第17号議案 新城市支給認定子どもの教育及び保育に係る利用者負担額に関する条例の制定 新城市支給認定子どもの教育及び保育に係る利用者負担額に関する条例を次のよう に定めるものとする。 平成27年2月25日提出 新城市長 穂 積 亮 次 新城市支給認定子どもの教育及び保育に係る利用者負担額に関する条例 (趣旨) 第1条 この条例は、子ども・子育て支援法(平成24年法律第65号。以下「法」と いう。)第27条第3項第2号、第28条第2項各号、第29条第3項第2号及び第 30条第2項各号に規定する市が定める支給認定子どもの教育及び保育に係る利用 者負担額(以下「利用者負担額」という。)に関し必要な事項を定めるものとする。 (定義) 第2条 この条例における用語の意義は、法において使用する用語の例による。 (利用者負担額) 第3条 利用者負担額は、1月につき、次に掲げる区分に応じ、それぞれ当該各号に定 める額とする。 ⑴ 午前8時30分から午後3時までの間に行う教育又は保育 別表第1に定める 額 ⑵ 前号に規定する時間以外の時間に行う保育 別表第2に定める額 (多子世帯の利用者負担額の特例) 第4条 前条の規定にかかわらず、支給認定子どもの属する世帯に3人以上の児童(9 歳に達する日以後の最初の3月31日までの間にある者をいう。)がいる場合におい て、当該児童のうち出生順位が第3位以降の児童が支給認定子どもである場合は、当 該支給認定子どもに係る利用者負担額(前条第1号に規定する教育又は保育に係るも のに限る。以下この条において同じ。)は、0円とする。 2 前条の規定にかかわらず、同一世帯に2人以上の支給認定子どもがいる場合(前項 に規定する場合に該当する場合を除く。)には、最年長の支給認定子ども(同一年齢 の支給認定子どもが2人以上いる場合は、そのうちの1人とする。)を除く支給認定 子どもに係る利用者負担額は、次のとおりとする。 ⑴ 最年長の支給認定子どもの次に年長の支給認定子ども(同一年齢の支給認定子ど もが2人以上いる場合は、そのうちの1人とする。)に係る利用者負担額 別表第 1に定める額に0.5を乗じて得た額 ⑵ 前号に掲げる支給認定子ども以外の支給認定子どもに係る利用者負担額 3 0円 前条及び前2項の規定にかかわらず、保護者が現に3人以上の児童(18歳に達す る日以後の最初の3月31日までの間にある者をいう。)を養育し、かつ、当該児童 のうち出生順位が第3位以降の児童が満3歳未満の支給認定子ども(3歳に達する日 以後の最初の3月31日までの間にあるものを含む。以下この項において同じ。)で ある場合の当該支給認定子どもに係る利用者負担額は、次のとおりとする。 ⑴ 別表第1に定める階層区分のB階層からE階層までの階層に属する世帯に属す る支給認定子どもに係る利用者負担額 ⑵ 0円 別表第1に定める階層区分のF1階層からH2階層までの階層に属する世帯に 属する支給認定子どもに係る利用者負担額 別表第1に定める額に0.5を乗じて 得た額 (減免) 第5条 市長は、災害その他特別な事由のあると認めるときは、利用者負担額を減額し、 又は免除することができる。 (委任) 第6条 この条例の施行に関し必要な事項は、規則で定める。 附 則 (施行期日) 1 この条例は、平成27年4月1日から施行する。 (新城市立幼稚園保育料条例の廃止) 2 新城市立幼稚園保育料条例(平成17年新城市条例第189号)は、廃止する。 別表第1(第3条関係) 支給認定子どもの属する世帯の階層区分 階層 区分 A 定義 生活保護法(昭和25年法律第144号) 平日(月額) 満3歳未満 土曜日又は日曜日(月額) 満3歳以上 満3歳未満 満3歳以上 0円 0円 0円 0円 1,600円 900円 400円 300円 4,500円 2,700円 1,200円 1,000円 による被保護世帯(単給世帯を含む。)及 び中国残留邦人等の円滑な帰国の促進並び に永住帰国した中国残留邦人等及び特定配 偶者の自立の支援に関する法律(平成6年 法律第30号)による支援給付受給世帯 B A階層を除き、当該年度分の市町村民税非 課税世帯 C1 A階層及びB階層を除き、当該年度分の市 町村民税の課税世帯であって、その市町村 民税の額が均等割(地方税法(昭和25年 法律第226号)第292条第1項第1号 に規定する均等割をいう。)の額のみの世 帯(所得割課税額(同項第2号に規定する 所得割の額をいう。以下同じ。)のない世 帯) C2 A階層及びB階層 42,700円未満 7,800円 4,400円 2,100円 1,700円 10,700円 5,800円 2,800円 2,200円 10,700円 5,800円 2,800円 2,200円 14,300円 7,000円 2,900円 2,500円 16,900円 8,000円 3,100円 2,700円 16,900円 8,000円 3,100円 2,700円 を除き、当該年度 分の市町村民税の 所得割課税世帯で あって、その所得 割課税の年額区分 が次の額である世 帯 C3 42,700円以上 48,600円未満 D1 48,600円以上 58,600円円未満 D2 58,600円以上 66,900円未満 D3 66,900円以上 77,200円未満 E 77,200円以上 97,000円未満 F1 97,000円以上 20,400円 8,000円 3,400円 2,700円 24,900円 8,600円 3,600円 2,900円 25,500円 8,600円 4,100円 3,000円 26,800円 8,600円 4,900円 3,300円 26,800円 8,600円 4,900円 3,300円 28,100円 8,600円 5,300円 3,300円 28,100円 8,600円 5,300円 3,300円 28,100円 8,600円 5,300円 3,300円 117,600円未満 F2 117,600円以上 132,300円未満 F3 132,300円以上 169,000円未満 G 169,000円以上 211,300円未満 H1 211,300円以上 264,100円未満 H2 264,100円以上 301,000円未満 I 301,000円以上 397,000円未満 J 397,000円以上 備考 1 この表に定める額は、1月に行う教育又は保育の日数を25日として算出した額であり、月の途中から教育又は保育を 行う等によりその月の教育又は保育を行う日数が25日に満たない場合の支給認定こどもに係るその月分の利用者負担額 については、この表に定める額を日割により計算した額とする。 