平成２６年１２月２４日(水) 国土交通省東京国道事務所警視庁交通部記者発表資料国道２４６号三軒茶屋～駒沢において、自転車通行空間を整備します～バス専用通行帯内において、自転車ナビラインを大都市圏内で初めて試行します～国土交通省東京国道事務所、警視庁等は、平成２４年１０月より「自転車通行環境整備課題検討ＷＧ（会長：東京工業大学大学院屋井鉄雄教授）」を設置し、東京都内の自転車通行環境整備の検討を進めているところです。このたび、国土交通省東京国道事務所と警視庁は、世田谷区、バス事業者（小田急バス、せたがやくさんげんぢゃやこまざわ東急バス）と協力しながら、国道２４６号世田谷区三軒茶屋交差点から駒沢交差点までのかみうま延長約２ｋｍの区間において自転車通行空間を整備します。このうち、上馬交差点～駒沢交差点までの延長約１ｋｍの区間を平成２７年１月より工事に着手し、同年２月を目途に完成させる予定です。完成日時等の詳細については、後日、改めて発表します。当該区間は、バス専用通行帯が指定されており、このバス専用通行帯内において自転車と他交通との交錯が見られます。また、歩道幅員が狭く、歩道上において歩行者と自転車の交錯も見られます。このため、バス専用通行帯内において、自転車ナビライン（自転車の通行位置の明示）の整備を大都市圏内で初めて試行します。また、今回、自転車利用者及びバスドライバー等に対してルールの周知も併せて実施します。整備後には、国土交通省東京国道事務所と警視庁が、自転車利用者、歩行者及びバス乗降客の安全性、バスの定時性の確保等について効果検証して参ります。整備イメージ発表記者クラブ竹芝記者クラブ、神奈川建設記者会、警視庁在庁報道機関、都庁記者クラブ問い合わせ先国土交通省東京国道事務所副所長交通対策課長警視庁交通部交通規制課都市交通管理室長にしおふみひろ西尾文宏はいしまひろのぶ蓜島洋伸しいなやすお椎名康雄電話03-3512-9090 内線204 内線471 電話03-3581-4321 内線51910 １別添資料１国道２４６号（三軒茶屋～駒沢）の現状【道路及び交通の状況】当該区間は、自動車、自転車及び歩行者の交通量が多い箇所です。バス専用通行帯が指定されており、このバス専用通行帯内において自転車と他交通との交錯が見られます。また、歩道幅員が狭いため、歩道上での歩行者と自転車の交錯も見られます。 車線数：６車線  最高速度：６０km/h（法定） 交通量：自動車２６，３０４台（昼間１２時間）４７，１３１台（２４時間）２，２３９台（昼間１２時間） ※H17交通センサスより自転車２，９６６人（昼間１２時間）（世田谷区上馬1‐15）歩行者【交通事故の発生状況】 ※公益財団法人交通事故総合分析センターより  自転車関連事故件数：５３件（平成２２年～平成２４年の３年間、三軒茶屋交差点～上馬交差点間（約１．１ｋｍ）） ※うち、車と自転車の事故が６６％、自転車と歩行者の事故が１５％。 ※１キロあたりの自転車関連事故件数は、東京２３区内の直轄国道平均の約３倍。【バス専用通行帯の設置状況】朝夕のピーク時間には、路線バスが２０本以上運行されており、バスの定時性を確保するために、左側車線がバス専用通行帯として運用されています。規制時間は、上りが７：００～９：００（または９：３０）、下りは１７：００～１９：００の時間帯です。 ■ 位置図若林西太子堂事業箇所松陰神社前世田谷区駅屋三軒茶屋三軒茶屋都田園急通り環七上馬上馬市線若林世田谷通り東世田谷東京都茶軒三平成２７年度工事着手予定駒沢大学駅前駒沢大学駅前駒沢駒大沢学号 246 道国駅通り自由駒沢緑泉公園平成２７年２月完成目途駒沢公園２別添資料２国道２４６号（三軒茶屋～駒沢）における自転車通行の課題 ○第一車線の中央や右寄りを通行する自転車が、自動車や原付バイクと交錯し危険 ① 一般部 ○車道を逆走する自転車があり危険 ○路上駐車が、バスの進路を阻害 ○狭い歩道上で歩行者と自転車が交錯し危険バス専用 7-9 ② バス停部 ○右側から追い越す自転車がバスの発車を阻害 ○バス乗降客と自転車が交錯し危険 ○後方を十分に確認せずにバスを右側から追い越す自転車が、自動車に挟まれて危険 ○バス停車中、自転車が歩道に移行し、歩行者と交錯し危険 ※発進するバスの進路の変更を妨げることは道路交通法で禁止されています３別添資料３国道２４６号（三軒茶屋～駒沢）における自転車通行空間整備の概要【整備内容】自転車ナビラインで自転車の通行位置と方向を明示看板等で自動車利用者に対するルールを周知自転車ナビラインで自動車利用者等に自転車動線を周知整備イメージ ◆ 標準横断図（計画）自転車ナビライン：国土交通省施工 3.50 0.50 2.75 1.00 3.25 3.25 自転車ナビライン自転車ナビラインとは？  自転車の通行位置と方向を明示して、安全な通行を促すとともに、自動車利用者等に自転車動線を知らせる法定外の路面表示です。４