アルテック(溶融ALめっき)グレーチングの 耐食性と施工事例 発表内容 海水シャワー暴露試験結果 ( 5年8ヶ月間のアルテックと亜鉛めっきの比較) 施工事例 (海洋桟橋 橋梁 魚市場 下水処理場) アルテックの構造 Al2O3皮膜 Al層 Fe‐Al合金層 100μm 素地鋼材 アルテック層の断面顕微鏡写真 めっき層 曝露試験材の種類 試験材 めっき規格 溶融アルミニウムめっき2種 HDA2 アルテックの めっき厚さ:70μm以上 グレーチング 付着量120 g/㎡以上 亜鉛めっき 溶融亜鉛めっき2種 HDZ55 グレーチング 付着量550g/㎡以上 試験前の試験材 試験材 試験前 色調 アルテック 銀白色 亜鉛めっき 金属光沢のあ る青み掛かっ た色 海水シャワー 1日の海水シャワー時間 海水シャワー曝露試験場の様子 アルテック 亜鉛めっき 海水シャワー曝露試験後のグレーチング アルテック 亜鉛めっき 表 裏 赤錆なし。 全体的に銀白色、一部が黒 灰色。 赤錆が無数に点在、一部で 層状に浮いた錆があった。 全体的に黒灰色。 試験結果写真(付着物除去後) アルテック(表) 黒灰色部 全体的に銀白色 試験結果写真(付着物除去後) アルテック(裏) 黒灰色部 全体的に銀白色 試験結果写真(付着物除去後) 亜鉛めっき(表) クロスバー 試験結果写真(付着物除去後) 亜鉛めっき(裏) 試験結果写真(付着物除去後) アルテック ⑩ ⑪ ⑫ ⑬ ① ② ③ ⑯ ⑭ ⑰ ⑮ ④ ⑤ ⑥ ⑱ ⑦ ⑧ ⑨ めっき厚さ(μm) ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ ⑨ ⑩ 54 54 50 45 64 48 54 64 66 51 ⑪ ⑫ ⑬ ⑭ ⑮ ⑯ ⑰ ⑱ 最小 平均 49 76 55 49 48 58 51 56 48 55 めっき厚さ測定 亜鉛めっき ⑩ ⑪ ⑫ ⑬ ① ② ③ ⑯ ⑭ ⑰ ⑮ ④ ⑤ ⑥ ⑱ ⑦ ⑧ ⑨ クロスバー めっき厚さ(μm) ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ ⑨ ⑩ 90 96 102 98 106 120 92 95 111 90 ⑪ ⑫ ⑬ ⑭ ⑮ ⑯ ⑰ ⑱ 最小 平均 105 98 91 93 108 92 96 100 90 99 めっき厚さ測定 アルテックは健全、今後も長期に渡って 耐食性を維持できる。 亜鉛めっきは一部めっき層が無く、今後は 母材の腐食が進み強度も低下する。 考 察 施工事例1 5m 波崎観測桟橋(茨城県波崎海岸) 施工事例1 亜鉛めっき(5年) アルテック(10年) 波崎観測桟橋の歩廊(茨城県 波崎海岸) (10年経過) 施工事例2 別府湾 大分 液化ガス備蓄基地の桟橋(大分県大分市) 施工事例2 赤錆なし、健全 液化ガス備蓄基地の桟橋歩廊(大分県大分市) (24年経過) 施工事例3 突堤北卸売場棟 (アルテックグレーチング) 東卸売場棟 (亜鉛めっきグレーチング) 福岡 佐賀 大分 福岡市鮮魚市場(福岡県福岡市) 施工事例3-1 赤錆なし、母材健全 福岡市鮮魚市場 突堤北卸売場棟 (アルテック平成10年9月設置, 12年経過 ) 施工事例3-2 赤錆発生、母材減肉 福岡市鮮魚市場 東卸売場棟 (亜鉛めっき:12年使用) 施工事例4 福岡 佐賀 若戸大橋の点検歩廊 福岡県北九州市 (平成21年設置、3年経過) 大分 施工事例4 若戸大橋の点検歩廊 福岡県北九州市 (平成21年設置、3年経過) 施工事例5 福岡 佐賀 大分 下水処理場 福岡県北九州市 (平成22年12月設置) 施工事例5 設置時のアルテック 13年経過の亜鉛めっき 下水処理場の曝気沈砂池 福岡県北九州市 (平成22年12月設置) 施工事例6 京葉シーバースの歩廊用グレーチング 国際石油開発帝石・直江津LNG基地の桟橋 羽田空港や新潟空港の誘導灯桟橋 その他の施工事例 賢いグレーチングの使い分け 内陸部や山間部など腐食環境の穏やかな地域や場所 亜鉛めっき 海洋環境や沿岸部等の腐食環境の厳しい地域・場所 高所などメンテナンスフリーにしたい場所等 アルテック
© Copyright 2024 ExpyDoc