CP JAPONAIS - Château du Clos Lucé

2014 年シーズンのカルチャーイベント
クロ・リュセ城
レオナルド・ダ・ヴィンチパーク
レオナルド・ダ・ヴィンチの住まい
プレス情報担当
カトリーヌ・シモン=マリオン
マリー=カロリーヌ・ショードリュック
会長代表
広報責任者
[email protected]
電話番号:+33 (0)2 47 57 55 78
www.vinciwww.vinci-closluce.com
2014 年シーズンのカルチャーイベント
創造の世界
フランス - 中国 : 卓越なる対話
4 月 30 日から 5 月 25 日まで
第8回
夜間のスペクタクル
« レオナルド・ダ・ヴィンチと惑星の舞踏会 »
8 月 11 日、12 日、14 日、15 日 21 時 30 分
レオナルド・ダ・ヴィンチは天文学に情熱を傾け、同時
代の学者の研究に関心を持ち続けました。また彼自身で
作成したプラネタリウムを使って、天体とその動きを表
現する方法を探求しました。夜間のスペクタクルでは、
ジョン=ルイ・デュモンの演出により、ミラノで 1490 年
に開催された「天上の祭典」が再現されます。その当時、
この祭典において機械仕掛で動く天体と、惑星、太陽、
月、12 星座が連なる星空が披露されたのでした。
ルネッサンス音楽 ヨーロッパフェスティバル
9 月 26 日、27 日、28 日 第 9 回
クロ・リュセ城では、かつてのレオナルド・ダ・ヴィ
ンチに並ぶ才能を持つ音楽家、演奏家を讃え、毎年ル
ネッサンス音楽のヨーロッパフェスティバルが開催さ
れています。
9 月 26 日 20 時 30 分から:リトラット・デラモーレア
ン サ ン ブ ル に よ る 、 「 優 雅 な る ヴ ェ ニ ス ( Venise
Galante)」
9 月 27 日 15 時 30 分から:デ・カエリスアンサンブル
による、「巫女たちの歌(Le chant des sibylles)」
9 月 28 日 15 時 30 分から:ドゥールス・メモワール
アンサンブルによる、「アンヌ・ド・ブルターニュ
と 従 者 た ち の た め の 音 楽 ( Musiques pour la
chambre d’Anne de Bretagne)」
アンヌ・ド・ブルターニュ没後 500 年記念 1514 年-2014 年
アンヌ・ド・ブルターニュ没後 500 年を記念し、シャルル 8 世が
若き妻、アンヌ・ド・ブルターニュのために建設させた礼拝堂に
まつわる歴史が公開されます。
2014 年 9 月 28 日
14 時 30 分から 講演会 「アンヌ・ド・ブルターニュの宮廷にお
ける音楽」が開催されます。 講師は、ドゥールス・メモワールア
ンサンブルのアート・ディレクター、ドゥニ・レザン・ダルトル
です。
15 時 30 分から コンサート ドゥールス・メモワールアンサンブルによる、「アンヌ・ド・ブル
ターニュと従者たちのための音楽(Musiques pour la chambre d’Anne de Bretagne)」
ドゥールス・メモワールアンサンブルのコンサートとスペクタク
ルを通し、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラブレ
ー、フランソワ1世といった、ルネッサンス期の巨匠や著名人がか
つて鑑賞した音楽に触れることができます。それらの巨匠、著名
人は世界的に名を知られ、中にはロワール渓谷とルネッサンス期
の城にその功績を残した人々もいました。
このコンサートのプログラムは、当時の宮廷のしきたりを守り、
当時の大衆音楽を元にしたポリフォニーのメロディーに構成され
る、世俗曲(シャンソン)が中心となっております。そのプログ
ラムに沿って、ドゥールス・メモワールアンサンブルはフェヴァ
ン、アグリコラ、ジョスカン・デプレ、コンペール・ガスコーニ
ュが作曲したシャンソンを演奏いたします。
レオナルド・ダ・ヴィンチ賞
第4回
2014 年 9 月 24 日、25 日、26 日
レオナルド・ダ・ヴィンチ賞は、クロ・リュセ城と 7 カ国に渡る
40 の大企業をまとめたレ・エノキアン協会により生まれました。
将来の世代に文化的価値観と技術を伝える能力が他に抜きん出て
いるとされる、家族経営の企業に与えられます。無形の財産であ
り、常に生き続けているその価値観と技術は、企業の成功と存続
に欠かせません。2011 年、イタリアのサルバトーレ・フェラガモ
社が第 1 回のレオナルド・ダ・ヴィンチ賞を受賞しました。2012
年、この賞はドイツのオットー・ボック・ヘルスケア社に与えら
れました。2013 年にはフランスのダエール社がレオナルド・ダ・
