ラミクタール インフォメーション ■ 調査目的 ラミクタールの使用実態の把握、およびラミクタールを有効かつ安全に使用するための情報収集 ■ 調査対象 対象患者は全国の調査対象の医療機関を受診した部分発作(二次性全般化発作を含む)、強直間代発作またはLennox-Gastaut症 候群における全般発作を発作型とするてんかん患者のうち、ラミクタールを初めて使用する患者 ■ 調査方法 【目標症例数】 成人(15~64歳) および小児(2~14歳)各1,000例以上を含む計3,000例(0.1%以上の頻度で発現する有害事象 を少なくとも1例、95%の信頼度で検出可能な3,000例) 【登録期間】 2009年1月~2013年5月〔2013年5月までに約2,300例の調査票を収集〕 【登録方法】 中央登録方式 【観察期間】 ラミクタール投与開始日から24週(168日) 〔投与開始24週未満でラミクタールの投与を終了 (中止) した症例については、投与終了 (中止)時点までとした〕 【調査項目】 患者背景、薬剤使用状況、安全性、有効性 など ■ 調査概要フローチャート 登録症例数 2,903 例 調査票回収症例数 2,316 例 安全性解析対象症例数 49 例 除外理由 登録違反(処方日より14日を超えた登録) 初診日以降来院せず 契約期間外の登録 本剤未投与 39 例 6例 2例 2例 2,267 例 小児 (15歳未満) 成人 (15歳以上) 670 例 1,597 例 有効性解析対象症例数 安全性解析対象除外症例 有効性解析対象除外症例 215 例 除外理由 効果判定不能 登録違反(副作用発現症例) 初診日以降来院せず(副作用発現症例) 206 例 8例 1例 2,052 例 小児 (15歳未満) 成人 (15歳以上) 632 例 1,420 例 [兼子 直 ほか:臨床医薬 29(11) :929-949, 2013] 1 ラミクタール インフォメーション ラミクタールの追加投与開始時の罹病期間(中央値) は バルプロ酸(VPA)併用18年、VPA非併用16年、 抗てんかん薬の併用薬剤数(平均値) はVPA併用2.40剤、 VPA非併用1.99剤でした ■ てんかん発作型、てんかん罹病期間 ・15歳以上の安全性解析対象1,597例(VPA併用699例、VPA非併用898例) において、部分発作が1,786例(各々644例、1,142 例)、強直間代発作が192例(各々132例、60例)、Lennox-Gastaut症候群が67例(各々56例、11例)収集されました。※症例数 は重複あり ・ラミクタール追加投与開始時のてんかん罹病期間(中央値) は、VPA併用18年、VPA非併用16年でした。 ■ 発作型および症候群(15歳以上) VPA併用 VPA非併用※1 (n=699) 部分発作 (n=898) 644 例※2 1,142 例※3 強直間代発作 132 例 60 例 Lennox-Gastaut症候群 56 例 11 例 ※1:抗てんかん薬の併用がなかった38例を含む ※2:単純部分発作97例、複雑部分発作324例、二次性全般化発作223例 ※3:単純部分発作230例、複雑部分発作567例、二次性全般化発作345例 (重複あり) [兼子 直 ほか:臨床医薬 29(11) :929-949, 2013] ■ 罹病期間別の患者の割合〔追加投与開始時〕 (15歳以上) VPA非併用※(n=898) VPA併用(n=699) (%) 40 (%) 罹病期間(中央値) 18 年 40 37.1% 16 年 30 30 患 者の 割 合 患 者の 割 合 23.6% 20 13.2% 10 0 罹病期間(中央値) ~2年 10 0 2< 5< 10< 20年< 不明 ~5年 ~10年 ~20年 罹病期間 27.2% 20 12.0% 6.6% 7.6% 34.9% 10.8% ~2年 7.6% 10.8% 8.8% 2< 5< 10< 20年< 不明 ~5年 ~10年 ~20年 罹病期間 ※:抗てんかん薬の併用がなかった38例を含む [兼子 直 ほか:臨床医薬 29(11) :929-949, 2013] 2 ■ 抗てんかん薬の併用状況 ラミクタール追加投与開始時の抗てんかん薬の併用薬剤数(平均値) はVPA併用2.40剤、VPA非併用1.99剤でした。 ■ 抗てんかん薬の併用薬剤数〔追加投与開始時〕 (15歳以上) VPA非併用※(n=700) VPA併用※(n=531) (%) 2.40 ± 1.10 剤 40 29.0% 30.1% 20 患 者の 割 合 患 者の 割 合 25.1% 15.8% 10 0 併用薬剤数 50 (平均値±標準偏差) 40 30 (%) 併用薬剤数 50 (平均値±標準偏差) 1.99 ± 0.95 剤 35.0% 35.9% 30 18.3% 20 7.1% 10 1剤 2剤 3剤 0 4剤以上 抗てんかん薬の併用薬剤数 1剤 2剤 3剤 4剤以上 抗てんかん薬の併用薬剤数 ※:安全性解析対象症例数のうち、投与開始168日時点でラミクタールの投与を継続している症例を対象とした [兼子 直 ほか:臨床医薬 29(11) :929-949, 2013] 3 ラミクタール インフォメーション ラミクタールは成人における部分・全般てんかん双方に対して 発作抑制効果を示しました ■ 50%以上発作頻度減少率 ラミクタール追加投与後の観察期間(6ヵ月)終了時におけるてんかん患者(15歳以上) の50%以上発作頻度減少率は、単純部分発 作では65.3%、複雑部分発作では61.0%、二次性全般化発作では71.3%、強直間代発作では78.8%、Lennox-Gastaut症候群で は45.1%でした。 ■ ラミクタール追加投与後の50%以上発作頻度減少率〔観察期間 (6ヵ月) 終了時〕 (15歳以上) (%) 100 %以 上 発 作 頻 度 減 少 率 50 80 65.3% 60 61.0% 78.8% 71.3% 有効性解析対象症例 (n=1,420) 45.1% 40 20 0 単純部分発作 複雑部分発作 二次性 全般化発作 強直間代発作 LennoxGastaut 症候群 (n=124) (n=359) (n=143) (n=146) (n=51) [兼子 直 ほか:臨床医薬 29(11) :929-949, 2013] 4 ■ 全般改善度※1 ラミクタール追加投与後の観察期間(6ヵ月)終了時における有効率※2は、単純部分発作がバルプロ酸(VPA)併用で55.1%、VPA非 併用で40.4%、複雑部分発作が各々47.2%、40.2%、二次性全般化発作が各々46.2%、49.7%、強直間代発作が各々53.1%、 48.0%、Lennox-Gastaut症候群が各々36.2%、36.4%でした。 ■ 全般改善度〔観察期間 (6ヵ月) 終了時〕 (15歳以上) VPA併用 【発作型】 有効率55.1% 単純部分発作 15 例 (n=89) 34 例 0 20 16 例 40 21 例 60 3例 80 100 (%) 有効率47.2% 複雑部分発作 44 例 (n=288) 92 例 0 66 例 72 例 20 40 60 14 例 80 100 (%) 有効率46.2% 二次性 全般化発作 32 例 (n=195) 0 58 例 54 例 20 40 45 例 60 6例 80 100 (%) 有効率53.1% 強直間代発作 25 例 (n=113) 0 35 例 20 24 例 40 24 例 60 5例 80 100 (%) 患者の割合 【症候群分類】 有効率36.2% LennoxGastaut症候群 7例 (n=47) 0 10 例 20 10 例 40 16 例 60 4例 80 100 (%) 患者の割合 著明改善 改善 有効 5 やや改善 不変 悪化 VPA非併用 【発作型】 有効率40.4% 単純部分発作 24 例 (n=213) 62 例 0 44 例 20 69 例 40 60 14 例 80 100 (%) 有効率40.2% 複雑部分発作 61 例 (n=518) 147 例 0 146 例 130 例 20 40 60 34 例 80 100 (%) 有効率49.7% 二次性 全般化発作 48 例 (n=314) 108 例 0 20 66 例 40 82 例 60 10 例 80 100 (%) 有効率48.0% 強直間代発作 12 例 (n=50) 0 12 例 20 10 例 40 16 例 60 80 100 (%) 患者の割合 【症候群分類】 有効率36.4% LennoxGastaut症候群 2例 (n=11) 0 2例 20 4例 40 2例 60 1例 80 100 (%) 患者の割合 著明改善 改善 やや改善 不変 悪化 有効 このグラフは、本剤の適応を有する発作型および症候群分類に対する成績を掲載しています ※1 全般改善度:調査担当医師が観察期間終了時におけるてんかん発作の回数変化、強さ、長さの ほか、てんかんに付随する症状を、投与開始前と比較して総合的に判断し、 「 著明 改善」、 「改善」、 「やや改善」、 「不変」、 「悪化」の5段階、 「判定不能」を含む6区分で 判定した。 ※2 有効率: 「著明改善」および「改善」に該当する症例を「有効」とし、有効例の割合により算出 した。 [兼子 直 ほか:臨床医薬 29(11) :929-949, 2013] 6 ■ 精神症状、活動性に及ぼす影響 その他の作用 ラミクタール追加投与による発作頻度以外の改善作用として、精神症状の安定がみられたのが14.1%(200/1,420例)、活動性の向 上がみられたのが8.4%(119/1,420例) でした。 それぞれの改善作用を全般改善度別にみたところ、全般改善度が 「著明改善」、 「改善」、 「やや改善」 した患者群で、精神症状の安定お よび活動性の向上がそれぞれ高率に認められたことから、ラミクタールの追加投与により、発作改善に加え精神症状や活動性の改善 も同時に得られることが示唆されました。 ■ 全般改善度別にみた精神症状、活動性の改善〔観察期間 (6ヵ月) 終了時〕 (15歳以上) 【精神症状の安定がみられた患者の割合】 著明改善 22.1% (n=222) 全般改善度 改善 19.2% (n=437) やや改善 16.3% (n=319) 不変 3.6% (n=365) 悪化 2.6% (n=77) 合計 14.1% (n=1,420) 0 5 10 15 20 25 (%) 20 25 (%) 患者の割合 【活動性の向上がみられた患者の割合】 著明改善 11.3% (n=222) 全般改善度 改善 11.9% (n=437) やや改善 11.3% (n=319) 不変 1.6% (n=365) 悪化 0% (n=77) 合計 8.4% (n=1,420) 0 5 10 15 患者の割合 [兼子 直 ほか:臨床医薬 29(11) :929-949, 2013] 【ラミクタールの効能・効果】 (抜粋) 他の抗てんかん薬で十分な効果が認められないてんかん患者の下記発作に対する抗てんかん薬との併用療法 ・部分発作(二次性全般化発作を含む) ・強直間代発作 ・Lennox-Gastaut症候群における全般発作 7 ラミクタール インフォメーション ラミクタールは投与開始24週時点で、 75%以上の服薬継続率を示しています ■ 服薬継続率 ラミクタール追加投与後の観察期間 (6ヵ月) 終了時における服薬継続率は、バルプロ酸 (VPA) 併用75.7%、VPA非併用77.5%でした。 ■ ラミクタールの服薬継続状況〔観察期間 (6ヵ月) 終了時〕 (15歳以上) 服薬継続 服薬中止 (529/699例) (170/699例) 服薬継続 服薬中止 (695/897例) (202/897例) 75.7% VPA併用 (n=699) 24.3% 77.5% VPA非併用 (n=897 ※ ) 0 20 22.5% 40 60 80 100 (%) 割 合 安全性解析対象症例(n=1,597) 〔※:服薬継続の有無が不明な1例を除く〕 [兼子 直 ほか:臨床医薬 29(11) :929-949, 2013] 8 ラミクタール インフォメーション ラミクタール追加投与の安全性、皮膚障害の発現状況 ・15歳以上の安全性解析対象1,597例におけるラミクタールの副作用発現率は、バルプロ酸(VPA)併用23.0%(161/699例)、VPA 非併用21.0%(189/898例) でした。 ・副作用は、VPA併用では発疹(3.7%)、浮動性めまい (3.0%)、傾眠(2.4%) など、VPA非併用では発疹(3.6%)、傾眠(3.5%)、浮動 性めまい (2.2%) などが認められました。 ・器官別分類では、VPA併用・非併用ともに神経系障害(各々8.3%、8.5%) が最も多く、次いで皮膚および皮下組織障害(各々7.6%、 7.5%) でした。 ・重篤な副作用は、VPA併用では699例中21例23件(てんかん、痙攣など)、VPA非併用では898例中30例34件(てんかん、痙攣な ど) に認められました。また、VPA非併用では、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群) の発現が1例に認められました。 ■ 副作用発現状況(15歳以上) VPA併用 全ての副作用 調査症例数 VPA非併用※1 重篤な副作用 全ての副作用 699 重篤な副作用 898 副作用等の発現症例数 161 21 189 30 副作用等の発現件数 204 23 249 34 23.0% 3.0% 21.0% 3.3% 副作用等の発現率 副作用等の種類 血液およびリンパ系障害 鉄欠乏性貧血 副作用等の種類別発現症例数または件数(%) 3(0.4%) 1(0.1%) 1(0.1%) 汎血球減少症 血小板減少症 1(0.1%) 1(0.1%) リンパ球増加症※2 好中球減少症 2(0.2%) 1(0.1%) 1(0.1%) 心臓障害 1(0.1%) 動悸※2 1(0.1%) 耳および迷路障害 1(0.1%) 回転性めまい※2 1(0.1%) 眼障害 7(1.0%) 2(0.2%) 複視 4(0.6%) 1(0.1%) 眼部腫脹 1(0.1%) 霧視 1(0.1%) 結膜充血※2 1(0.1%) 9 1(0.1%) 1(0.1%) 胃腸障害 15(2.1%) 14(1.6%) 腹部不快感 1(0.1%) 2(0.2%) 口唇炎※2 1(0.1%) 便秘※2 2(0.2%) 下痢 1(0.1%) 歯肉腫脹※2 1(0.1%) 悪心 10(1.4%) 6(0.7%) 口内炎 1(0.1%) 2(0.2%) 嘔吐 2(0.3%) 2(0.2%) 1(0.1%) 口の感覚鈍麻※2 口の錯感覚※2 一般・全身障害および投与部位の状態 1(0.1%) 9(1.3%) 無力症※2 1(0.1%) 胸痛 1(0.1%) 12(1.3%) 1(0.1%) 疲労 1(0.1%) 歩行障害 1(0.1%) 易刺激性 1(0.1%) 2(0.2%) 6(0.7%) 倦怠感※2 粘膜の炎症 1(0.1%) 発熱 4(0.6%) 4(0.4%) 肝胆道系障害 2(0.3%) 3(0.3%) 肝機能異常 1(0.1%) 3(0.3%) 肝障害 1(0.1%) 感染症および寄生虫症 4(0.6%) 咽頭炎※2 2(0.3%) ウイルス性発疹 1(0.1%) 口腔ヘルペス※2 1(0.1%) 臨床検査 アラニンアミノトランスフェラーゼ異常 14(2.0%) 1(0.1%) 1(0.1%) 4(0.4%) 1(0.1%) 1(0.1%) 13(1.4%) 1(0.1%) 2(0.2%) アミラーゼ※2 1(0.1%) 1(0.1%) アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ増加 血中クロール増加※2 1(0.1%) 1(0.1%) 血中クレアチンホスホキナーゼ異常※2 1(0.1%) 血中クレアチンホスホキナーゼ増加※2 1(0.1%) 血中クレアチニン増加※2 1(0.1%) 10 2(0.2%) 4(0.4%) アラニンアミノトランスフェラーゼ増加 アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ減少※2 2(0.2%) 血中乳酸脱水素酵素異常※2 1(0.1%) 血圧低下※2 1(0.1%) 血中ナトリウム減少※2 1(0.1%) 血中尿素増加※2 1(0.1%) C-反応性蛋白増加※2 1(0.1%) γ-グルタミルトランスフェラーゼ異常 1(0.1%) γ-グルタミルトランスフェラーゼ増加 1(0.1%) ヘマトクリット減少 1(0.1%) ヘモグロビン減少 1(0.1%) 1(0.1%) 臨床検査異常※2 肝機能検査異常 2(0.3%) リンパ球数増加※2 1(0.1%) 血小板数減少 2(0.2%) 赤血球数減少 2(0.3%) 白血球数減少 1(0.1%) 白血球数増加※2 2(0.3%) 血小板数増加※2 1(0.1%) 尿中ウロビリノーゲン※2 1(0.1%) 6(0.7%) 1(0.1%) アミラーゼ異常※2 代謝および栄養障害 5(0.7%) 4(0.4%) 高アンモニア血症※2 1(0.1%) 低蛋白血症※2 1(0.1%) 2(0.2%) 食欲減退 4(0.6%) 2(0.2%) 2(0.3%) 2(0.2%) 筋骨格系および結合組織障害 関節痛 1(0.1%) 筋肉痛 1(0.1%) 1(0.1%) 1(0.1%) 筋骨格硬直※2 良性、悪性および詳細不明の新生物 (嚢胞およびポリープを含む) メラノサイト性母斑※2 神経系障害 1(0.1%) 1(0.1%) 58(8.3%) 運動失調 1(0.1%) 概日リズム睡眠障害※2 1(0.1%) 14(2.0%) 76(8.5%) 21(2.3%) 間代※2 1(0.1%) 複雑部分発作※2 1(0.1%) 1(0.1%) 8(0.9%) 8(0.9%) 痙攣 7(1.0%) 浮動性めまい 21(3.0%) 11 7(1.0%) 20(2.2%) ジスキネジー 