真空・高温乾燥機による県産スギ心去り材生産技術の開発(H26)

真空・高温乾燥機による県産スギ心去り材生産技術の開発(H26)
現 状
課 題
○乾燥機の導入(H25)
共同研究者が真空・高温乾燥機を導入
研究の目標
○森林資源の成熟化に伴う丸太の大径化
<今 後>
<これまで>
乾燥機の特徴
減圧効果により低温域での乾燥が可能
色、香りなど天然乾燥に近い仕上がり
○心持ち柱材での乾燥材生産を開始(H26)
メーカーによる実証試験を通じ、品質を評価
森林資源の成熟化
心持ち柱
良質な大径材
・節がない
・美しい木目
柱や鴨居、長押などの化粧材
として主に和室で使用
真空・高温乾燥機
関係者への実証試験報告会
心去り柱
構造材での
用途拡大
一般大径材の用途拡大が急務
研究内容
○最適化試験(九州大学と連携)
・実験機での試験により、最適な乾燥スケジュール
期待される効果
心去り材は木材繊維の収縮差から
曲り、縦反りが発生しやすい
を絞り込み
(温度条件、減圧条件、乾燥時間等)
強度特性、寸法変化の明確化
○実証試験
対 策
(株)R&S社の乾燥機での実大材による乾燥試験
最適化試験を踏まえた乾燥スケジュールの実証
(仕上がり含水率 20%以下)
変形を抑制する乾燥方法の検討(滑り止め桟木)
製品保管を想定した乾燥後の変形量の推移
乾燥による収縮量・変化量を見込んだ製材寸法の検討
一般大径材から採材
した心去り柱材の生産
技術の確立
乾燥中の曲りを拘束
売れる県産大径材製品の生産
滑り止め桟木による変形抑制
県産大径材製品の利用拡大
滑り止め桟木
滑り止め桟木