FD シリーズ 取扱説明書

FD シリーズ
取扱説明書
大便器用自動洗浄器
フラッシュマン FD シリーズ
このたびは「フラッシュマン FDシリーズ」を
お買い上げいただき、誠にありがとうございます。本製品の機能が
充分に発揮されますよう、この 「取扱説明書」をよくお読みいただき、
正しくお使いください。なお、お読みになった後は、大切に保管してください。
5,6,7,9
製品の特長
1
取付手順
仕様
2
調整
安全上のご注意
2
電池交換
10
各部の名称
3
赤 LED 点滅のパターン
11
取付可能な既存水栓
3
故障かな?と思ったら
12
使用方法
4
製品保証とアフターサービス
13
8
工事業者様へのお願い 必ずユーザー様へお渡しください。
2013年8月現在 FD130815
仕様
製品の特長
フラッシュマンは、コンパクトなボディに多彩な機能を満載しています。
簡単取付
設定は P5 へ
既設のフラッシュバルブに後付けするだけなので、簡単な工事で装着でき、
すぐにご利用いただけます。
非接触操作
非接触での自動洗浄で使用者の負担を減らすことができ、節水や清潔維持に
お役立ていただけます。
大小洗浄 切替
設定は P8へ
使用者の感知時間から大洗浄、小洗浄の切り替えを行います。
使用電源
単三アルカリ乾電池2本
電池寿命
月4000回使用時で約3年
洗浄
感知時間が120秒未満 → 小洗浄水量 120秒以上 → 大洗浄水量
設備保護洗浄
小洗浄が連続する場合は、配管つまり防止のため、使用状況に応じて大洗浄を行う。
自動洗浄停止モード
本体背面のボタンを長押しすると5分間自動洗浄停止します。
電池交換通知
LEDが赤く点滅し、電池の交換時期をお知らせします。
外装
ABS樹脂/樹脂フランジ/ガラスセンサ窓
適応水圧
最低水圧0.075MPa(流動時) 最高水圧0.75MPa
レバー使用可能
安 全 上 のご 注 意
既存のレバーを残しますので、任意に水を流せます。電池切れや自動洗浄しなかった場合でも
安心です。
万が一水が止まらなくなった時は、フラッシュバルブの止水栓で止
水してください。
(図参照)そのまま放置しておきますと、漏水によ
外観図面
Φ74
※太線が製品、細線は既設器具
る故障の原因となります。
フラッシュマンを取付ける前に、排水に詰まりがないかお確かめください。排
158
正面
水が不十分な状態で使用しますと、水があふれ、漏水事故の原因となります。
左面
本器は電子機器です。直接水をかけないでください。また取付け時や電池交換
68
時は濡れた手で作業しないでください。水がかかりますと動作不良や乾電池の
ショートによる発熱・発火等の原因となります。
200
お手入れの際、酸性・アルカリ性洗剤・クレンザー類は使用しないでください。
またナイロンたわしやブラシ等でゴシゴシ擦らないでください。
本器をご自分で分解・修理しないでください。
故障の原因となります。
1
2
使用方法
各部の名称
キャップ
上部フタ
電池
既存ピストン
電池ボックス
ロック解除穴
センサ
自動洗浄の動作
センサが使用者を感知し、便器から離れると自動で水が流れます。
和式タイプ
洋式タイプ(便フタは取り外します)
固定ネジ
既存フラッシュバルブ
止水栓
センサが感知
付属部品
ピストンバルブ
ドレン管
感知時間
離れると自動洗浄
120秒*未満 → 小洗浄水量
センサが感知
120秒*以上 → 大洗浄水量
離れると自動洗浄
(洗浄水量設定可能)
ドレン金具
既存レバーも機能しますので、
穴あけ用ネジ
レバーを押すと水を流すことができます。
※万が一、動作停止時でもレバーを押すことで水を
流すことができます。
取付可能なフラッシュバ ルブ
TOTO
メーカー
INAX
自動洗浄停止モード
本体背面のボタンを長押しすると ピッ 鳴り、
取付可能な
フラッシュバルブ
5分間自動洗浄を停止します。
停止モード中はLEDが赤く点滅します。
既設
フラッシュバルブ品番
適合する
フラッシュマン品番
3
TV150
TV750
FDT-S(W)
TV550
フタが
六角ネジ
フタが
カバー付き
FDL1-S(W)
