平 成 27 年 度 富田南部雨水排水施設運転維持管理業務 仕様書 周南市野村南町地内外 平 成 27 年 4 月 1 日 から 平成28年 3月 31日 まで 周 南 市 業務概要 野村開作排水ポンプ場、道源開作排水機場、日新製鋼東排水機場及び日新製鋼西排水機場 の運転維持管理業務 業務内容 1.保守運転業務 2.運転操作監視業務 3.その他の業務 業 務 委 託 共 通 仕 様 書 第 1 章 1 目 一 般 事 項 的 こ の 共 通 仕様 書は 、発 注者 の建 築物 等の 点検 及び 保 守 、運 転 ・ 監 視 、 清 掃 、 執 行環 境測 定 等 の 各業 務に 関す る仕 様を 定め 、当 該 業 務 を 合 理 的 か つ 効率 的に 執 行 す るこ とを 目的 とす る。 2 適 用 範 囲 契 約 書 及 び特 記仕 様書 (図 面、 機器 リス トを 含む 。 ) 以外 は 、 本 共 通 仕 様 書 に よる 。 3 契 約図 書 の 優 先 順位 全 て の 契 約図 書は 、相 互に 補完 する も の とす る。 ただ し、契 約 図 書 間 に 相 違 が あ る場 合 、 契約 図書 の優 先順 位は 、次 のア か らイ の 順 番とする。 4 用 語 ア 契約書 イ 特 記 仕様 書( 図 面 、 機 器リ スト を含 む。 ) ウ 共 通 仕様 書 こ の 仕 様 書で 使用 する 用語 の定 義は 、次 のア から サ ま でに 定 め る ところによる。 ア 点 検 と は、 建築 物 等 の 機能 及び 劣化 の状 態を 一つ 一つ 調 べ る こ と を いい 、機 能に 異常 又は 劣化 があ る場 合 、 必 要 に応 じ 対 応 措 置 を 判断 する こと を含 む。 イ 保 守 とは 、建 築 物 等 の 必要 とす る性 能又 は機 能を 維持す る 目 的 で 行 う消 耗部 品又 は材 料の 取替 え、 注油 、 汚 れ 等 の除 去 、 部 品 の 調 整等 の軽 微な 作業 をい う。 ウ 運 転 ・監 視とは 、設 備機 器を 稼働 さ せ 、そ の 状 況を 監視 す る る こ と 及び 制御 する こと をい う。 エ 清 掃 とは 、汚れ を除 去す るこ と、 汚 れ を予 防 す るこ とに よ り 仕 上 材 を保 護し 、快 適な 環境 を保 つた めの 作 業 を い う。 オ 修 理 とは 、建築 物等 の劣 化し た部 品 若 しく は 部 材又 は低 下 し た 性 能 若し くは 機能 を原 状あ るい は実 用上 支 障 の な い状 態 ま で 回 復 さ せる こと をい う。 カ 交 換 とは 、部材 、部 品、 油脂 等を 取 替 える こ と をい う。 キ 分 解 整備 (オー バ ーホ ール )と は、 機器 を定 期的 又 は 必 要 に 応 じ 分 解し 、劣 化し た部 分若 しく は部 品を 修 理 又 は 交換 す る こ と を い う。 ク 劣 化 とは 、建築 物の 全体 又は 各部 材 が 、当 初 の 性能 ・機 能 の 状 態 か ら低 減し てい くこ とを いう 。 ケ 規 定 値 とは 、機 器が 正常 な状 態で 稼 働 して い る こと を判 断 す る た めの 諸数値 をいう 。 コ 調 整 と は、 機器 の状 態を 指定 され た 性 能、 仕 様 等に 適合 す る よ う に整 えるこ とをい う 。 サ 確 認 と は、 目視 ある いは 簡単 な作 動 に より そ の 状態 を認 識 す る こ とを いう。 5 受 注者 の負 担 の 範囲 ( 1 ) 業 務 の 実 施に 必要 な 電 気、 ガス 、水 道等 の光 熱水 料 は、特 記 が あ る 場 合 に限 り受 注者 の負 担と する 。 ( 2 ) 点 検 に 必 要な 工具 、計 測機 器等 の 機 材は 、 設 備機 器 に 付属 し て 設 置 さ れ てい るも のを 除き 、受 注者 の 負 担と す る 。 ( 3 ) 保 守 に 必 要な 消耗 部品 又は 材料 、 油 脂等 ( 支 給材 料 を 除く ) は 、 受 注 者 の負 担と する 。 ( 4 ) 清 掃 に 必要 な資 機材 は、 受注 者の 負 担 とす る。 また 、衛生 消 耗 品 は 、 特 記が ない 限り 支給 品と する 。 ( 5 ) 「 修 理 等の措 置」 の欄 に記 載さ れ て いる 内 容 は、 特 記 があ る 場 合 に 限 り 実施 する 。 6 施 設管 理担 当 者 施 設 管 理 担 当 者と は、 建 築 物等 の管 理に 携わ る者 で保 全 業務の 監 督 ・ 検 査 を 行 うこ とを 発 注 者 が指 定し た者 をい う。 7 業 務 責 任 者 ( 1 ) 業 務 責 任 者と は業 務を 総合 的に 把 握 し調 整を 行う 者 を い う 。 ( 2 ) 受 注 者 は 、業 務 責 任 者 を定 め施 設管 理担 当者 に届 け 出る。 業 務 責 任 者 を変更 した 場合 も同 様と する 。 ( 3 ) 業 務 責 任 者は 業 務 担 当 者を 兼ね るこ とが でき る。 8 業 務 担 当 者 ( 1 ) 業 務 を 行 う者 は、 その 内容 に応 じ 、 必要 な知 識及 び 技 能 を 有 す る も の と する 。 ( 2 ) 法 令 に よ り業 務を 行う 者の 資格 が 定 めら れ て いる 場 合 は、 当 該 資 格 を 有する 者が 業務 を行 う。 9 業 務 計 画 書 業 務 責 任 者 は 、業 務の 実施 に先 立ち 、 実 施体 制、 実施 工 程 、 業 務 を 行 う 者 が 有 す る 資格 等 の 業 務を 適正 に実 施す るた めに 必 要 な事 項 を 記 載 し た 業 務 計 画書 を 施 設 管理 担当 者に 提出 し、 協議 す る 。 10 11 業 務の 安全 衛 生 業 務 担 当 者 の 安全 衛生 に 関 する 管理 につ いて は、 業務 責 任者が 責 管理 任 者 と な り 、 関 係法 令に 従が って 行う 。 危 険防 止の 措 置 ( 1 ) 業 務 の 実 施に あた って は、 常に 整理 整頓 を行 い、 危 険な場 所 に は 必 要 な 安全 措置 を講 じ事 故の 防止 に 努 める 。 ( 2 ) 業 務 を行 う場 所若 しく はそ の周 辺 に 第三 者 が 存す る場 合 又 は 立 ち 入 お それが ある 場合 には 、危 険防 止に 必 要 な 措 置を 施 設 管 理 担 当 者 に報告 のう え、 当該 措置 を講 じ事 故 発 生 を 防止 す る 。 12 環 境法 令 等 の 遵 守( 1 ) 環 境 法令 、公 害防 止協 定等 の規 定 に 定め ら れ てい る基準 値 の 遵 守 及 び申 請・ 届 出 手 続 き等 に遺 漏の ない よう に徹 底を図 る こ と。 ( 2 ) 測 定 記録 のチ ェ ッ ク 及 び管 理体 制を 明確 にす るこ と。 ・ 測 定 を適 切に 行 い 、 そ の結 果を 適正 に記 録す るこ と。 ・ 測 定 結果 を施 設 の 運 転 管理 に適 切に 反映 する こと 。 ・ 測 定 結果 を複 数 の 者 が チェ ック する 体制 を整 える こと 。 ( 3 ) 公 害 防止 統括 者 ・ 管 理 者等 の役 割及 び責 任を 再確 認する こ と ( 4 ) 従 業 員教 育の 徹 底 を 図 るこ と。 13 事 故防 止 に つ い て( 1 ) 事 故 防止 に関 する 社内 規定 、事 故 発 生時 の 通 報体 制等の 再 確 認 及 び 関係 従事 者 へ 徹 底 を図 るこ と。 ( 2 ) 施 設 、設 備の 日 常 点 検 及び 維持 管理 の強 化を 図る こと 。 