第9章 財務 - Lions Clubs International

第9章
財務
財務部の目的は、銀行取引、一般会計、受取勘定、予算編成、会計監査等を含む、協会の財務方針を
管理することである。地区ガバナーの予算を管理するだけでなく、財政上健全なクラブを維持する上
で、財務部は地区ガバナーへの助力に努める。
財務報告及びコンプライアンス課
この課は、国際理事会によって定められた地区ガバナー経費支払方針に沿って、ガバナーの旅費及び
事務経費を管理することに責任をもつ。方針を必ずよく読み、質問や意見がある場合には、財務報告
及びコンプライアンス課に連絡する。
地区ガバナー経費支払請求
地区ガバナー経費支払請求
必要なクラブ公式訪問及び会議出席報告書(国際協会に経費を請求する各会議につき提出)と、領収
書原本(複写不可)を添付することにより、経費の速やかな払い戻しが保証される。国際協会のように
大きな組織では、特別な事情がある度に例外を設けることが難しい点も、理解して頂きたい。財務報
告及びコンプライアンス課では、世界の全地区に共通の方針を一貫して適用しなければならない。
更に、経費を全額支払うことは、もともと、国際理事会の意図ではない。国際理事会の財務及び本部
運営委員会が、定期的にこの方針を考察し、時折、支払い額の増加を理事会に提言する。
地区ガバナーの予算
各地区ガバナーの予算額は 7 月 1 日以降に通知される。地区ガバナー予算額の計算方法は、地区ガバ
ナー経費支払方針に記されている。何らかの理由により与えられた予算が十分なものでないと思われ
る場合は、経費削減のために、ゾーン・レベルでのクラブ合同訪問(複数のクラブが出席する会議は
公式訪問と見なされる)の実施、もしくは他の地区ガバナー・チームメンバーによる訪問実施を検討
する。予算増額は、地区内における地区ガバナーの地理的位置、大幅なクラブ増加、あるいは地区再
編成に基づいてのみ認められる。予算増額の可能性についての検討要請は、3 月 31 日までに提出され
なければならない。
請求書提出
請求書提出期限
提出期限
請求書は、毎月の 20 日までに、その前月分を送付する。例えば、7 月分の請求書の提出締切日は、8
月 20 日となる。この期日の 60 日後に請求書が提出された場合には、請求書に対する支払いは行われ
ない。
この期限に対する例外は一切認められない。請求書は期日までに提出していただきたい。協会の記録
を常に正確且つ最新のものにしておくことは、全員のためになる。又請求書は、丁寧に、正確に記入
し、必要な書類を忘れずに添付するよう特に注意する。
請求書及び関連書類はすべて、下記住所の国際本部の太平洋アジア課宛に送付する。
Lions Clubs International
Pacific Asian Department
300 W. 22nd Street
Oak Brook, Illinois 60523-8842, U.S.A.
E メールの場合:[email protected]
IX - 1
FAX の場合:630-203-3777
経費支払い
経費支払いに関する参考事項
下記は、経費請求の際に参考となる諸事項である。また、国際協会ウェブサイトにも役に立つ情報が
掲載されており、そのウェブページへは次のリンクで行くことができる。
http://lionsclubs.org/JA/member-center/resources/finance/index.php
交通費
交通費
公式訪問などに自動車を使用する場合、その旅費請求額合計がエコノミークラスの航空料金を超える
ものは支払われない。マイル (キロ) 当たりの許容額の外に、有料道路料金、駐車料金、フェリーボ
ート代、バスや列車の運賃、タクシー代、税金なども請求することができる。その場合は領収書が要
る。飛行機の使用済切符又は電子切符に加えて、クレジットカード領収書原本、支払を証拠立てる旅
行社の領収書、あるいは支払済小切手の写しを、経費請求書に添えなければならない。
クラブ公式訪問
•
クラブ役員就任式のための訪問は、任期中の年次公式訪問として行われるのでなければ、経費請
求の対象とならない。
•
協会に経費を請求する訪問についてはすべて、地区ガバナークラブ公式訪問及び会議出席報告書
(M-26 の書式) を旅費請求書と共に提出しなければならない。これには地区および複合地区の特別
会議への出席も含まれる。
•
