平成27年度 用 地 補 償 総 合 技 術 業 務 特 記 仕 様 書

平成27年度
用 地 補 償 総 合 技 術 業 務
特 記 仕 様 書
環境省東北地方環境事務所
福 島 環 境 再 生 事 務 所
第1章 総則
(適用範囲)
第1条 この平成27年度用地補償総合技術業務(以下「本業務」という。
)特記仕様書は、環境
省東北地方環境事務所福島環境再生事務所の所掌する国の直轄事業である除染に伴う除去土壌
等の仮置場を設置するために必要となる土地等の取得及びこれに伴う損失の補償に関する公共
用地交渉用資料の作成及びこれに関連する業務を総合的に行う場合に適用する。
2 本業務は、用地調査等共通仕様書(以下「共通仕様書」という。
)によるほか、この特記仕様
書により実施する。
(業務概要)
第2条 本業務の概要は次のとおりである。
(1)実施場所
福島県南相馬市ほか10市町村地内(別添位置図参照)
(2)実施範囲
造成された仮置場及び仮置場予定地。
(3)作業概要
公共用地交渉用の資料作成
1式
公共用地交渉
1式
土地の登記記録等の調査
1式
(業務計画書の作成)
第3条 受注者は、契約締結後14日以内に業務計画書を作成し、発注者に提出するものとする。
(1)業務概要等(業務名、履行期間、契約年月日、業務内容)
(2)実施方針(業務方針、貸与資料の取扱い、業務実施方法等)
(3)業務工程
(4)業務組織計画(業務実施体制、業務場所、指揮命令系統)
(5)打合せ計画
(6)連絡体制(緊急時含む)
(7)その他必要事項
2 受注者は、前項の業務計画書の内容を変更するときは、理由を明記したうえ、発注者に変更
業務計画書を提出しなければならない。
(執行体制)
第4条 本業務は1班以上の編成により行うものとし、受注者は、作業計画が確実に実施できる
執行体制を整備しなければならない。
2 受注者は、環境省東北地方環境事務所福島環境再生事務所(業務に関係する支所を含む。以
下同じ。
)と綿密な連携を取りつつ業務を遂行する必要があることから、通常の勤務時間内にお
いては、常に、環境省東北地方環境事務所福島環境再生事務所に出頭できる体制を整えなけれ
ばならない。
(週報の作成)
第5条 受注者は、業務日報に代えて、業務週報(別記様式第1号)により進捗状況を報告する
ものとする。
(障害物の伐除)
第6条 本業務実施のために伐除した障害物に係る補償は、原則として発注者において処理する
-1-
ものとする。ただし、監督職員の指示を受けないで伐除したもの又は不注意により伐除したも
のの補償は、受注者の責任において処理する。
第2章 貸与資料等
(貸与資料)
第7条 本業務実施のために次の資料を貸与する。
(1)平成25年度用地補償総合技術業務成果品
1式
(2)その他必要な資料
1式
2 受注者が、土地の登記記録等若しくは戸籍簿等を閲覧し、又はその謄本等の交付を受けるた
めに必要な閲覧申請書若しくは交付申請書は発注者が交付する。
第3章 作業項目及び内容
(数量)
第8条 本業務の作業項目及び数量は、次のとおりである。
作業項目
数量
備考
1.総合技術業務
(1)
打合せ協議
1 業務
(2)
現地踏査
1 業務
(3)
概況ヒアリング等
650 権利者
区分B−イ
(4)
関係権利者の特定
650 権利者
区分B−イ
(5)
公共用地交渉用資料の作成等
650 権利者
区分B−イ
(6)
公共用地交渉(調書の説明・確認)
220 権利者
区分B−イ
(7)
公共用地交渉(損失補償協議書の説明・確認)
220 権利者
区分B−イ
(8)
公共用地交渉(補償契約書の説明・承諾)
220 権利者
区分B−イ
2.権利調査業務
公図等の転写
460,000 ㎡
(10)
土地の登記記録調査
460,000 ㎡
(11)
権利者確認調査(当初)
460,000 ㎡
(12)
権利者確認調査(追跡)
30 人
(13)
公図等転写連続図作成
(9)
460,000 ㎡
※区分B−イとは、公共用地交渉の難易度を区分したものであり、①土地のみのもの。②土地
に囲障等の簡易な附帯工作物又は立竹木が存するもの。③土地に土地所有者以外の者が所有す
る野立看板等が存するもの。ただし、この場合の権利者数は1名とする。
(指示事項)