14 関 連業 務 と の 調 整 15 控 業 務 に よ り 別 契約 と な る関 連す る業 務に つい ては 、業 務 責任 者 間 で 調 整 を は かる 。 室 等 特 記 に よ り発 注者 より 提供 され た控 室、 仮眠 室及 び 資 材置 場 等 ( 以 下 控 室 等 とい う) は 善 良 な管 理者 の注 意を もっ て、 これ ら を 使 用 し な け れ ば なら ない 。 第 2 章 1 資 料 等 の 整 理 、 保 管 関 係図 面 等 の 整 関 係 図 面 、図 書類 等の 整理 保管 を行 う 。 理 2 予 備品 等 の 管 理 第 3 章 1 支 給 さ れ た消 耗品 及び 予備 品の 在庫 管 理 を行 う。 業 務 報 告 書 業 務 報 告 書 業 務 の 結 果を 建築 保全 業務 報告 書書 式等 によ る報 告 書 に記 入 し 、 作 業 終 了 後 、 速や かに 施 設 管 理担 当者 に提 出す る。 なお 、点 検 及 び 保 守 運 転 ・ 監 視業 務に つ い て は、 必要 に応 じ劣 化状 況等 を示 す 写 真 及 び 図 面 を 提 出す る。 特 記 仕 様 書 周南市富田南部の排水区域に係る宅地、農地等の排水を円滑にし、もって地域の安全と発展を図る ため、排水ポンプ施設(以下「施設」という。 )及び、これに附帯する各種の機器、建物、除塵施設、 遊水池、樋門等(以下「附帯設備」という。 )の維持管理を目的とするものである。 (委託の施設) 第1条 次に掲げる施設及び附帯設備の維持管理を行う。 施 設 の 名 称 施設の所在地 周南市野村開作排水ポンプ場 周南市野村南町4852番地の11 周南市道源開作排水機場 周南市三笹町4885番地の480 日新製鋼(株)野村開作東ポンプ場 周南市野村南町4838番地の1 日新製鋼(株)野村開作西ポンプ場 周南市野村南町4852番地の11 野村開作樋門(3連) 周南市野村南町4852番地の11地先 南陽樋門(4連) 周南市野村南町4852番地の11地先 (業務の内容及び分担) 第2条 委託する業務の範囲及び内容は次のとおりとする。 (1)排水ポンプ施設・各種機器の点検、運転及び維持管理 (2)除塵施設の運転、スクリーンの点検及び樋門の維持管理 (3)建物内の清掃及び施設周辺の管理・除草等 (4)スクリーン・除塵機の塵芥処理作業及び運搬処分 (5)野村開作排水ポンプ場天井クレーンの月例点検及び法定点検の受検 (6)小修繕及び防錆塗布 2.受託者、委託者及び施設の設置者の業務内容の区分は別表1の「業務内容及び分担表」による。 (経費の負担区分) 第3条 各施設及び附帯設備の維持管理に係る受託者、委託者及び施設の設置者の負担区分明細は別 表2−1、2−2及び2−3のとおりとする。 (施設の操作) 第4条 各施設及び附帯設備の操作維持管理については、別紙1に定める内容を遵守して行うものと する。 (業務責任者の選任) 第5条 受託者は、前条の操作維持管理を行うため、ポンプ施設の知識及び技術等の能力を有する者 の中から本業務の責任者を選任しなければならない。 2.前項の規定により、業務責任者を選任したときは、延滞なくその氏名を書面により、発注者に通 知しなければならない。業務責任者を変更したときも同様とする。 第6条 業務責任者の職務は、次のとおりとする。 (1)現場の最高責任者として、従業員の指揮、監督を行うこと。 (2)業務の執行状況を随時本市に報告するとともに、必要があれば協議を行うこと。 (3)従業員を教育し、技術の向上、事故の防止に努めること。 (業務の報告) 第7条 業務の処理状況を排水運転記録簿及び作業日誌等に記載し、毎月5日以内に市に提出するも のとする。ただし、点検の結果、異常を発見した場合は、速やかにその状況を発注者に報告し、そ の対応を協議しなければならない。 (委託期間) 第8条 施設及び附帯設備の維持管理に係る委託期間については、当該年度の1年間とする。 (委託料の支払) 第9条 委託料は毎月均等払いとし、発注者は受注者の提出する適正な請求書に基づき、請求を受け た日から30日以内に支払うものとする。 (物品の支給) 第10条 発注者は、施設及び附帯設備の維持管理に必要な次の各号に掲げる物品等をその都度又は 事前に受託者に支給、貸与又は給付するものとする。 (1)施設の操作、保守に要する燃料等(重油、オイル、ペンキ等) (2)通信費等(電話料、電気料、水道料) (3)手押し車 (4)草刈り機 (5)暖房器具 (6)その他の備品(事務机、椅子等) (受注者の義務) 第11条 次の各号を遵守し、施設及び附帯設備の適切な操作及び維持管理を行わなければならない。 (1)業務の重要性及び施設並びに附帯設備の構造について十分認識し、業務内容又はその処理方法 について精通するよう努めなければならない。 (2)火災、盗難、損壊等の事故防止に努め、常に施設、附帯設備及び施設周辺を清掃整備し、排水 業務に支障のないよう努めなければならない。 (3)第10条に規定する支給資材の乱用を避け、費用の節減に努めなければならない。 (4)業務中において緊急若しくは不明な事態が生じた場合は、適切な処置を講じるとともに、速や かに発注者に連絡しなければならない。 (5)次の台帳を整備しておかなければならない。 ① 施設ごとの運転日誌 ② 作業日誌 ③ 樋門確認日誌 ④ 物品受払台帳 ⑤ その他必要な書類 (業務の負担区分) 第12条 業務の遂行にあたり、善良なる注意を払わなかったことによる損害は受注者が、天災その 他不可抗力による損害は発注者がそれぞれ負担する。 (契約の解除) 第13条 次の各号のいずれかに該当する場合にはこの契約の一部又は全部を解除することが出来 る。 (1)受注者が契約を履行しないとき、又は履行の見込みがないと認められるとき。 (2)受注者が契約に違反したとき、又は重大な過失があったとき。 (3)発注者又は受注者が契約の解除を申出たとき。 (損害賠償) 第14条 受注者は、契約に定める義務を履行しないために発注者に損害を与えたときは、その損害 に相当する金額を損害賠償として発注者に支払わなければならない。 (その他) 第15条 受注者は、契約履行上、仕様書に明記していない事項であっても業務上当然必要な事項は これを行わなければならない。 2.前項の場合を除き、仕様書に定めにない事項で必要がある場合及びこの仕様書について疑義を生 じた場合には、発注者及び受注者協議の上解決するものとする。 別紙1 第1章 総則 (目的) 第 1 条 野村開作排水ポンプ場、道源開作排水機場、日新製鋼㈱野村開作東ポンプ場、日新製鋼㈱ 野村開作西ポンプ場(以下「野村開作排水ポンプ場等」という。)は、市内富田南部の排水区域に 係る宅地、農地等の排水を円滑にし、もって地域の安全と生活環境を保全するために建設された施 設である。 豪雨時にも機能を停止することなく、遅滞なく対処するとともに、日常から燃料、潤滑油等の危険 物の取扱いにも細心の注意をはらって業務にあたらなければならない。 また、スクリーン、除塵機の塵芥処理を行うとともに、各種機器、建築、遊水地、樋門等の維持管 理に努め、誠実にその業務を履行するものとする。 (業務の範囲) 第2条 業務の適用範囲は、野村開作排水ポンプ場等において、日常の排水処理運転を行うとともに 関連施設の整備点検及び機器の保全、スクリーン、ゲート等の塵芥処理を実施し、内外の整備を行 い、環境の美化に努め、施設本来の目的達成に備えるものである。 (運転管理) 第3条 運転管理は、年間を通じて別紙2により、定期的に行うものとする。 2.受注者は、必要に応じて善良なる管理者の立場に立って運転管理するものとする。 (緊急時の運転) 第4条 風水害等緊急事態が予測されるときは、速やかに出勤できるよう、体制を整えなければなら ない。 2.