ヴィンチ賞を受賞しました。2014 年の賞は、目覚ましい活躍を遂
げている日本企業に与えられる予定です。
フランソワ一世に招かれ、このクロ・リュセ城にてレオナルド・ダ・ヴィンチは生
涯最期の三年間を過ごし、発明品の完成に力を注ぎました。多作でアイデア豊かな
彼はエンジニア、建築家、演出家として活動し、宮廷の饗宴を計画しました。
王城から 300 メートル離れたこの屋敷で、ロモランタンに建設が予定されていたフ
ランソワ一世のための理想の城の設計図を作成し、
シャンボール城の二重螺旋階段を描きました。
今日、クロ・リュセ城はこのイタリアの巨匠の世界に触れることのできる、カ
ルチャーパークとなりました。
レオナルド・ダ・ヴィンチの日常生活と奇抜な 40 の発明品
2 世紀前からサン・ブリス家の所有地であるクロ・
リュセ城では、レオナルド・ダ・ヴィンチの発明
の全貌が展示されています。修復されたダ・ヴィン
チの寝室とマルグリット・ド・ナヴァルの寝室、厨
房、審議室、彼の弟子がフレスコ画を描いた礼拝堂、
そして軍事技術、都市計画、機械工学をテーマにし
た発明品 40 点を御覧になることができます。空を
飛ぶ機械や、水力学を応用した発明品も展示されて
い
ま
す
。
レオナルド・ダ・ヴィンチの発明を分かり易く説明
した3Dアニメーション 6 話が新しく加わりました。
レオナルド・ダ・ヴィンチパーク:景観コースから
レオナルド・ダ・ヴィンチの足跡をたどる
パークの順路をたどることで、レオナルド・ダ・ヴ
ィンチのインスピレーションの源について学ぶこと
ができます。見学者が動かすことのできる実物大の
マシーン 20 台とレオナルド・ダ・ヴィンチの絵画
の細部を再現した 40 枚のスクリーンが、見学者を
ダ・ヴィンチのインスピレーションの世界へと導き
ます。
“レオナルドの庭園”:自然の声に耳を傾ける
クロ・リュセ城の自然的景観の中に初めて、ダ・ヴ
ィンチによる植物のデッサン、地学や水力学、風
景の研究のありさまがよみがえりました。ダ・ヴィ
ンチが設計した二重橋は森林公園の中にドゥヴォ
ワール職人ギルドにより実現され、訪れる人々は
当時ダ・ヴィンチがそうしたように、自然の中を散
策し、植物、滝の眺めに心を打たれることでしょ
う。
クロ・リュセで開花したモナ・リザの微笑み
1516 年の秋、64 歳だったレオナルド・ダ・ヴィンチはフランス王の招待を受け、ロバの背
に乗りアルプス山脈を越えました。その旅にはフランチェスコ・メルツィに代表される弟子
たちと、忠実な召使であったミラノ出身のバッティスタ・ド・ヴィラニスが同伴しました。
ダ・ヴィンチは、気に入っていた 3 枚の絵と手帳、クロッキー帳の全てを革の肩掛けかばん
に入れてローマから運びました。これらは、彼の多岐に渡る研究と作品を良く表している貴
重な資料です。クロ・リュセを訪れたアラゴン枢機卿の秘書が、“ジュリアーノ・デ・メデ
ィチの委嘱になる、実物から描かれたあるフィレンツェの貴婦人の絵画があった”と記して
います。1503 年から 1514 年にかけて描かれたこの絵画は、レオナルド・ダ・ヴィンチの有名
なスフマート(ぼかし画法)の技術を表しています。
他の二点の絵画である、聖アンナと聖母子、そして洗礼者ヨハネを、ダ・ヴィンチはクロ・
リュセ城にて完成させました。
新しく加わりました:iPhone
新しく加わりました:iPhone と iPad アプリ
レオナルド・ダ・ヴィンチが発明した機械の数々
一般に公開されている内容をより深く掘り下げたアプリ、「クロ・
リ ュ セ 城 で の レ オ ナ ル ド ・ ダ ・ ヴ ィ ン チ の 全 て 」 ( Tout sur
Léonard de Vinci au Château du Clos Lucé)の大成功にともない、
クロ・リュセ城はエンジニアとしてのレオナルド・ダ・ヴィンチを
主 題 と す る 新 し い ア プ リ を 4 月 か ら 発 行 し ま す 。
レオナルド・ダ・ヴィンチが発明した機械の数々
画期的で楽しく使える対話式のこのアプリにより、巨匠の革新的な
才能について知ることができます。当城に展示されている、IBM社
が作成した50台の模型、当時のイメージに従いレオナルド・ダ・ヴ
ィンチパークに展示されている実物大の発明品、「エンジニアとし
てのレオナルド・ダ・ヴィンチ」と名付けられた40台の木製の模型
が、見学順路に沿って展開され、ハイヴィジョンの画像を拡大する
ことも可能です。機械の構造についての科学的解説と、6部に分か
れた3Dアニメーションにより、これらの作品の仕組みについて理解
することができます。
このアプリは、巨匠の創造性の豊かさに対する疑問を解明してくれ
ます。
何がレオナルド・ダ・ヴィンチのインスピレーションの源だったの
でしょうか?
