長崎県の金融経済概況

2015 年 2 月 4 日
日本銀行長崎支店
Bank of Japan Nagasaki Branch
長崎県の金融経済概況
（2015 年 1 月）
【概況】
長崎県の景気は、このところ弱めの動きがみられるものの、全体としては緩やか
な回復基調を続けている。
最終需要面をみると、公共投資は、高水準ながらこのところやや弱含んでいる。
設備投資は、増加している。個人消費は、全体として底堅く推移しているものの、
一部に弱めの動きがみられる。観光関連需要は、堅調に推移している。住宅投資は、
弱い動きとなっている。
生産は、持ち直しつつある。また、雇用・所得環境をみると、労働需給は緩やか
な改善が続いているものの、足もとそのテンポがやや鈍化している。雇用者所得は
このところ持ち直しの動きに一服感がみられる。この間、消費者物価は、前年比＋
２％台（消費税率引き上げ分を含む）で推移している。
この間、中小企業の景況感は、弱めの動きとなっている。
【本件に関する問い合わせ先】
日本銀行長崎支店総務課
850-8645 長崎市炉粕町 32 番地
TEL：095-820-6110
FAX：095-820-0299
本資料は当店ホームページ（http://www3.boj.or.jp/nagasaki/）にも掲載しています。
1
１．経済動向
(1)個人消費
個人消費は、全体として底堅く推移しているものの、一部に弱めの動きがみられ
る。
主要小売店売上高をみると、ショッピングセンター等では前年を上回ったもの
の、百貨店を中心に、全体では前年を下回った。乗用車新車販売台数をみると、小
型・普通乗用車が前年を下回ったものの、軽乗用車が前年を上回ったことから、前
年を上回った。旅行取扱高は、前年を上回った。
【主要小売店売上高】
前年比%
全国
20.0
長崎
15.0
10.0
5.0
p 0.7
0.0
▲ 2.1
▲ 5.0
▲ 10.0
▲ 15.0
1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112
2009
2010
2011
2012
2013
2014
（資料）経済産業省、日本銀行長崎支店
【乗用車新車登録台数】
前年比%
全国
120.0
100.0
80.0
60.0
40.0
20.0
0.0
▲ 20.0
▲ 40.0
▲ 60.0
長崎
4.0
0.3
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112
2009
2010
2011
2012
2013
2014
（資料）日本自動車販売協会連合会、長崎運輸支局、長崎県軽自動車販売店協会
【旅行取扱高】
前年比%
40.0
30.0
20.0
10.0
1.3
0.0
▲ 10.0
▲ 20.0
▲ 30.0
▲ 40.0
1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112
2009
2010
2011
2012
（資料）日本銀行長崎支店
2
2013
2014
(2)観光
観光関連需要は、堅調に推移している。
すなわち、主要観光地入場者数および主要ホテル・旅館宿泊者数をみると、大型
観光施設の集客施策の奏功に加え、夜景観光の認知度向上、国際クルーズ船の寄港
増加等を背景に堅調に推移している。
【県内主要観光施設入場者数】
前年比%
県南地区（寄与度）
70.0
県北地区（寄与度）
前年比
60.0
50.0
40.0
30.0
20.0
5.0
10.0
0.0
▲ 10.0
▲ 20.0
▲ 30.0
▲ 40.0
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112
2009
2010
2011
2012
2013
2014
（資料）日本銀行長崎支店
（注）集計対象先の見直しにより、14/4 月以降の計数は 14/3 月以前とは不連続。
【県内主要ホテル・旅館宿泊者数】
前年比%
県南地区（寄与度）
40.0
県北地区（寄与度）
前年比
30.0
20.0
10.0
2.9
0.0
▲ 10.0
▲ 20.0
▲ 30.0
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2009
2010
2011
2012
（資料）日本銀行長崎支店
3
2013
2014
(3)住宅投資
住宅投資は、弱い動きとなっている。
新設住宅着工戸数は、持家、貸家ともに前年を下回ったことから、全体でも前年
を下回った。
【新設住宅着工戸数】
全国
前年比%
長崎