緊急時、流入水量、停電の有無等、状況を市に報告するとともに、緊急体制を確立し、市の指示 を受けて適正な運転操作をしなければならない。 (提出書類) 第5条 受注者は、契約後7日以内に、次の書類を1部提出しなければならない。なお、変更があっ た場合、速やかにそれぞれ書類を提出するものとする。 (1)連絡網及び組織表(現場管理、安全管理等) (2)業務責任者選任届 第2章 作業要領 (作業計画等) 第6条 受注者は、契約後、速やかに作業計画を作成し、発注者に報告しなければならない。作業計 画書には、次の事項を記載すること。 (1) 委託概要 (2) 主要設備 (3) 業務内容 (4) 従業員の名簿 (5) 通常の連絡体制 (6) 緊急時の連絡体制 (7) 緊急時の人員配置 (8) 工程表 (9) 有資格者の名簿 (10) 安全管理 (11) その他必要な事項 2.受注者は、作業計画に従い、誠実にその業務を履行しなければならない。 (機器の点検、整備結果) 第7条 受注者は、機器の点検、整備を行ったときは、点検報告書を毎月5日以内に発注者に報告し なければならない。 2.ただし、点検の結果、異常を発見した場合は速やかにその状況を発注者に報告し、その対応を協 議しなければならない。 (維持、修理) 第8条 受注者は、点検整備で発見した不良箇所や故障については、発注者の承認を得て修理しなけ ればならない。ただし、緊急を要する場合には、小修繕や応急措置を行った後、発注者に報告する ものとする。 2.修理不能の場合、速やかに市に報告し、その対策を協議するものとする。 (運転記録) 第9条 受注者は、運転管理状況等を業務報告書に記入し、毎月5日以内に発注者に報告しなければ ならない。 (安全の確保) 第10条 業務の実施にあたっては、安全の確保を十分留意しなければならない。 (火災の防止) 第11条 受注者は、火元責任者を選任し、火気の始末を徹底させ、火災の防止に努めなければなら ない。 (盗難の防止等) 第12条 受注者は、現場における設備機器、備品、工具等の盗難及び不法侵入者の防止に努めなけ ればならない。 (清掃、整頓) 第13条 受注者は、施設内外を適宜清掃するとともに、不要な物品等は整理整頓し、清潔に努めな ければならない。 第3章 その他 (完成図書、工具等) 第14条 業務履行上必要と認めた完成図書は、その都度発注者が貸与する。 2.点検整備、修理に必要な工具類や測定機器類は、受注者の負担とする。 (従業員の服装等) 第15条 従業員には、清潔で作業に安全な服装を着用させること。 (勤務の体制) 第16条 本業務は、24時間の常駐勤務体制とし、常駐勤務における現場事務所(待機場所)は道 源開作排水機場に置くものとする。但し、天候及び運転状況によっては野村開作排水ポンプ場にも 常駐勤務体制を整えること。 (疑義等) 第17条 本仕様書に定めのない事項又は本仕様書の履行につき疑義が生じた場合は、双方で協議し、 円滑に解決を図るものとする。 附則 受注者が変更した場合、新規受注者は旧受注者に、維持管理・運転操作方法等について引継ぎを受 けること。 その間の旧受注者の日当等は、新規受注者の負担とする。また、この業務委託について は、従来より運転員として野村開作住民を雇用していた経緯があり、原則として野村開作住民を2名 以上雇用すること。 別紙2 1.機器の点検・維持管理 (1)施設の名称 ① 野村開作排水ポンプ場 ② 道源開作排水機場 ③ 日新製鋼㈱野村開作東ポンプ場 ④ 日新製鋼㈱野村開作西ポンプ場 (2)主要機器の詳細 施設に設置されている主要機器の明細については別紙3に記載 (3)施設の運転及び点検 ① 施設の運転 水位に留意しながら、毎日運転すること。 ○ 野村開作排水ポンプ場 吸水水槽水位 4.7m以下(別図1)で運転すること。吸水 水槽水位計、ポンプ場前水位標、道水路上流水位標(別図2)の3箇所の水位を運転 前後に確認すること。その他流入してくる水路の水位確認も行うこと。 