2(0.3%) てんかん 8(1.1%) 頭痛 1(0.1%) 8(1.1%) 2(0.2%) 1(0.1%) 錯感覚 1(0.1%) 嗅覚錯誤※2 1(0.1%) 傾眠 17(2.4%) てんかん重積状態※2 1(0.1%) 振戦 2(0.3%) 31(3.5%) 1(0.1%) 平衡障害 妊娠、産褥および周産期の状態 流産※2 2(0.2%) 1(0.1%) 1(0.1%) 1(0.1%) 1(0.1%) 精神障害 10(1.4%) 17(1.9%) 激越 3(0.4%) 8(0.9%) 不安 1(0.1%) 妄想※2 1(0.1%) 気分変調性障害※2 2(0.2%) 幻聴 1(0.1%) 初期不眠症 1(0.1%) 3(0.4%) 4(0.4%) 1(0.1%) 言葉もれ※2 躁病※2 1(0.1%) 呻吟※2 1(0.1%) 気分変化※2 2(0.2%) 被害妄想※2 1(0.1%) 2(0.2%) 絶叫※2 睡眠障害※2 1(0.1%) 精神状態変化※2 1(0.1%) 頻尿※2 呼吸器、胸郭および縦隔障害 1(0.1%) 1(0.1%) 3(0.4%) 3(0.3%) 1(0.1%) 呼吸困難※2 鼻出血※2 1(0.1%) 1(0.1%) 早朝覚醒型不眠症※2 腎および尿路障害 1(0.1%) 1(0.1%) 幻覚 不眠症 13(1.4%) 3(0.3%) 感覚鈍麻※2 運動低下 13(1.4%) 1(0.1%) 1(0.1%) 喉頭痛※2 12 1(0.1%) 口腔咽頭腫脹※2 1(0.1%) 1(0.1%) 咽頭紅斑※2 口腔咽頭痛※2 皮膚および皮下組織障害 1(0.1%) 53(7.6%) 脱毛症※2 1(0.1%) 皮膚炎 2(0.3%) 薬疹 6(0.9%) 5(0.7%) 67(7.5%) 7(0.8%) 2(0.3%) 11(1.2%) 1(0.1%) 湿疹 4(0.4%) 紅斑 5(0.7%) 毛髪変色※2 1(0.1%) 8(0.9%) 1(0.1%) 男性型多毛症※2 丘疹 1(0.1%) 1(0.1%) そう痒症 3(0.4%) 6(0.7%) 発疹 26(3.7%) 32(3.6%) 全身性皮疹 1(0.1%) 斑状丘疹状皮疹 1(0.1%) 1(0.1%) 皮膚障害※2 4(0.6%) 1(0.1%) 1(0.1%) 1(0.1%) 1(0.1%) Stevens-Johnson症候群 蕁麻疹 2(0.3%) 1(0.1%) 全身紅斑 2(0.3%) 2(0.3%) 2(0.2%) 全身性そう痒症 1(0.1%) 中毒性皮疹 1(0.1%) 1(0.1%) 好酸球増加と全身症状を伴う薬物反応 1(0.1%) 1(0.1%) 副作用の[器官別分類]は「症例数」、 [種類]は「件数」とした ※1:抗てんかん薬の併用がなかった38例を含む ※2:使用上の注意から予測できない副作用〔ラミクタール添付文書:2011年7月改訂(第5版)〕 (MedDRA ver.16.0) [兼子 直 ほか:臨床医薬 29(11) :929-949, 2013] 13 ラミクタール インフォメーション ●成人 (15歳以上) のラミクタール副作用発現率は、バルプロ酸 (VPA) 併用23.0% (161/699例) 、VPA非併用21.0% (189/898例) でした。 ●副作用は、VPA併用では発疹(3.7%)、浮動性めまい(3.0%)、傾眠(2.4%) など、VPA非併用では発疹(3.6%)、傾眠(3.5%)、浮動性めまい(2.2%)などが 認められました。 ●重篤な副作用は、VPA併用では699例中21例23件(てんかん、痙攣など)、 VPA非併用では898例中30例34件(てんかん、痙攣など)に認められました。 また、VPA非併用では、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)の発現 が1例に認められました。 ●本調査では、 「治療抵抗性」 の難治例が多いと考えられたにもかかわらず、ラミクター ルは成人および小児における部分・全般てんかん双方に対して発作抑制効果を示し ました。 ●ラミクタール投与開始24週時点で、75%以上のてんかん患者が服薬を継続して いることが示されました。 [兼子 直 ほか:臨床医薬 29(11) :929-949, 2013] 「警告・禁忌を含む使用上の注意」等については、製品添付文書をご参照ください。 14
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