結成過程にあるクラブへの最高 2 回までの訪問が認められる。1 回目は結成会議またはチャータ
ー贈呈式と見なされ、2 回目は年 1 回の公式訪問と見なされる。公式訪問またはチャーター贈呈
は、どちらも往復 600 マイル(966 キロ)を超えていない場合に経費請求の対象となる。
•
地域別会議、委員会会議、諮問会議、または地区引き継ぎ会議については、ライオンズクラブ国
際協会から経費払い戻しを受けることはできない。
食事代
訪問中のガバナーの食事代は、クラブが支払うことが慣習となっている場合が多い。クラブが支払わ
ない場合は、食事代として実際にかかった経費が、1 食につき最高 US$25 まで請求できる。ただし、
明細つき領収書の原本が提出されなければならない。クラブが食事代を支払い、その代金をクラブに
払戻す場合には、クラブ会計から領収書を得てそれを提出する必要がある。(ファックスまたは E メ
ールで送られてきた領収書は原本とみなされる。)
ホテル代
ガバナーがホテルなどに宿泊した場合には実際にかかった部屋代の支払いを済ませたことを示す明細
付き領収書原本を旅費請求書に添えなければならない。1 泊につき US$75 までが支払われる。ファッ
クスまたは E メールで送られてきた領収書は原本とみなされる。クレジットカードまたは旅行会社か
らの領収書は、受け付けられない。
地区ガバナーの代理人
地区ガバナー以外の地区役員または地区ガバナー・チームメンバーに経費が支払われるのは、クラブ
訪問、または特別会議出席を、地区ガバナーから代理を委任された時だけである。地区ガバナーが請
求書に署名しなければならない。
IX - 2
複合地区協議会会議
自分の準地区の外で開かれた複合地区の会議出席の経費は、3 回分だけが支払われる。これには
GMT、GLT、または CEP の会議を含めることができる。それ以上に会議が開かれた場合には、経費
は地区又は複合地区が負担する。
このような会議の開催地は、過半数の地区ガバナーに便利な中間地点を選ぶよう努める。地理的に大
きい複合地区の場合には特に、この点が強制される。複合地区外で会議が開催された場合には、所属
する複合地区の境界線内の交通費だけが支払われる。複合地区会議と複合地区大会など合同会議が開
かれ、開催地が自分の地区外の場合には、最高許容額は食費 3 日分と宿泊費 3 泊分である。
キャビネット会議及び地区大会
1 回につき食費 2 日分と宿泊費 2 泊分を超えないことを条件に、会議出席 4 回分の経費が支払われる。
但し、そのうち 1 回は準地区会議又は大会に併合して開かれること、また会議はいずれも地区の境界
線内で開かれることを条件とする。
支払い
支払いの対象として認められる経費と認められない経費
下記のリストは、支払の対象となる経費と対象とならない経費の数例である。
対象となるもの
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キャビネット会議(準地区内で開かれたものに対して 4 回認められる)
ライオンズクラブ公式訪問
結成訪問
現国際会長または副会長の準地区訪問
複合地区協議会々議/複合地区大会(準地区外で開かれたものに対して 3 回認められる)
クラブ役員オリエンテーション – 準地区内で開催
25 周年、50 周年、75 周年記念
チャーター贈呈
クラブ再編成又は復帰会議(事前承認が必要)
事前に承認された場合にステータスクオ会議
事前に承認された場合に 2 回目の訪問
会報の印刷
レオクラブ年次公式訪問及び 5 年毎の周年記念
ゾーンレベルの年次訪問(同一会場で複数のクラブが参加)
クラブ支部訪問 – 2 回の組織会議のみ、あるいは親クラブと合同での年次会議 1 回
過去 12 カ月以内に解散したクラブ訪問(事前承認が必要)
地区グローバル会員増強チーム(GMT)、CEP、又はグローバル指導力育成チーム(GLT)会議
優先ステータス
対象とならないもの
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指導力育成会議
リジョン、ゾーン、あるいは諮問委員会の会議
地区決起大会又は姉妹提携会議
会議準備
理事会々議
薬害教育
IX - 3
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メルビン・ジョーンズ・フェロー表彰式
役員就任式
視力ファースト会議
ライオンズ世界視力デー