注1 道水路上流水位標、流入水路の水位確認頻度については別途協議の上決定する。 ○ 道源開作排水機場 吸水水槽水位 1.3m以下で運転すること。 但し、台風等緊急時に出動させ、ポンプ運転を別に要請する場合がある。その勤務に対する 手当ては別途協議する ② 日常点検の確認事項(2回/月) ア.主ポンプ・補機等のほこり、汚れの状況 イ.始動空気圧、空気漏れの有無 ウ.燃料タンクの燃料の有無、漏れの点検 エ.潤滑油の有無、オイルストレーナー点検 オ.冷却水の有無、配管等の腐食、漏れの点検 カ.エンジンのターニング キ.エンジン、補機、自家発の運転テスト ク.電源用バッテリー比重、電圧点検 ケ.ゲート部、スクリーンの作動試験、変形、破損の点検 コ.各電磁弁作動点検 サ.ポンプその他の機器の異音、振動点検 シ.ポンプベルトの張り、損傷の点検(異音、振動、油量、漏れ等) ス.各機器のグリース補給 (4)付帯設備等の名称 ① 野村開作除塵機及び付帯機器 ② 各ポンプ場スクリーン ③ 樋門 (5)日常点検の確認事項(2回/月) (除塵機) ア.除塵機のモーター電流値、チェーンの張り、リミットスイッチの作動状況等 イ.ベルトコンベアのモーター電流値、ベルトの張り、コロの回転状況等 ウ.ホッパーの作動状況等 エ.自家発の起動テスト、燃料の確認等 (各ポンプ場スクリーン) ア.スクリーンの変形、損傷点検 (樋門) ア.樋門の作動試験、グリース補給、損傷の点検 (6)年次点検 (樋門) ア. 樋門廻りに付着した牡蠣の除去 2.施設清掃及び処理 (1) 建物内の清掃及び施設周辺の管理、除草等 (2) スクリーンの塵芥除去 (3) 除塵機の塵芥処理作業及び運搬処分(ホッパーに蓄積し随時処分する。 ) 3.各設備の小修理及び防錆塗布 4.計測記録 以下の保守点検記録標を作成し、毎月発注者に報告する。 (1) 道源排水機場点検報告書 (2) 道源排水機場 除塵機点検報告書 (3) 野村排水機場点検報告書 (4) 野村開作ポンプ場 除塵機点検報告書 (5) 日新道源排水機場点検報告書 (6) 日新野村排水機場点検報告書 (7) 雨水ポンプ場燃料費発注状況表 (8) 野村、道源ポンプ場運転時間 (9) 周南市 富田南部排水施設運転維持管理業務 運転記録日誌 (10) 電動ホイスト月例点検表 別添「点検記録様式集」参照 別紙3 施設及び主要機器の明細 野村開作排水ポンプ場 排水ポンプ 設置台数3台 形式 横軸斜流ポンプ 口径 1,200 ㎜ 能力 4.0m×200 ? /min×270ps×180rpm 動力 ディーゼル機関 出力 270ps×900rpm 非常用発電機 設置台数1台 発電能力 350KVA 動力 ディーゼル機関 出力 420ps×1,200rpm 連続式除塵機 設置台数3台 道源開作排水機場 排水ポンプ 設置台数2台 型式 縦軸斜流ポンプ 口径 1,000 ㎜ 能力 4.7m×132 ? /min×210 ps×254rpm 動力 ディーゼル機関 出力 210ps×1,000rpm 非常用発電機 設置台数2台 発電能力 75KVA 動力 ディーゼル機関 出力 105ps×1,800rpm 間欠式除塵機 設置台数1台 日新製鋼㈱野村東ポンプ場 排水ポンプ 設置台数2台 型式 電動機駆動横軸斜流ポンプ 1台 口径 600 ㎜ 能力 4m×55 ? /min×55kW×830rpm 動力 電動機 出力 6600V×60Hz×55kW×1,170 rpm 型式 ディーゼル機関駆動横軸斜流ポンプ 1台 口径 1,000 ㎜ 能力 4m×150 ? /min×210 ps×220rpm 動力 ディーゼル機関 出力 210ps×750rpm スクリーン 日新製鋼㈱野村西ポンプ場 排水ポンプ 設置台数2台 型式 電動機駆動横軸斜流ポンプ 1台 口径 1,000 ㎜ 能力 4m×150 ? /min×150kW×210rpm 動力 電動機 出力 6600V/3300V×60Hz×150kW×1,180 rpm 型式 