市町村別生産数量目標の 算定について(イメージ)

別添資料
市町村別生産数量目標の
算定について(イメージ)
平成26年12月25日
新潟県農産園芸課
市町村別生産数量目標算定の流れ
国から県への生産数量目標
521,290トン
市町村に配分
需要実績
(82%)
需要実績枠(数量) × 市町村別需要実績シェア(各市町村の需要実績/県合計)
単年度需要実績=生産数量目標±6月末在庫±政府米売買量
単年度需要実績シェアの直近4年(H22~H25)平均 → 市町村別需要実績シェア
新・品揃え枠
(18,000トン
~20,000 トン)
① 認定方針作成者等からの申請に基づき算定
② 27年産のコシヒカリ以外銘柄米の集荷計画数量に対する一定割合を配分
③ 市町村別に需要実績を仮算定後、コシヒカリの市町村別在庫量に応じて新・品揃え枠数量を
引き出し、申請者が生産・集荷する予定の市町村に再配分
※ 必要に応じて最大2,000トン活用
品質の状況
品質の状況
(13%)■%
+
① 直近5年(H22~H26)の1等級比率のうち上位3年の平均を使用
② 1等米数量への換算にはH15ガイドライン数量を使用
③ 市町村別1等米数量シェア × 品質枠(数量)
+
農業者・協議会裁量枠
(5%)
① 市町村協議会の設定方法を基に、市町村の申請に基づいて算定
② 市町村上限数量の合計(申請量が上限数量を下回る場合は、申請量)
+
試験・研究米(250トン)
試験・研究米
① 教育機関・試験研究機関等の水田がある市町村に配分
市町村別生産数量目標
1
Q1 需要実績算定の流れは?
<需要実績算定の流れ>
市町村別
在庫量の算定
→(Q3)
○ 本県産米の在庫量をもとに、県合計に対する品種別作付比率等により市町村ごとの
在庫量を算定
「在庫が多い品種の作付比率が
高い市町村は、在庫が多いとみなす」
品種の区別
コシヒカリ4区分:一般、魚沼、岩船、佐渡
その他うるち、もち
○ 市町村別に算定された在庫量を用いて、下記の数式により市町村別需要実績を算定
市町村別
需要実績の算定
→(Q2)
例)H25/26年の市町村別需要実績
25/26市町村別
市町村別
需要実績
=
H25年
年
6月末在庫
当初生産数量目標に県間調整等を補正
+
H25年
年
生産量
-
H26年
年
6月末在庫
※基本的には、同様の方法で直近
4か年の需要実績を算定
※22/23については、政府米買入・
売渡を考慮
県全体に対する
割合を算出
需要実績
4か年の平均
市町村別
需要実績シェア
×
需要実績枠
=
市町村別の
需要実績
H22~H25
需要実績から
新・品揃え枠の
枠数量を引き出す
→(Q4)
○ 算定された市町村別需要実績からコシヒカリの在庫量に応じて、新・品揃え枠の
枠数量を引き出す
「在庫が多い銘柄区分で、コシ作付比率が高い市町村は、
引き出される量が多くなる」
2
Q2 市町村別需要実績の考え方は?
25/26市町村別
市町村別
需要実績
=
H25年
年
6月末在庫
+
H25年
年
生産量
(単年の市町村別需要実績の算定) 例:25/26年の場合
年の場合
例:
販売量
H26年
年
25年
6月末在庫
(持越)
25/26
需要実績
販売可能量
25年産
生産量
(製造)
- 6月末在庫
※H22/23年以前は、回転備蓄のため政府米売買について考慮
※25/26年の米穀機構の買入は考慮しない
25/26
需要実績
(販売量)
26年
6月末在庫
(未販売)
同様の方法で
直近4か年の
需要実績を算定
売れる米づくりの
実践を大きく評価
(売れる米づくりを推進するための需要実績算定)
各年の需要実績
県合計
直近4か年の平均
=市町村別需要実績シェア
市町村別需要実績シェア
×
需要実績枠
=
市町村別の
需要実績
需要実績=売れる米づくりの実践
3
Q3 市町村別の在庫量はどのように算定するか?
「4区分のコシヒカリ」、「その他うるち」、「もち」の6品種区分毎に、市町村の品種別作付比率等をベース
に在庫量を按分し、市町村別在庫量を算定します。
市町村別在庫算定のイメージ
県産米在庫量
コシヒカリ
新潟
一般
在庫
その他うるち米
もち米
魚沼
在庫
岩船
在庫
佐渡
在庫
在庫
在庫
市町村毎の品種別作付比率等をベースに在庫量を按分
新潟一般地区
A市
B町
魚沼地区
C市
D町
岩船地区
E市
佐渡地区
F市
もち米
他うるち米
・・・
・・・
・・・
コシヒカリ
一言で言えば・・・
「在庫が多い品種の作付比率が高い市町村は、在庫が多いとみなす」という算定方法
「在庫が多い品種の作付比率が高い市町村は、在庫が多いとみなす」
4
Q4 需要実績から新・品揃え枠の枠数量を引き出すとは?