キャンディ・デー (資金獲得運動の一種)
エリア・フォーラム
バナー交換
LCIF 会議
葬儀
地区分割/再編成会議
クエスト・セミナー
災害援助
行事着手会議
青少年交換
アワード贈呈
登録料
ガソリン代
祝祭日のパーティ(年次訪問として加算される場合は除く)
会費集金
MERL
レオクラブ会議/協議会会議および組織会議
ライオンズ·アイヘルス·プログラム
盲導犬関係
国連デー
支払い
支払いの対象となる特別会合
•
複合地区会議や複合地区大会、GMT/GLT 会議、CEP 会議などを含む、複合地区内であるが、
自分の所属する準地区外で開かれる複合地区協議会の会議 3 回分。
•
準地区内で開かれるキャビネット会議 4 回分。但しその 1 回は、準地区会議又は大会と併合
して開かれることを条件とする。
•
国際大会前後 60 日以内に開かれることを条件に、準地区主催クラブ役員オリエンテーション
1 回分。
•
極度の弱体クラブへの訪問、過去 12 カ月以内に解散したクラブへの訪問、GMT 会議、GLT
会議、クラブ向上プロセス(CEP)計画会議またはワークショップへの出席。但し、地区及び
クラブ行政部から書面による事前許可を得なければならない。
経費支払い
経費支払いについて留意すべきこと
•
自分の所属する単一地区又は準地区外での会議等への旅行経費は支払われない。
•
他の地区の招待を受けた場合は、自分で払うか、他の方法でまかなう。
•
地区ガバナーの配偶者または同伴者の経費は支払われない。
•
ライオンズクラブ国際協会は、地区ガバナーの経費だけを支払う。
•
地区経費と国際経費との違いに気をつける。
IX - 4
•
視力関連事業、キャンプ、青少年交換、大会参加、その他の地区又は複合地区活動に関連す
る運営費は、地区又は複合地区が負担する。
国際役員の地区訪問
•
現職の国際会長又は副会長が単一地区又は準地区を訪問した場合、これら役員が出席する会
合に、その地区の地区ガバナーが出るための経費だけが支払われる。訪問準備にかかる経費、
また国際役員に随行して、ガバナーが自分の所属準地区外に旅行した際の経費は、一切支払
国際役員に随行して、ガバナーが自分の所属準地区外に旅行した際の経費は、一切支払
われない。
国際役員が地区ガバナーの所属複合地区を訪問した場合、これら役員が招かれている会議に
地区ガバナーが出席しても、その経費は支払われない。但し、国際役員の訪問に併合して開
かれた、経費払い戻しの対象となる複合地区協議会会議に出席した場合にはその旅費が支払
われる。
地区ガバナーの
地区ガバナーの経費払戻し
経費払戻し
1. 予算
地区ガバナーには、地区運営用に毎年予算が割り当てられる。年間予算は過去 5 年間で最大の 3
年間の平均に基づくものとなる。この予算算出の対象となるのは、3 月 31 日の時点における前地
区ガバナーの最終承認予算と、その前に任期を務めた 4 人の地区ガバナーに対して支払われた実
費である。
現行年度の予算増額要請は、地区内における地区ガバナーの地理的位置、大幅なクラブ増加、あ
るいは地区再編成に関連してのみ検討される。予算増額の要請は、3 月 31 日までに提出されなけ
ればならない。
2. 請求書の提出
請求書の提出
a. 所定の用紙
所定の用紙
経費は、所定の請求用紙を使って明細を記入した上で各欄を合計し、明細付き領収書、必要
に応じて使用済みの航空券(最後に残るページ)を添えて請求しなければならない。他の指
示がない限り、ファックスまたは E メールで送られてきた領収書も原本とみなされる場合が
ある。
b. 地区ガバナー代理人の請求
地区ガバナー代理人の請求
地区ガバナー以外の地区役員の経費請求書には、地区ガバナー及びその代理を務めた地区役
員の両者の署名が必要である。請求書は、下記 3 項 a の規定に沿っていなければならない。支
払いは、ガバナーに対する規定と同じものに基づく。支払いは地区ガバナーに送られるので、
地区ガバナーが代理人に郵送する。
c. 提出期限
請求書は、毎月の 20 日までに前月分(例: 7 月分の提出期限は 8 月 20 日)を提出する。請求
書が期限を 60 日以上経過して提出された場合には、請求書は検討の対象とはならず、経費の
支払いは行われない。
提出月
提出月
請求期限
7月
8 月 20 日
IX - 5
最終提出期限
10 月 20 日
8月
9月
10 月
11 月
12 月
1月
2月
3月
4月
5月
6月
9 月 20 日