FDL2-S(W)
5分経過すると自動解除します
途中で解除する場合は、もう一度
背面ボタンを押してください。
4
取付手順
STEP 5
本体の取付
上部フタの上に本体をはめ込み、六角レンチで2か所のネジ締めして固定します。
取付作業時にネジ、部品等を便器内に落とさないよう
注意してください。洋式タイプの便器に設置する場合は、
弁フタを取り外してください。
STEP 1
止水栓を締めて、止水します。
STEP 2
フタを取り外す。
※注意 左右均等に締めて固定してください。締めすぎないようご注意ください。
モーターレンチで既存のフタを取り
外します。フタが固い場合は柄が
STEP 6
長めのモーターレンチを使用するか、
潤滑油をご使用ください。
ドレン管の位置合わせ
※重要
洗浄管にドレン金具を軽く取り付
け、ドレン管を差し込みます。
ドレン管接続部のナットを手で絞
め、ドレン管と洗浄管が平行になる
ようドレン金具の位置を決めます。
STEP 3
ピストンバルブの交換
ピストンバルブを取り出し、付属の新しいピス
トンバルブと交換してください。
STEP 4
上部フタの取付
上部フタをねじ込み、モーターレンチで締め
位置が決まったらドレン金具の固定
ネジを均等に締め付け固定します。
込みます。
STEP 7 へ
5
6
本番の配管前(洗浄管への穴あけ前)に、正常に洗浄ができるかテストをします。(STEP 7
STEP 7
テスト洗浄の準備
STEP 8
電池装着
ドレン金具の位置決めが終わった 電池を装着します。
ら、ドレン金具側(下部)のナット
を は ずし 、ドレン 管 に付 属 のビ
STEP 9
STEP 10)
止水栓を開ける
調整
洗浄水量の調整
止水栓を開け、水漏れがないか
確認します。
スイッチの位置
ニール袋を付けて覆います。
↓
O
N
設定スイッチ拡大図
1 2 3 4
奥
本体上部
(キャップを外した状態)
小洗浄電磁弁開時間
設定時間
STEP 10
テスト洗浄 動作確認
※重要
2秒
センサ窓に手を近づけて、洗浄の確認をします。
確認作業は、必ず水量の少ない小洗浄※で行ってくだ
さい。
※小洗浄
センサ窓に手を近づけて6秒以上(∼120秒以内)で手をはなす
洗浄性能の確認(−JIS 規格「大便器洗浄試験」に基づく−)
3秒
4秒
(出荷時設定)
スイッチ No.
1
前
大洗浄電磁弁開時間
スイッチ No.
2
O
N
O
N
O
N
O
N
O
N
O
N
O
N
O
N
設定時間
スイッチ No.
3
(小洗浄+)
+3 秒
(出荷時設定)
+4 秒
+5 秒
スイッチ No.
4
O
N
O
N
O
N
O
N
O
N
O
N
O
N
O
N
約76cmに切ったトイレットペーパーを丸めたもの7個が、
1 度に流れる事を確認してください。流れ切らない場合は、
止水栓を開けて水量を増やしてください。それでも流れない
場合は、洗浄水量設定スイッチで洗浄時間を調節します。
洗浄水量設定方法は P8へ
7
5秒
+6 秒
水量が多い場合は止水栓で調節
STEP 11 へ
8
STEP 11
洗浄管の穴あけ準備
STEP 12
洗浄管の穴あけ
テスト洗浄が終わったら、ドレン管を覆ってい
穴あけ用ネジをドレン金具に差し込み、六
を用意します。
浄管に排水用の穴があきます。
たビニール袋をはずし、付属の穴あけ用ネジ
角レンチでいっぱいまでねじ込みます。洗
電池交換
電池交換の際は必ず新品の単3アルカリ乾電池2本を用意してください。
電池が消耗すると、感知窓の赤LEDが常時点滅してお知らせします。このサインが出たら、
早めに電池を交換してください。
※上記のサインが出てもしばらくは通常動作を続けますが、やがて洗浄を停止します。
STEP 1
キャップを開ける。
本体右側上部にある[ロック解除穴]につまようじ
を 差し 込 み 、奥 に 押し 込 みます 。この 状 態 で
キャップを時計と反対方向へ回しキャップの小
さな突起と[ロック解除穴]が合ったところで上に
引き上げます。
STEP 2
使用済み電池を2本とも取り出す。
洗浄動作中に電池を取り出すと水が出たままと
STEP 13
