平成25年度 愛知県EV・PHVタウン推進アクションプラン 1 目 時 標 期 平成 25 年度 (2013 年度) 2 (1)EV・PHVの (2)充電インフラの 累計台数 整備基数 EV・PHVの県内 一般開放で累計 1,600 基以 新車販売で 2,000 台 上(2020 年度末) 累計で 5,000 台以上 (3) C O 2 排 出 量 の削減効果 4,000t 以上 取組内容 (1)初期需要の創出 (a) EV・PHV普及のための推進体制づくり ・ネットワーク内の連携、協力(ネットワーク参加者) ネットワーク内での取組について情報共有し、ネットワーク参加者の連携や 協力を一層進める。 また、普及啓発イベントなどを通じて、個人ユーザーへのアンケート調査を 実施するなど、今後の本格普及段階に向けた必要な情報を把握する。 (b) EV・PHVの通勤・業務利用 ・EV・PHV業務利用の拡大(ネットワーク参加者) EV・PHVの業務利用に関する取組を検証し、利用状況等を把握するとと もに、業務利用の拡大を図る。 (c) 公用車・業務用車両への率先導入 ・公用車・業務用車両への導入促進・拡大(愛知県、ネットワーク参加自治体) ネットワーク参加団体において、公用車・業務用車両への率先導入を図ると ともに、県内の他の自治体や行政機関に対しても、EV・PHVの支援制度等 を周知し、導入を働きかける。 また、ネットワーク参加自治体を含む県内市町村に対してアンケート調査を 実施し、EV・PHVの使用実態や導入時の課題などを把握するとともに、今 後の本格普及に向けた課題等を把握する。 (d) カーシェアリングやレンタカーでの導入 ・EV・PHVを利用したカーシェアリング・レンタカーの事業化(ネットワ ーク参加者) 1 カーシェアリングや駐車場事業者、自動車メーカーなど、関係するネットワ ーク参加者間が連携し、EV・PHVを利用したカーシェアリング・レンタカ ー事業化や実証事業の推進を図る。 (e) 駐車場利用に対する優遇措置 ・EV・PHVの駐車場利用に対する優遇措置(愛知県、ネットワーク参加者) パークアンドライド向け駐車場や「エコパーキング」等環境負荷の少ない駐 車場におけるEV・PHV向け優遇措置に関して、引き続き検討するとともに、 充電設備の位置情報等について、EV・PHVユーザー向け情報配信機能を構 築する。 (f) タクシー事業での導入促進 ・EV・PHVタクシーの活用方法等の検討(愛知県、名古屋市) 県内のタクシー協会やタクシー事業者と意見交換会を開催するなど、連携し てEV・PHVタクシーの活用方法等を検討する。 ・車両への支援制度の周知(愛知県) タクシー事業者に対して車両購入への補助制度を周知し、EV・PHVタク シーの導入を働きかける。 (g) 地域のまちづくり・観光事業での利用 ・EV・PHVを利用した観光資源の活用(ネットワーク参加者) EV・PHVの利用と地域のまちづくり(まちなみ探検、グルメなど)や観 光資源との連携を考慮した情報発信の強化を進める。 (h) EV・PHVの新たな役割の周知 ・電源供給機能の活用(ネットワーク参加者) EV・PHV車載蓄電池の電源供給機能やEMSとの連携を始めとする新た な役割について広く周知していく。 ・車載蓄電池の再利用に関する事例把握(ネットワーク参加者) 車載蓄電池を再利用し、事業所や家庭における定置用蓄電池として活用する 事例の収集を行い、今後の本格普及に向けた必要な情報を把握する。 (i) 優遇措置 ・補助制度の周知(愛知県、ネットワーク参加自治体) 国や県内自治体による補助制度について、県ホームページ等で周知する。 ・自動車税の課税免除の実施(愛知県) EV・PHVに対する自動車税の課税免除を実施し、本格普及に向けた支援 を実施。 2 (2)充電インフラの整備 (a) 充電設備の情報把握 ・充電設備の情報提供(充電設備メーカー等) 充電設備メーカー等が協力し、充電設備の開発状況について把握し、情報を 提供する。 ・家庭用充電コンセントに関する情報提供(充電設備メーカー等) 家庭における充電コンセントの機種や設置工事に関する情報について、県民 に対する情報提供を行う。 (b) 充電設備の整備促進 ・一般開放される充電設備の整備促進(愛知県、ネットワーク参加者) 一般開放型充電設備の整備促進のため、 「あいち次世代自動車充電インフラ整 備・配置計画」を策定するとともに、充電設備メーカー等とともに充電設備の 導入を検討する企業等に対して、その導入を働きかける。 (c) 充電設備の情報発信 ・一般開放される充電設備の情報発信(愛知県、ネットワーク参加者) 「あいちEV・PHVタウン」における充電設備の情報を充実するとともに、 EV・PHVユーザーの利便性を高めるため、スマートフォン向けの情報配信 機能の構築を進めるなど、充電インフラ情報の発信強化を進める。 ・「あいちEV・PHVタウン」の拡充(愛知県) 「あいちEV・PHVタウン」における充電設備情報の充実とともに、ネッ トワーク参加者における取り組みを引き続き掲載するなど、サイトの充実を図 る。 ・充電設備の整備目標の見直し(愛知県) 今後のEV・PHVの市場動向や充電設備の整備状況を勘案し、 「あいち次世 代自動車充電インフラ整備・配置計画」を策定するとともに、随時目標を見直 す。 (d) 集合住宅での整備 ・マンション関係者への充電設備整備の働きかけ(ネットワーク参加者) マンション事業者、管理組合、管理会社などの関係者に対し、講習会を実施 する等、啓発活動を実施し、充電設備の設置を働きかけるとともに、設置事例 を収集するなど、今後の設置拡大に向けた情報を把握し、課題を整理する。 (e) 広域的な情報の連携 ・広域的な情報共有方法の検討(愛知県) 中部圏など広域的な情報共有を図るとともに、充電設備の位置情報などホー 3 ムページにおける掲載内容の統一化に向けた検討を行う。また、他地域におけ る充電設備情報の収集を行い、県専用サイト等を活用した情報発信を強化する。 (f) 再生可能エネルギーや蓄電池等を活用した充電設備の一体的な普及 ・環境に配慮した充電設備に関する情報共有(ネットワーク参加者) 再生可能エネルギーや蓄電池、EMSを活用した充電設備など、省エネルギ ーやランニングコスト低減につながる充電設備について、情報収集する。 (g) 電気自動車等に係る実証実験事業 ・急速充電設備の実証実験の継続(岡崎市) 岡崎市役所に設置された急速充電設備について、利用状況等を引き続き調査 し、適正配置に向けた参考資料とする。 4 (3)普及啓発 (a) 共通ロゴマークをEV・PHVや充電インフラに貼付 ・共通ロゴマークの普及促進(ネットワーク参加者) 引き続き、EV・PHVの車両や充電設備へ共通ロゴマークステッカーの貼 付を積極的に進めるなど、ロゴマークの普及を促進する。 また、ロゴマークの活用方法について、一般財団法人地球産業文化研究所や 普及啓発ワーキンググループで貼付対象物の開拓を進める。 (b) リーフレット等の作成・配布 ・普及啓発チラシ等の作成、配布(愛知県、ネットワーク参加者) 普及啓発チラシ等を作成し、EV・PHVの試乗会や展示会はもとより、ネ ットワーク参加者が行うイベントなどの様々な機会をとらえて県民へ配布する。 また、 「あいち次世代自動車充電インフラ整備・配置計画」の策定に伴う、国 の補助事業活用に向けた周知啓発活動を実施。 (c) 試乗会、展示会の開催 ・効果的な試乗会等の実施(愛知県、ネットワーク参加者) EV・PHVの特性を体感するとともに、若年層や女性・子どもにも親しみ やすいイベント(試乗会、展示会等)を効果的に開催する。 ・環境や産業振興などのイベントへの参加(愛知県、ネットワーク参加者) 環境保全や産業振興などを目的とした各種イベントへ積極的に参加し、E V・PHVの普及やネットワーク活動の周知に努める。 (d) 広報活動 ・広報活動の強化(愛知県、ネットワーク参加者) 愛知県は、広報広聴課とも連携し、県民へのEV・PHV普及に向けた広報 活動を実施するとともに、ネットワーク参加者は引き続き、報道機関への情報 提供を積極的に行う。 (e) EXPOエコマネーの活用 ・EXPOエコマネーの活用(ネットワーク参加者) 充電設備等の利用者へのポイント付与の仕組みについて、今後の課題などを 把握し、より利便性を確保できる方法について検討する。 5 (4)効果評価 (a) EV・PHVの普及台数、充電設備の設置基数等の調査 ・EV・PHV台数及び充電設備数の把握(ネットワーク参加者) ネットワーク参加者及び参加者以外の企業や団体、個人ユーザーにおける導 入状況について、自動車販売店及び業界団体、充電設備メーカー等に対するヒ アリング調査を行い、県内における普及台数及び設置基数を把握する。 ・実証実験・利用状況調査等の把握(ネットワーク参加者) EV・PHVや充電設備に関する実証実験、利用状況調査等の実施状況や関 連情報等を把握する。 (b) 利用者のEV・PHVに対する評価等の調査 ・個人ユーザーへのEV・PHV利用実態調査の実施(ネットワーク参加者) 自動車販売店等の協力のもと、個人ユーザーへの利用実態調査を実施すると ともに、普及啓発イベントなどを通じて、個人ユーザーへのアンケート調査を 実施するなど、今後の本格普及段階に向けた必要な情報を把握する。 (c) EV・PHVの走行実態等の調査 ・実走行データによるCO2 排出量削減効果の把握(ネットワーク参加者) ネットワーク参加者が導入するEV・PHVについて、自動車メーカーの協 力による走行実態等を踏まえて、CO2 排出量の削減効果を把握する。 (d) EV・PHVの普及促進策の提案 ・「EV・PHVタウン」モデル事業推進のための新たな提案(愛知県) アクションプランに基づき引き続き普及促進策を推進するとともに、EV・ PHVユーザーが求める情報発信を強化するとともに、新たな取組を検討・実 施する。 6 (5)その他 (a) マスタープランの作成・総括 ・マスタープランの定期的な見直しと総括、情報発信(愛知県) マスタープランを年度毎に改訂するとともに、モデル事業として実施した5 年間を総括し、今後の推進体制を検討する。また、取りまとめたマスタープラ ンを広く情報発信する。 (b) 自動車エコ事業所認定制度の活用 ・自動車エコ事業所認定制度の周知(愛知県) 県内の事業所に対して、 「自動車エコ事業所認定制度」を積極的に周知し、そ の認定を促すとともに、認定事業者に対するEV・PHVの普及拡大を図る。 (c) ネットワーク参加者の活動状況の情報共有 ・定期的な取組内容の情報収集・提供(愛知県) ネットワーク参加者の取組や実証実験の動向等についての情報を共有するた め、定期的に情報収集するとともに、メール等によりネットワーク参加者に提 供する。 (d) 関係機関等との情報交換 ・(一社)日本自動車連盟等との情報交換(愛知県) 一般社団法人日本自動車連盟(JAF)など関係機関と積極的に情報交換を 行い、EV・PHV普及に向けた課題等を把握する。 7
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