10 月 20 日
11 月 20 日
12 月 20 日
1 月 20 日
2 月 20 日
3 月 20 日
4 月 20 日
5 月 20 日
6 月 20 日
7 月 20 日
11 月 20 日
12 月 20 日
1 月 20 日
2 月 20 日
3 月 20 日
4 月 20 日
5 月 20 日
6 月 20 日
7 月 20 日
8 月 20 日
9 月 20 日
3. 支払いの対象となる行事
a. クラブ公式訪問
一般に、地区内各クラブへの公式訪問 1 回分の経費が支払われる。公式訪問にかける時間は 1
日を超えてはならない。クラブ訪問のための予算を最大限活用できるよう、地区ガバナーは
クラブ役員との連絡に E メールなどのテクノロジーを利用し、複数のクラブが参加する行事
においてクラブ役員と会合し、可能であれば 1 日のうちに複数のクラブの公式訪問を行うこ
とが奨励される。クラブ訪問を、そのクラブに近い場所に所在する地区ガバナー・チームの
メンバーに委任することもできる。地区予算には限りがあるとはいえ、予算を効果的に利用
することにより地区ガバナーは、本項 b、c、d に説明される地区レベルの会議出席に対して
払い戻しを受けることが可能となる。
地区ガバナーは、副地区ガバナー、リジョン・チェアパーソンまたは地区キャビネット構成
員を、ガバナーの代理人として委任することができる。クラブ訪問の往復距離が 966 キロ
(600 マイル) を超えた場合には、二つ以上のクラブを訪問していない限り、経費は支払われな
い。原則として、このような訪問は、代理人に委任するべきである。例外となるのは、(1) 新
ライオンズクラブに認証状を贈呈する場合(公式訪問とみなされる)と、(2) 一つだけのクラ
ブ訪問の許可を、事前に財務部から受けた場合である。
公式訪問のほか、下記の場合にも経費が支払われる。
(1) 結成過程にあるが、まだチャーターを受けていないクラブへの訪問。ただし、1 クラ
ブにつき 2 回までとする。
(2) 新クラブへのチャーター贈呈、並びに既存クラブの 25 周年、50 周年、75 周年記念式
典に出席した場合。
(3) 極度の弱体クラブへの訪問や、過去 12 か月以内に解散したクラブへの訪問。ただし、
事前に地区及びクラブ行政部から書面による許可を得なければならない。
(4) 優先ステータス・クラブへの追加訪問 2 回と、地区及びクラブ行政部の承認を受けた
それ以上の訪問。
b. クラブ役員オリエンテーション
国際大会の前後60日以内に準地区のクラブ役員オリエンテーションが開催されることを条件
に、地区内で開かれたそのオリエンテーションに出席するための1日分の経費が支払われる。
オリエンテーションが単一または準地区外で開催された場合には、地区ガバナーへの支払い
の対象となるのは地区の境界線までの旅費に限られる。
c. キャビネット会議および/または地区大会
IX - 6
1回につき食費2日分と宿泊費2泊分を超えないことを条件に、地区内で開かれたキャビネット
会議および/または地区大会出席4回分の経費が支払われる。会議・大会が単一または準地区
外で開催された場合には、地区ガバナーへの支払いの対象となるのは地区の境界線までの旅
費に限られる。地区行事の計画、準備、宣伝などに関係する経費は、請求できない。
d. 地区会員増強および指導力育成関連会議
地区会員増強および指導力育成関連会議
地区内で開かれたGMTまたはGLT会議、およびクラブ向上プロセス(CEP)ワークショップ
に出席した際の経費が支払われる。ただし、国際協会が承認した地区ガバナーの年間予算で
賄えることを条件とする。地区の会議が単一または準地区外で開催された場合には、地区ガ
バナーへの支払いの対象となるのは地区の境界線までの旅費に限られる。地区行事の計画、
準備、宣伝などに関係する経費は、請求できない。
e. 複合地区会議
複合地区に属する地区のガバナーは、1回につき食費3日分と宿泊費3泊分を超えなければ、複
合地区内で開かれた複合地区主催行事(すなわち、協議会会議、複合地区会議、複合地区大
会、又は複合地区GMT、GLT、CEP会議)への出席にかかった経費を3回まで請求することが
できる。複合地区行事の計画、準備、宣伝などに関係する経費は、請求できない。複合地区
の会議が複合地区外で開催された場合には、地区ガバナーへの支払いの対象となるのは複合
地区の境界線までの旅費に限られる。
f.
