GLOVIA smart 会計 BP 基本

SMV03-US72BA-01(M090630)
会計
V03L10
基本
運用マニュアル
まえがき
◆本マニュアルの目的
GLOVIA smart 会計 BPは、一般の営利企業に共通する会計業務を、総合的な情報システムとして構
築することを目的とした汎用業務パッケージです。
本システムは、会計システムの基幹となるシステムであり、日々の記帳から、月末または年末の決算処理
まで、経理の基本となる業務を支援します。
本マニュアルはシステムの導入作業が終了し、業務の運用を行われる際にご利用ください。
なお、本マニュアルは、次の製品を対象としています。
■ GLOVIA smart 会計 BP 基本 V03L10
◆本マニュアルの一覧
本システムは以下のマニュアルを提供しています。
マニュアル名
導入マニュアル)解説書
導入マニュアル)登録票
運用マニュアル(本書)
資金管理システムガイド
財務会計帳表オプション)
オペレーションガイド
インパクトプリンタ
設定ガイド
電子帳簿保存
設定ガイド
記載内容
本システムをご購入いただいてから実施に業務を行う
までの導入作業の手順を説明しています。
本システムを導入いただく上で必要な登録票の説明を
しています。導入マニュアル)解説書と一緒にお使いくだ
さい。
本システムを使って業務を進める上での手順や注意点
を説明しています。
本システムを使って業務を進める上での手順や注意点
を説明しています。
財務会計帳表オプションの導入手順を説明しています。
本システムで使用する専用帳表をインパクトプリンタに
印刷するために必要な、プリンタとシステムの設定を説明
しています。
電子伝票保存を行う際の設定手順について説明していま
す。
使用タイミング
本システム導入時
本システム導入時
本システム運用時
本システム運用時
本システム運用時
該当オプション
導入時
インパクトプリンタ
使用時
電子帳簿システム
導入時
◆本マニュアルの読者
本マニュアルは、会計システムの操作・運用を担当される方を対象としています。本マニュアルを参照す
ることによって、会計システムの基本的な操作・運用手順に関する知識を習得することができます。
◆本マニュアルの構成
本マニュアルは、次の構成になっています。
◆第1 章 運用を始める前に
この章では、基本システム全体の処理の流れやメニュー体系、運用を始める前に確認しておく事項
について説明します。
◆第2 章 日次処理
この章では、基本システムの日次処理について説明します。
◆第3 章 消費税月次処理
この章では、基本システムの消費税月次処理について説明します。
◆第4 章 月次処理
この章では、基本システムの月次処理について説明します。
◆第5 章 年次処理
この章では、基本システムの年次処理について説明します。
◆第6 章 随時処理
All Rights Reserved, Copyright © FUJITSU KYUSHU SYSTEMS LIMITED 2009-
この章では、基本システムの随時処理について説明します。
◆第7 章 付録
この章では、伝票一括取り込み時エラーコード一覧・ファイルレコードレイアウト、CSV出力ファ
イル名称一覧を記載しています。
◆表記上の約束
本マニュアルでは、説明上、次に示すマニュアル名称、略称および記号を使用しています。
マニュアル名称
● マニュアル中で、自身を参照する場合は、『本マニュアル』と記述します。
略称
ソフトウェアの略称について
●GLOVIA smart 会計 BP 基本を「本システム」または「基本システム」と表記しています。
●GLOVIA smart 会計 BP 固定資産を「固定資産システム」と表記しています。
●GLOVIA smart 会計 BP 部門財務分析を「部門財務分析システム」と表記しています。
●GLOVIA smart 会計 BP 債務管理を「債務管理システム」と表記しています。
●GLOVIA smart 人事給与 BP 給与基本を「給与」と表記しています。
● Microsoft® Excel® を「Excel」と表記しています。
オペレーティングシステムの略称について
● 次に示すオペレーティングシステムを総称して「Windows Server 2003」と記述しています。
― Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Standard Edition
― Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Enterprise Edition
● 次に示すオペレーティングシステムを総称して「Windows Server 2008」と記述しています。
― Microsoft(R) Windows Server(R) 2008, Standard Edition
― Microsoft(R) Windows Server(R) 2008, Enterprise Edition
● 次に示すオペレーティングシステムを総称して 「Windows XP」 と記述しています。
― Microsoft(R) Windows(R) XP Professional operating system
― Microsoft(R) Windows(R) XP Home Edition operating system
● 次に示すオペレーティングシステムを総称して 「Windows Vista」 と記述しています。
― Microsoft(R) Windows Vista(R) Ultimate
― Microsoft(R) Windows Vista(R) Enterprise
― Microsoft(R) Windows Vista(R) Business
― Microsoft(R) Windows Vista(R) Home Premium
― Microsoft(R) Windows Vista(R) Home Basic
● Windows Server 2003、Windows Server 2008、Windows XP、およびWindows Vistaを総称して、
「Windows」と表記しています。
仕訳の表記について
本書に記載する仕訳は、特にことわりがない限り、次の形式で表記しています。
借
借方勘定科目
方
貸
借方金額
方
貸方勘定科目
貸方金額
または、
借
方
借方勘定科目(借方内訳)借方金額
貸
方
貸方勘定科目(貸方内訳)貸方金額
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記号
本マニュアルでは、次に示す記号を使用しています。
記
号
用
途
特に注意が必要とすること、または、必ず行
わなければならないことを記述します。
本文の理解を深めるために、参考となる
ことがらを記述しています。
本文の詳細説明が記述されている、別の章
・節を示します。
知っておくと便利なことを記述します。
「基本」→「終了」 操作メニューのタイトルを示します。
部門別照会
選択ボタンの名称を示します。
[適用]
操作ボタンの名称を示します。
【実行】
キーボードの名称を示します。
◆輸出管理規制について
本ドキュメントを輸出または提供する場合は、外国為替および外国貿易法および米国輸出管理関連法規等
の規制をご確認の上、必要な手続きをおとり下さい。
◆改版履歴
2009 年 2 月 初版
◆登録商標
GLOVIAは日本およびその他の国における富士通株式会社の登録商標または商標です。
Business Professionalは、株式会社 富士通南九州システムエンジニアリングの日本国内における登録商
標です。
Microsoft、Windows、Windows NT およびWindows Server またはその他のマイクロソフト製品の名称およ
び製品名は、米国Microsoft Corporation の米国およびその他の国における商標または登録商標です。
その他の会社名および製品名は、それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。
Microsoft Corporation のガイドラインに従って画面写真を使用しています。
その他、会社名、製品名、名称等の固有名詞は各社の登録商標または商標です。
本資料に記載されているシステム名、製品名称等には、必ずしも商標表示を付記していません。
お願い
●
本書を無断で他に転載しないようお願いします。
●
本書は予告なしに変更されることがあります。
All Rights Reserved, Copyright © FUJITSU KYUSHU SYSTEMS LIMITED 2009-
目
第1章
1.1
1.2
1.3
1.4
1.5
1.6
第2章
2.1
2.2
2.3
2.4
2.5
2.6
2.7
第3章
3.1
3.2
3.3
3.4
第4章
4.1
4.2
4.3
4.4
4.5
4.6
4.7
次
運用を始める前に
会計 基本システム処理の流れ
…………………………………………………………
メニュー体系図
……………………………………………………………………………
共通的な操作事項
…………………………………………………………………………
お客様が扱うファイルの格納場所について
……………………………………………
データの退避
………………………………………………………………………………
データの復元
………………………………………………………………………………
日次処理
日次処理の概要
……………………………………………………………………………
会計伝票の入力
……………………………………………………………………………
外部からの伝票の一括取り込み
…………………………………………………………
未承認伝票の承認
…………………………………………………………………………
日次帳表の印刷
……………………………………………………………………………
日次データ退避
……………………………………………………………………………
こんなときには
……………………………………………………………………………
消費税月次処理
消費税月次処理の概要
……………………………………………………………………
一括取り込み用の税抜き仕訳の準備
……………………………………………………
税抜き仕訳情報の一括取り込み
…………………………………………………………
当月に発生した消費税額の集計
…………………………………………………………
月次処理
月次処理の概要
……………………………………………………………………………
四半期決算仕訳の入力
……………………………………………………………………
月次帳表の印刷
……………………………………………………………………………
入力可能な伝票日付範囲の変更
…………………………………………………………
月次データ退避
……………………………………………………………………………
部門財務分析システムについて
…………………………………………………………
こんなときには
……………………………………………………………………………
6
7
9
11
23
25
28
31
32
33
50
55
58
61
62
65
66
68
71
73
75
76
78
81
102
103
104
105
第5章
5.1
5.2
5.3
5.4
5.5
5.6
5.7
第6章
6.1
6.2
6.3
6.4
6.5
6.6
第7章
7.1
7.2
7.3
年次処理
年次処理の概要
……………………………………………………………………………
精算仕訳伝票の入力
………………………………………………………………………
年次帳表の印刷
……………………………………………………………………………
年次繰越前のデータ退避
…………………………………………………………………
会計年次繰越
………………………………………………………………………………
前年度の伝票の削除
………………………………………………………………………
年次繰越後のデータ退避
…………………………………………………………………
随時処理
随時処理の概要
……………………………………………………………………………
別システムへ渡す仕訳伝票情報の作成
…………………………………………………
EXCEL仕訳シートで使う名称情報の作成
…………………………………………
他のシステムとの連携
……………………………………………………………………
機密保護機能の設定
………………………………………………………………………
こんなときには
……………………………………………………………………………
付録
伝票一括取り込み時エラーコード一覧
…………………………………………………
伝票一括取り込みテキストファイルレコードレイアウト
……………………………
CSV出力ファイル名称一覧
………………………………………………………………
106
107
109
112
127
128
130
132
133
134
135
139
140
161
174
177
178
180
182
第1章
運用を始める前に
本章では、基本システム全体の処理の流れやメニュー体系、運用を始める前に確認しておく事項につい
て説明します。
1.1
1.2
1.3
1.4
1.5
1.6
会計 基本システム処理の流れ
メニュー体系図
共通的な操作事項
お客様が扱うファイルの格納場所について
データの退避
データの復元
6
1.1
会計
基本システム処理の流れ
会計 基本システムにおける処理の流れについて説明します。
会計 基本システムにおける処理は、
・
・
・
・
日次処理
月次処理
消費税月次処理
年次処理
というサイクルになります。
次ページに処理の全体の流れ図を記載します。
7
会計処理全体の流れ
日次処理
GLOVIA-BP
債務管理システム
GLOVIA-BP
*会計伝票の入力、仕訳確認
*手形の入力
*外部伝票の一括取り込み
*伝票の承認
*日次帳票の印刷
*日次データの退避
GLOVIA-BP
給与情報システム
GLOVIA-BP
固定資産システム
消費税月次処理
月次処理
GLOVIA-BP
GLOVIA-BP
*四半期決算仕訳の入力
*月次帳票の印刷
*入力可能な伝票日付範囲の変更
*月次データ退避
*一括取り込み用税抜き仕訳の準備
*税抜き仕訳情報の一括取り込み
*消費税額の月度集計
年次締め時
年次処理
GLOVIA-BP
*精算仕訳伝票の入力
*年次帳票の印刷
*年次繰越前のデータ退避
*会計年次繰越
*不要な伝票の削除
*年次繰越後のデータ退避
8
1.2 メニュー体系図
会計
基本システムのメニュー体系図を下記に示します。
固定資産データ連携
固定資産データ連携
9
付属明細表作成
年次繰越
基本条件設定
基本条件設定
仕訳パターン登録
仕訳パターン登録
仕訳パターン一覧表印刷
仕訳パターン一覧表印刷
減価償却連携データ作成
減価償却連携データ作成
減損損失連携データ作成
減損損失連携データ作成
資産異動連携データ作成
資産異動連携データ作成
伝票一括取り込み確認リスト
伝票一括取り込み確認リスト
伝票一括取り込み
伝票一括取り込み
セットアップ(運用基本情報)
伝票番号採番グループ登録
伝票番号採番条件登録
伝票承認条件登録
科目残高一覧登録
消費税額一覧登録
資金管理条件登録
手形管理条件登録
手形物件一覧登録
省略消費税区分登録
付属明細表出力条件登録
10
1.3 共通的な操作事項
本システムを操作するうえで知っておく必要のあることがらについて説明します。
■ メニューの選びかた
本システムは、マウスで選択するだけで処理の起動が行えるようになっています。
メニューは、業務単位に構成されています。 このため伝票入力などの日常の業務を行いたいときは「日
常業務」を選択するというように、業務名を選択すると目的の作業ができるようになっています。
11
■ 入力画面の操作方法
ここでは、以下の操作方法について説明します。
・操作の基本
・操作メニューの使い方
・モード切替
・画面スクロール
(1)操作の基本
メニューを選択していくと、ディスプレイ画面には入力画面が表示されます。
それでは早速、「会計年度登録」画面を例にとって、操作の練習をしてみましょう。
はじめに、業務選択メニューの中から「セットアップ(基本)」を選択すると、登録業務のメニューが
画面に表示されます。その中から「会計年度登録」を選択します。
「会計年度登録」の画面が表示されましたね?
