｢第６期亘理町高齢者保健福祉計画　・　介護保険事業計画（素案）｣に対する意見公募（パブリックコメント）の結果について実施期間　：　平成２７年１月７日　から　平成２７年１月２０日意見数　：　５　件 № ご意見の内容（要旨）町の考え方高齢化が進み、介護給付費が増加していることは理解したが、給付費を少なくするための対応を積極的に計画し、推進してもらいたい。特に介護予防について重点を置いていただきたい。 1 2 3 今回の介護保険法の改正で、介護予防事業が｢介護予防・日常生活支援総合事業｣となり、その柱が｢一般介護予防事業｣と｢介護予防・生活支援サービス事業｣の二つになります。これらについては、サービスを多様化し、各自治体の実情に応じて取り組みを見直すよう国から示されており、対象者も 65歳以上の元気な方、虚弱な方（前二次予防事業対象者）を区別せず、介護認定の要支援１・２の方も含めて行うこととなります。介護予防は多様なアプローチが必要になるため、今後詳細を検討し、国で示されている平成29年4月までに事業を開始するよう、住民のみなさんや関係各所に周知していく予定です。その間、現在行っている脳活性化教室や介護予防運動教室、介護予防出前講座等を充実して実施するとともに広報等で介護予防の大切さを普及啓発してまいります。 P１４　健康づくりの目標値（表３－２）は、現状からみて可能な今回お示ししました目標値は、平成25年3月に策定しました健康づくり計画数値に感じるので、もっと高い目標値とし、どうすれば達成でき｢第２次健康わたり２１｣において目標としている数値となっております。るか検討し、病院・施設のお世話になる方を減らすようお願いし今後とも目標値の達成のため、がんを含めた生活習慣病の発症予防、重症たい。化予防対策を中心として健康づくりを進めていきます。なお、「第２次健康わたり２１」は、平成29年度に中間評価を行い、目標値についても再検討する予定です。 P４　高齢者人口及び被保険者数で、平成３７年度には第１号被保険者数と第２号被保険者数がほぼ同数になることが記載されているが、その後の第３章以降で、健康づくり、介護予防について第２号被保険者に対する対応があまり触れられていないように思う。第2号被保険者（40歳～64歳）については、脳血管疾患等、国が指定した16 種類の病気になった場合に介護保険サービスのご利用が可能となります。亘理町の総人口と高齢者人口の推計では、平成37年度に第1号被保険者（65歳以上）と第2号被保険者が、ほぼ同数になることが記載されておりますが、現在、介護認定者約1,850人のうち、第2号被保険者の方は約30人、割合にすると1.6％に留まっている状況となっております。このことから、本計画では、第2号被保険者のみへの施策等については特段記載しておりませんが、高齢者が一般の町民とともに健康づくりや介護予防を推進していくという視点に基づき計画を策定いたしました。 № 4 5 ご意見の内容（要旨）町の考え方 P８　７．日常生活圏域ニーズ調査の結果から、健康な方が８割もいることが分かり心強く思いました。その方たちのためにも、病院・施設のお世話にならないような施策の推進をお願いしたい。また、生活機能、日常動作、社会参加、健康、介護の状況から、一つ問題を抱えると徐々に他の事がやれなくなると解釈しました。地域ぐるみでの共助の推進をお願いしたい。今回の介護保険制度改正では、地域包括ケアシステムの推進が課題でありますが、団塊の世代が皆、後期高齢者となる2025年には、入所施設は大幅に不足し在宅高齢者が増加、住みなれた地域で高齢者の暮らしを見守り支える仕組みづくり、活動の普及が今以上に求められてきます。また、このことに伴い、高齢者自らも地域活動やボランティア等に社会参加し外出することで共助の担い手として活躍し、心と体の健康や機能を長く保っていくことが必要となります。今後、これら支え合う共助活動の構築と推進にあたり、地域の現状を把握のうえ、地域ケア会議（委員構成：町内の医療・介護関係者、老人クラブ会長、民生委員、被保険者代表など）の中にて、情報やアイディア等に合わせご意見をいただきながら検討を進め、多様な施策の推進を図ってまいります。 P１２　２．健康づくり対策の（２）食育・食生活の部分で、高齢者はもちろん児童生徒も食べ過ぎで、県内でもワーストと伺っています。糖・塩分の摂り過ぎ、食べ過ぎによる非健康の方が増えているように思いますので、食べ過ぎず、いかに体によい食べ方になれば、子どもから大人まで健康に良い食育・食生活でより良い健康づくりになると思います。ご意見ありがとうございます。健康づくり対策については、「第２次健康わたり２１」、「第２次亘理町食育推進計画」を策定し、生活習慣病の発症予防、重症化対策を含め、ライフステージに合わせて健康づくりを進めていきます。今後ともご協力をお願いいたします。