レオクラブへの訪問
通常、地区ガバナーによる年 1 回の地区内各レオクラブの公式訪問にかかわる経費は払い戻
しの対象となる。訪問は任意とし、訪問にかける時間は 1 日を超えてはならない。訪問は 1
日のうちに 1 つ以上のレオクラブを対象とし、かつライオンズクラブへの訪問に併せて行わ
れることが望ましい。下記の場合にも経費の払い戻しが行われる。
1)
2)
3)
新規レオクラブへの結成確認書の授与
レオクラブ結成 5 周年および以後 5 年毎の周年記念
レオクラブ役員の就任式
4. 旅行に関する方針
上記 3 項 e に記される複合地区会議出席を除き、地区ガバナーの所属地区外への旅費は支払われ
ない。いかなる移動も、最も経済的な手段をもって行われなければならない。
a. 自動
自動車
車
自動車を利用した場合の許容額は、すべてを含んで 1 マイルにつき US41¢(1 キロにつき
US25¢)である。レンタカーを使った場合には、1 マイルにつき US41¢(1 キロにつき
US25¢)だけが支払われる。
b. 鉄道
鉄道を利用した場合には、ファーストクラス(またはその相当席)料金および寝台車料金が
支払われる。その場合、使用済みの切符を添付しなければならない(使用済みの切符を添付
できない場合には、旅行社発行の領収書、もしくは切符購入を証明するその他の書類を添付
する)。
c. 航空機による旅行
IX - 7
1. 航空券は、最短直行ルートによるエコノミークラスの往復航空券でなければならない。航
空運賃は、サービス料や予約、クレジットカード使用等に伴う手数料などを含む、実費に
基づいて払い戻される。預け入れ荷物の料金は、重量およびサイズの制限に関する航空会
社の基準の範囲内の荷物 1 個に対して払い戻される。経費支払いの請求書には、下記が添
えられていなければならない。
a. 使用済みの航空券(最後に残るページ)、または詳細が記載された E チケット/フラ
イトスケジュール。
b. 領収証など支払いを証明するもの – 支払済みとして戻ってきた小切手、旅行代理店か
らの領収証、クレジットカード領収書またはその計算書(支払請求の対象以外の部分
がすべて、線などで消されていること)。領収書には旅行者の氏名、利用する座席ク
ラスが表示されたフライトスケジュール、航空運賃に関する詳細、航空券の値段、支
払方法が記載されていなければならない。
搭乗券または旅行代理店発行の旅程表は、払い戻しを受けるために有効な書類として
は認められない。
2. 私有の飛行機またはチャーター機を利用する場合には、協会から事前に承認を得る必要が
ある。相当する民間航空料金が判明しない場合には、1 マイルにつき US$0.41(1キロに
つき US$0.25)の割で支払われる。
d. その他
タクシー代、シャトルバス運賃、高速道路使用料金、フェリー代、駐車料金、その他旅行に
関連する経費は、支払いを証明するものが請求書に添付された場合に支払われる。
e. ホテル
1 泊 US$75 を上限に、実費のみが払い戻される。宿泊費の明細を、その経費が発生した日付
順に記入するとともに、宿泊代の明細が記された領収書の原本を経費支払請求書に添えて提
出する必要がある。この明細つき領収書は、全額支払い済み/未払額ゼロを示していなけれ
ばならない。ファックスおよび E メールで送られてきた領収書が受け付けられる場合があり、
原本とみなされる場合もある。
f. 食事
US$25 を上限に、実費のみが払い戻される。これらの経費については、経費支払請求書に明
細を記入しなければならないだけでなく、明細つき領収書の原本を経費支払請求書に添えて
提出しなければならない。ファックスおよび E メールで送られてきた領収書が受け付けられ
る場合があり、原本とみなされる場合もある。アルコールは一切、払い戻しの対象とはなら
ない。
g. 事務経費
毎月の事務経費として US$20 と 1 ライオンズクラブ当たり US$1 を請求できる。支払いを請
求するには、地区ガバナーが地区ガバナー旅行及び事務経費支払請求書を提出しなければな
らない。地区のライオンズクラブ数として 1 年の任期を通じて用いる一定の数が、6 月 30 日