ここで【タブ】キーを何回か押してみましょう。 カーソルが動くのが確認できましたね。 このように
カーソルが動いて位置付いたところが、入力できる箇所です。
それでは下図に習って入力してみましょう。入力が終わったら、操作ボタンの[確認]を一回押します。
メッセージ内容に「内容を確認してください」と表示されていますね? ここでは、入力した内容の確認
を行います。 コードを入力した項目は日本語表示されますので、これで確認するといいでしょう。
入力した内容が正しければ、操作ボタンの[適用]を一回押します。 これで、この画面の入力が終了
します。
12
メッセージ内容に「内容を確認してください」と表示されます。内容を確認した際に、間違いを発見
した場合は、入力をやり直すことができます。入力をやり直したいときには、プッシュボタンの[取消]
または[再入力]を一回押下します。
[取消]を一回押下すると、次のように入力した内容をすべて消去して、はじめから入力をやり直すこ
とができるようになります。
[再入力]を一回押すと、次図のように入力した内容を保持したまま、間違えたところだけカーソルを
移動して入力しなおすことができます。
13
以上が本システムで行う入力操作の基本です、これらの操作は全入力に共通ですので、一度覚えてしま
えば、誰でも簡単に操作が行えます。
以降、本書に掲載されている操作に関する記事には、これらの基本的な操作については特に記述してい
ません。
入力項目をすべて入力した後で[確認]を押すか、「確認してください。
」で[適用]を押す作業は、
【実行】キーを押して代替できます。また、選択項目は【矢印キー】でカーソルを移動して【空白
キー】を押して代替できます。
(2)操作メニューの使い方
操作メニューには「基本」「画面」「編集」「照会」「保守」の5つの種類があります。
これらの操作メニューでは、次の操作ができます。
操作メニュー名
「基本」
こ
ん
な
操
作
が
で
き
ま
す
基本的な操作を促します。
「終了」「取消」「再入力」等ができます。
「画面」
画面に表示する内容を操作します。
「前画面」「次画面」「左画面」「右画面」「項目一覧」
「エラー一覧」「検索条件」等ができます。
「照会」
照会画面を操作します。
「元帳照会」「科目残高照会」「試算表照会」等ができます。
「保守」
登録専用の画面を操作します。
「名称登録」「残高登録」「摘要登録」「定型仕訳登録」等ができます。
操作メニューの内容は、入力画面によって多少違ってきます。 上記は、基本的な操作メニュー内容で
す。
14
下図のように、マウスで操作メニューを選択すると、操作メニュー名の下に操作できる処理名称が一覧表
示されます。 一覧表示されたものの中からマウスで選択すると、選択した処理が実行されます。
入力画面によって表示される操作メニュー、処理の種類は異なります。
以降、本書では操作メニュー、処理名を次のように表します。
基本メニュー
→ 「基本」
基本メニューの終了操作 → 「基本」→「終了」
「基本」→「終了」はメニュー画面に戻りたいときに選択します。
また、「基本」→「取消」、「基本」→「再入力」はプッシュボタンの[取消]
、[再入力]と同じ機
能です。
操作メニューの中の処理は殆ど、ファンクションキーに割り当てられています。 どの処理がどの
ファンクションキーに当てはまるかは、操作メニューの中の処理名のかっこ内を参照してくださ
い。
15
(3)モード切替
モードには利用者が切り替えできるものと、画面に表示されるだけのものの2種類あります。
ここでは、利用者が切り替えることのできるモードの切り替え方法を説明します。
メニューを選択して入力画面が表示されたところで、モードを切り替えます。 例えば、
「会計伝票を入
力したが、入力ミスがあって、内容を修正したい」といった場合、メニューで「会計伝票入力」を選択後、
入力画面が表示されたところで「編集」→「モード切替」を選択すると、モードは「修正」に切り替わり
ます。
このようにモードは、入力画面表示直後が「追加」で、モード切替を行うごとに「修正」、「削除」と切
り替わって表示されます。
(4)画面スクロール
入力画面によっては、データが1画面内に収まらないくらい多いとき、システムではページを分けて表
示します。 このとき他のページのデータを見たいときに、画面スクロール機能を使います。
画面スクロールには、「前画面」、「次画面」、「左画面」、「右画面」の種類があります。
16
■ 入力内容にエラーがある場合は
入力した内容にエラーがあるときは、画面下部にエラーメッセージが表示されます。
利用者は表示されたエラー内容に従い、修正入力を行ってください。
17
■ 印刷プレビューを行う場合は
本システムでは、帳票の内容を紙へ印刷する前に、プレビュー画面で確認することができます。
プレビューを使うためには、印刷モードの設定を行います。
操作方法は、メニュー → オプション → 印刷モード設定と 順に選択してください。
「帳票印刷処理を実行中の場合は、処理を終了してください。」という通知画面が表示されますので、
【OK】を押下して下さい。 印刷モード設定画面が起動されます。
プレビュー
・「行わない」
プレビューは行われません。
・
「行う(プレビューの終了を待ち合わせない)」
一度に複数の帳票をプレビューする場合、連続してプレビューを行います。
・
「行う(プレビューの終了を待ち合わせる)」
一度に複数の帳票をプレビューする場合、前のプレビュー画面が閉じられないと
次の帳票のプレビューを開始しません。
プレビュー対象の帳票が、ページ数 ゼロ の場合、以下の通知画面が表示される場合があります。
その際は、【OK】を押下して処理を続行してください。
18
印刷プレビューの表示について
印刷モードの設定後、日次帳票印刷、月次帳票印刷等で印刷を行ってください。
帳票の印刷処理が終了すると、通知画面が表示されプレビュー画面が起動されますので、
【OK】を押下してください。
1
3
4
5
6
7
2
【機能概要】
① 帳票名を表示します。(例は日計試算表)
② 印刷ボタン:押下すると、プレビューの内容が紙へ印刷されます。
③ ページ移動ボタン:前頁、次頁、先頭頁、最終頁を表示することができます。
④ ズームボタン:押下すると、表示内容を縮小・拡大することができます。
⑤ ズームプルダウンメニュー:表示倍率を指定することができます。
⑥ バージョン表示ボタン:押下するとプログラムバージョンを表示します。
⑦ 終了ボタン:押下すると、プレビューを終了することができます
19
■ 入力操作がわからない場合は
入力中に操作がわからない場合や入力項目に何を入力して良いかわからない場合は、入力画面にフォー
カスを当てて、【F8】キーを押下します。運用ヘルプ画面が起動されます。
例:会計伝票入力画面上で【F8】キーを押下すると、下記の画面が表示されます。
運用ヘルプ画面内の文字色が緑色で下線が実線で引かれている部分をクリックすると、該当箇所の説明内
容が表示されます。ここでは、トピックの「伝票画面の入力モード」をクリックします。
20
また、運用ヘルプ画面内の文字色が緑色で下線が点線で引かれている部分をクリックすると、該当箇
所の説明内容がポップアップ画面に表示されます。ここでは、使用可能なプッシュボタンの「[終了]
ボタン」をクリックします。
運用ヘルプ画面にて「目次」ボタンをクリックすると処理画面単位の運用操作情報が業務メニュー
イメージで検索できます。
21
また、運用ヘルプ画面にて「キーワード」ボタンをクリックすると、運用ヘルプにて定義されている
語句の情報をキーワードにて検索できます。
その他、「印刷」ボタンをクリックすると運用ヘルプ画面に表示されているページ内容が印刷されます。
入力画面によっては、画面上の項目で、マスタに登録されている情報については、項目にカーソルを移
動した状態で【F6】キーを押下することにより、項目の一覧を表示する機能があります。
例)会計伝票入力画面の「科目」欄にて【F6】キーを押下した場合
22
1.4
お客様が扱うファイルの格納場所について
お客様が会計 基本システムを運用される際に、処理の内容によって、お客様自身でファイルを作成、
またはファイルを指定していただく場合があります。
例)外部からの伝票の一括取り込みを行う際の一括取り込み用テキストファイル
例)会計データの退避を行う場合の退避ファイル
その場合、作成、指定したファイルを格納する場所として、以下の情報に設定されています。
【作業ディレクトリ】
【バックアップフォルダ】
【作業ディレクトリ】には、帳表内容をCSVデータとして出力されます。
【バックアップフォルダ】には、バックアップデータの退避先を設定します。
(1)作業ディレクトリの確認
確認方法として、クライアントの「スタート」→「プログラム」→「GLOVIA smart 会計 BP 基本/T」
→「セットアップ」から「動作環境設定」を選択します。
「動作環境設定」を実行すると、以下の画面が表示されます。
起動された動作環境設定画面の「インストール情報」→「作業ディレクトリ(TmpDir)」で作業ディレ
クトリを確認します。
23
(2)バックアップ先の確認
確認方法として、サーバの「スタート」→「プログラム」→「GLOVIA smart 会計 BP 基本/T」→「セ
ットアップ」から「動作環境設定」を選択します。
「動作環境設定」を実行すると、以下の画面が表示されます。
起動された動作環境設定画面の「バックアップ情報」→「デバイス(SaveDevice)」でバックアップ先
を確認します。
バックアップファイルを「ハードディスク、リムーバブルディスク(MO等)」に保存する場合は、保
存先のフォルダを指定できます。
24
1.5
データの退避
(1)概要
本システムのDB環境をすべてバックアップする機能です。
バックアップデータは、ハード障害等によるデータ破損や、重要な処理を再実行する必要が生じた場合に
非常に有効です。
日次処理終了時等、できるだけまめにバックアップ処理を行うように心がけてください。
(2)操作方法
バックアップは、必ずバックアップ管理者の方に実行してもらってください。
本システムがセットアップされているサーバ(コンソール)から行います。
1) ログオンユーザの確認
【スタート】から【設定】−【コントロール パネル】を開き、【管理ツール】から【ターミナルサー
ビス マネージャ】を開きます。(Windows 2008の場合は、【管理ツール】−【ターミナルサービス】−【タ
ーミナルサービス マネージャ】を開きます。)
25
ログオンユーザがいる場合、そのユーザ名もしくはセッション名を選択します。次に、【操作】メニュ
ーから【メッセージの送信】をクリックし、ログオフ依頼のメッセージを送信します。
2) データのバックアップ
スタートメニューから本システムのプログラムフォルダを開き、バックアップフォルダを表示して、
【全データのバックアップ】を選択します。
下記の確認画面が表示されますので、本システムの業務が起動していないことを確認のうえ、[OK]
ボタンを押下します。[キャンセル]ボタンを押下すると処理を終了します。
【全データのバックアップ】を実行すると、以下の画面が表示されます。【はい】を選択するとバック
アップ先のフォルダにデータファイルがバックアップされます。【いいえ】を選択した場合は、バックア
ップ先のフォルダを変更することができます。
26
バックアップ処理が終了すると、下記の終了確認画面が表示されます。【はい】を選択すると実行ログ
確認画面が表示されます。【いいえ】を選択した場合は、処理が終了します。
バックアップを行う際は、いつ時点のバックアップデータか分かるような管理を行うことを推
奨します。例えば、いつ時点のバックアップデータか分かるようなフォルダを作成して、そのフ
ォルダにバックアップする運用を行うとよいでしょう。
パソコンのハードディスクにバックアップした場合、パソコン本体が壊れるとバックアップ
データが利用できず、バックアップの意味がありません。より安全性を高めるため、バック
アップしたファイルはMO(光磁気ディスク)等の外部媒体にコピーしてください。
27
1.6
データの復元
(1)概要
1.5 データの退避 処理にて取得したバックアップファイルより、本システムのDB環境を全て復
元する機能です。
データ破損や、重要な処理を再実行する必要が生じた場合に簡単に環境を元に戻すことが可能です。
(2)操作方法
復元は、必ずバックアップ管理者の方に実行してもらってください。
本システムがセットアップされているサーバ(コンソール)から行います。
1) ログオンユーザの確認
【スタート】から【設定】−【コントロール パネル】を開き、【管理ツール】から【ターミナルサー
ビス マネージャ】を開きます。(Windows 2008の場合は、【管理ツール】−【ターミナルサービス】−【タ
ーミナルサービス マネージャ】を開きます。)
28
ログオンユーザがいる場合、そのユーザ名もしくはセッション名を選択します。次に、【操作】メニュ
ーから【メッセージの送信】をクリックし、ログオフ依頼のメッセージを送信します。
2) データの復元
スタートメニューから本システムのプログラムフォルダを開き、バックアップフォルダを表示して、
【全データの復元】を選択します。
下記の確認画面が表示されますので、本システムの業務が起動していないことを確認のうえ、[OK]
ボタンを押下します。[キャンセル]ボタンを押下すると処理を終了します。
【全データの復元】を実行すると、以下の画面が表示されます。【はい】を選択すると復元先のフォル
ダにデータファイルが復元されます。【いいえ】を選択した場合は、復元元のフォルダを変更することが
できます。
29
復元元のフォルダ名を指定する際には、「どの時点のデータに戻すか」ということを
考慮してフォルダを指定するようにして下さい。復元する際に時期や用途がわかりや
すいように、バックアップ時のフォルダ名には、日付や処理内容(例:年次繰越前 )
等を付けておくことをお勧めします。
復元処理が終了すると、下記の終了確認画面が表示されます。【はい】を選択すると実行ログ確認画面
が表示されます。【いいえ】を選択した場合は、処理が終了します。
30
第2章
日次処理
本章では、基本システムの日次処理について説明します。
2.1
2.2
2.3
2.4
2.5
2.6
2.7
日次処理の概要
会計伝票の入力
外部からの伝票の一括取り込み
未承認伝票の承認
日次帳表の印刷
日次データ退避
こんなときには
31
2.1
日次処理の概要
会計
会計
基本システムにおける日次処理の流れについて説明します。
基本システムにおける日次処理は会計伝票入力処理、および帳表出力がメインになります。
(1)伝票入力(修正/削除/赤伝)
、手形入力
会計伝票を画面より入力します。また、必要に応じて入力した伝票データの修正や削除または赤伝の入
力を行います。
伝票の種類には以下のものがあります。
・ 振替伝票
・ 入金伝票
・ 出金伝票
入力した伝票の内容について、仕訳確認リストを出力し、起票した伝票との確認を行います。また、帳
表だけでなく、照会画面から確認することもできます。必要であれば伝票単位の印刷も可能です。
また、画面からの入力に加えて、テキストファイルや、提供のEXCEL仕訳シートを使用した伝票の一括
取り込みも行うことができます。
画面または一括取り込みで入力された伝票データはシステム内に登録されます。また、伝票の承認機能
を使用される場合は、正式な伝票の前段階の未承認伝票データとしていったんシステムに登録され、伝票
の承認処理を行うことにより、正式な伝票データとしてシステムに登録されます。
また、手形の管理を行われる場合に、手形の情報を画面より入力します。手形の状態(収納/発行、裏
書、決済)ごとに入力画面が用意されています。入力されたデータは、手形関連の管理帳表を出力するた
めの手形データとしてシステムに登録されます。同時に、手形伝票の伝票データも作成され、システムに
登録されます。
(2) 日次帳表の出力
伝票入力処理が確定した時点で、日次帳表を印刷します。
現金出納帳等を出力して銀行の残高との突合せを行うことも可能です。
(3) 日次データ退避
日次処理の最後に、バックアップを取得されることをお勧めします。
次ページに日次処理の流れ図を示します。
32
2.2
会計伝票の入力
(1) 会計伝票入力
会計伝票を伝票イメージで画面より入力します。また、必要に応じて入力した伝票データの修正や削除
または赤伝の入力を行います。
元帳・試算表・各種決算帳表等、すべての帳表がこの伝票データをもとに作成されます。
伝票の種類には以下のものがあり、画面より選択できます。
・ 振替伝票
・ 入金伝票
・ 出金伝票
1伝票の仕訳行数は最大99行です。(消費税都度モードの場合は49行)
会計伝票入力(「日常業務」⇒「会計伝票入力」
)
画面イメージ(会計伝票入力画面)
入力端末が未承認端末の場合、画面左上に「未承認」と表示されます。
33
伝票登録時のパターン
伝票の登録時のパターンとして、お客様の運用形態により、
・ 伝票の起票(手作業)⇒ 伝票の入力
・ 伝票の入力(原紙証憑より)⇒伝票の印刷
・ 未承認伝票入力⇒未承認伝票の印刷⇒伝票承認
・ 未承認伝票入力⇒伝票承認
が存在します。
なお、手形情報を含む伝票に関しては未承認伝票として扱う事は出来ません。
未承認伝票の承認処理については、「2.4
未承認伝票の承認」をご参照ください。
伝票修正時のパターン
伝票内容の修正パターンとして、
・ 既存伝票を呼び出し、内容を修正。(伝票番号変更なし)
・ 既存伝票を削除し、必要であれば再度新伝票を登録。
・ 赤伝を入力し、既存の伝票金額を相殺。
が存在します。
本システムにおける赤伝の入力は対象の伝票番号を指定する形ではなく、対象の伝票と同じ仕
訳内容を新規の伝票(赤伝)としてマイナス処理する形になります。
伝票基本項目
伝票日付:伝票日付は取引の計上日(発生日)を入力します。実際に伝票入力を行った日と一致すると
は限りません。前回入力時の日付、または処理当日の日付が初期表示されます。
伝票日付は、【会社運用条件登録】の「日付の入力方法」で指定した形態(西暦か和暦か)
に従ってください
伝票番号:任意の番号入力または、端末グループ単位、担当者グループ単位、入力部門単位の3つの単
位で伝票番号の自動採番を行うことができます。これにより、複数の端末より会計伝票入力