レオナルド・ダ・ヴィンチの時代に、これらの発明品は製造されな
かったのでしょうか?
レオナルド・ダ・ヴィンチは実際に発明品の一部を使ってみたので
しょうか?
それらの発明品は実際に機能するのでしょうか?
iPhone あるいは iPad を利用することにより、手軽にクロ・リュ
セとそのパーク、庭園の見学前に知識を得たり、見学中に展示内容
についてより深く理解できるようになります。
各ユーザーは、フェイスブックとツィッター上で、友人や家族とリ
アルタイムに体験をシェアすることができます。
このアプリは、App Store にて6月から無料で配信されます。
是非観たい 2 つの常時展覧会
展覧会
“エンジニアとしてのレオナルド・ダ・ヴィンチ”
ダ・ヴィンチは彼自身の読書、シエナのエンジニアに関する研
究、中世と古代に遡る科学と技術の知識から多くのインスピレー
ションを得て、情報を総括し、その発明の才から新しいものを作
り出してゆきました。彼のデッサンを元に作成した約 50 の模型
が、航空力学、工業生産マシーン、航海学、測定器、機械装置、
土木、建築、軍事の多分野に渡るこの巨匠の才能を良く表してい
ます。画家、土木・軍事エンジニア、宮廷人であっただけでな
く、あらゆることに関心を持ち、着想を得て、自然を飽くことな
く観察したレオナルド・ダ・ヴィンチの真の人物像を理解するこ
とができるでしょう。
展覧会 «レオナルド・ダ・ヴィンチとフランス»
フランスの三国王とレオナルド・ダ・ヴィンチの
10 年に渡る交友関係の精華
展覧会では、ダ・ヴィンチのミラノ滞在期(1507-1513 年)とフ
ランス滞在期(1516-1519 年)の研究の成果を展示いたします。
シャルル 8 世、ルイ 12 世、フランソワ 1 世のフランス三国王、
そしてこの交友関係に貢献したルイーズ・ド・サヴォワとダ・ヴ
ィンチの密接な繋がりは、ロワール渓谷におけるルネッサンス
文化導入の一翼を担いました。
2013 年に希少な展示物が新しく加わり、展覧会とコレクション
がより充実しました。
レオナルド・ダ・ヴィンチの騎馬のデッサンが展示されている
ホールに、ダビデとゴリアテ像のレプリカが配置されました。
1430 年から 1432 年にかけてドナッテロによって鋳造されたこの
作品は、古代以後初めて鋳造された、大型ブロンズ像であると
されています。
また、他の新しい展示物の中には、レオナルド・ダ・ヴィンチ
の手稿を元に機械の仕組みを想像して作られた、ライオンのロ
ボット1もあります。機械仕掛の部分は鋸と鑢で形成された鉄製
であり、鍛冶工場にて仕上げられたこのユニークな作品は、そ
の作成に 3000 時間を要しました。
レオナルド・ダ・ヴィンチ著になる「絵画論」の、フランス初
の二つ折り出版の古い文献も見逃せません。レオナルド・ダ・
ヴィンチの著作は彼の死後 1 世紀を経てから出版されました。
この仏-伊二言語表記版がパリで最初に出版されたのは、1651 年
のことです。