の会員報告累計表に基づき定められる。
受取勘定及びクラブ口座サービス
受取勘定及びクラブ口座サービス課
及びクラブ口座サービス課
この課は、クラブ、地区、その他の口座に関する支払いの確認と入金処理、さらに活動停止処分手続
きを行う。また、支払いに関する問い合わせへの対応(特定できない入金や請求の確認作業を含む)
IX - 8
も、この課の担当である。受取勘定及びクラブ口座サービス課は、毎月地区ガバナーにクラブ会計口
座一覧表を送付する。また、全てのクラブ口座に関する出入金の推移を示す記録(history ledger)や
過去一ヶ月の残高情報も、要請に応じて提供する。
できるだけ迅速に入金記帳が行われるよう、支払いをしたことが確認できるものと支払いに関する情
報を受取勘定及びクラブ口座サービス課に直接送付するべきである。郵便、E メール
([email protected])、FAX(630-571-1683)、電話(630-203-3810)、または太平洋
アジア課(電話: 630-468-6988、ファックス: 630-203-3777、E メール:
[email protected])に連絡する。
下記の情報は、どちらかといえばクラブに当てはまるものではあるが、クラブが支払った金額が全て
そのクラブ口座に確実に入金記帳されるよう、クラブ会計およびキャビネット会計がこれらの手順を
踏むように地区ガバナー・チームから奨励していただきたい。
ライオンズクラブ国際協会への支払い
ライオンズクラブ国際協会への支払い
協会への支払い(例えば、国際会費やクラブ用品代など)は、受取勘定及びクラブ口座サービス課が
しかるべきクラブ口座に入金手続きをし、その口座に残っている一番古い未払分から清算処理をする。
地区会費や複合地区会費は、国際協会に送らないでいただきたい。
支払金が銀行に振り込まれてから実際に協会の口座に入金されるまでにかかる日数を十分見込んで、
送金するようお願いする。きちんとした手順に沿って送金すれば、支払いが手際良く正しい口座に正
確に入金記帳される。振込み用専用口座番号が正しく入力されていなければ、支払分を入金記帳する
手続きに必要以上の時間がかかることになる。
支払金の振り込み方法は、協会ウェブサイトに掲載されているほか、月々の会計計算書(請求書)に
も説明書が添えられている。
支払者不明の支払い
支払者不明の支払い
協会では時折、どのクラブによる支払金なのかが判明できないため適切なクラブへの入金記帳ができ
ず、その結果クラブ口座の残高が滞納となる場合がある。
情報不足が原因で支払いを速やかに入金記帳できない場合、受取勘定及びクラブ口座サービス課は、
不明の支払金額を列記した手紙を地区ガバナー・チーム、キャビネット会計、協議会議長、協会への
支払いについての連絡先となっているその他のライオンや関係者に送り、どのクラブの支払金である
かを突き止めるために協力を求める。支払元を特定することは、クラブ口座の残高を正確、且つ最新
のものに維持する上で極めて重要である。
注: 支払者不明の送金は協会のウェブサイト(www.lionsclubs.org)に銀行別に掲載されている。検索
ボックスに「deposits」と入力する。
会計計算書
クラブ口座会計計算書や地区口座会計計算書には、月々の請求及び入金に関する内訳が記載される。
支払金が届いて口座に入金記帳された月日も表示されるので、計算書は、支払金受け取りの領収書の
役目を果たす。月の最終残高の右に「CR」と記されている場合は、口座には剰余残高があることを
意味し、支払いはする必要がない。
月末の数日間に行われた送金は、翌月まで国際協会に届かない場合があり、結果として更にその次の
月まで計算書に反映されないことになる。もしもクラブの支払いが会計計算書に記載されていない場
合は、クラブは支払いを行ったことが確認できるものを国際協会の受取勘定及びクラブ口座サービス
課 に 送付 す るか 、太 平 洋ア ジア 課 に問 い合 わせ る 。ク ラ ブ会 計は 、 国際 協会 の ウェ ブサ イト