を行う際に、伝票番号の重複エラーが多発する事態を予防することが可能です。
伝票番号自動採番の詳細な設定内容については、運用ヘルプ画面⇒[キーワード]
⇒
「伝票番号の自動採番を行う」をご参照ください。
伝票番号は、【会社運用条件登録】の「伝票重複判定の基準」で指定された単位の伝票
日付で、重複する伝票番号を入力してはいけません。
例)基準が「M:月単位」の場合
伝票日付:040815 および 040816 で同一伝票番号000001は入力不可
伝票日付:040815 および 040916 で同一伝票番号000001は入力可能
仕訳辞書:日常の業務で伝票を作成していると、 よく似た あるいは いつも同じ 伝票が頻繁に出
現することがあります。このような伝票について、あらかじめ番号を付けて本システムに仕
訳辞書として登録しておき、伝票入力の手間を省くことができます。
仕訳辞書登録の画面は、会計伝票入力画面のプルダウンメニュー[保守]から起動するこ
とが可能です。よく使用する仕訳のパターンを、番号を付けて登録します。
システムには、標準で仕訳辞書が最初からいくつか登録されています。
それらは 900000 以上の登録番号を使用していますので、登録時に参考
にされると便利です。
34
会計伝票入力画面より起動できる処理
会計伝票入力画面のプルダウンメニューから起動できる処理として次のようなものがあります。
・
プルダウンメニュー[照会]より
本システムの主要な照会画面が起動できます。
仕訳照会
試算表照会
元帳照会
科目残高照会
・
プルダウンメニュー[保守]より
名称・辞書関連や残高情報の簡易登録処理関連が起動できます。
内訳名称登録:会計伝票入力の処理を終了させずにそのままの状態で、内訳コードに対する名
称の登録を行うことが可能です。
摘要辞書登録:摘要欄への入力頻度の高いコメント等をあらかじめ登録しておきます。
仕訳辞書登録:使用頻度の高い仕訳パターンを登録しておきます。
簡易残高登録:通常、伝票入力時に指定する部門:科目:内訳については、あらかじめその組
み合わせの残高が登録されている必要があります。この機能を使用すれば、会
計伝票入力の処理を終了させずにそのままの状態で、残高領域の登録を行うこ
とが可能です。
残高登録については、
[利用者動作環境設定]の「残高組み合わせの自動登録」を 自
動登録する に設定することにより、部門:科目:内訳の残高組み合わせが登録されて
いない場合に自動的に残高を登録することも可能です。
消費税入力切り替えについて
会計伝票入力画面において、プルダウンメニュー[編集]⇒[消費税入力切替]を選択(または
[税切替]ボタンを押下)すると、画面上部の消費税入力形式の表示が変化します。
消費税入力形式は、勘定科目ごとの消費税に対する設定と連動して、伝票入力時の仕訳の処理が変わりま
す。
表示される消費税入力形式は4種類になります。大きく分けて「都度モード」と「一括モード」に分類
されます。
都度モード
都度税込
都度税抜
一括モード
一括税込
一括税抜
「都度モード」の特長は、
「消費税勘定仕訳の行を自動的に発生させるモード」と考えてください。
例えば、
(借方)
売掛金
(貸方)
売上
仮受消費税
1,050
1,000
50
という仕訳があった場合、2行目の「仮受消費税 ¥50」の仕訳行を自動的にシステムが作成して
くれるものです。利用者の方は、1行目の仕訳のみ入力すれば良い訳ですが、その際に入力する消費税対
象科目(この場合は売上)の金額が、「税込」なのか「税抜」なのかを区別するのが、 「都度税込」、「都
度税抜」の表示になります。
35
例)「都度税込」状態の場合の入力形式
売掛金
1,050
売上
1,050
例)「都度税抜」状態の場合の入力形式
売掛金
1,050
売上
1,000
いずれの場合も伝票の内容が確定した時点での表示は、同じパターンになります。
この「都度モード」における消費税仕訳の自動生成を行うには、消費税対象科目(事例の場
合は売上)の「消費税科目分類」が、
「1:システムによる取引都度税抜き」になっている必
要があります。詳細については、運用ヘルプ画面⇒[キーワード]⇒ 「科目消費税情報登録」
をご参照ください。
次に、「一括モード」の特長は、
「消費税勘定仕訳の行が自動的に発生しないモード」と考えてください。
例えば、先程と同じ、
(借方)
売掛金
1,050
(貸方)
売上
仮受消費税
1,000
50
のような仕訳が合った場合、「一括モード」では、利用者の方が、2行目の「仮受消費税 ¥50」
の仕訳を入力するか、または消費税月次処理時に、一括で税抜き仕訳を作成します。消費税勘定科目
の仕訳は自動では生成されません。一括で税抜き仕訳作成を行う場合は、消費税対象科目(ここでは
売上)の明細行は、税込み(ここでは 1,050)で入力する必要があります。
一括税抜き仕訳作成を行えるのは、消費税対象科目(事例の場合は売上)の「消費税科目分
類」が、「4:システムによる一括税抜き」になっている場合のみです。一括税抜き仕訳作成
についての詳細は、「3章 消費税月次処理」をご参照ください。
それでは、「一括モード」の場合の「一括税込」、「一括税抜」は何が違うのでしょうか。
これは、「簡易都度税抜機能」という特殊な機能を使用する場合のみに意味を持ちます。
「簡易都度税抜機能」とは、「都度モード」が有効である科目(「消費税科目分類」が、「1:システム
による取引都度税抜き」になっている科目)を一括モードで入力する際に、
「都度モード」の時と同じ
ように、画面上で消費税勘定仕訳を自動的に生成させたい場合に用いる機能です。
消費税勘定科目に当たる行の科目コード欄に「@」を指定します。
例)モード「一括税込」
(借方)
売掛金
1,050
売掛金
(貸方)
売上
@
1,050
売上
仮受消費税
1,050
1,000
50
上記の例は「一括税込」モードなので、消費税対象科目(事例の場合は売上)の金額が「1,050」
で入力されています。
これが「一括税抜」モードで、「簡易都度税抜機能」を使用する場合は、上記の金額は「1,000」
と入力することになります。
このように、
「都度モード」、「一括モード」はお客様の科目ごとの消費税設定を考慮して、使いやすい
パターンを選択して運用する必要があります。
36
項目に対する追加説明
補助コード:科目コード、内訳コードとは別に、さらに取引を細分するユーザ用の汎用コード領域に当
たります。伝票入力時に補助コードをあわせて入力することにより、画面照会(仕訳帳、
元帳)や帳表作表(総勘定元帳)時に補助コードで検索することが可能となります。また、
「補助コード元帳」により、補助コードごとの取引明細を確認することができます。
なお、資金繰り管理を行う場合は、ここに資金コードを入力します。
消費税区分:消費税管理を行う場合に、消費税額の集計の単位となる区分です(例:売上課税、仕入
(税 区) 課税)。消費税対象の勘定科目に対し、伝票入力画面から消費税区分を入力しなかった場
合は、システムが、標準的な消費税区分を自動設定します。利用者は必要な場合だけ、そ
の区分を変更した後、伝票を格納します。
消費税区分についての詳細な内容については、運用ヘルプ画面⇒[キーワード]
⇒
「消費税区分とその扱い方」をご参照ください。
手形番号:手形管理を行われる場合に、会計伝票入力画面からも手形情報の入力が可能です(プルダウ
ンメニュー[画面]⇒[手形入力/確認])。その場合に、該当する手形の番号を指定します。
会計伝票入力画面より入力した手形情報は、内容を修正したりする場合も会計伝
票入力画面より行うようにしてください。
項目一覧入力:部門、勘定科目、内訳、消費税区分、摘要、仕訳辞書、いずれかの入力時に、入力可能な
項目を一覧表示し、その中から選択するだけで入力が完了する機能です。
一覧表示では、次のキーによりページを切り替えて入力したい項目を探しますが、入力す
る項目のコードがだいたいわかっている場合は、 コード検索 の機能により表示先頭コ
ードを指定し、そのコード位置から一覧表示させることもできます。
画面の基本的なボタン操作等については、「1.3
37
共通的な操作事項」をご参照ください。
(2) 仕訳確認
仕訳確認リストを出力して、起票した伝票や原始証憑との照会を行います。
内容に誤りがあれば伝票の修正を行います。
仕訳確認リスト(
「日常業務」⇒「仕訳確認リスト」)
画面イメージ(仕訳確認リスト出力画面)
指定する項目
・
・
・
・
・
入力日付:何日に入力された仕訳伝票を作表するか指定します。省略した場合は、全件が処理
対象となります
範囲指定
伝票日付:作表対象とする伝票日付範囲を指定します。
伝票番号:作表対象とする伝票番号範囲を指定します。
入力端末:どの端末から入力された伝票を作表対象とするかを下記のいずれかを指定します。
このクライアントで入力した伝票を印刷します。
全クライアントで入力した伝票を印刷します。
担当者:指定した利用者IDから入力された伝票を作表します。メニュー起動時に利用者IDを
入力している場合に指定できます。
伝票種類:リストの対象とする伝票の種類を選択します。
全伝票、振替伝票、入金伝票、出金伝票、手形伝票、精算伝票
38
仕訳確認リストの内容と、起票した伝票または原始証憑を比較して誤りがないか確認します。
内容に誤りがある場合、会計伝票入力画面より伝票内容の修正を行います。
仕訳の内容については、画面からの照会も可能です。
「日常業務」
⇒「仕訳照会」
会計伝票を伝票イメージで1枚ごとに印刷することも可能です。
「日常業務」
⇒「伝票印刷」
未承認伝票については、仕訳内容確認を下記帳票で行います。
「伝票承認」 ⇒「未承認伝票確認リスト」
また、未承認伝票を伝票イメージで1枚ごとに印刷することも可能です。
「伝票承認」 ⇒「未承認伝票印刷」
39
(3) 手形入力
本システムにおいては、手形管理を行われるお客様のために、各種手形入力画面が用意されております。
手形入力画面より手形情報を入力すると、同時に手形の会計伝票データも自動的に作成されます。入力し
た手形情報より、期日別、銀行別、手形の推移状態別といった様々な条件で分類された手形関連帳表を印
刷することが可能です。
手形入力画面は、手形の発生から解消までの推移状態に従って下記の3つの状態があります。それぞれ
の状態と対応する画面は次のとおりです。
・
・
・
手形収納/発行入力
手形裏書/割引/取立依頼入力
手形決済/不渡入力
手形の処理における各時点、推移状態について
−
発生
受取手形の収納、支払手形の発行
−
取組
受取手形の裏書譲渡、割引、取立依頼
−
解消
受取手形・支払手形の決済、不渡、裏書譲渡・取立依頼した手形の決済
これら3つの時点の間を「推移状態」と呼びます。各推移状態には次のような意味があります。
40
手形収納/発行入力(
「日常業務」⇒「手形収納/発行入力」)
画面イメージ(手形収納入力画面)
手形収納/発行の切り替えは初画面に表示される[手形選択]ボタンで行います。
手形収納/発行入力画面の機能
手形券面と画面の内容がほぼ一致しているので、手形券面の内容を書き写す要領で手形情報の入力が可
能です。入力完了後、手形データと仕訳データが作成・更新されます。手形データは手持または発行の状
態になります。
なお、手形情報を含む伝票に関しては未承認伝票として扱う事は出来ません。
手形収納/発行入力画面より起動できる処理
手形収納/発行入力画面のプルダウンメニューから起動できる処理として次のようなものがあります。
・
プルダウンメニュー[編集]より[手形一覧]
これまでに入力された手形を一覧表示して、この中から参照する手形を選択することができます
画面の[手形一覧]ボタンからも起動可能です。
・
プルダウンメニュー[照会]より[仕訳入力/照会]
GLOVIA-BP会計システムの手形仕訳入力画面が起動できます。
これは手形収納/発行入力時に、複数行にまたがる仕訳伝票を入力する場合に使用します。
画面の[仕訳入力]ボタンからも起動可能です。
41
・
プルダウンメニュー[保守]より
名称・辞書関連や残高情報の簡易登録処理関連が起動できます。
内訳名称登録:会計伝票入力の処理を終了させずにそのままの状態で、内訳コードに対する名
称の登録を行うことが可能です。
簡易残高登録:通常、伝票入力時に指定する部門:科目:内訳については、あらかじめその組
み合わ残高が登録されている必要があります。この機能を使用すれば、会計伝
票入力の処理を終了させずにそのままの状態で、残高領域の登録を行うことが
可能です。
残高登録については、伝票入力動作環境設定における設定により
部門:科目:内訳の残高組み合わせが登録されていない場合に自動的
に残高を登録できるようにすることも可能です。
画面の基本的なボタン操作等については、「1.3
42
共通的な操作事項」をご参照ください。
割引/手形裏書/取立依頼入力(
「日常業務」⇒「手形裏書/割引/取立依頼入力」)
手形割引/裏書/取立依頼の切り替えは、初画面に表示される[処理切替]ボタンで行います。
手形割引入力
画面イメージ(手形割引入力画面)
手形割引入力画面の機能
手形割引伝票の伝票日付、伝票番号、割引銀行(内訳コード)、摘要情報を入力し、割引対象の手形
番号、割引手数料を手計算し入力することにより、対象手形データの更新と手形割引伝票データの作成
が行われます。対象手形データは、割引の状態になります。
手形割引入力画面より起動できる処理
手形割引入力画面のプルダウンメニューから起動できる処理として次のようなものがあります。
・
プルダウンメニュー[編集]より[手形一覧]
これまでに入力された手形を一覧表示して、この中から割引対象の手形を選択することができま
す。画面の[手形一覧]ボタンからも起動可能です。
・
プルダウンメニュー[保守]より
名称関連や手形情報、残高情報の簡易登録処理関連が起動できます。
簡易手形登録:手形裏書/割引/取立依頼入力時や、手形決済/不渡入力時に、同時に未登録
手形の手形情報や手形てん末情報を登録する機能です。
導入時に未登録だった手持ち手形情報を登録する場合にご利用頂けます。
画面の基本的なボタン操作等については、「1.3
43
共通的な操作事項」をご参照ください。
手形取立依頼入力
画面イメージ(手形取立依頼入力画面)
手形取立依頼入力画面の機能
対象手形の期日範囲、取立依頼日付、取立依頼銀行(内訳コード)、摘要情報を入力し、表示される
一覧から選択した手形のデータを取立依頼の状態に更新します。(手形は取立依頼の状態になりますが、
取立依頼の仕訳は発生しません)
手形取立依頼入力画面より起動できる処理
手形取立依頼入力画面のプルダウンメニューから起動できる処理として次のようなものがあります。
・
プルダウンメニュー[保守]より
名称関連や手形情報の簡易登録処理関連が起動できます。
簡易手形登録:未登録の手形の手形情報や手形顛末情報の登録を行うことが可能です。
導入時に未登録だった手持ち手形情報を登録する場合にご利用頂けます。
画面の基本的なボタン操作等については、「1.3
44
共通的な操作事項」をご参照ください。
手形裏書譲渡入力
画面イメージ(手形裏書譲渡入力画面)
手形裏書譲渡入力画面の機能
手形裏書譲渡伝票の伝票日付、伝票番号、裏書譲渡先(内訳コード)、摘要情報を入力し、裏書対象
の手形番号を入力することにより、対象手形データの更新と手形裏書譲渡伝票データの作成が行われま
す。対象手形データは、裏書譲渡の状態になります。
手形裏書譲渡入力画面より起動できる処理
手形裏書譲渡入力画面のプルダウンメニューから起動できる処理として次のようなものがあります。
・
プルダウンメニュー[編集]より[手形一覧]
これまでに入力された手形を一覧表示して、この中から裏書譲渡対象の手形を選択することがで
きます。画面の[手形一覧]ボタンからも起動可能です。
・
プルダウンメニュー[保守]より
名称関連や手形情報、残高情報の簡易登録処理関連が起動できます。
簡易手形登録:未登録の手形の手形情報や手形顛末情報の登録を行うことが可能です。
導入時に未登録だった手持ち手形情報を登録する場合にご利用頂けます。
残高登録については、伝票入力動作環境設定における設定により、部門:科目:内訳の残高
組み合わせが登録されていない場合に、自動的に残高を登録できるようにすることも可能です。
画面の基本的なボタン操作等については、「1.3
45
共通的な操作事項」をご参照ください。
手形決済/不渡入力(
「日常業務」⇒「手形決済/不渡入力」)
手形決済/不渡の切替は、初画面に表示される[手形選択]ボタンで行います。
手形決済入力
画面イメージ(手形決済入力画面
一括処理指定)
手形決済入力画面の機能
手形を決済するには、対象手形の期日範囲、債権債務先(内訳コード)、決済対象の手形状態、およ
び手形決済伝票の伝票日付、伝票番号、決済銀行(内訳コード)、摘要情報を入力し、処理対象の手形
データの更新と手形決済伝票データの作成が行われます。対象手形データは、決済の状態になります。
手形決済は、決済したい手形を選択する方法と、指定した条件に合致する手形を自動的に決済する方
法があります。
46
画面イメージ(一覧選択時)
一覧画面の「選択」ボックスは、すべてチェックが入った状態で初期表示されますので、決済を「行わ
ない」手形のチェックを外す形式になります。
手形決済入力画面より起動できる処理
手形決済入力画面のプルダウンメニューから起動できる処理として次のようなものがあります。
・
プルダウンメニュー[保守]より
名称関連や手形情報、残高情報の簡易登録処理関連が起動できます。
簡易手形登録:未登録の手形の手形情報や手形顛末情報の登録を行うことが可能です。
導入時に未登録だった手持ち手形情報を登録する場合にご利用頂けます。
画面の基本的なボタン操作等については、「1.3
47
共通的な操作事項」をご参照ください。
手形不渡入力
画面イメージ(手形不渡入力画面)
手形不渡入力画面の機能
手形を不渡りの状態にするには、対象手形の期日範囲、債権債務先(内訳コード)、決済対象の手形
状態、および不渡手形の日付を入力し、処理対象の手形データの更新を行います。対象手形データは、
決済(不渡)の状態になります。
手形不渡では、不渡対象手形一覧を一度表示して不渡対象を判断するパターンと、不渡対
象手形一覧を表示せずに、条件に合致した手形を一括で不渡にするパターンの処理が可能
です。(画面上の「処理選択」で指定)
画面イメージ(一覧表示時)
48
