご感想をお待ちしています。パソコンからは渡良瀬川河川事務所ホームページの
「お問い合わせ」から投稿していただけます。電話・FAXは下記番号へ、郵便の場合は下記住所「渡良瀬川河
川事務所 地域広報官」あてでお願いします。
【案内図及び連絡先】
国土交通省関東地方整備局
渡良瀬川河川事務所
〒326-0822
栃木県足利市田中町661-3
http://www.ktr.mlit.go.jp/watarase/
TEL 0284(73)5551
FAX 0284(73)5582
川の防災情報
リアルタイムの雨量と
水位を知りたい時は
http://i.river.go.jp
渡良瀬川河川事務所
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総
務
課
経
理
課
用
地
課
工
務
課
調
査
課
砂 防 調 査 課
管
理
課
佐 野 河 川出 張所
桐 生 出 張 所
足 利 出 張 所
大 間 々砂 防出 張所
足 尾 砂 防出 張所
0284(73)5551
0284(73)5552
0284(73)5553
0284(73)5554
0284(73)5558
0284(73)5559
0284(73)5557
0283(21)6810
0277(44)3724
0284(71)2202
0277(72)1664
0288(93)2151