2 満3歳未満の支給認定子どもが満3歳に達した場合の当該支給認定子どもに係る利用者負担額は、満3歳に達した日の 属する年度においては、満3歳未満の支給認定子どもに係る利用者負担額を適用して算出するものとする。 3 所得割課税額の計算は、支給認定子どもと同一世帯に属して生計を一にしている父母及びそれ以外の扶養義務者(その 者が家計の主宰者である場合に限る。)の全てについて、それらの者の課税額の合計額により行うものとする。 4 1月分から8月分までの月分の利用者負担額の決定に係る所得割課税額の計算は、この表中「当該年度分」とあるのは 「前年度分」と読み替えて行うものとする。 5 C1階層からJ階層までの階層における所得割課税額を計算する場合には、地方税法第314条の7、第314条の8、 附則第5条第3項、附則第5条の4第6項及び附則第5条の4の2第5項の規定は適用しないものとする。 6 地方税法第323条の規定による市町村民税の減免がある場合には、その額を所得割課税額から順次控除して得た額を 所得割課税額とする。 7 C1階層からJ階層までの階層に属する世帯の所得割課税額を計算するに当たり、地方税法第314条の2第1項第 11号の規定により控除する額が、地方税法等の一部を改正する法律(平成22年法律第4号)第1条の規定による改正 前の地方税法第314条の2第1項第11号の規定を適用した場合における同号の規定により控除する額(以下「改正前 の控除額」という。)を下回る場合には、改正前の控除額を控除して得た額を所得割課税額とする。 8 婚姻(婚姻の届出をしていないが、事実上婚姻関係と同様の事情にある場合を含む。以下同じ。)によらないで母とな った女子又は父となった男子であって、現に婚姻をしていないものが属する世帯に係る所得割課税額は、その者が女子の 場合にあっては地方税法第23条第1項第11号に規定する寡婦と、男子の場合にあっては同項第12号に規定する寡夫 とみなして、同法第314条の2第1項第8号の規定を適用して計算するものとする。 別表第2(第3条関係) 支給認定子どもの 属する世帯の階層区分 別表第1に定める階層 平日(月額) 満3歳未満 土曜日又は日曜日(月額) 満3歳以上 満3歳未満 満3歳以上 0円 0円 0円 0円 100円 100円 100円 100円 400円 400円 100円 100円 700円 700円 200円 200円 別表第1に定める階層 1,000円 1,000円 200円 200円 200円 200円 200円 200円 300円 300円 300円 300円 区分のA階層に属する 世帯 別表第1に定める階層 区分のB階層に属する 世帯 別表第1に定める階層 区分のC1階層に属す る世帯 別表第1に定める階層 区分のC2階層に属す る世帯 区分のC3階層に属す る世帯 別表第1に定める階層 1,000円 1,000円 区分のD1階層に属す る世帯 別表第1に定める階層 1,400円 1,400円 区分のD2階層に属す る世帯 別表第1に定める階層 1,600円 1,600円 区分のD3階層に属す る世帯 別表第1に定める階層 1,600円 1,600円 区分のE階層に属する 世帯 別表第1に定める階層 2,000円 1,600円 300円 300円 300円 300円 400円 400円 400円 400円 400円 400円 500円 500円 500円 500円 500円 500円 区分のF1階層に属す る世帯 別表第1に定める階層 2,400円 1,700円 区分のF2階層に属す る世帯 別表第1に定める階層 2,500円 1,700円 区分のF3階層に属す る世帯 別表第1に定める階層 2,500円 1,700円 区分のG階層に属する 世帯 別表第1に定める階層 2,500円 1,700円 区分のH1階層に属す る世帯 別表第1に定める階層 2,600円 1,700円 区分のH2階層に属す る世帯 別表第1に定める階層 2,600円 1,700円 区分のI階層に属する 世帯 別表第1に定める階層 2,600円 1,700円 区分のJ階層に属する 世帯 備考 1 この表に定める額は、第3条第2号に規定する時間において、1日につき1時間 までの保育を1月を単位として行う場合の利用者負担額であり、1日につき1時間 を超えて保育を行う場合の利用者負担額の月額は、この表に定める額に1日につき 行う保育の時間数を乗じて得た額とする。 2 満3歳未満の支給認定子どもが満3歳に達した場合の当該支給認定子どもに係 る利用者負担額は、満3歳に達した日の属する年度においては、満3歳未満の支給 認定子どもに係る利用者負担額を適用して算出するものとする。 理 由 この案を提出するのは、子ども・子育て支援法の施行に伴い、支給認定子どもの教育 及び保育に係る利用者負担額を定めるため必要があるからである。
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