第9条 作業項目ごとの指示事項は、次のとおりである。
(1)概況ヒアリング等
受注者は、本業務の実施に先立ち、発注者から事業計画の概要、取得等の対象とな
る土地等の概要、権利者ごとの補償内容、各権利者の実情及びその他必要となる事項
について説明を受け概況を把握するものとする。
-2-
(2)関係権利者の特定
受注者は、発注者から貸与を受けた登記事項証明書、戸籍簿及び住民票等の記載事
項を補償調書等と照合し、権利者の特定に誤りがないか確認を行い、権利者の特定に
誤りがあるときは、速やかに監督職員に報告するものとする。
また、業務を実施するために新たに登記事項証明書等の貸与を受ける必要があると
きは監督職員と協議するものとする。
(3)公共用地交渉用資料の作成等
受注者は、公共用地交渉用資料を作成するに当たり、監督職員と協議するとともに、
権利者の権利の内容に応じた公共用地交渉用資料(除染工事に伴う仮置場設置に関す
る説明資料、補償金調書、補償契約書(案)、請求書(案)、仮置場の対象となる土地
の図面と支障物件等の位置関係を示す図面、相続が発生している場合の相続関係図等、
その他必要な書類等)を作成し、監督職員に提出するものとする。
(4)権利者に対する公共用地交渉
権利者に対する補償内容等の説明は、起業者が提示する補償金額での契約締結が前
提であり、権利者が補償内容や算定方法に十分理解し、納得できるよう相当程度に具
体的かつ詳細に説明を行う必要がある。補償説明に当たり、どの程度具体的かつ詳細
な説明をするかについては、監督職員と十分に協議し、指示を受け行うものとする。
(5)公図等の転写及び転写連続図の作成
図面の用紙はポリエステルフィルム#300又はこれと同等以上のものとし、規格
はA1型とする。
(6)土地の登記記録調査
土地に関する所有権以外の権利の登記がある場合その必要に応じて登記事項証明書
を提出するものとする。
(7)権利者の確認調査
登記名義人が死亡している場合その必要に応じて戸籍謄本等を提出するものとする。
第4章 成果物
(成果物等)
第10条 提出する成果物及び提出部数等は、次のとおりとする。なお、電子データによる納品
の場合は、電子納品要領等に基づき取りまとめるものとする。
成果物
数量
(1)
契約書及び契約関係書類
正副各 1 部
(2)
補償金調書
正副各 1 部
(3)
補償説明資料
正副各 1 部
(4)
補償説明記録簿
正副各 1 部
(5)
土地の登記記録調査表
正副各 1 部
(6)
権利者調査表及び相続関係説明図
正副各 1 部
(7)
地図(写)
正副各 1 部
(8)
転写連続図
正副各 1 部
(9)
土地調書
正副各 1 部
土地調査表
正副各 1 部
(10)
2
備考
成果物の提出先は、環境省東北地方環境事務所福島環境再生事務所とする。
-3-
第5章 契約変更
(契約変更)
第11条 業務請負契約書に規定する発注者と受注者による協議事項は次のとおりとする。
(1)特記仕様書第8条に示す「作業項目及び数量」に変更が生じた場合
(2)特記仕様書第12条に示す「打合せ回数」に変更が生じた場合
(3)履行期間に変更が生じた場合
(4)その他
なお、軽微な変更については、両者協議のうえ変更しない場合がある。
第6章
その他
第12条 本業務の実施に当たっては、次の段階で打合せを行うものとし、主任担当者が出席す
るものとする。
また、打合せ場所は、環境省東北地方環境事務所福島環境再生事務所とする。
(1)業務に着手するとき
(2)業務の中間2回
(3)成果物取りまとめの段階
(疑義)
第13条 受注者は、本特記仕様書に明記なき事項及び業務実施に際して疑義が生じた場合は、
発注者と協議し、その指示に従い実施すること。
-4-
別記様式第1号
業 務 週 報
業
務
名
履 行 期 間
期
間
月 日(曜日)
業務及びその内容
その他必要事項(業務場所等)
(予定)
(日曜日)
(実施)
(予定)
(月曜日)
(実施)
(予定)
(火曜日)
(実施)
(予定)
(水曜日)
(実施)
(予定)
(木曜日)
(実施)
(予定)
(金曜日)
(実施)
(予定)
(土曜日)
(実施)
主任監督員
監督員
管理技術者
担当者
平成27年度 用地補償総合技術業務 実施位置図
業務対象範囲