手形決済処理の場合と異なり、一覧画面上の「選択」ボックスは、チェックが入っていない状態で初
期表示されますので不渡処理を「行う」手形のチェックを入れる形式になります。
手形の不渡処理を行った場合は、不渡手形に対する会計伝票は自動的には作成されません。振
替伝票入力画面より仕訳を入力する必要があります。
仕訳の入力例)10000円の受取手形を不渡処理した場合の仕訳
手形番号 11111111 とする
貸方
不渡手形
貸方
受取手形
10000
10000
11111111(手形番号欄)
49
2.3 外部からの伝票の一括取り込み
(1)伝票一括取り込み
外部のシステム(例:他社販売管理ソフト)から会計伝票のデータを本システムに取り込む必要がある
場合、会計伝票データをあらかじめ定型のレイアウトのテキストファイルで作成しておき、そのファイル
より一括取り込みを行うことができます。これにより画面より会計伝票入力を行ったときと同じように伝
票データがシステムに登録されます。
本システムに添付のEXCEL仕訳シートより作成されたテキストファイルも取り込むことが可能
です。
テキストファイルの属性は、
(拡張子なし:固定長テキストファイル)です。ファイル名の初
期状態は「WJ19」ですが、取り込み時に他の名前のファイルを指定することも可能です。
ファイルの格納先は、動作環境設定にて指定した作業ディレクトリ(TmpDir)配下が標準にな
ります
一括取り込み(通常業務⇒伝票一括取り込み)
画面イメージ(一括取り込み処理選択画面)
第二段階
第一段階+第二段階
第一段階
他の業務システム
他業務
データ
会計 基本システム
データ変
換プログ
ラム
受渡し
データ
WJ19
(テキスト)
(テキスト)
LJ19
(RDB
7000)
一括取り
込み処理
LJ69
累積
ジャー
ナル
・テキストファイル⇒一括取り込みファイル(第一段階)
・一括取り込みファイル⇒伝票データ登録(第二段階)
という流れになります。
通常は、「テキストファイルから伝票取り込み」をご利用ください。
50
取り込むテキストファイルを作業ディレクトリ(TmpDir)以外に格納している場合、ファイルの場所を
別途指定します。
[テキストファイルから伝票取り込み]から処理を実行した場合、
テキストファイル⇒一括取り込みファイルへの変換処理(第一段階)がまず実行され処理が終了すると、
自動的に下記の画面が表示されます。
ここで、
[はい]ボタンを押下すると、一括取り込みファイルに変換されたデータの確認リストが印刷
されます。[いいえ]ボタンを押下すると、リストは印刷されません。
確認リスト例)
また、エラーが存在する場合は以下のウィンドウが表示されます。指示されたファイルを参照して
処理できないレコードを確認し、対処後再度取り込みを行ってください。
確認リスト出力後に一括取り込みファイル⇒伝票データ登録処理(第ニ段階)が実行されます。
もし、伝票データ登録時にエラーが発生した場合、下記の画面が表示されますので、[はい]ボタン
を押下してください。エラーリストが表示されます。
51
エラーリスト例)
エラーリストの右側に、4桁のエラーコードが表示されています。本マニュアルの付録に記載されている
「伝票一括取り込み時エラーコード一覧」を参照して、エラーの原因を確認し、テキストファイルを修正
して再度取り込みを行ってください。
一括取り込み時に、例えば全10件の内、一度目の取り込みで3件にエラーがあった場合、
残り7件については伝票データが正常に登録されていることになります。
テキストファイル修正時に7件分を削除しなかった場合、再度登録した際に、7件分のデータ
については、伝票番号が重複している旨のエラー(コード:8004)が表示されますので注意
してください。
1.複数端末での同時実行を行う場合には
同時実行を行うには、次の設定を行う必要があります。
JOY2000.INIファイルの[JOYZ]セクションに"BatchEntDir=T"のエントリを追加します。
JOY2000.INIファイルの格納先は、サーバのDocuments and Settings\各運用ユーザ名のフォル
ダ配下にあるWindowsフォルダにあります。
JOY2000.INIファイルへのエントリ追加例:
[JOYZ]
ServerTopDir=D:\BPRO\JOYZ
ClientTopDir=D:\BPRO\JOYZ
DBDir=D:\BPRO\Joyz\Db
TmpDir=D:\BPRO\JOYZ\TMP\WS0001
BatchEntDir=T
←このエントリを追加します。
JOYZSET=USE
:
伝票一括取込の複数端末実行を行う際の注意事項:
・他の伝票入力を実行中に「伝票一括取込」を行う場合、伝票日付/伝票番号が重複しないよ
うにしてください。
・他の伝票入力にて修正中の伝票を「伝票一括登録」で、登録(更新)した場合、他の伝票入
力で表示中の伝票を更新できなくなります。その場合、
「取消」を押下し、再度その伝票番
号/伝票日付で処理しなおしてください。
※「伝票一括登録」で修正中の伝票を上書きしてしまう為、画面から登録ができなくなりま
す。
52
・「伝票一括取込」を複数端末から同時に実行する場合、伝票日付/伝票番号が重複しないよ
うにしてください。実行端末毎に伝票日付/伝票番号を必ず変更してください。
※重複データで実行した場合、先に処理を行った分が登録され、それ以降は伝票番号重複で
エラーとなります。その場合、エラーとなった伝票の伝票日付/伝票番号を変更し、「会
計伝票入力」または「伝票一括登録」より再度登録を行ってください。
・「税抜き仕訳一括取込」についても、複数端末同時実行に対応しています。
「伝票一括取込」と同様に、伝票日付/伝票番号が重複しないようにしてください。
・
「伝票一括取込」ならびに「税抜き仕訳一括取込」、各業務間連携データ作成は、同一端末で
の同時実行は行わないでください。
2.伝票一括取込処理で応答メッセージを表示しない様にするには
実行時のコマンドラインは、以下のとおりです。
jzscexec.exe -r CLW0215.scp [処理モードに対応する引数]
メニューから実行する「伝票一括取込」と同様に、3つの処理モードが用意されていますの
で、コマンドラインの引数として渡すことで、各モードに対応した動作を行います。
処理モード
一括取込みファイルから伝票取り込み
テキストファイルから伝票取り込み
テキストファイルから一括取込みファイル作成
引数
ID
TD
TI
テキストファイルから伝票取り込みを行う場合のコマンドライン例:
jzscexec.exe -r CLW0215.scp TD
実行時の注意事項:
・本会計基本システムが動作する端末および環境で実行してください。
ターミナルサービスクライアント(リモートデスクトップ接続)からのみ実行できます。サー
バコンソールからは実行できません。
・テキストファイルからの処理を実行する場合、テキストファイルの格納場所とファイル名は
固定になります。
格納場所は、処理実行端末の動作環境設定の作業ディレクトリ(TmpDir)、ファイル名は「WJ19」
(拡張子無し)です。
・処理実行の際には、エラーリストおよび確認リストは出力されません。
実行結果やエラーについては、作業ディレクトリ(TmpDir)に作成される「WJ19GET.LOG」および
「WJ19.err」を確認してください。また、伝票一括取り込み確認リストでも、実行結果やエ
ラーを確認することができます。
53
(2)EXCEL仕訳入力シート
EXCEL仕訳入力シートは、システムと一緒にインストールされます。例えば、C:\ドライブにGLOVIA-BP
をインストールすると、
C:\BPRO\JOYZ\SIWAKE ファルダに格納されます。
このEXCEL仕訳入力シートは、仕訳伝票をEXCELシート形式で入力することが可能です。EXCELシートなの
で、GLOVIA-BPがインストールされていないパソコンでも使用が可能です。
仕訳入力シート例)
EXCEL仕訳入力シート上で伝票内容を入力し、最終的に[テキスト作成]ボタンを押下することにより、
指定したフォルダに、テキストファイルが作成されます。
このテキストファイルは、伝票一括取り込み処理の入力テキストファイルと同じものになります。
よって、このファイルを使用して、伝票一括取り込みを実行し、伝票データを登録することが可能にな
ります。
EXCEL仕訳シートにて作成されるデータは、一括取り込みの入力ファイルであり、最終的な伝
票データではありません。
EXCEL仕訳シートの詳細な使用方法については、EXCELブック内の「利用ガイド」ワークシート
を参照してください。
54
2.4 未承認伝票の承認
(1)伝票承認
本システムでは、承認を得ずに直接伝票を入力できますが、特定の端末番号・利用者IDから入力され
た伝票については承認処理が必要とする運用も可能です。
承認機能を利用する場合の設定については、オンラインマニュアル)解説書をご参照ください。
承認機能を利用すると、特定の端末(未承認端末)から入力された伝票は、承認処理を行うことにより
正式な伝票データとして登録され、各種帳表に伝票の内容が反映されます。以下に、承認の種類や手順に
ついて説明します。
伝票承認には2つのパターンがあります。
・
・
個別承認:入力端末番号、伝票日付、伝票番号の各条件を指定し、条件に合致する未承認伝票の内
容を1件ずつ画面に表示して、承認を行う
一括承認:入力日付、入力端末番号、利用者ID、伝票日付、伝票番号 の各条件で範囲指定を行
い、条件に合致する未承認伝票を一括承認する
個別承認(
「伝票承認」⇒「伝票承認入力」)
画面イメージ(検索条件指定画面)
指定条件
以下の条件を指定して、承認の対象となる伝票を指定します。
入力端末名:指定された端末名より入力された未承認伝票のみを一覧表示の対象とします。省略した場
合、全端末を指定したものとします。
伝票日付、伝票番号:指定した伝票日付、伝票番号以降の未承認伝票を一覧表示の対象とします。省略
した場合、全伝票を対象とします。
条件に合致した未承認伝票が存在した場合、伝票内容表示画面が表示されます。
55
画面イメージ(伝票内容表示画面)
表示されている伝票の承認を行う場合:[適用]ボタンまたは、プルダウンメニューの「基本」⇒「承
認」を選択してください。(承認ボタンは[ボタン替]ボタン
を押下することにより、画面下にも表示されます) 伝票承認
処理が行われ、画面は自動的に次の未承認伝票を表示します。
表示されている伝票の承認を行わない場合:[承認保留]ボタンを押下します。伝票承認処理は行われ
ず、画面は自動的に次の未承認伝票を表示します。
表示されている伝票の修正を行う場合:基本メニューの仕訳修正(F11)をクリックすると、承認画面で
仕訳内容の修正が可能です。
56
一括承認(
「伝票承認」⇒「伝票一括承認」)
画面イメージ(条件指定画面)
指定条件
伝票入力日付:伝票を入力した実際の日付を指定する。省略時は全入力日付対象
伝票日付:未承認伝票の伝票日付範囲を指定する。省略時は全伝票日付対象
伝票番号:未承認伝票の伝票番号範囲を指定する。省略時は全伝票番号対象
入力端末:未承認伝票を入力した端末番号を指定する。省略時は全端末番号対象
利用者ID:未承認伝票を入力した際の利用者IDを指定する。省略時は全利用者ID対象
処理終了後、一括承認された伝票のプルーフリストが出力されます。
確認リスト例)
57
2.5 日次帳表の印刷
(1)日次帳表印刷
伝票内容の確認が完了後、各種日次帳表を印刷、保存します。
日次帳表には下記のものがあります。
帳
表
名
日
次 帳 表
仕訳帳
現金出納帳
預金出納帳
預金別銀行別残高表
銀行別預金別残高表
日計試算表
勘定内訳日計残高表
消費税明細表
概
要
伝票入力されたすべての明細取引を発生順に出力します。
現金取引の入金額、出金額および日次残高を出力します。
預金指定について取引明細を部門別、科目別、銀行別に出力します。
預金取引、引出金額および日次残高を出力します。
作表指示期間の預金残高を預金種類別および銀行別に出力します。
作表指示期間の預金残高を預金種類別および銀行別に出力します。
作表指示期間内に伝票入力した勘定科目ごとの発生額を確認するた
めに出力します。
作表指示期間内に伝票入力した内訳ごとの発生額を確認するために
出力します。
消費税区分が設定された取引明細を部門別、科目別、内訳別、消費税
区分別に出力します。消費税に関する取引を確認できます。
帳表の出力内容については、画面帳表集をご参照ください。(担当営業までご連絡ください)
日次帳表印刷(「日常業務」⇒「日次帳表印刷」)
画面イメージ(日次帳表選択画面)
58
指定する項目
作表開始日付、作表終了日付:【会社運用条件登録】の「日付の入力方法」で指定した形態(西暦か和暦
か)に従って入力してください。作表開始日付>作表終了日付は指定できません。
詳細条件入力:
詳細な作表条件を指定して印刷します。:この画面の次に詳細条件設定画面が表示されます。
前回の作表時の条件で印刷します。:詳細条件設定画面は表示されず、前回指定した詳細条件の内容で
直ちに印刷処理が開始されます。
画面イメージ(詳細条件指定画面)
主な設定条件項目
出力条件区分:作表する科目ごとの印刷条件を指定します。
科目の帳表出力区分に従って作表します。
:科目ごとに各帳表に対して設定されている出
力区分に従います。
科目の帳表出力区分に関係なく作表します。:無条件で全科目出力します。
この帳表の作表を迂回します。:処理を迂回し、帳表の出力を行いません。
組織図番号:作表時に使用する組織図の番号を指定します。
組織図レベル:作表する部門の組織図におけるレベルを指定します。「01」は全部門レベルを対象とし
ます
部門範囲:作表する部門の範囲を指定します。範囲に何も指定しなければ全部門が対象となります。
科目範囲:作表する科目の範囲を指定します。範囲に何も指定しなければ全科目が対象となりますが、
帳表に出力するかどうかは、「出力条件区分」の指定に依存します。
59
帳表出力先:データの出力先を指定します。
帳表:帳表に出力します。
CSV:帳表の出力内容をそのままCSVファイル(カンマ区切り)で出力します。
CSVファイルの格納先は、動作環境設定にて指定した作業ディレクトリ
(TmpDir)配下になります。
帳表+CSV:帳表、およびCSVファイルの両方に出力します。
ベタ打ち区分:作表時に行間隔をあけずに印字するかどうかを指定します。
ベタ打ち:行間隔をあけずに印字する
1行改行:1行ごとに改行して印字する
詳細条件には、上記の共通的な条件の他に、特定帳表のみに存在する条件があります。
帳表ごとの詳細条件については、詳細条件画面表示時に起動する運用ヘルプ画面
「作表条件/詳細条件入力」をご参照ください。
運用ヘルプ画面⇒[キーワード]⇒
60
「作表条件/詳細条件入力」
でも表示可能
2.6 日次データ退避
(1)概要
本システムで使用するファイル環境をすべて退避する機能です。これにより日次処理で入力した会計伝
票等の情報をすべて保存することが可能です。
(2)操作方法
日次データ退避の手順については、「1.5
データの退避」を参照してください。
退避ファイル名は、もしもの際の復元時に分かりやすいよう、日付や処理の情報等を入れるこ
とをお勧めします。
例)日次退避040811.BKP
61
2.7 こんなときには
(1)事象1
①
内容
会計伝票入力画面のプルダウンメニュー[編集]より起動する伝票一覧画面の中に、入力したはずの
会計伝票の情報が表示されない。
②
対応
表示されない会計伝票は、未承認端末より入力して承認待ちの状態ではありませんか?
会計伝票入力画面から起動する伝票一覧は、初期状態では承認済み伝票が表示されます。
伝票一覧画面で、【F12】キーを押下すると、表示対象伝票が未承認伝票に切り替わりますので再度
確認を行ってください。
(2)事象2
①
内容
会計伝票入力中に停電が発生、または会計伝票入力画面が起動しているのに気づかずにパソコンを終
了してしまった。その後、会計伝票入力画面より伝票日付、伝票番号を入力すると、
「5201I 指定した
伝票は現在処理中です。しばらくお待ちください」のエラーが表示され、処理ができない。
②
対応
上記のエラーが表示された場合、下記の手順で「起動情報初期化」および「ファイルロッククリア」
の処理を実行後、「残高マスタ復旧」まで行い、再度確認してください。
・
起動情報初期化
基本システムメニューから、「システム管理」⇒「起動情報初期化」を選択します。
下記の確認画面が表示されますので、本システムの業務が起動していないことを確認のうえ、
[はい]
ボタンを押下します。処理が開始します。
62
処理実行中は下記の画面が表示されます。
処理が終了すると終了確認の画面が表示されますので、[OK]ボタンを押下してください。
・
ファイルロッククリア
基本システムメニューから、「システム管理」⇒「ファイルロッククリア」を選択します。
すぐに処理が開始します。
ファイルロッククリア処理は、処理開始時や終了時に特にメッセージ・画面等が表示されません。
確認の方法としては、基本システムメニューから、「システム管理」⇒「操作履歴照会」を選択したと
きに下記に表示される画面で、「ZYX200」という処理に対する終了表示がされていることを確認し
てください。
・
63
残高マスタ復旧
基本システムメニューから、「システム管理」⇒「残高マスタ復旧」を選択します。
画面イメージ(残高マスタ復旧画面)
復旧可能な月度は反転して表示されていますので、情報を復旧させたい月度(この場合は、入力してい
た伝票の伝票日付の月度)に「Y」を指定して処理を実行します。
「起動情報初期化」および「ファイルロッククリア」の処理はこの例に限らず、処理中に異常
終了してしまった場合等に実行すると非常に有効ですので、まずこの2つの処理を実行されるこ
とをお勧めします。この処理を実行することにより、データが消えたりするようなことはありま
せん。
64
第3章
消費税月次処理
本章では、基本システムの消費税月次処理について説明します。
なお、消費税月次処理は、お客様がお使いのシステムにて発生する消費税額についての情報を個別に集計
したり、消費税関連の帳表を出力・確認したりといった運用を行われている場合にのみ必要になります。
上記のような運用を行われていなければ実行する必要はありません。
3.1
3.2