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(www.lionsclubs.og)からオンラインで月々の会計計算書を閲覧することができる。オンライン登録
をする必要がある。
協会への支払方法
国別に個別の支払方法が設けられており、これは月々のクラブ口座会計計算書に添付されている。国
際協会のウェブサイトにも支払方法の説明が掲載されている。オンラインで支払う方法もある。
注: 協会ウェブサイトに掲載されている支払方法の説明にアクセスするには、www.lionsclubs.org を
開き、検索ボックスに「振り込みの方法」と入力する。
米国外に設けられている国際協会名義の銀行口座
国際協会は現在、複数の通貨による 60 の銀行口座を世界中に設けている。これらの銀行口座への振
り込みは、その銀行口座に対応する通貨で行われる必要がある。米ドル以外を扱う協会名義の銀行口
座用に、協会は 1 カ月を通して使用する為替レートを定める。レートはその 1 カ月間変わらない。
注: 為替レートは、年月別に国際協会のウェブサイト(www.lionsclubs.org)に掲載されている。検
索ボックスに「為替レート」と入力する。
支払いに関する詳細、支払いをしたことが確認できるもの、支払いに関する質問はすべて、直接受取
勘定及びクラブ口座サービス課(E メール: [email protected]、またはファックス:
630-571-1683)に問い合わせるか、太平洋アジア課(電話: 630-468-6988、ファックス: 630-2033777、E メール: [email protected])に連絡する。
米国外に設けられているライオンズクラブ国際協会名義の銀行口座への振り込み
ライオンズクラブ国際協会は米ドルと現地通貨の両方を扱う銀行口座を世界各地に設けている。
米ドルによる振り込み:米ドルによる振り込みは、ライオンズクラブ国際協会の米ドル銀行口座に対
してのみ行われなければならない。
現地通貨(日本円)による振り込み:現地通貨で支払いをする場合には、ライオンズクラブ国際協会
が口座を設けている銀行(日本の場合、みずほ銀行本店)に振り込む。最後のページにある「振り込
振り込
み方法」を参照の上、正確に振り込むようお願いする。毎月国際協会は為替レートをウェブサイトに
み方法
掲載する。月々の会計計算書には翌月の為替レートが表示される。支払金を振り込む際には、当該月
の為替レートを使用していただきたい。
支払金が銀行に振り込まれてから実際に協会の口座に入金されるまでにかかる日数を十分見込んだ上
で送金する。入金日は、協会の銀行がその振込金の受け取りをいつ確認したかによって決まるほか、
使用される為替レートも、受け取りを確認した月によって決まる。
複数のクラブの支払金が一括して振り込まれた場合には、受取勘定及びクラブ口座サービス課では振
り込み総額の内訳について通知がない限り、適切な口座への入金記帳をすることができない。内訳を
受 取 勘 定 及 び ク ラ ブ 口 座 サ ー ビ ス 課 宛 て に フ ァ ッ ク ス ( 630-571-1683 ) ま た は E メ ー ル
([email protected])で送る。尚、内訳には必ず正式なクラブ名、クラブ口座番号、
各クラブの支払金額を明記する。
クレジットカードによる支払い:ビザ、マスターカード、アメリカンエキスプレス、またはディスカ
バーのクレジットカードを使ってオンラインで支払うこともできる。支払いは米ドルで処理される。
ライオンズクラブ国際協会への支払い
ライオンズクラブ国際協会への支払いを
支払いを米ドルで
米ドルで電信送金する場合
電信送金する場合
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協会への支払いを米ドルで国際本部に電信送金する場合には、現地の銀行から直接下記の JP モーガ
ンチェースバンクに送る。
•
電信送金依頼書に正規のクラブ名およびクラブ番号を漏れなく記入し、下記宛ての
電信送金を依頼する。
JP MORGAN CHASE BANK, N.A.
