皮内投与型の季節性インフルエンザワクチンに関する

2015 年 4 月 10 日
報道関係各位
ジャパンワクチン株式会社
皮内投与型の季節性インフルエンザワクチンに関する製造販売承認申請のお知らせ
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ジャパンワクチン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:石切山 俊博)は、4 月 10 日付けで第
一三共株式会社、北里第一三共ワクチン株式会社、テルモ株式会社及びジャパンワクチン株式会社の 4 社共
同で開発した皮内投与型季節性インフルエンザワクチンの製造販売承認申請を行いましたのでお知らせいたし
ます。
現在我国ではインフルエンザワクチンを皮下に接種していますが、近年、ワクチンを皮膚組織の中(皮内)に
接種することにより、免疫システムによる抗原認識を効率的に強化でき、ワクチンの効果を高められることが報告
されています※1。本ワクチンは、テルモ株式会社が新たに開発した皮内投与型デバイスを用いて、従来困難で
あった皮内接種を簡便かつ確実に行うことを可能としたプレフィルドシリンジ型のインフルエンザワクチンです。
本皮内投与型デバイスは、注射針が短いため皮下組織の末梢血管及び神経に傷害を与えるリスクを低減で
きるよう工夫しており、針に対する抵抗感などの負担の軽減も期待されています。
本ワクチンの免疫原性及び安全性を評価した第Ⅲ相臨床試験では、試験したすべてのインフルエンザウイル
ス株に対して、従来の皮下注射製剤と比較して同等以上の免疫原性が認められました。又、これまで実施した
臨床試験において良好な安全性が確認されています。
弊社は今後とも、乳幼児から高齢者まで、我国のすべての人々に信頼性の高い疾病予防を提供するために
尽力してまいります。
※1:
Hickling JK, Jones KR, Friede M, Zehrung D, Chen D, Kristensen D: Intradermal delivery of vaccines:
potential benefits and current challenges. Bull World Health Organ 89: 221-226, 2011.
ジャパンワクチン株式会社 ~力をあわせて、未来を守る~
ジャパンワクチンは 2012 年 7 月 2 日、グラクソ・スミスクライン株式会社と第一三共株式会社の折半出資の下、
事業活動を開始しました。社会ニーズに応える感染症予防ワクチンに特化した企業として、「様々なステークホ
ルダーと力をあわせて、疾病予防の確立に貢献する。」ことをミッションとしています。
本件に関するお問い合わせ先
ジャパンワクチン株式会社 コーポレートアフェアーズ部門
TEL:03-5213-2713 URL:http://japanvaccine.co.jp