銘柄誘導を進めるために設定された「新・品揃え枠」の枠数量を確保するため、いったん市町村別に需要
実績を算定し、コシヒカリの在庫が多い市町村から枠数量を引き出す方法のことです。
引出方式による「新・品揃え枠」の枠数量算定イメージ
市町村別コシヒカリ在庫量(算定方法はQ3参照)
A市
一般コシ
在庫
新潟一般地区
B町
一般コシ
在庫
C市
・・・
魚沼コシ
在庫
魚沼地区
D町
魚沼コシ
在庫
岩船地区
E市
岩船コシ
在庫
・・・
佐渡地区
F市
佐渡コシ
在庫
・・・
市町村のコシヒカリ在庫量の割合に応じて新・品揃え枠引出量を算定(コシ在庫割合×新・品揃え枠)
A市
B町
C市
D町
E市
F市
引出量
・・・
・・・
引出量
…
…
引出量
・・・
引出量
引出量
引出量
新・品揃え枠引出量(合計18,000トン)
市町村別需要実績から引出量を控除し、新・品揃え枠の申請に応じて市町村に配分
A市
B町
需要実績
認定量
需要実績
認定量
D町
引出量
引出量
需要実績
需要実績
E市
当初需要実績
引出量
確定需要実績
引出量
C市
F市
引出量
引出量
・・・
需要実績
需要実績
認定量
認定量
認定量
認定量
一言で言えば・・・
コシヒカリの作付比率が高い市町村ほど在庫量も多いとみなし、引き出される量が多くなる。
5
Q5 新・品揃え枠の算定方法は?
コシヒカリ以外の銘柄米への誘導を推進するため、認定方針作成者等からの申請に基づき、①結
びつき枠等継続考慮分(過去実績)、②26年産集荷実績考慮分(集荷実績)、③27年産の集荷計画
考慮分(拡大計画)の各申請量毎に配分率を設定し、算定します。
新・品揃えの算定イメージ
(単位:トン)
26年産
集荷実績
105,000
配分率 35%
35 %
(又は15
(又は 15%)
15%)
配分率 15%
15 %
過去実績
認定量
集荷実績
認定量
1 ,0 0 0
拡大計画
認定量
認定量
合計
…………
配分率 55%
55 %
④
170
150
170
拡大計画
申請量
申請量
合計
⑤= ④- ② ①+③+⑤
20
170
0
150
20
170
…………
9 4 ,0 0 0
27年産
集荷計画
…
104,000
…………
②
150
150
150
集荷実績
申請量
③= ②- ①
90
90
150
…
1 0 ,00 0
…………
合計
…
申請者A
申請者B
申請者C
過去実績
申請量
①
60
60
0
1 0 5 ,00 0
26年産の作柄
不良に配慮
集荷実績の配分
率は26年産を下
回らないよう設定
①×配分率 ③×配分率 ⑤×配分率
合計
5,5 0 0
1 4 ,1 0 0
350
1 9 ,9 5 0
…………
51
44
25
…………
7
0
7
…………
11
11
18
…………
33
33
0
…
申請者A
申請者B
申請者C
18,000トンの枠を
超える量は品質枠
から充当
6
Q6 品質の状況の算定方法は?
市町村毎の主食用うるち米の一等級比率の直近5か年のうち、品質の良い3か年の平均から市町村
別一等米数量シェアを算出し、品質枠の総量を按分します。
品質の算定イメージ
A市一等級比率
H22
①
H23
②
H24
③
H25
④
H26
⑤
86%
21%
91%
77%
78%
この場合は・・・
(①+③+⑤)/3
5か年のうち上位3年の
平均1等級比率
= 85%
H15市町村別
生産数量ガイドライン
×
=
1等級比率が
高ければ
多くなる
想定上の
市町村別一等米数量
(基準年としてH15生産数量を使用)
市町村別
1等米シェア
×
品質枠の総量
=
市町村別の
品質枠数量
想定上の市町村別1等米数量
県合計
7
Q7 農業者・協議会裁量枠の算定方法は?
市町村協議会の裁量による「努力する農業者や産地が報われる配分一般ルールの設定」を促進す
るため、地域独自の別枠配分数量を設定するものです。
農業者・協議会裁量枠の算定イメージ
<裁量枠の要素>
1
2
3
4
環境保全型農業の推進
担い手の育成
学校給食、病院などの公共施設への供給
その他協議会独自取組(売れる米づくりに向けた協議会独自の創意と工夫による取組)
市町村は、地域性に応じて4要素から別枠配分取組内容を選択し、数量を申請する
市町村別の上限数量は、26年産生産数量目標の5%
市町村別の上限数量は、 年産生産数量目標の5%
(単位:トン)
26年産
上限数量
裁量枠
27年産
生産数量目標
5%
申請数量
裁量枠数量
①
②=①×5%
③
②or③の
小さい方
取組内容
A市
1、2
B市
1,3,4
~
~
減減、担い手リスト掲載者等
有機、給食、ヒカリ以外の品揃え
1,000
50
50
50
500
25
20
20
~
~
~
~
県計
②上限数量より③裁量枠申請数量の方が大きい場合
②上限数量より③裁量枠申請数量の方が小さい場合
→ ②上限数量
→ ③裁量枠申請数量
8