10 South Dearborn Street
Chicago, Illinois 60603, USA
Swift (国際銀行間通信協会)銀行間取引番号: CHASUS33
ルーティング番号(ABA、米国銀行協会): 021000021
口座番号: 105732
口座名: International Association of Lions Clubs
支払いなどに関する連絡はすべて、受取勘定及びクラブ口座サービス課宛に郵便(300 W. 22nd Street,
Oak Brook, IL. 60523-8842 U.S.A.)、または E メール([email protected])で、あるい
は太平洋アジア課(電話: 630-468-6988、ファックス: 630-203-3777、E メール:
[email protected])に連絡する。
滞納しているクラブの未納金
滞納しているクラブの未納金/
ラブの未納金/活動停止
(第 5 章「クラブ運営」参照)
ライオンズクラブ国際協会のウェブサイト
このマニュアルに含まれている情報に加えて、国際協会のウェブサイトにも情報が掲載されているの
で、是非ウェブサイトをご覧いただきたい。財務部は、インターネット上にも数ページに渡り情報を
載せており、ここから下記のような貴重な情報を得ることができる。
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地区ガバナー経費請求書
地区ガバナー経費払戻し
地区ガバナーからよくある質問
振り込みの方法
支払者不明の入金
ライオンズ為替レートは、毎月 1 日に更新される。支払者不明の入金については、毎月 15 日に新し
い情報がウェブサイトに記載される。地区ガバナー経費請求書やその他の書式、また振り込みの方法
については、変更が生じた際に、最新情報が加えられる。これらのページへは、まず協会のウェブサ
イト(www.lionsclubs.org)に行き、希望の国語を選択した上で進むことができる。
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振り込み方法
ライオンズクラブ国際協会
国際協会への送金方法の変更に伴う、クラブ専用口座番号についてのお知らせ
国際協会への送金方法は 2010 年 1 月から変更となり、これまでの 5 連式振込用紙を使った
「文書扱い」送金は廃止となりました。そして、キャッシュカードまたは現金での ATM か
らの送金、インターネットバンキング、または窓口備付け用紙により「電信扱い」で、下記
送金先の、各クラブへ個別に割り当てられた専用口座番号あてに送金いただくことになりま
した。
送金先
銀行名:みずほ銀行
支店名:第 5 集中支店 普通預金口座
受取人名:ライオンズクラブ国際協会
クラブへは、それぞれ3つの個別専用口座番号をお知らせしております。この番号は、クラ
ブ会計あてに国際協会より 2009 年 11 月末に郵送でお送りしました。万一この郵便物が届い
ていない場合には、国際協会までご連絡ください。また、クラブの番号一覧は地区キャビネ
ット事務局にもお知らせしてありますのでそちらで確認いただくことも可能です。
注:お知らせした専用口座番号の最初の 3 ケタ「797」は支店番号です。後に続く
」は支店番号です。後に続く 7 ケタの
ケタ「
番号がクラブの専用口座番号です。
送金の際には、送金目的に応じた以下の区分に従って専用口座をご使用ください。
• 専用口座番号1:クラブ口座全般―国際会費、終身会員費、クラブ用品費、レオクラ
ブ会員費ほか、口座番号2と3にあてはまらないものはすべて
• 専用口座番号2:LCIF 寄付金(MJF もすべて含む)
• 専用口座番号3:チャーター費および国際大会登録に関する送金
ご質問・問い合わせ先
国際協会日本事務所 〒141-0031 東京都品川区西五反田 7-22-17 TOC ビル 6 階 16 号
電話 03-3494-2931 Fax03-3494-2933 E メール [email protected]
国際協会太平洋アジア課
Fax 1-630-203-3777
E メール [email protected]
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