80.0
60.0
40.0
20.0
0.0
▲ 14.7
▲ 20.0
▲ 19.4
▲ 40.0
▲ 60.0
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112
2009
2010
2011
2012
（資料）国土交通省
4
2013
2014
(4)公共投資
公共投資は、高水準ながらこのところやや弱含んでいる。
公共工事請負金額は、４か月連続で前年を下回った。建設工事出来高は、高水準
を維持しているが、足もと２年８か月振りに前年を下回った。
【公共工事請負金額】
全国
前年比%
長崎
130.0
80.0
30.0
1.0
▲ 35.1
▲ 20.0
▲ 70.0
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112
2009
2010
2011
2012
2013
2014
（資料）東日本建設業保証他、西日本建設業保証長崎支店
（参考）【建設工事出来高・生コン出荷量】
前年比%
建設工事出来高
50.0
生コン出荷量
40.0
30.0
20.0
10.0
0.0
▲ 6.0
n.a.
▲ 10.0
▲ 20.0
▲ 30.0
▲ 40.0
1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1011
2009
2010
2011
2012
（資料）国土交通省、長崎県生コンクリート工業組合
5
2013
2014
(5)設備投資
設備投資は、増加している。
建築物着工床面積（民間非居住用）は、前年を下回った。
2014 年度の設備投資計画（2014 年 12 月短観）をみると、製造業を中心に設備の
更新投資や能力増強投資がみられることなどから、増加する計画となっている。
【短観（長崎県分）・設備投資額】
前年度比%
40.0
2014年度（計画）
29.7
30.0
20.7
19.6
2013年度
2005～2013年度の平均値
16.3
20.0
21.9
10.0
0.0
▲ 10.0
▲ 20.0
▲ 30.0
▲ 40.0
３月調査
６月調査
９月調査
１２月調査
前年度
３月調査
６月調査
（実績）
当該年度
翌年度
（資料）日本銀行長崎支店
【建築物着工床面積（民間非居住用）】
月次
前年比%
後方６か月移動平均
200.0
150.0
100.0
50.0
12.6
0.0
▲ 50.0
▲ 43.8
▲ 100.0
1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112
2009
2010
2011
2012
（資料）国土交通省
6
2013
2014
(6)生産
持ち直しつつある。
【鉱工業生産指数・季調済】
120.0
(2010年=100)
全国
長崎
100.0
97.9
90.4
80.0
60.0
1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1011
2009
2010
2011
2012
2013
2014
（資料）経済産業省、長崎県
【鉱工業生産指数・原指数】
前年比% (2010年=100)
全国
長崎
40.0
30.0
20.0
10.0
▲ 3.0
0.0
▲ 10.0
▲ 3.7
▲ 20.0
▲ 30.0
▲ 40.0
▲ 50.0
1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1011
2009
2010
2011
2012
2013
2014
（資料）経済産業省、長崎県
【大口電力消費量】
前年比%
全国
30.0
長崎
20.0
10.0
2.4
0.0
▲ 0.6
▲ 10.0
▲ 20.0
▲ 30.0
1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112
2009
2010
2011
2012
（資料）電気事業連合会、九州電力長崎支社
7
2013
2014
（業種別生産動向）
業種
生産動向
大手・中堅造船
低価格で受注した船舶の建造が進むもとで、生産は持ち直
している。この間、生産態勢の整備も着実に進展している。
中小造船
更新需要等を背景に高水準の受注残となっており、高操業
が続いている。
造
船
原動機
機
械
・
重
電
高めの操業が続いている。
大・中型モーター
持ち直しに向けた動きがみられる。
冷凍・空調機器は持ち直しつつあるものの、車両冷房では
海外向けを中心に減少していることから、全体として生産
水準は低下している。
冷熱機器