3.3
3.4
消費税月次処理の概要
一括取り込み用の税抜き仕訳の準備
税抜き仕訳情報の一括取り込み
当月に発生した消費税額の集計
65
3.1
消費税月次処理の概要
会計 基本システムにおける消費税月次処理の流れについて説明します。この処理は、消費税をシステ
ムで一括して税抜きを行うと設定した科目を利用している場合に、税抜き仕訳を生成します。
本システムでは、生成した税抜き仕訳が直接入力されるのではなく、外部から取り込むデータとして生
成し、仕訳内容の確認後に入力(一括取込み)を行う流れになっております。
(1)一括取り込み用の税抜き仕訳の準備
この処理を実行すると、指定した条件で税抜き仕訳を生成します。お使いの勘定科目の消費税税抜き区
分(消費税科目分類)が「4:システムによる一括税抜き」の指定を行っている場合に実行してください。
この処理は、伝票入力画面から入力された伝票情報には消費税仕訳が存在していません(税込みの金額)
ので、この伝票情報をもとに消費税仕訳の情報を自動的に抽出する処理になります。
この処理を行っただけでは、まだ消費税仕訳の伝票データはシステムに登録されません。
(2)の税抜き仕訳情報の一括取り込みを行って初めて消費税仕訳の伝票データはシステムに登録され
ます。(2)の処理を行うための入力ファイルを作成する処理とお考えください。
(2)税抜き仕訳情報の一括取り込み
項番(1) 一括取り込み用の税抜き仕訳の準備 にて作成された税抜き仕訳データをシステムに登録す
る処理になります。
この処理も、お使いの勘定科目の消費税税抜き区分(消費税科目分類)が「4:システムによる一括税
抜き」の指定になっている場合のみ必要になります。
(3)当月に発生した消費税額の集計
伝票データの中の消費税仕訳の情報から、指定した月度に発生した消費税額の情報を、科目、内訳、
消費税区分ごとに集計する処理です。この処理を行うことにより、消費税関連の各種帳表の出力が可能
になります。この処理は、何度でも実行可能で、また実行時の前提条件等はありません。消費税関連の
帳表出力前には必ず実行してください。
消費税額月度集計処理が終了したら、通常の月次処理を行います。消費税関連の帳表等についても、月
次処理内の帳表で出力してください。
次ページに消費税月次処理の流れを示します。
66
消費税月次処理の流れ
消費税管理を行っている場合のみ必要
一括取り込み用税抜き仕訳準備・取り込み
GLOVIA-BP
税込みで入力している仕訳から消費税仕訳情報を
一括で抜き出し、別伝票として取り込む。
*運用形態に応じて実行
消費税額集計
GLOVIA-BP
当月度に発生した消費税額の情報を集計
月次処理へ
67
3.2 一括取り込み用の税抜き仕訳の準備
(1)月次一括税抜き仕訳作成
入力された仕訳から、「4:システムによる一括税抜き」と設定さえた科目の仕訳を対象に、一括税抜
き仕訳を生成します。この処理を実行しただけでは、消費税仕訳伝票データは正式には登録されません。
本処理を行うためには、対象となる勘定科目の仕訳は、
「税込み」で入力されている必要があ
ります。税抜きの金額で入力されていると、消費税仕訳の情報が税抜き金額をベースに算出さ
れてしまいますので注意してください。
例)
伝票入力時(税込みの仕訳を作成する)
(借方)
(貸方)
広告費
1,050
現金
消費税仕訳作成時
(借方)
仮払消費税
(貸方)
広告費
50
1,050
50
月次一括税抜き仕訳作成(「消費税月次業務」⇒「月次一括税抜き仕訳作成」
)
画面イメージ(月次一括税抜き仕訳作成条件入力画面)
68
指定する項目
税抜き開始日付、税抜き終了日付:税抜き仕訳を抽出する対象となる伝票日付の範囲を指定します。
「会社運用条件登録」の「日付の入力方法」で指定した形態(西暦
か和暦か)に従って入力してください。税抜き開始日付>税抜き終
了日付は指定できません。
詳細条件
詳細な作表条件を指定して印刷します。:この画面の次に詳細条件設定画面が表示されます。
前回の作表時の条件で印刷します:詳細条件設定画面は表示されず、前回指定した詳細条件の内容
で直ちに処理が開始されます。
画面イメージ(詳細条件指定画面)
設定条件項目
出力条件区分:税抜きを行う科目の条件を指定します。
・科目の帳表出力区分に従って作表します。:
科目ごとに設定した消費税科目分類の値に従って税抜きを行います。
(設定が「4:システムによる一括税抜き」の科目のみ対象になります)
・科目の帳表出力区分に関係なく作表します。:
科目ごとに設定した消費税科目分類の値に従って税抜きを行います。
(設定が「4:システムによる一括税抜き」の科目のみ対象になります)
上記2つの選択は、この場合については同じ結果となります。
・この帳表の作表を迂回します。:処理を迂回し、税抜き処理は行いません。
69
部門範囲:税抜き処理を行う部門の範囲を指定します。範囲に何も指定しなければ全部門が対象となり
ます。
科目範囲:税抜き処理を行う科目の範囲を指定します。範囲に何も指定しなければ全科目が対象となり
ますが、実際に税抜き処理帳表を行うかどうかは、「出力条件区分」の指定に依存します。
税抜き伝票日付:自動生成される税抜き後の消費税仕訳伝票の伝票日付を指定します。省略した場合は
最初の条件入力画面で指定した税抜き終了日付が設定されます。
開始伝票番号:自動生成される税抜き後の消費税仕訳伝票の開始伝票番号を指定します。ここで指定さ
れた伝票番号に1ずつ加算し、採番されます。省略時は1番から採番されます。
税抜き対象仕訳:一度税抜きを行っている伝票を対象にするかどうかについての処置を指定します。
全件:一度税抜き処理を行っている伝票も処理対象とします。税抜き処理を行った伝票
の修正・削除を行った場合、会計伝票入力で税抜き仕訳伝票を削除し、再度同じ
期間で税抜き処理を実行します。
未税抜き仕訳のみ:一度税抜き処理を行っている伝票は処理対象とせず、未税抜き伝票
のみを対象とします。
この処理を実行することにより、消費税一括取り込みファイルが作成されます。
消費税一括取り込みファイルはお客様が修正することはできません。
このファイルを入力として「3.3 税抜き仕訳情報の一括取り込み」処理を実行し、最
終的に消費税仕訳の伝票データが登録されます。
70
3.3 税抜き仕訳情報の一括取り込み
(1)税抜き仕訳一括取り込み
「3.2 一括取り込み用の税抜き仕訳の準備」処理において作成された税抜き仕訳(消費税一括取り
込みファイル)をシステムに一括で入力します。登録時にエラーがあった場合、エラーリストが出力され
ます。
税抜き仕訳一括取り込み(「消費税月次業務」⇒「税抜き仕訳一括取り込み」
)
画面イメージ(税抜き仕訳一括取り込み確認画面)
特に条件設定等の画面は表示されません。
消費税仕訳伝票データ登録時にエラーが発生した場合、エラーリスト出力の通知画面が表示されます。
画面イメージ(税抜き仕訳一括取り込み確認画面)
次ページのエラーリストが表示されます。
71
エラーリスト例)
エラーリストの右側に、4桁のエラーコードが表示されています。本マニュアルの付録に記載されている
「伝票一括取り込み時エラーコード一覧」を参照して、エラーの原因を確認・除去後、再度取り込み処理
を行ってください。
一括取り込み時に、エラーの件数が数件程度と少ない場合は、エラーになった消
費税仕訳については、再度一括取り込みを行うよりは直接会計伝票入力画面等から
入力するほうが効率的な場合があります。
一括取り込み時に、例えば全10件の内、一度目の取り込みで3件にエラーがあ
った場合、残り7件については伝票データが正常に登録されていることになります。
「3.2 一括取り込み用の税抜き仕訳の準備」処理において、再度同じ条件設定
で抽出して、再度取り込みを行った際に、7件分のデータについては、伝票番号が
重複している旨のエラー(コード:8004)が表示されますが、その7件のエラ
ーについては問題ありません。
72
3.4 当月に発生した消費税額の集計
(1)消費税額月度集計
消費税関連の各帳表を出力する前には、必ずこの処理を実行します。これは、伝票データ中の消費税
仕訳の情報から、指定した月度に発生した消費税額の情報を、科目・内訳・消費税区分ごとに集計する
処理です。この処理が終了したら、月次処理を行い、消費税関連の各種帳表を出力することが可能にな
ります。
消費税額月度集計(
「消費税月次業務」⇒「消費税額月度集計」)
画面イメージ(消費税額月度集計画面)
指定する項目
税額更新月度:消費税額集計を行う月度の末日を指定します。
詳細条件:
詳細な作表条件を指定して印刷します。:この画面の次に詳細条件設定画面が表示されます。
前回の作表時の条件で印刷します。:詳細条件設定画面は表示されず、前回指定した詳細条件の
内容で直ちに印刷処理が開始されます。
73
画面イメージ(詳細条件指定画面)
設定条件項目
出力条件区分:消費税額集計を行う科目の条件を指定します。
科目の帳表出力区分に従って作表します。:
科目の帳表出力区分に関係なく作表します。:
科目ごとに設定した消費税科目分類の値に従って集計を行います。
この帳表の作表を迂回します。:処理を迂回し、税抜き処理は行いません。
消費税額月度集計処理は何度でも実行可能です。集計額が処理の度に累積されていくとい
うことはありません。処理を実行する度にその時点の最新の集計額が登録されます。
74
第4章
月次処理
本章では、基本システムの月次処理について説明します。
4.1
4.2
4.3
4.4
4.5
4.6
4.7
月次処理の概要
四半期決算仕訳の入力
月次帳表の印刷
入力可能な伝票日付範囲の変更
月次データ退避
部門財務分析システムについて
こんなときには
75
4.1
月次処理の概要
会計 基本システムにおける月次処理の流れについて説明します。
会計 基本システムにおける月次処理には、特に金額集計的な処理は存在しません。
各種帳表の出力、および帳表による金額の確認がメインとなります。
(1)四半期決算仕訳の入力
四半期決算の決算月で、決算整理仕訳を通常の会計伝票と区別して入力する場合に、精算伝票入力画面
を使用して入力を行います。
伝票日付が四半期末月の伝票のみ入力可能です。
(2)月次帳表の印刷
日次処理で入力してきた伝票の情報をもとに、各種月次帳表を出力し、確認後、保存します。
帳表の種類には以下のようなものがあります。
・ 一般帳表(元帳系、消費税関連帳表等)
・ 決算帳表(試算表、貸借対照表、損益計算書、販管費明細書、キャッシュ・フロー計算書等)
・ 比較帳表(各種決算帳表の部門別、月別、四半期別帳表)
・ 資金繰実績表
・ 手形関連帳表(手形記入帳、手形管理帳表)
(3)入力可能な伝票日付範囲の変更
帳表の確認が完了した時点で、該当月の締め処理は終了です。その時点で、該当月以前の伝票日付では
伝票の入力・修正・削除ができないように伝票日付の入力可能範囲を設定することが可能です。
これにより、締め処理が終了した後に、誤ってその月の日付の伝票を入力してしまい、出力済みの帳表と
システム上の残高に不整合が生じたりすることを防ぐことができます。
(4) 月次データ退避
月次処理の終了時にも、日次処理の延長として、データのバックアップを取得されることをお勧めし
ます。
月次処理の流れを次ページに示します。
76
月 次 処 理の 流 れ
四 半 期 決 算 入 力
G L O V I A -B P
四 半 期 決 算 整 理 仕 訳 を 通 常 伝 票と 区 別 し て 入 力
* 運 用 形 態 に応 じ て 実 行
月 次 帳 表 印 刷
月 次 帳 表
G L O V I A -B P
試
貸
損
比
算
借
益
較
消
消
*
表
対 照 表
計 算 書
損 益 計 算 書 費
費
消
場
税
税
費
合
明
科
税
の
e tc
細 書
目 別 集 計 表 e tc
管 理 を行 っ て い る
み
精 算 表
*四 半 期 決 算 入 力を 使 用 し
て い る 場 合の み
伝 票 日 付 入 力 範 囲 変 更
G L O V I A -B P
入 力 可 能 な 伝 票 日 付 範 囲を 変 更 す る
* 運 用 形 態 に応 じ て 実 行
月 次 デ ー タ保 存
G L O V I A -B P
パ ソ コ ン 、 外 部 媒 体へ
の デ ー タ退 避
77
4.2 四半期決算仕訳の入力
(1)四半期決算入力
四半期ごとの決算整理仕訳(利益処分等)を通常の仕訳とは区別して管理を行いたい場合に使用します。
入力は、年次処理で使用する「精算伝票入力」画面から行います。
入力画面内容は通常の会計伝票入力と同じです。
四半期決算入力(精算伝票入力)の場合、入力可能な伝票日付の範囲が限定されます。
入力可能な伝票日付は「四半期末月度内」になります。
例)期首月が平成15年4月 の場合、入力できる伝票日付は、
① 平成15年6月度
② 平成15年9月度
③ 平成15年12月度
④ 平成16年3月度
になります。
1伝票の仕訳行数は最大99行です。
通常の会計伝票と精算伝票は共通の伝票番号を使用しています。会計伝票と精算伝票を
一連の伝票番号で採番すると、会計伝票だけを見た場合に伝票番号の飛び(歯抜け)が
生じますので、ご注意ください。
精算伝票入力(「年次締業務」⇒「精算伝票入力」)
画面イメージ(精算伝票入力画面)
78
会計伝票入力画面との違い
精算伝票における伝票の登録・修正パターンや、入力項目、プルダウンメニューから起動できる処理等に
ついては、基本的に会計伝票入力画面と同じです。
会計伝票入力画面と異なる点として、
・
・
前述の伝票日付の制限があります(四半期末月度内)
精算伝票の場合、承認機能は利用できません(未承認端末から入力しても正式な精算伝票として登
録されます)
・ 精算伝票では、消費税の「都度モード」(都度消費税抜き機能)はご利用頂けません。「一括モード」
のみご利用頂けます。(画面上の表示は、「税込」、「税抜」があります。)
(2)
仕訳確認
精算伝票を入力した場合も、仕訳確認リストを出力して、起票した伝票との照会を行います。内容に
誤りがあれば伝票の修正を行います。
仕訳確認リスト(
「年次締業務」⇒「仕訳確認リスト」)
画面イメージ(仕訳確認リスト出力画面)
79
指定する項目
・
・
・
・
入力日付:何日に入力された仕訳伝票を作表するか指定します。省略した場合は、全件が処理
対象となります
範囲指定
伝票日付:作表対象とする伝票日付範囲を指定します。
伝票番号:作表対象とする伝票番号範囲を指定します。
入力端末:どの端末から入力された伝票を作表対象とするかを下記のいずれかを指定します。
このクライアントで入力した伝票を印刷します。
全クライアントで入力した伝票を印刷します。
担当者:指定した利用者IDから入力された伝票を作表します。メニュー起動時に利用者IDを
入力している場合に指定できます。
伝票種類:リストの対象とする伝票の種類を選択します。
全伝票、振替伝票、入金伝票、出金伝票、手形伝票、精算伝票
仕訳確認リストの内容と、起票した伝票または原始証憑を比較して誤りがないか確認します。
内容に誤りがある場合、精算伝票入力画面より伝票内容の修正を行います。
仕訳の内容については、画面からの照会も可能です。
「日常業務」
⇒「仕訳照会」
精算伝票を伝票イメージで1枚ごとに印刷することも可能です。
「日常業務」
⇒「伝票印刷」
80
4.3 月次帳表の印刷
(1)月次帳表印刷
日次処理、四半期決算入力で入力してきた伝票の情報をもとに、各種月次帳表を出力します。
月次帳表には下記のものがあります。
一般帳表
帳
表
名
総勘定元帳
補助元帳
現金出納帳
一
預金出納帳
般
補助コード元帳
帳
表
預金別銀行別残高表
銀行別預金別残高表
消費税明細表
消費税科目別集計表
消費税計算書(申告用)
科目別課税対象集計表
概
要
伝票入力されたすべての取引明細を部門別/科目別に作表します。
内訳管理している科目の取引明細を科目別/部門別/内訳別に出力しま
す。
作表指示期間内の現金取引の入金額/出金額および期間内の残高を出力
します。
作表指示期間内の預金指定について取引明細を部門別/科目別/銀行別
に出力します。預金取引、引出金額および期間内の残高を出力します。
補助コードの入力された取引明細を科目別/部門別/補助コード別に元
帳定式で出力します。
作表指示期間の預金残高を預金種類別および銀行別に出力します。
作表指示期間の預金残高を預金種類別および銀行別に出力します。
消費税区分が設定された取引明細を部門別/科目別/内訳別/消費税区
分別に出力します。消費税に関する取引を確認できます。
消費税取引の合計を科目別、消費税区分別に出力します。
消費税計算書の申告用を出力します。
※消費税の申告書類を作成される際の参考資料としてご利用ください。
勘定科目ごとの消費税総額/不課税額/非課税額/課税額当の情報を集
計し、出力します。
決算帳表
帳
表
名
試算表
勘定内訳残高表
貸借対照表
決
貸借対照表(報告式)
算
損益計算書
帳
表
株主資本等変動計算書
販売費及び一般管理費明細表
製造原価報告書
精算表
キャッシュ・フロー計算書
連結会計システムCSV連携
概
要
すべての科目について、指定した期間内の発生金額、前期残高および当
期残高を出力します。
内訳管理している科目について、指定した期間内の発生金額、前期残高
および当期残高を内訳別に出力します。
資産・負債・資本科目について、指定した期間内での当期残高および構
成比を出力します。
資産・負債・資本科目について、指定した期間内での当期残高および構
成比を勘定式で出力します。
収益・費用科目について、指定した期間内の当期発生額および構成比を
出力します。
株主資本等変動計算書を出力します。(EXCEL)
販売費及び一般管理費について、指定した期間内の当期発生額および構
成比を出力します。
製造原価について、指定した期間内の当期発生額および構成比を出力し
ます。
通常伝票と精算伝票で入力された金額を試算表形式で出力します。
間接法によるキャッシュ・フロー計算書を出力します。(EXCEL)
連結会計システム(CA−DRIVER)へ残高データを連携するため
のCSVデータを作成します。
81
比較帳表
帳
表
名
比
較
帳
表
貸借対照表(月別)
収支実績表(月別)
販売費及び一般管理費明細表
(月別)
製造原価報告書(月別)
貸借対照表(部門別)
収支実績表(部門別)
販売費及び一般管理費明細表
(部門別)
製造原価報告書(部門別)