ディーゼル機関駆動横軸斜流ポンプ 1台 口径 1,000 ㎜ 能力 4m×150 ? /min×200 ps×210rpm 動力 ディーゼル機関 出力 200ps×720rpm スクリーン 野村開作樋門 構造 鉄筋コンクリート スライドゲート 幅 1.4m 高さ 1.4m 連数 3 形式 手動 南陽樋門 構造 鉄筋コンクリート スライドゲート 幅 1.4m 高さ 1.4m 連数 4 形式 手動 別表1 業務内容及び分担表 作業項目 1 2 ポンプの運転 塵芥の処理 作 業 作業内容と手順 時期等 運転前 委託者 ポンプ井、導水路の水位確認 ○ 始動前点検 ○ ポンプ起動動作確認 ○ 運転中 運転中の状況確認 ○ 停止時 ポンプ井、導水路の水位確認 ○ ポンプ停止動作確認 ○ 必要の スクリーン、除塵機前の状況確 都度 認 ○ ホッパー等への貯留及び貯留 ○ 量の確認 満杯時 委託者、処分業者への連絡 塵芥処分費 日常 施設の清掃、日常の点検の実施 不具合、異常の 必要の 委託者、設置者に報告し、対応 発見 都度 の指示を仰ぐ 修繕等 必要の 1 都度 4 ○ ○ 設備の管理 日常点検と清掃 消耗品の調達 必要の 都度 ○ ○ 修繕等を要する箇所の報 ○ 告 2 施設の修繕等の負担 3 修繕時の立会 1 受託業者の被服費及び事 ○ ○ 野村西、東ポン オイル等の調達及び費用 は経費の負担区分による 設置者も含む 設置者 ○ 務用品 2 備 考 ○ 塵芥の掻揚、除塵機の運転 3 受託者 ○ プ場は日新製鋼 ㈱が負担 5 燃料等の調達 必要の 重油等の調達及び費用は経費 都度 の負担区分による 野村西、東ポン ○ プ場は日新製鋼 ㈱が負担 6 労働安全推進 7 緊急時の対応 労働安全の推進 必要の 風水害等による施設の破損時 都度 の協議、対応 ○ ○ ○ 8 事故発生時の対 応 必要の 1 都度 機器の破損、油等の漏洩、 野村西、東ポン 流入など事故発生及び事故 発生が予測される場合は応 プ場は日新製鋼 ○ ○ ㈱にも報告 急措置を取り直ちに委託者 に報告、協議 必要の 2 都度 事故原因究明の結果、受託 業者に責がある場合の損害 ○ 賠償責任の負担 9 各種業務報告書 の提出 契約時 業務計画書 ○ 毎月 1 運転記録日誌 ○ 2 機器の点検報告書(各ポン プ場のポンプ及び除塵機) 3 野村、道源ポンプ場運転時 間 4 燃料費発注状況表 5 野村排水ポンプ場天井ク レーン点検表 1年 6 樋門の管理記録(県の様 式) 野村西、東ポン プ場は日新製鋼 ○ ○ ○ ○ ○ ㈱にも提出 別表2−1 周南市野村開作排水ポンプ場の経費の負担区分 設置者 周南市 区 分 委託者 受託者 設置者 ポンプ設備、その修理 ○ その他施・設備、修理等 ○ 光熱水費 ○ 通信費 ○ 消耗品 ○ 塵芥等の処分費 ○ 備 考 受託業者の被服費及び 事務用品は除く 従業員労務費 ○ 従業員の福利厚生費 ○ 従業員の研修費 ○ 受託者の事務経費 ○ 別表2−2 周南市道源開作排水機場の経費の負担区分 設置者 山口県 区 分 委託者 受託者 設置者 ポンプ設備、その修理 ○ その他施・設備、修理等 ○ 光熱水費 ○ 通信費 ○ 消耗品 ○ 塵芥等の処分費 ○ 備 考 受託業者の被服費及び 事務用品は除く 従業員労務費 ○ 従業員の福利厚生費 ○ 従業員の研修費 ○ 受託者の事務経費 ○ 別表2−3 日新製鋼㈱野村開作東ポンプ場及び日新製鋼㈱西ポンプ場の経費の負担区分 設置者 日新製鋼株式会社 区 分 周南製鋼所 委託者 受託者 設置者 ポンプ設備、その修理 ○ その他施・設備、修理等 ○ 光熱水費 ○ 通信費 − − 消耗品 塵芥等の処分費 − ○ ○ 従業員労務費 ○ 従業員の福利厚生費 ○ 従業員の研修費 ○ 受託者の事務経費 ○ 備 考 受託業者の被服費及び 事務用品は除く 点検記録様式集
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