航空法定期検査について 【航空法定期検査とは】 ・航空法第47条に基づき国土交通省航空局が行う検査で、地上検査と実際に航空機を使 用し航空保安無線施設等の性能の確認を行う飛行検査があります。 ・検査の実施は年2回(成田国際空港では通常 5月~6月、10月~11月) ・飛行検査は、通常の離発着ルートを飛行するだけでなく特殊なルートを航行します。 滑走路進入以外の飛行高度は地上300m程度になる場合があります。 ・他の航空機の離発着時や地上機器の調整時は検査が行えないため、検査機はその間同一 地域を旋回しながら待つこととなります。これは頻繁に発生し、旋回時間は航空機の離 発着の状況や機器調整内容により変わってきます。 ※定期検査の他、航空保安施設が新たに設置された際は、特別飛行検査が行われます。 航空法第47条 空港等の設置者又は航空保安施設の設置者は、国土交通省令で定める保安上の基準(空港にあつては、当該基準及び基本方針) に従つて当該施設を管理しなければならない。 2 国土交通大臣は、前項の空港等又は航空保安施設が同項の基準に従つて管理されることを確保するため、政令で定めるところ により当該施設について定期に検査をしなければならない。 飛行検査機飛行パターンの模式図 成田VOR/DME(A滑走路) 北総VOR/DME(B滑走路) 成田VOR/DME 定期検査 北総VOR/DME 定期検査 VORを中心に周回飛行 VORを中心に周回飛行 VORから一定方向(航空路)を飛行 VORから一定方向(航空路)を飛行 飛行検査機飛行パターンの模式図 16R ローカライザー(A滑走路) 16L ローカライザー(B滑走路) 滑走路進入方向 横断方向 空港の東西で ホールド ・16L LOC 定期検査 ・16R LOC 定期検査 ・16L LOC 定期(MON)検査 ・16R LOC 定期(MON)検査 滑走路進入方向及び横断方向へ飛行 滑走路進入方向及び横断方向へ飛行 ※ ホールド位置は天候により上記エリア外となることがあります。 飛行検査機飛行パターンの模式図 16R グライドスロープ(A滑走路) 16L グライドスロープ(B滑走路) 進入ホールド 16L GS検査のときは東側に ブレークしてホールドor再進入 16R GS検査のとき は西側にブレークして ホールドor再進入 ホールド ホールド ・16L GS 定期検査 ・16R GS 定期検査 ・16L GS 定期(MON)検査 ・16R GS 定期(MON)検査 滑走路進入方向へ飛行 滑走路進入方向へ飛行 ※ ホールド位置は天候により上記エリア外となることがあります。 飛行検査機飛行パターンの模式図 34L ローカライザー(A滑走路) 34R ローカライザー(B滑走路) ・定期検査 空港の東西でホールド ・定期(MON)検査 滑走路進入方向及び横断方向へ飛行 滑走路進入方向 横断方向 ※ ホールド位置は天候により上記エリア外となることがあります。 飛行検査機飛行パターンの模式図 34L グライドスロープ(A滑走路) 34R グライドスロープ(B滑走路) 34R GS検査のときは東側に ブレークしてホールドor再進入 34L GS検査のときは 西側にブレークして ホールドor再進入 ホールド ホールド ・定期検査 ・定期(MON)検査 滑走路進入方向へ飛行 ※ ホールド位置は天候により上記エリア外となることがあります。 進入ホールド
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