概
要
貸借対照表を月別に出力します。
収支実績表を月別に出力します。
販売費及び一般管理費明細表を月別に出力します。
製造原価の内訳を月別に出力します。
貸借対照表を部門別に出力します。
収支実績表を部門別に出力します。
販売費及び一般管理費明細表を部門別に出力します。
製造原価の内訳を部門別に出力します。
四半期比較帳表
帳
表
名
概
要
四半期比較帳表
貸借対照表(四半期別)
貸借対照表を四半期別に出力します。
損益計算書(四半期別)
損益計算書を四半期別に出力します。
販売費及び一般管理費明細表
(四半期別)
製造原価報告書(四半期別)
販売費及び一般管理費明細表を四半期別に出力します。
製造原価の内訳を四半期別に出力します。
手形記入帳表
帳
表
名
手形記入帳
収納手形記入帳
発行手形記入帳
裏書譲渡手形記入帳
割引手形記入帳
取引依頼手形記入帳
概
要
作表範囲内に収納された受取手形物件を出力します。
作表範囲内に発行処理された支払手形物件を出力します。
作表範囲内に裏書処理された受取手形物件を出力します。
作表範囲内に割引処理された受取手形物件を出力します。
作表範囲内に取立依頼した受取手形物件を出力します。
手形管理帳表
帳
表
名
手
形
管
理
帳
表
状態別手形集計表
受取手形期日別明細表
支払手形期日別明細表
手形債権期日別明細表
手形債務期日別明細表
手持手形明細表
裏書譲渡手形明細表
割引手形明細表
取立依頼手形明細表
発行手形明細表
状態別銀行別収支管理表
銀行別状態別収支管理表
概
要
現在の手形を状態別に出力します。
受取手形物件を期日別に出力します。
支払手形物件を期日別に出力します。
現在発生している未決済の受取手形を期日別に見ることができます。
現在発生している未決済の支払手形を期日別に見ることができます。
現在手持の受取手形物件の明細を出力します。
裏書譲渡した手形の明細を出力します。
割引手形の明細を出力します。
取立依頼した手形の明細を出力します。
発行手形の明細を出力します。
現在の手形を状態別/銀行別に出力します。
現在の手形を銀行別/状態別に出力します。
82
EXCEL帳表
帳
表
名
合計残高試算表
L
E
C
X
E
帳 表
貸借対照表
損益計算書
部門別損益計算書
販売費及び一般管理費明細表
製造原価報告書
貸借勘定残高表
損益科目発生表
概
要
科目を中央に位置し、借方欄および貸方欄のそれぞれ前月残高/当期発
生/当期残高/当期累計を円単位で出力します。
報告書形式で当期残高/構成比を出力します。
報告書形式で当期発生額/構成比を出力します。
当期発生額/当期累計額を部門横並びで出力します。
報告書形式で当期発生額/構成比を出力します。
報告書形式で当期発生額/構成比を出力します。
貸借勘定の月別残高を期首から横月並びで出力します。
損益科目の月別発生額を横月並びと合計で出力します。
資金繰実績表
帳
表
資金繰実績表
名
概
要
資金管理を行う場合に、資金項目ごとの実績を出力します。(EXCEL)
EXCEL帳表および資金繰実績表の詳細な使用方法については、初期メニューのプルダウンメニュー
[ヘルプ]⇒[オンラインマニュアル]の
「財務会計帳表オプション」オペレーションガイド」および、
「資金管理システムガイド」をご参照ください。
83
一般帳表印刷(「月次業務」⇒「一般帳表印刷」)
画面イメージ(一般帳表選択画面)
指定する項目
作表開始日付、作表終了日付:【会社運用条件登録】の「日付の入力方法」で指定した形態(西暦か和暦
か)に従って入力してください。作表開始日付>作表終了日付は指定できません。
詳細条件入力:
詳細な作表条件を指定して印刷します。:この画面の次に詳細条件設定画面が表示されます。
前回の作表時の条件で印刷します。:詳細条件設定画面は表示されず、前回指定した詳細条件の内容で
直ちに印刷処理が開始されます。
84
画面イメージ(一般帳表詳細条件指定)
主な設定条件項目
出力条件区分:作表する科目ごとの印刷条件を指定します。
科目の帳表出力区分に従って作表します。
:科目ごとに各帳表に対して設定されている出
力区分に従います。
科目の帳表出力区分に関係なく作表します。:無条件で全科目出力します。
この帳表の作表を迂回します。:処理を迂回し、帳表の出力を行いません。
組織図番号:作表時に使用する組織図の番号を指定します。
組織図レベル:作表する部門の組織図におけるレベルを指定します。「01」は全部門レベルを対象とし
ます。
部門範囲:作表する部門の範囲を指定します。範囲に何も指定しなければ全部門が対象となります。
科目範囲:作表する科目の範囲を指定します。範囲に何も指定しなければ全科目が対象となりますが、
帳表に出力するかどうかは、「出力条件区分」の指定に依存します。
月計出力区分:帳表に月度計を出力するかどうかを指定します。
月計の出力:月度計を出力します。
出力しない:月度計を出力しません。
85
帳表出力先:データの出力先を指定します。
帳表:帳表に出力します。
CSV:帳表の出力内容をそのままCSVファイル(カンマ区切り)で出力します。
CSVファイルの格納先は、動作環境設定にて指定した作業ディレクトリ
(TmpDir)配下になります。
帳表+CSV:帳表、およびCSVファイルの両方に出力します。
ベタ打ち区分:作表時に行間隔をあけずに印字するかどうかを指定します。
ベタ打ち:行間隔をあけずに印字する
1行改行:1行ごとに改行して印字する
詳細条件には、上記の共通的な条件の他に、特定帳表のみに存在する条件があります。
帳表ごとの詳細条件については、詳細条件画面表示時に起動する運用ヘルプ画面
「作表条件/詳細条件入力」をご参照ください。
86
決算帳表印刷(「月次業務」⇒「決算帳表印刷」)
画面イメージ(決算帳表選択画面)
指定する項目
作表開始日付、作表終了日付:【会社運用条件登録】の「日付の入力方法」で指定した形態(西暦か
和暦か)に従って入力してください。作表開始日付>作表終了日付は指
定できません。
詳細条件入力:
詳細な作表条件を指定して印刷します。:この画面の次に詳細条件設定画面が表示されます。
前回の作表時の条件で印刷します。:詳細条件設定画面は表示されず、前回指定した詳細条件の内容で
直ちに印刷処理が開始されます。
87
画面イメージ(決算帳表詳細条件指定)
主な設定条件項目
出力条件区分:作表する科目ごとの印刷条件を指定します。
科目の帳表出力区分に従って作表します。
:科目ごとに各帳表に対して設定されている出
力区分に従います。
科目の帳表出力区分に関係なく作表します。:無条件で全科目出力します。
この帳表の作表を迂回します。:処理を迂回し、帳表の出力を行いません。
組織図番号:作表時に使用する組織図の番号を指定します。
組織図レベル:作表する部門の組織図におけるレベルを指定します。「01」は全部門レベルを対象とし
ます。
部門範囲:作表する部門の範囲を指定します。範囲に何も指定しなければ全部門が対象となります。
科目範囲:作表する科目の範囲を指定します。範囲に何も指定しなければ全科目が対象となりますが、
帳表に出力するかどうかは、「出力条件区分」の指定に依存します。
帳表出力先:データの出力先を指定します。
帳表:帳表に出力します。
CSV:帳表の出力内容をそのままCSVファイル(カンマ区切り)で出力します。
CSVファイルの格納先は、動作環境設定にて指定した作業ディレクトリ
(TmpDir)配下になります。
帳表+CSV:帳表、およびCSVファイルの両方に出力します。
88
ベタ打ち区分:作表時に行間隔をあけずに印字するかどうかを指定します。
ベタ打ち:行間隔をあけずに印字する
1行改行:1行ごとに改行して印字する
詳細条件には、上記の共通的な条件の他に、特定帳表のみに存在する条件があります。
帳 表 ご と の 詳 細条件 につい ては、 詳細条 件画面 表示時 に起動 する運 用ヘル プ画 面
「作表条件/詳細条件入力」をご参照ください。
キャッシュ・フロー計算書を実行すると、帳表は印刷されず、EXCELが起動し、ワークシ
ートに表示されます。ワークシートの詳細については、
「科目対応表」、「転送内容説明」ワ
ークシートをご参照ください。
89
比較帳表印刷(「月次業務」⇒「比較帳表印刷」)
画面イメージ(比較帳表選択画面)
指定する項目
作表開始日付、作表終了日付:【会社運用条件登録】の「日付の入力方法」で指定した形態(西暦か和暦
か)に従って入力してください。作表開始日付>作表終了日付は指定でき
ません。
詳細条件入力:
詳細な作表条件を指定して印刷します。:この画面の次に詳細条件設定画面が表示されます。
前回の作表時の条件で印刷します。:詳細条件設定画面は表示されず、前回指定した詳細条件の内容で
直ちに印刷処理が開始されます。
90
画面イメージ(比較帳表詳細条件指定)
主な設定条件項目
出力条件区分:作表する科目ごとの印刷条件を指定します。
科目の帳表出力区分に従って作表します。
:科目ごとに各帳表に対して設定されている出
力区分に従います。
科目の帳表出力区分に関係なく作表します。:無条件で全科目出力します。
この帳表の作表を迂回します。:処理を迂回し、帳表の出力を行いません。
組織図番号:作表時に使用する組織図の番号を指定します。
組織図レベル:作表する部門の組織図におけるレベルを指定します。「01」は全部門レベルを対象としま
す。
部門範囲:作表する部門の範囲を指定します。範囲に何も指定しなければ全部門が対象となります。
帳表出力先:データの出力先を指定します。
帳表:帳表に出力します。
CSV:帳表の出力内容をそのままCSVファイル(カンマ区切り)で出力します。
CSVファイルの格納先は、動作環境設定にて指定した作業ディレクトリ
(TmpDir)配下になります。
帳表+CSV:帳表、およびCSVファイルの両方に出力します。
ベタ打ち区分:作表時に行間隔をあけずに印字するかどうかを指定します。
ベタ打ち:行間隔をあけずに印字する
1行改行:1行ごとに改行して印字する
91
金額単位区分:作表時に印刷される金額の単位を指定します。
1:円、4:千円、5:万円、6:拾万円、7:百万円
端数処理区分:作表時の金額の端数整理方法を指定します。
1:切り捨て、2:切り上げ、3:四捨五入
年度表示区分:作表時の年度の表示形式を指定します。
J:和暦年度、C:N期(会計年度登録で指定した期数)、G:西暦年度
詳細条件には、上記の共通的な条件の他に、特定帳表のみに存在する条件があります。
帳 表 ご と の 詳 細条件 につい ては、 詳細条 件画面 表示時 に起動 する運 用ヘル プ画 面
「作表条件/詳細条件入力」をご参照ください。
運用ヘルプ画面⇒[キーワード]⇒
92
「作表条件/詳細条件入力」
でも表示可能
四半期比較帳表印刷(
「月次業務」⇒「四半期比較帳表印刷」)
画面イメージ(四半期比較帳表選択画面)
指定する項目
作表開始日付、作表終了日付:
【会社運用条件登録】の「日付の入力方法」で指定した形態(西暦か和暦
か)に従って必ず、「期首日付」と「四半期月末日」を指定してください。
例)期首日付が、「15. 4. 1」の場合、作表終了日付に指定できるのは、
「15. 6.30」、「15. 9.30」、「15.12.31」、「16. 3.31」になります
詳細条件入力:
詳細な作表条件を指定して印刷します。:この画面の次に詳細条件設定画面が表示されます。
前回の作表時の条件で印刷します。:詳細条件設定画面は表示されず、前回指定した詳細条件の内容で
直ちに印刷処理が開始されます。
93
画面イメージ(四半期比較帳表詳細条件指定)
主な設定条件項目
出力条件区分:作表する科目ごとの印刷条件を指定します。
科目の帳表出力区分に従って作表します。
:科目ごとに各帳表に対して設定されている出
力区分に従います。
科目の帳表出力区分に関係なく作表します。:無条件で全科目出力します。
この帳表の作表を迂回します。:処理を迂回し、帳表の出力を行いません。
組織図番号:作表時に使用する組織図の番号を指定します。
組織図レベル:作表する部門の組織図におけるレベルを指定します。「01」は全部門レベルを対象とし
ます
部門範囲:作表する部門の範囲を指定します。範囲に何も指定しなければ全部門が対象となります。
科目範囲:作表する科目の範囲を指定します。範囲に何も指定しなければ全科目が対象となりますが、
帳表に出力するかどうかは、「出力条件区分」の指定に依存します。
精算仕訳金額:精算伝票入力画面より入力した四半期決算・精算伝票の金額情報を帳表に反映するかど
うかを選択します。
含める:精算仕訳金額を含めます
含めない:精算仕訳金額は含めません。
94
帳表出力先:データの出力先を指定します。
帳表:帳表に出力します。
CSV:帳表の出力内容をそのままCSVファイル(カンマ区切り)で出力します。
CSVファイルの格納先は、動作環境設定にて指定した作業ディレクトリ
(TmpDir)配下になります。
帳表+CSV:帳表、およびCSVファイルの両方に出力します。
ベタ打ち区分:作表時に行間隔をあけずに印字するかどうかを指定します。
ベタ打ち:行間隔をあけずに印字する
1行改行:1行ごとに改行して印字する
金額単位区分:作表時に印刷される金額の単位を指定します。以下の5つの単位が指定可能です。
各科目の金額を指定した単位で表示するため、円以外の単位では各科目の合計と
合計科目の金額が一致しない場合があります。
1:円、4:千円、5:万円、6:拾万円、7:百万円
端数処理区分:作表時の金額の端数整理方法を指定します。
1:切り捨て、2:切り上げ、3:四捨五入
年度表示区分:作表時の年度の表示形式を指定します。
J:和暦年度、C:N期(会計年度登録で指定した期数)、G:西暦年度
詳細条件には、上記の共通的な条件の他に、特定帳表のみに存在する条件があります。
帳 表 ご と の 詳 細条件 につい ては、 詳細条 件画面 表示時 に起動 する運 用ヘル プ画 面
「作表条件/詳細条件入力」をご参照ください。
運用ヘルプ画面⇒[キーワード]⇒
95
「作表条件/詳細条件入力」
でも表示できます。
手形記入帳印刷(
「月次業務」⇒「手形記入帳印刷」
)
画面イメージ(手形記入帳選択画面)
指定する項目
作表開始日付、作表終了日付:【会社運用条件登録】の「日付の入力方法」で指定した形態(西暦か和暦
か)に従って入力してください。作表開始日付>作表終了日付は指定でき
ません。
詳細条件入力:
詳細な作表条件を指定して印刷します。:この画面の次に詳細条件設定画面が表示されます。
前回の作表時の条件で印刷します。:詳細条件設定画面は表示されず、前回指定した詳細条件の内容で
直ちに印刷処理が開始されます。
96
画面イメージ(手形記入帳詳細条件指定)
設定条件項目
出力条件区分:作表する科目ごとの印刷条件を指定します。
科目の帳表出力区分に従って作表します。
:科目ごとに各帳表に対して設定されている出
力区分に従います。
科目の帳表出力区分に関係なく作表します。:無条件で全科目出力します。
この帳表の作表を迂回します。:処理を迂回し、帳表の出力を行いません。
組織図番号:作表時に使用する組織図の番号を指定します。
組織図レベル:作表する部門の組織図におけるレベルを指定します。「01」は全部門レベルを対象とし
ます。
部門範囲:作表する部門の範囲を指定します。範囲に何も指定しなければ全部門が対象となります。
科目範囲:作表する科目の範囲を指定します。範囲に何も指定しなければ全科目が対象となりますが、
帳表に出力するかどうかは、「出力条件区分」の指定に依存します。
科目改頁区分:作表時に、科目単位で改頁を行うかどうかを指定します。
科目ごとに改頁:科目ごとに改頁します。
改頁しない:科目ごとには改頁しません。
97
帳表出力先:データの出力先を指定します。
帳表:帳表に出力します。
CSV:帳表の出力内容をそのままCSVファイル(カンマ区切り)で出力します。
CSVファイルの格納先は、動作環境設定にて指定した作業ディレクトリ
(TmpDir)配下になります。
帳表+CSV:帳表、およびCSVファイルの両方に出力します。
ベタ打ち区分:作表時に行間隔をあけずに印字するかどうかを指定します。
ベタ打ち:行間隔をあけずに印字する
1行改行:1行ごとに改行して印字する
金額単位区分:作表時に印刷される金額の単位を指定します。以下の5つの単位が指定可能です。
各科目の金額を指定した単位で表示するため、円以外の単位では各科目の合計と
合計科目の金額が一致しない場合があります。
1:円、4:千円、5:万円、6:拾万円、7:百万円
端数処理区分:作表時の金額の端数整理方法を指定します。
1:切り捨て、2:切り上げ、3:四捨五入
98
手形管理帳表印刷(「月次業務」⇒「手形管理帳表印刷」)
画面イメージ(手形管理帳表選択画面)
指定する項目
作表開始日付、作表終了日付:【会社運用条件登録】の「日付の入力方法」で指定した形態(西暦か和暦
か)に従って入力してください。作表開始日付>作表終了日付は指定でき
ません。
詳細条件入力:
詳細な作表条件を指定して印刷します。:この画面の次に詳細条件設定画面が表示されます。
前回の作表時の条件で印刷します。:詳細条件設定画面は表示されず、前回指定した詳細条件の内容で
直ちに印刷処理が開始されます。
99
画面イメージ(手形管理帳表詳細条件指定)
主な設定条件項目
出力条件区分:作表する科目ごとの印刷条件を指定します。
科目の帳表出力区分に従って作表します。
:科目ごとに各帳表に対して設定されている出
力区分に従います。
科目の帳表出力区分に関係なく作表します。:無条件で全科目出力します。
この帳表の作表を迂回します。:処理を迂回し、帳表の出力を行いません。
組織図番号:作表時に使用する組織図の番号を指定します。
組織図レベル:作表する部門の組織図におけるレベルを指定します。「01」は全部門レベルを対象とし
ます。
部門範囲:作表する部門の範囲を指定します。範囲に何も指定しなければ全部門が対象となります。
科目範囲:作表する科目の範囲を指定します。範囲に何も指定しなければ全科目が対象となりますが、
帳表に出力するかどうかは、「出力条件区分」の指定に依存します。
科目改頁区分:作表時に、科目単位で改頁を行うかどうかを指定します。
科目ごとに改頁する:科目ごとに改頁します。
改頁しない:科目ごとには改頁しません。
100
日計出力区分:帳表に日計を出力するかどうかを指定します。
日計の出力:日計を出力します。
