エデンエフェクターをHibiki(ライトブリンガー)が試奏レポート!

EDEN
て損はないと思いますが、ジャンルや
Hibiki
スタイルを問わず使えるエフェクターで
(ライトブリンガー)
すよ。ただ、初心者よりもベースをある
程度わかっている人向けでしょうね。
——続いては、コーラスです。
Hibiki:アナログらしいあったかい音色
注目度高まるエデンから
フィルターも登場!
Hibikiがさっそくチェック!!
のコーラスですね。デジタルにはデジタ
ルのパリっとした部分があって、それ
はそれでいいんですけどね。これはベー
スの原音となじみがいい。浮いてない
ハード・ロック/ヘヴィ・メタル系ベーシストにも愛用者が急増してい
るエデン。そのエデンから、新たにフィルター系エフェクターが登場
した。14 年の新製品であるコーラスとともにHibikiがチェック!
んですよね。
——音色の特徴は?
Hibiki:あったかい音を基本に、けっ
こうエグい音も作れますよ。スピードの
ツマミをかなり上げて、ミックス・レベ
ルも上げるとモジュレーション系特有の
プロ
指向
音質
重視
マニ
アック
飛び
道具
〈仕 様 〉
●コントロ ー
ル:ロー・ポイント、セン
シディヴィティ、レゾナン
ス、エフェクト・レベル、
ヴォイス・スイッチ ●入
出力端子:インプット、ア
ウトプット ●外形寸法:
120
( 幅 )×51
( 高さ)×89
( 奥 行き)mm ● 重 量:
約 460g ●電源:15v
(専
用アダプター)
エデン フィルター
CaliforniWah ¥オープン(近日発売予定)
試奏!
—— ま ず は 新 製 品 の フィ
ル タ ー 系 エフェクタ ー の
CaliforiWahからチェックし
ましょうか。
Hibiki:フィルター系のエフェクター
は、セッション・バンドで使っています
ね。ベース・ソロなどでディストーショ
ン系のパッチとフィルター系のパッチ
を切り替えて使うのが多いです。この
CaliforniWahはアナログだし、丁寧に
作られているだけあって、トーンに人
間的な暖かさがありますよ。
——音の傾向はどうですか?
Hibiki:モデル名にWahと入っている
ことからもわかりますが、いわゆるオー
ト・ワウとかエンヴェロープ・フィルター
ですね。いろいろ音を可変できるツー
ルです。ワウを半止めした時のような
トーンも得られるし、ソロなどで、ふ
つうのベース・トーンとかけ離れた印象
的なトーンも出せる。ミッドを強調した
音も作れるし、思い切りハイを削った
モワーンというアタック感のない音も出
せるし、あえて弦へのタッチを弱くする
ことでヴォリューム奏法のようなニュア
ンスも出せる。だから、ソロに向いた
パンチの音からソフトなトーンまで持っ
ていると言えます。
——オススメのセッティングは?
Hibiki:ロー・ポイントを1時ぐらい、
センシティヴィティを1時から2時の間、
レゾナンスとエフェクト・レベルを2時
ぐらいにすると、ワウの半止めトーンっ
ぽいサウンドになります。フィルター系
エフェクターならではのおいしいサウン
ドです。あと、好みの音を作って、バッ
キングであえて踏みっぱなしにして、さ
らにフェイザーをかけて弾くのもおもし
ろいと思います。
——ヴォイシング・スイッチも効果的
ですね?
Hibiki:押した状態のほうが効果がわ
かりやすいんですね。押した状態で音
を作ってから、オフにしてさらに音を作
り込むのがいいと思います。このあた
りは、ベースがわかっている人ならより
楽しめると思います。
——どういうベーシストにオススメで
すか?
Hibiki:とくにソロを弾く人は持ってい
80
➡
➡
CaliforniWahには、 2種 類のヴォイシン
スピードはコーラスの速さ、デプスは深さ、
グを切り替えられるスイッチを装備。押すと、 ロー・カットは低域の量の調整だ。どれも効
より効果が強くなる印象だ
きがよく、音作りしやすい
宇宙人ヴォイスっぽい音になるし、ス
ピードを真ん中ぐらいにしてデプスを上
◎アルバム
『monument」
げてミックス・レベルも減らすと、バッ
◎ライトブリンガーのベーシスト。メタ
キングやコード・プレイにも合うクリー
ルやプログレを吸収したテクニカルな
ンな音も作れる。上も下もきれいに出
プレイで、ライトブリンガーを牽引す
るベースで使ってほしいですね。あと、
る。バンドは11月5日にメジャーでの
ピックで弾くと、倍音もさらによく拾っ
3作目
『monument』をリリースするも、
てくれるので、すごく80 年代とか90 年
残念ながら14 年いっぱいで活動を休
代っぽいスタジオ・ベーシストっぽい音
止。アルハンブラでも活動中。
も出せます。80 年代、
90 年代の音を求める
人にもオススメです
ね。バイパスした時
にミッドが少し出る感
じはありますが、劣
化する印象はないの
で、ループでなく直
でつなげても安心で
す。ワウよりは効果
がわかりやすいし、
スキルを問わず使い
や す いと思います。
ただ、初心者にあり
がちですが、ミック
ス・レベルを上げす
ぎないようにしましょ
う。自分は気持ちよ
エデン コーラス
くても、バンド・サウ
¥オープン
ンドで埋もれてしまう
と意味がないので。
〈仕様〉
●コントロール:スピード、デプス、ロー・カット、ミッ
クス・レベル ●入出力端子:インプット、アウトプット ●
——最後に。エデン
外形寸法:120
(幅)×51
(高さ)×89
(奥行き)mm ●重量:約
に求めることは?
460g ●電源:15v
(専用アダプター)
Hibiki:歪み系ペダ
ルを作ってほしいで
プロ
オール
音質
シンプル
指向
ラウンド
重視
すね
(笑)
。
I90
EDEN
オススメのアンプを紹介!
こ こ で は、
2014 年 の 新 製
品ではないが、
エデンのライン
ナップの中から
オススメのアンプを2機種紹介しよ
う。
写真上は、エデンの最高位モデ
ル のWT800。 出 力 1,100wで、 プ
リ管に12AX7を搭載したハイブリッ
ド・アンプ。写真下は、コンパクト
なサイズながら出力は500wという
WTX500。Hibikiもライヴで愛用し
ているモデルだ。
▲WT800
( ¥オープン)
▲WTX500
( ¥オープン)
ともに、エデンらしい太い中域を
核に多彩な音作りが行なえるプロ指
向モデルとなっている。
■問い合わせ:㈱ヤマハミュージックジャパン
(http://jp.yamaha.com/products/other_brands/eden)