Nシリーズ保護継電器の特長

東芝Nシリーズ保護継電器
この度、誘導円板形(I)・静止形保護継電器(B,J)の後継機種として、Nシリーズ保護
継電器へ全面モデルチェンジするとともに、機種統合も行いました。
これにより一層使いやすく、統一感のあるまとまった保護継電器になりました。
本カタログは、一般配電盤に比較的多く使用されている機種を中心にまとめています。
Nシリーズ保護継電器の特長
●16ビットCPUを採用した高性能ディジタル形継電器
●制御電源不要タイプもあり、時限特性選択を実現
●自己監視機能により高信頼性を実現
●表示機能の充実により、監視点検が容易
●整定が容易、且つ広範囲に整定が可能で急な変更にも容易に対応可能
●固定形と内部要素引出形の2種類をラインアップ
●小形モールドケースの採用により小形軽量化を実現
●強制動作、復帰機能によりシーケンスチェックが容易
●ダブル(2a)接点方式により、警報接点用の補助リレーが不要
●準拠規格:JEC-2500 JIS C 4602(過電流継電器の一部機種)
JIS C 4609(地絡方向継電器の一部機種)
自己監視機能
Nシリーズ保護継電器は、下記の異常発生時に継電器出力をハード的に
ロックする自己監視機能を有しています。
自己監視項目
異常と認識した場合
継電器状態
表示内容
プログラム暴走監視
メモリー監視
A/D変換精度監視
異常表示LED(赤)点灯
(その他のLEDは消灯)
●演算処理停止
●リレー出力ロック
電源電圧監視(PAL)
異常表示LED(赤)点灯
(その他のLEDは消灯)
但し、電源が低下した場合は
点灯しません。
電源表示LED(黄)消灯
■内部接続図
入力
制御電源
入力
PCT
アナログ
回 路
電源回路
A/D
変換
回路
演算処理回路
(CPU、ROM、RAM)
各回路へ 整定・表示
(内部電源) 回 路
リ レ ー
ドライバ
回 路
出力接点