出力しない:日計を出力しません。
月計出力区分:帳表に月度計を出力するかどうかを指定します。
月計の出力:月度計を出力します。
出力しない:月度計を出力しません。
帳表出力先:データの出力先を指定します。
帳表:帳表に出力します。
CSV:帳表の出力内容をそのままCSVファイル(カンマ区切り)で出力します。
CSVファイルの格納先は、動作環境設定にて指定した作業ディレクトリ
(TmpDir)配下になります。
帳表+CSV:帳表、およびCSVファイルの両方に出力します。
ベタ打ち区分:作表時に行間隔をあけずに印字するかどうかを指定します。
ベタ打ち:行間隔をあけずに印字する
1行改行:1行ごとに改行して印字する
金額単位区分:作表時に印刷される金額の単位を指定します。以下の5つの単位が指定可能です。
各科目の金額を指定した単位で表示するため、円以外の単位では各科目の合計と
合計科目の金額が一致しない場合があります。
1:円、4:千円、5:万円、6:拾万円、7:百万円
端数処理区分:作表時の金額の端数整理方法を指定します。
1:切り捨て、2:切り上げ、3:四捨五入
詳細条件には、上記の共通的な条件の他に、特定帳表のみに存在する条件があります。
帳表ごとの詳細条件については、詳細条件画面表示時に起動する運用ヘルプ画面
「作表条件/詳細条件入力」をご参照ください。
運用ヘルプ画面 ⇒[キーワード]⇒「作表条件/詳細条件入力」でも表示できます。
101
4.4 入力可能な伝票日付範囲の変更
(1)伝票入力可能範囲変更
月次帳表の確認が完了し、今後当該月の仕訳等に変更を行わないと決めた時点で、当該月の締め処理は
終了です。システムとしてマスタ更新等の月次締め処理は存在しません。ただし、本システムでは、指定
した期間の伝票日付で伝票の入力・修正・削除ができないように、伝票日付の入力可能範囲を設定できま
す。
これにより、締め処理が終了した後に、誤ってその月の日付の伝票を入力、あるいは故意に修正・削除
した場合に、既に出力済みの帳表とシステム上の残高にずれが生じることを防げます。
伝票入力可能範囲設定(「セットアップ(基本)
」⇒「会社運用条件登録」)
画面イメージ(会社運用条件登録画面)
指定項目
伝票入力可能範囲(西暦8桁)に日付範囲を指定します。
会計伝票入力画面においては、ここで指定した範囲内の伝票日付しか入力ができなくなります。
102
4.5 月次データ退避
(1)概要
本システムで使用するファイル環境をすべて退避する機能です。
これにより月次処理終了時点の情報をすべて保存することが可能です。
(2)操作方法
月次データ退避の手順については、「1.5
データの退避」を参照してください。
退避ファイル名は、もしもの際の復元時に分かりやすいように、日付や処理の情報等を入れる
ことをお勧めします。
例)月次退避040831.BKP
103
4.6 部門財務分析システムについて
(1)部門財務分析システム
本システムにおいて、日々の会計伝票入力で得た会計データをもとにした財務会計とは別に、管理会計
の機能を提供しております。以下の機能を提供しております。
・ 予算額設定による予算/実績の管理
・ 過年度の実績/予算の管理
・ 共通費(水道光熱費等)の各部門への自動配賦
・ 帳表のレイアウト自由設計機能
部門財務分析システムという名称で提供しております。
部門財務分析システムの導入および運用方法の詳細については、「会計基本システムメニュー」⇒「ヘ
ルプ」⇒「オンラインマニュアル」⇒「部門財務分析システム システムガイド」をご参照ください。
部門財務分析システムは、基本システムの製品CD−ROMに含まれております。基本シス
テムのインストールとは別に、部門財務分析システムのインストールを実行する必要がありま
す。
詳細については製品CD−ROM内の「ソフトウエア説明書」をご参照ください。
104
4.7 こんなときには
(1)事象1
①
②
内容
先月分と当月分で試算表を作成したところ、先月分の当残と、当月分の前残の金額が異なる。
・
対応
前月以前の仕訳情報と残高情報の間に非同期が起こっている可能性があります。
まず、基本システムメニューから、「システム管理」⇒「伝票・残高内訳残高同期確認リスト」を実行
します。仕訳情報と残高情報の間に不整合があれば、リストが出力されますので、残高マスタ復旧処理
を行ってください。
残高マスタ復旧
基本システムメニューから、「システム管理」⇒「残高マスタ復旧」を選択します。
画面イメージ(残高マスタ復旧画面)
復旧可能な月度は反転して表示されていますので、情報を復旧させたい月度に「Y」を指定して処理を
実行します。
システムとしては、仕訳情報と残高情報の不整合は解消されますが、復旧した月度の仕訳に漏れや
ダブリがないか確認が必要です。
105
第5章
年次処理
本章では、基本システムの年次処理について説明します。
5.1
5.2
5.3
5.4
5.5
5.6
5.7
年次処理の概要
精算仕訳伝票の入力
年次帳表の印刷
年次繰越前のデータ退避
会計年次繰越
前年度の伝票の削除
年次繰越後のデータ退避
106
5.1
年次処理の概要
会計 基本システムにおける年次処理の流れについて説明します。
会計 基本システムにおける年次処理は、必要に応じて精算伝票を入力し、当年度の伝票入力処理が完了
した時点で、最終の決算帳表を出力・確認後、システム上の年次繰越処理を行う流れになります。
また、年次繰越後、当年度の伝票データを削除する、不要伝票削除処理も可能です。
(1)精算仕訳伝票の入力
決算処理における利益処分等の伝票を、通常の伝票と別の伝票種類として管理したい場合に使用しま
す。精算伝票は、伝票日付が年度末の月度で入力が可能です。
(2)年次帳表の出力
当年度の伝票入力処理がすべて完了したら、当年度に処理してきた伝票の情報をもとに、各種帳表を出
力し、保存します。
帳表の種類には以下のようなものがあります。
・
・
・
決算帳表(試算表、貸借対照表、損益計算書、販管費明細書、キャッシュ・フロー計算書等)
比較帳表(各種決算帳表の部門別、月別、四半期別帳表)
資金繰実績表
(3)年次繰越前のデータ退避
確認が終了し、年次繰越処理を実行する前に、年次繰越直前のデータのバックアップ処理を必ず取得
するようにしてください。これにより、もし年次繰越後に、前年度の伝票に対する処理を追加で行うよ
うな事態が生じた場合でも、バックアップのデータから復元処理を行うことにより、再処理が可能にな
ります。
(4)会計年次繰越
バックアップ処理が終了したら、年次繰越処理を実行します。この処理を行うことにより、システムは
当年度の処理を内部的に確定し、内部の会計年度を1年加算し、期首日や期数の情報を更新します。
年次繰越処理を行うと、それまで入力してきた年度内の日付では伝票入力ができなくなります。
(5)前年度の伝票の削除
年次繰越処理を実行後、前年度の伝票データ等で、指定した月度より以前のものを削除することができ
ます。これにより、パソコンのディスク容量の空きを増やしたり、伝票情報を処理する際のレスポンスの
効率化を図ったりすることができます。
なお、この処理を行わないことにより、次年度の会計処理ができないといったようなことはありません。
(6)年次繰越後のデータ退避
年次繰越処理が終了し、次年度の会計処理に入る前に、年次繰越終了時点のデータのバックアップ処理
を行うことをお勧めします。
年次処理の流れを次ページに示します。
107
年次処理の流れ
続き
精算伝票入力
年次繰越
GLOVIA-BP
GLOVIA-BP
決算整理仕訳を通常伝票と区別して入力
*運用形態に応じて実行
当年度の会計処理を確定。
次年度に切替え。
不要伝票削除
年次帳表印刷
年次帳表
GLOVIA-BP
GLOVIA-BP
確定済の前年度の伝票を範
囲指定して削除
試算表
貸借対照表
損益計算書
比較損益計算書 et c
消費税明細書
消費税科目別集計表 et c
*消費税管理を行っている
場合のみ
精算表
*精算伝票を使用している
場合のみ
年次繰越後データ保存
年次繰越前データ保存
GLOVIA-BP
GLOVIA-BP
パソコン、外部媒体へ
のデータ退避
続く
108
パソコン、外部媒体へ
のデータ退避
5.2 精算仕訳伝票の入力
(1)精算伝票入力
決算時の決算整理仕訳(利益処分等)を通常の仕訳とは区別して管理を行いたい場合に使用します。
入力画面内容は通常の会計伝票入力と同じです。
年度末の精算伝票入力の場合、入力可能な伝票日付は年度末の月度になります。
例)期首月が平成15年4月の場合、伝票日付は平成16年3月度になります。
通常の会計伝票と精算伝票は共通の伝票番号を使用しています。会計伝票と精算伝票を
一連の伝票番号で採番すると、会計伝票だけを見た場合に伝票番号の飛び(歯抜け)が
生じますので、ご注意ください。
精算伝票入力(「年次締業務」⇒「精算伝票入力」)
画面イメージ(精算伝票入力画面)
会計伝票入力画面との違い
精算伝票における伝票の登録・修正パターンや、入力項目、プルダウンメニューから起動できる処理等に
ついては、基本的に会計伝票入力画面と同じです。
109
会計伝票入力画面と異なる点として、
・
・
・
(2)
前述の伝票日付の制限があります(四半期末月度内)
。
精算伝票の場合、承認機能は利用できません(未承認端末から入力しても正式な精算伝票として登録され
ます)。
精算伝票では、消費税の「都度モード」(都度消費税抜き機能)はご利用頂けません。「一括モード」のみ
ご利用頂けます(画面上の表示は、「税込」、「税抜」があります)。
仕訳確認
精算伝票を入力した場合も、仕訳確認リストを出力して、起票した伝票や原始証憑との照会を行います。
内容に誤りがあれば伝票の修正を行います。
仕訳確認リスト(
「日常業務」⇒「仕訳確認リスト」
)
画面イメージ(仕訳確認リスト出力画面)
指定する項目
・
・
・
・
・
・
・
入力日付:何日に入力された仕訳伝票を作表するか指定します。省略した場合は、全件が処理
対象となります
(範囲指定)伝票日付:作表対象とする伝票日付範囲を指定します。
(範囲指定)伝票番号:作表対象とする伝票番号範囲を指定します。
入力端末:どの端末から入力された伝票を作表対象とするかを指定します。
このクライアントで入力した伝票を印刷します。
全クライアントで入力した伝票を印刷します。
担当者:指定した利用者IDから入力された伝票を作表します。メニュー起動時に利用者IDを
入力している場合に指定できます。
(範囲指定)伝票種類:作表対象とする伝票の種類を指定します。
伝票種類:リストの対象とする伝票の種類を選択します。
全伝票、振替伝票、入金伝票、出金伝票、手形伝票、精算伝票
この場合は、精算伝票 を選択します。
110
仕訳確認リストの内容と、起票した伝票を比較して誤りがないか確認します。
内容に誤りがある場合、精算伝票入力画面より伝票内容の修正を行います。
仕訳の内容については、画面からの照会も可能です。
「日常業務」
⇒「仕訳照会」
会計伝票を伝票イメージで1枚ごとに印刷することも可能です。
「日常業務」
⇒「伝票印刷」
111
5.3 年次帳表の印刷
(1)年次帳表印刷
日次処理、四半期決算入力で入力してきた伝票の情報をもとに、各種年次帳表を出力し、確認後、保存
します。
年次帳表には下記のものがあります。
決算帳表
帳
表
名
決
試算表
勘定内訳残高表
貸借対照表
算
貸借対照表(報告式)
損益計算書
帳
株主資本等変動計算書
販売費及び一般管理費明細表
製造原価報告書
表
精算表
キャッシュ・フロー計算書
連結会計システムCSV連携
概
要
すべての科目について、指定した期間内の発生金額/前期残高および当
期残高を出力します。
内訳管理している科目について、指定した期間内の発生金額/前期残高
および当期残高を内訳別に出力します。
資産・負債・資本科目について、指定した期間内での当期残高および構
成比を出力します。
資産・負債・資本科目について、指定した期間内での当期残高および構
成比を勘定式で出力します。
収益・費用科目について、指定した期間内の当期発生額および構成比を
出力します。
株主資本等変動計算書を出力します。(EXCEL)
販売費及び一般管理費について、指定した期間内の当期発生額および構
成比を出力します。
製造原価について、指定した期間内の当期発生額および構成比を出力し
ます。
通常伝票と精算伝票で入力された金額を試算表形式で出力します。
間接法によるキャッシュ・フロー計算書を出力します。(EXCEL)
連結会計システム(CA−DRIVER)へ残高データを連携するため
のCSVデータを作成します。
比較帳表
帳
表
名
比
較
帳
表
貸借対照表(月別)
収支実績表(月別)
販売費及び一般管理費明細表
(月別)
製造原価報告書(月別)
貸借対照表(部門別)
収支実績表(部門別)
販売費及び一般管理費明細表
(部門別)
製造原価報告書(部門別)
概
要
貸借対照表を月別に出力します。
収支実績表を月別に出力します。
販売費及び一般管理費明細表を月別に出力します。
製造原価の内訳を月別に出力します。
貸借対照表を部門別に出力します。
収支実績表を部門別に出力します。
販売費及び一般管理費明細表を部門別に出力します。
製造原価の内訳を部門別に出力します。
112
四半期比較帳表
帳
表
名
概
要
四半期比較帳表
貸借対照表(四半期別)
貸借対照表を四半期別に出力します。
損益計算書(四半期別)
損益計算書を四半期別に出力します。
販売費及び一般管理費明細表
(四半期別)
製造原価報告書(四半期別)
販売費及び一般管理費明細表を四半期別に出力します。
製造原価の内訳を四半期別に出力します。
資金繰実績表
帳
表
名
資金繰実績表
概
要
資金管理を行っている場合に、資金項目ごとの実績をEXCELシートに出力
します。
付属明細表
帳
表
名
純資産明細表
固定資産明細表
長期貸付金明細表
短期貸付金明細表
長期借入金明細表
短期借入金明細表
引当金明細表
給与費明細表
本部費明細表
概
要
期首残高、当期増加額、当期減少額、当期純利益又は当期純損失および
期末残高の実績をEXCELシートに出力します。
資産種類毎の当期増減額および償却累計額の実績をEXCELシートに出力
します。
貸付先毎の当期増加額、当期減少額および残高の実績をEXCELシートに出
力します。
貸付先毎の期首残高、期末残高および増減額の実績をEXCELシートに出力
します。
借入先毎の当期増加額、当期減少額および残高の実績をEXCELシートに出
力します。
借入先毎の期首残高、期末残高および増減額の実績をEXCELシートに出力
します。
区分毎の期首残高、当期増加額、当期減少額(目的使用、その他)およ
び期末残高の実績をEXCELシートに出力します。
給与手当、賞与、賞与引当金繰入額および退職給付費用の実績をEXCELシ
ートに出力します。
資金管理を行っている場合に、部門ごとの実績をEXCELシートに出力しま
す。
帳表の出力内容については、画面帳表集をご参照ください。(担当営業までご連絡ください)
113
決算帳表印刷(「年次締業務」⇒「決算帳表印刷」)
画面イメージ(決算帳表選択画面)
指定する項目
作表開始日付、作表終了日付:
【会社運用条件登録】の「日付の入力方法」で指定した形態(西暦か和暦
か)に従って必ず「月度開始日」と「月度終了日」を指定してください。
入力してください。作表開始日付>作表終了日付は指定できません。
詳細条件入力:
詳細な作表条件を指定して印刷します。:この画面の次に詳細条件設定画面が表示されます。
前回の作表時の条件で印刷します。:詳細条件設定画面は表示されず、前回指定した詳細条件の
内容で直ちに印刷処理を開始されます。
114
画面イメージ(決算帳表詳細条件指定)
主な設定条件項目
出力条件区分:作表する科目ごとの印刷条件を指定します。
科目の帳表出力区分に従って作表します。
:科目ごとに各帳表に対して設定されている出
力区分に従います。
科目の帳表出力区分に関係なく作表します。:無条件で全科目出力します。
この帳表の作表を迂回します。:処理を迂回し、帳表の出力を行いません。
組織図番号:作表時に使用する組織図の番号を指定します。
組織図レベル:作表する部門の組織図におけるレベルを指定します。「01」は全部門レベルを対象とし
ます。
部門範囲:作表する部門の範囲を指定します。範囲に何も指定しなければ全部門が対象となります。
科目範囲:作表する科目の範囲を指定します。範囲に何も指定しなければ全科目が対象となりますが、
帳表に出力するかどうかは、「出力条件区分」の指定に依存します。
精算仕訳金額:精算伝票入力画面より入力した四半期決算・精算伝票の金額情報を帳表に反映するかど
うかを選択します。
含める:精算仕訳金額を含めます
含めない:精算仕訳金額は含めません。
115
帳表出力先:データの出力先を指定します。
帳表:帳表に出力します。
CSV:帳表の出力内容をそのままCSVファイル(カンマ区切り)で出力します。
CSVファイルの格納先は、動作環境設定にて指定した作業ディレクトリ
(TmpDir)配下になります。
帳表+CSV:帳表、およびCSVファイルの両方に出力します。
ベタ打ち区分:作表時に行間隔をあけずに印字するかどうかを指定します。
ベタ打ち:行間隔をあけずに印字する
1行改行:1行ごとに改行して印字する
詳細条件には、上記の共通的な条件の他に、特定帳表のみに存在する条件があります。
帳 表 ご と の 詳 細条件 につい ては、 詳細条 件画面 表示時 に起動 する運 用ヘル プ画 面
「作表条件/詳細条件入力」をご参照ください。
運用ヘルプ画面⇒[キーワード]⇒
「作表条件/詳細条件入力」
でも表示可能
キャッシュ・フロー計算書を実行すると、帳表は出力されずEXCELが起動します。詳細に
ついては、EXCELブック内の「科目対応表」「転送内容説明」ワークシートをご参照ください。
116
比較帳表印刷(「年次締業務」⇒「比較帳表印刷」)
画面イメージ(比較帳表選択画面)
指定する項目
作表開始日付、作表終了日付:
【会社運用条件登録】の「日付の入力方法」で指定した形態(西暦か和暦
か)に従って必ず「月度開始日」と「月度終了日」を指定してください。
入力してください。作表開始日付>作表終了日付は指定できません。
詳細条件入力:
詳細な作表条件を指定して印刷します。:この画面の次に詳細条件設定画面が表示されます。
前回の作表時の条件で印刷します。