ドレン管固定
ずらしていたドレン管を再びドレン金具に接続
し、ナットを締めて固定します。またドレン金
STEP 14
なりますが、新しい電池を入れると止水します。
取付完了
キャップをかぶせてロックします。
具を固定するネジ
(2か所)
を増締めします。
STEP 3
新しい電池を電池ケースに装着する。
用意した新品の単3アルカリ乾電池の+−を確か
めて向きを間違えないようにきちんと差し込み
ます。
※マンガン乾電池は絶対に使用しないでくだ
さい。誤動作や電池液漏れの原因になります。
STEP 4
キャップを閉じる。
キャップの小さな突起と本体の[ロック解除穴]を合わせて被せ、キャップを
時計と同じ方向に「カチッ」と音がするまで回します。
9
10
感知距離の調整
故 障 か な?と 思 った ら
「故障かな?」と思ったら、以下の事項をご確認ください。
状況が改善されない場合は、ユーザーサポート窓口:0120-474-647へ
感知距離調整ボリュームで感知距離の調整を
することができます。
お問い合わせください。
感知距離表示シールをめくり、調整ボリュームを「短」から
「長」の方向へゆっくり回しながら、ご使用上感度のよい
距離の調整をおこなう。
緊急時の止水方法
万が一水が止まらなくなった時は、フラッシュバルブの止水栓
(右図参照)、または、水道の元栓を閉めて止水してください。
そのまま放置しておきますと、漏水による事故の原因となります。
赤 L E D 点 滅 パ タ ーン
秒数
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
現象
原因
【電池交換予告】
1秒間隔で1回点滅
水が流れない
対処
参照
電池を交換してください。
P10
感知距離を長くしてください。
P11
障害物を取り除くか、感知距離を短く
してください。
P11
止水栓を十分開けてください。
1秒
直射光を遮ってください。
【動作停止表示】
水がわずかに
漏れている
4秒間隔で3回点滅
4秒
LEDが点滅
している
【センサ連続検知 10分間】
取り付け部分のパッキン
にゴミがかんでいる
本体を取り外し、パッキンのゴミを
取り除いてください。
P11の点滅パターンをご参照ください。
10秒間隔で4回点滅
10秒
11
12
製 品 保 証 とア フター サ ー ビ ス
本製品の保証期間はお買上日より3年間です。詳細は同梱の製品保証書をご覧ください。
製品保証をお受けいただくためには、品番・製造番号・お客様名・工事店または販売店が明記され
た製品同梱の製品保証書のご呈示が必要です。本製品を設置またはお買上いただいた際は製品
同梱の製品保証書に必要事項が明記されていることを必ずご確認いただき、紛失しないように保
管してください。
修理のご相談はお求めの下記、取付店・販売店へ
取付店・販売店
〒
電話番号:
ミナミサワでは取り付け・取り外しが簡単な特徴を活かして、
お客様ご自身でも交換できる
【クイック交換システム】
をご用意しております。
(株)
ミナミサワ ユーザーサポート窓口
0120-474-647
クイック交換システム
(株)ミナミサワから速やかに交換品(必要な場合は工具も同梱)を発送します。
同梱のマニュアルにしたがって、製品を交換してください。
(作業時間は5∼10分程度)
不具合品を同梱の着払い伝票を使ってご返送ください。
※保証期間中(有効な製品保証書ご呈示が必要)はクイック交換システムにより製品を無償交換いたします。
※保証期間経過後はクイック交換により製品を交換し、不具合品が戻った後修理代金をご請求いたします。
但し、製造終了後6年を経過した製品については、アフターサービスをお受けできない場合があります。
製造元
商品名
フラッシュマン FD シリーズ
http://w w w.minamisawa.co.jp
ユーザーサポート窓口
TEL
0120-474-647
FAX
0120-263-403
品番
製 造番 号
または 026-263-3730 ( 平日 9:00∼18:00)
または 026-263-8700 (24 時間 )
購入年月日
年
月
日