最終製品需要が堅調に推移していることを背景に、増加し
ている。
電子部品等
陶磁器
陶磁器の生産数量は前年を下回った。
【造船生産高】
億円
前年比%
50.0
生産高（右軸）
40.0
400
前年比（左軸）
30.0
300
20.0
10.0
0.0
200
▲ 10.0
▲ 5.8
▲ 20.0
100
▲ 30.0
▲ 40.0
▲ 50.0
0
1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1011
2009
2010
2011
2012
2013
2014
（資料）日本銀行長崎支店
【造船月末受注残】
億円
前年比%
20.0
16,000
受注残（右軸）
前年比（左軸）
8.5
10.0
12,000
0.0
8,000
▲ 10.0
4,000
▲ 20.0
▲ 30.0
0
1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1011
2009
2010
2011
2012
（資料）日本銀行長崎支店
8
2013
2014
【機械・重電生産高】
前年比%
億円
70.0
60.0
50.0
40.0
30.0
20.0
10.0
0.0
▲ 10.0
▲ 20.0
▲ 30.0
▲ 40.0
▲ 50.0
生産高（右軸）
400
前年比（左軸）
300
200
100
▲ 31.8
0
1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 4 5 6 7 8 91011
2009
2010
2011
2012
2013
2014
（資料）日本銀行長崎支店
【電子部品等生産高】
前年比%
100.0
80.0
60.0
30.2
40.0
20.0
0.0
▲ 20.0
▲ 40.0
▲ 60.0
1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112
2009
2010
2011
2012
2013
2014
（資料）日本銀行長崎支店
（水産業）
県内主要魚市場の取扱いをみると、取扱量は趨勢的に減少傾向にあり、単月でも
前年を下回った。
【県内主要魚市場取扱量・取扱高】
80.0
前年比%
取扱量
取扱高
60.0
40.0
20.0
0.0
▲ 1.5
▲ 20.0
▲ 7.0
▲ 40.0
▲ 60.0
1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112
2009
2010
2011
2012
（資料）日本銀行長崎支店
9
2013
2014
(7)雇用・所得
雇用・所得環境をみると、労働需給は緩やかな改善が続いているものの、足もと
そのテンポがやや鈍化している。雇用者所得はこのところ持ち直しの動きに一服感
がみられる。
有効求人倍率は、９か月連続で 0.8 倍台を維持している。新規求人倍率は前月比
上昇し、２か月振りに 1.2 倍台となっている。この間、雇用者数、名目賃金ともに
前年比減少したことから、雇用者所得は前年を下回った。
【有効求人倍率・季調済】
季調済倍
全国
長崎
1.20
1.15
1.10
1.00
0.90
0.80
0.85
0.70
0.60
0.50
0.40
0.30
1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 1112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112
2009
2010
2011
2012
2013
2014
（資料）厚生労働省、長崎労働局
【新規求人倍率・季調済】
季調済倍
全国
長崎
1.79
1.70
1.60
1.50
1.40
1.30
1.20
1.10
1.00
0.90
0.80
0.70
0.60
1.24
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112
2009
2010
2011
2012
2013
2014
（資料）厚生労働省、長崎労働局
【新規求人（パート含む）の業種別寄与度】
25.0
前年比％
その他
20.0
医療・福祉
15.0
飲食・宿泊
10.0
5.0
卸・小売
0.0
運輸
▲ 5.0
▲ 3.7
▲ 10.0
製造業
建設業
▲ 15.0
▲ 20.0
1Q
2Q
3Q
2009
4Q
1Q
2Q
3Q
2010
4Q
1Q
2Q
3Q
2011
4Q
1Q
2Q
3Q
2012
（資料）長崎労働局
10
4Q
1Q
2Q
3Q
2013
4Q
1Q
2Q
3Q
2014
4Q
合計
（前年比）
【常用雇用指数】
前年比％
2.5
全国
長崎
2.0
1.6
1.5
1.0
0.5
0.0
▲ 0.5
▲ 0.2
▲ 1.0
▲ 1.5
▲ 2.0
▲ 2.5
1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1011
2009
2010
2011
2012
2013
2014
（資料）厚生労働省、長崎県
【一人当たり名目賃金】
15.0
前年比％
全国
長崎
10.0
5.0
0.1
0.0
▲ 5.0
▲ 2.9
▲ 10.0
▲ 15.0
▲ 20.0
1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1011
2009
2010
2011
2012
2013
2014
（資料）厚生労働省、長崎県
（注）一人当たり名目賃金は、毎月勤労統計調査の「名目賃金指数」
。
【雇用者所得（常用雇用指数×名目賃金指数）
】
前年比％
常用雇用指数
15.0
名目賃金指数
雇用者所得
10.0
5.0
0.0
▲ 3.1
▲ 5.0
▲ 10.0
▲ 15.0
▲ 20.0
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1011
2009
2010
2011
2012
2013
2014
（資料）長崎県
（注）雇用者所得は、事業所規模５人以上の事業所における名目賃金指数と常用雇用指数を乗じて算出。
11
(8)物価
消費者物価指数（生鮮食品を除く総合、長崎市）は、前年比＋２％台（消費税率
引き上げ分を含む）で推移している。
【消費者物価指数（生鮮食品を除く総合）
】
全国
前年比%
長崎
4.0
3.0
2.5
2.5
2.0
1.0
0.0
▲ 1.0
▲ 2.0
▲ 3.0
1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112
2009
2010
2011
2012
2013
2014
（資料）総務省、長崎県
(9)中小企業の動向
中小企業の景況感は、弱めの動きとなっている。
（参考）【中小企業の景況指数】
「好転」－「悪化」・％ポイント
全国
長崎
10.0
0.0
▲ 10.0
▲ 20.0
▲ 26.6
▲ 30.0
▲ 40.0
▲ 38.3
▲ 50.0
▲ 60.0
▲ 70.0
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10 11 12
1
2
3
4
5
2012
6
7
2013
（資料）全国中小企業団体中央会、長崎県中小企業団体中央会
12
8
9
10 11 12
1
2
3
4
5
6
7
2014
8
9
10 11 12
２．金融事情
(1)預貸金・金利動向
県内主要金融機関（県内所在店舗）の実質預金（含む譲渡性預金）は、個人預金
を中心に、前年比＋２％程度で推移している。貸出金は、法人向けや住宅ローンを
中心に、前年を＋３％程度上回っている。
貸出約定平均金利（ストック・総合、地元行ベース）は、緩やかに低下している。
【実質預金＋譲渡性預金（末残）
、貸出金（末残）
】
前年比％
実質預金＋譲渡性預金
8.0
貸出金
6.0
4.0
3.2
2.3
2.0
0.0
▲ 2.0
▲ 4.0
▲ 6.0
1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112
2009
2010
2011
2012
2013
2014
（資料）日本銀行長崎支店
（注）・国内銀行（ゆうちょ銀行等を除く＜以下同じ＞）および信用金庫の県内店舗。
・銀行勘定を集計。ただし、国内銀行については、オフショア勘定を除く。
・実質預金は、預金から切手手形を控除したもの。
・貸出金については、中央政府向け貸出を除く。
(2)倒産
県内企業倒産(負債総額 10 百万円以上)は、落ち着いた動きが続いている。
【企業倒産（件数、負債総額）
】
件
億円
20
件数（左軸）
100
負債総額（右軸）
81
80
15
60
10
40
5
4
0
20
0
1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112
2009
2010
2011
2012
（資料）東京商工リサーチ長崎支店
（注）負債総額は億円未満切り捨て。
13
2013
2014

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