:詳細条件設定画面は表示されず、前回指定した詳細条件の内容で直
ちに印刷処理を開始されます。
117
画面イメージ(比較帳表詳細条件指定)
主な設定条件項目
出力条件区分:作表する科目ごとの印刷条件を指定します。
科目の帳表出力区分に従って作表します。
:科目ごとに各帳表に対して設定されている出
力区分に従います。
科目の帳表出力区分に関係なく作表します。:無条件で全科目出力します。
この帳表の作表を迂回します。:処理を迂回し、帳表の出力を行いません。
組織図番号:作表時に使用する組織図の番号を指定します。
組織図レベル:作表する部門の組織図におけるレベルを指定します。「01」は全部門レベルを対象とし
ます
部門範囲:作表する部門の範囲を指定します。範囲に何も指定しなければ全部門が対象となります。
科目範囲:作表する科目の範囲を指定します。範囲に何も指定しなければ全科目が対象となりますが、
帳表に出力するかどうかは、「出力条件区分」の指定に依存します。
118
帳表出力先:データの出力先を指定します。
帳表:帳表に出力します。
CSV:帳表の出力内容をそのままCSVファイル(カンマ区切り)で出力します。
CSVファイルの格納先は、動作環境設定にて指定した作業ディレクトリ
(TmpDir)配下になります。
帳表+CSV:帳表、およびCSVファイルの両方に出力します。
ベタ打ち区分:作表時に行間隔をあけずに印字するかどうかを指定します。
ベタ打ち:行間隔をあけずに印字する
1行改行:1行ごとに改行して印字する
金額単位区分:作表時に印刷される金額の単位を指定します。
1:円、4:千円、5:万円、6:拾万円、7:百万円
端数処理区分:作表時の金額の端数整理方法を指定します。
1:切り捨て、2:切り上げ、3:四捨五入
年度表示区分:作表時の年度の表示形式を指定します。
J:和暦年度、C:N期(会計年度登録で指定した期数)、G:西暦年度
詳細条件には、上記の共通的な条件の他に、特定帳表のみに存在する条件があります。
帳 表 ご と の 詳 細条件 につい ては、 詳細条 件画面 表示時 に起動 する運 用ヘル プ画 面
「作表条件/詳細条件入力」をご参照ください。
運用ヘルプ画面⇒[キーワード]⇒
119
「作表条件/詳細条件入力」
でも表示可能
四半期比較帳表印刷(
「年次締業務」⇒「四半期比較帳表印刷」
)
画面イメージ(四半期比較帳表選択画面)
指定する項目
作表開始日付、作表終了日付:
【会社運用条件登録】の「日付の入力方法」で指定した形態(西暦か和暦
か)に従って必ず「月度開始日」と「月度終了日」を指定してください。
入力してください。作表開始日付>作表終了日付は指定できません。
詳細条件入力:
詳細な作表条件を指定して印刷します。:この画面の次に詳細条件設定画面が表示されます。
前回の作表時の条件で印刷します。
:詳細条件設定画面は表示されず、前回指定した詳細条件の内容で直
ちに印刷処理を開始されます。
120
画面イメージ(四半期比較帳表詳細条件指定)
主な設定条件項目
出力条件区分:作表する科目ごとの印刷条件を指定します。
科目の帳表出力区分に従って作表します。
:科目ごとに各帳表に対して設定されている出
力区分に従います。
科目の帳表出力区分に関係なく作表します。:無条件で全科目出力します。
この帳表の作表を迂回します。:処理を迂回し、帳表の出力を行いません。
組織図番号:作表時に使用する組織図の番号を指定します。
組織図レベル:作表する部門の組織図におけるレベルを指定します。「01」は全部門レベルを対象とし
ます。
部門範囲:作表する部門の範囲を指定します。範囲に何も指定しなければ全部門が対象となります。
科目範囲:作表する科目の範囲を指定します。範囲に何も指定しなければ全科目が対象となりますが、
帳表に出力するかどうかは、「出力条件区分」の指定に依存します。
精算仕訳金額:精算伝票入力画面より入力した四半期決算・精算伝票の金額情報を帳表に反映するかど
うかを選択します。
含める:精算仕訳金額を含めます
含めない:精算仕訳金額は含めません。
121
帳表出力先:データの出力先を指定します。
帳表:帳表に出力します。
CSV:帳表の出力内容をそのままCSVファイル(カンマ区切り)で出力します。
CSVファイルの格納先は、動作環境設定にて指定した作業ディレクトリ
(TmpDir)配下になります。
帳表+CSV:帳表、およびCSVファイルの両方に出力します。
ベタ打ち区分:作表時に行間隔をあけずに印字するかどうかを指定します。
ベタ打ち:行間隔をあけずに印字する
1行改行:1行ごとに改行して印字する
金額単位区分:作表時に印刷される金額の単位を指定します。
1:円、4:千円、5:万円、6:拾万円、7:百万円
端数処理区分:作表時の金額の端数整理方法を指定します。
1:切り捨て、2:切り上げ、3:四捨五入
年度表示区分:作表時の年度の表示形式を指定します。
J:和暦年度、C:N期(会計年度登録で指定した期数)、G:西暦年度
詳細条件には、上記の共通的な条件の他に、特定帳表のみに存在する条件があります。
帳 表 ご と の 詳 細条件 につい ては、 詳細条 件画面 表示時 に起動 する運 用ヘル プ画 面
「作表条件/詳細条件入力」をご参照ください。
運用ヘルプ画面⇒[キーワード]⇒
122
「作表条件/詳細条件入力」
でも表示可能
資金繰実績表作成(「年次締業務」⇒「資金繰実績表作成」)
画面イメージ(資金繰実績表選択画面)
選択する項目
資金繰実績表作成(一連処理)
:資金繰実績表用CSVデータ出力および資金繰実績表Excel起
動の各処理を一連処理として実行します。
資金繰実績表用CSVデータ出力:資金繰実績表用CSVデータ出力処理を実行します。
資金繰実績表Excel起動
:資金繰実績表のExcel起動を実行します。
123
付属明細表作成(
「年次締業務」⇒「付属明細表作成」)
本帳表は、病院会計準則の平成16年8月改正に伴い追加されたものです。病院以外の一般企業におい
ては、本帳表を出力する必要はありません。
画面イメージ(付属明細表選択画面)
指定する項目
作表開始日付、作表終了日付:
【会社運用条件登録】の「日付の入力方法」で指定した形態(西暦か和暦
か)に従って必ず「月度開始日」と「月度終了日」を指定してください。
入力してください。作表開始日付>作表終了日付は指定できません。
詳細条件入力:
詳細な作表条件を指定して印刷します。:この画面の次に詳細条件設定画面が表示されます。
前回の作表時の条件で印刷します。
:詳細条件設定画面は表示されず、前回指定した詳細条件の内容で直
ちに印刷処理を開始されます。
124
画面イメージ(付属明細表詳細条件指定)
主な設定条件項目
出力条件区分:作表する科目ごとの印刷条件を指定します。
科目の帳表出力区分に従って作表します。
:科目ごとに各帳表に対して設定されている出
力区分に従います。
科目の帳表出力区分に関係なく作表します。:無条件で全科目出力します。
この帳表の作表を迂回します。:処理を迂回し、帳表の出力を行いません。
組織図番号:作表時に使用する組織図の番号を指定します。
組織図レベル:作表する部門の組織図におけるレベルを指定します。「01」は全部門レベルを対象とし
ます。
部門範囲:作表する部門の範囲を指定します。範囲に何も指定しなければ全部門が対象となります。
精算仕訳金額:精算伝票入力画面より入力した四半期決算・精算伝票の金額情報を帳表に反映するかど
うかを選択します。
含める:精算仕訳金額を含めます
含めない:精算仕訳金額は含めません。
帳表出力先:データの出力先を指定します。
CSV:対象データをCSVファイル(カンマ区切り)で出力し、各明細表のExcel
を起動します。
125
ベタ打ち区分:作表時に行間隔をあけずに印字するかどうかを指定します。
ベタ打ち:行間隔をあけずに印字する
1行改行:1行ごとに改行して印字する
詳細条件には、上記の共通的な条件の他に、特定帳表のみに存在する条件があります。
帳 表 ご と の 詳 細条件 につい ては、 詳細条 件画面 表示時 に起動 する運 用ヘル プ画 面
「作表条件/詳細条件入力」をご参照ください。
運用ヘルプ画面⇒[キーワード]⇒
126
「作表条件/詳細条件入力」
でも表示可能
5.4 年次繰越前のデータ退避
(1)概要
年次繰越処理を行う前に、繰越処理直前のファイル環境をすべて退避します。
これにより、年次繰越処理を行ってしまった後に、伝票入力の漏れ等が発覚したとしても、年次繰越前
の状態に環境をすぐに戻して、再入力処理を行うことが可能です。
(2)操作方法
年次繰越前のデータ退避の手順については、「1.5
データの退避」を参照してください。
退避ファイル名は、もしもの際の復元時に分かりやすいように、日付や処理の情報等を入れる
ことをお勧めします。
例)年次繰越前050425.BKP
また、通常のデータ退避で上書きされないよう、通常のデータ退避とは別の媒体へ退避し、
保存することをお薦めします。
127
5.5 会計年次繰越
(1)会計年次繰越
精算伝票の入力、年次帳表の確認が完了した時点で、会計システムの当年度の処理を確定(凍結)させ
本システム内の会計年度を切り替える必要があります。
年次繰越処理を実行すると、本システム内の下記の情報が変更されます。
・
・
・
・
・
会計年度(1年度カウントアップされます)
期数(1期カウントアップされます)
期首年月日(年の部分が1年カウントアップされます)
期末残高を期首残高に設定します
先行入力した3カ月分の残高を、当年度の残高領域に移行します
年次繰越処理を行うことにより、今までの年度の伝票日付での処理(伝票入力、帳表出力等)は一切で
きなくなりますので、処理の漏れ等がないかを十分確認のうえ実行してください。
仕訳照会画面については、過去の伝票情報の削除(「5.6
前年度の伝票の削除」)が行
われていなければ、年次繰越処理の実行の有無に関わらず、過去の伝票日付の伝票の情報を
画面で照会することが可能です。
年次繰越処理(「年次締業務」⇒「年次繰越」)
画面イメージ(バックアップ取得確認画面)
年次繰越処理を起動すると、データのバックアップの取得を確認する画面が表示されます。
「5.4 年次繰越前のデータ退避」が実行されていることを改めて確認してください。
画面イメージ(年次繰越確認画面)
128
年次繰越処理を実行する際には、画面上に、
・
・
現在の会計年度
繰越後の会計年度(次年度)
が表示されます。表示されている年度が正しいかを確認してください。
年次繰越処理は実行する度に内部の会計年度情報をカウントアップさせていきます。誤って
年次繰越処理を2回実行してしまったりすると上記の年度が実際の年度より大きくなってい
たりすることがありますので注意してください。
年次繰越処理を行うことで会計年度情報がカウントアップされますが、伝票入力可能範囲に
ついてはシステムでは自動更新いたしません。伝票入力可能範囲を設定されている場合は、月
次処理と同様に伝票入力可能範囲の変更(
「4.4 入力可能な伝票日付範囲の変更」)を行っ
てください
129
5.6 前年度の伝票の削除
(1)
データ退避
不要伝票削除処理を行う前には、必ず直前の状態のデータの退避を行ってください。
(2)
不要伝票削除
年次繰越処理が終了すると、基本的に今まで処理してきた年度(年次繰越後は前年度)の伝票は不要
になります。本システムでは、指定した月度以前の伝票データを、システム上より削除することが可能
です。
これにより、パソコン上のディスク装置の空き領域が増加し、また各処理における検索対象のデータ
が少なくなることにより、ディスク領域の有効利用および処理の効率化が期待できます。
前年度以前の伝票データを仕訳照会画面で照会する必要があるというようなケース以外の場合は、年
次繰越が終了した年度の伝票は削除されることをお勧めします。
不要伝票削除処理を行わないと、次年度の伝票の入力処理ができないといったようなことありません。
不要伝票削除(「随時処理」⇒「不要伝票削除」)
画面イメージ(バックアップ取得確認画面)
不要伝票削除処理を起動すると、データのバックアップの取得を確認する画面が表示されます。
本処理起動直前のデータ退避処理が実行されていることを改めて確認してください。
画面イメージ(不要伝票削除条件指定)
130
年次繰越処理を実行する際には、画面上に、
・
・
現在の会計年度
繰越後の会計年度(次年度)
が表示されます。表示されている年度が正しいかを確認してください。
年次繰越処理は実行する度に内部の会計年度情報をカウントアップします。誤って年次繰越
処理を2回実行すると、上記の年度が実際の年度を越えてしまいます。その場合は、退避した
データを復元する等、無駄な処理が発生しますので操作にはご注意ください。
131
5.7 年次繰越後のデータ退避
(1)概要
年次繰越処理、不要伝票の削除処理が完了し、当年度の会計処理が完全に確定した時点で、再度ファイ
ル環境をすべて退避します。
これにより、次年度会計処理の開始直前の状態を保存することが可能になります。
(2)操作方法
年次繰越後のデータ退避の手順については、「1.5
データの退避」を参照してください。
退避ファイル名は、もしもの際の復元時に分かりやすいように、日付や処理の情報等を入れる
ことをお勧めします。
例)年次繰越後050425.BKP
132
第6章
随時処理
本章では、基本システムの随時処理について説明します。
6.1
6.2
6.3
6.4
6.5
6.6
随時処理の概要
別システムへ渡す仕訳伝票情報の作成
EXCEL仕訳シートで使う名称情報の作成
他のシステムとの連携
機密保護機能の設定
こんなときには
133
6.1
随時処理の概要
会計 基本システムにおける随時処理について説明します。
会計 基本システムにおける随時処理は、通常の会計システムの処理サイクルとは別のタイミングで、
必要なときに実行する処理です。
(1)別システムへ渡す仕訳伝票情報の作成
別の会計基本システム(同製品)に対して仕訳伝票情報を引き渡す場合(例:本店と支店でそれぞれ基
本システムが動作している場合等)に、相手側の会計システムにて一括取り込み処理を行うためのテキス
トファイル(WJ19)を作成する処理です。処理起動時に、対象とする伝票の条件を指定することが可能で
す。
(2)EXCEL仕訳シートで使う名称情報の作成
本システムに添付のEXCEL仕訳入力シートより会計伝票情報を入力する際に、部門コードや科目コード、
内訳コード等に対する名称の情報をGLOVIA-BP会計システムからテキストファイルに出力します。出力さ
れたテキストファイルをEXCEL仕訳入力シートと同じフォルダに格納することにより、会計伝票入力画面
と同じように、コードに対する名称の一覧を表示させることが可能です。
(3)他のシステムとの連携
本システムのオプション製品の債務管理システム・固定資産システム、および給与システムを合わせて
お使いの場合に、上記各システムから本システムに対して会計伝票の情報を連携する処理です。最終的に、
本システムの一括取り込み用ファイル(データベース形式)までが作成されます。
(4)機密保護機能の設定
本システムでは、機密保護の機能を提供しております。登録したユーザIDごとに使用できる処理を指定
できます。各サブシステムのメニューより、それぞれのサブシステムの機密保護設定ができます。
134
6.2 別システムへ渡す仕訳伝票情報の作成
(1)仕訳伝票本支店連携
別の会計基本システム(同製品)に対して仕訳伝票情報を引き渡す場合(例:本店と支店でそれぞれ基
本システムが動作している場合等)に、相手側の会計システムにて一括取り込み処理を行うためのテキス
トファイルを作成し、フロッピイ、または指定したフォルダに転送する処理です。
本店(相手側)システム側では転送されたテキストファイルを用いて取り込み処理を実施することになり
ます。
仕訳伝票本支店連携(随時処理⇒ 仕訳伝票本支店連携)
画面イメージ(起動時処理選択画面)
処理の種類
仕訳伝票本支店連携処理には3つの処理パターンがあります。
・
・
・
本店送信データ作成:連携用のテキストデータを、動作環境設定にて指定した作業ディレク
トリ(TmpDir)配下に作成する処理を行います。
本店送信データ作成後、本店送信:連携用のテキストデータを作業ディレクトリ(TmpDir)配下に
作成し、フロッピイまたは指定したフォルダに転送する処理ま
でを行います。
既存データの本店送信:既に作成済の連携用テキストデータをフロッピイまたは指定したフォルダ
に転送する処理を行います。
ここでは「本店送信データ作成」を選択した場合を例に取って説明します。
135
画面イメージ(本店送信データ作成選択時起動画面)
「本店送信データ作成」と「本店送信データ作成後、本店送信」を選択したときに表示され
る画面の内容は同じです。従って「本店送信データ作成」処理の際には意味を持たない項目も
存在します。
指定項目
伝票入力日付:伝票を入力した実際の日付を指定する。省略時は全入力日付対象
伝票日付:伝票日付範囲を指定する。省略時は全伝票日付対象
伝票番号:伝票番号範囲を指定する。省略時は全伝票番号対象
入力端末:伝票を入力した端末番号を指定する。省略時は全端末番号対象
伝票種類:抽出する伝票の種類を指定します。
*:全種類、1:振替伝票、2:入金伝票、3:出金伝票、4:手形伝票
既存データの扱い:連携用テキストファイルが作成された場合に、作業ディレクトリ(TmpDir)上に既
にテキストファイルが存在する場合の処置を選択します。
追加 :既存のテキストファイルデータを残し、連携用テキストファイルを追加作成します
上書き:既存のテキストファイルデータを削除し、連携用テキストファイルを新規作成します
再連携指定:上記で指定した条件に合致する伝票で、既に連携済(本処理を行っている)の伝票が存在
した場合、伝票データの抽出処理を行うかどうかを指定します。
する :該当伝票を抽出します。
しない:該当伝票を抽出しません。
136
下記の2項目(「連携方法」、「連携先」)は「本店送信データ作成後、本店送信」処理を選択
した場合のみ有効です。「本店送信データ作成」処理の場合は指定しても意味を持ちません。
また、「既存データの本店送信」を選択した場合の送信(転送)先は本画面の下記指定に依存
します。
連携方法:作業ディレクトリ(TmpDir)に作成された連携用テキストファイルの送信(転送)先を選択
します。
オンライン:下記の「連携先」パラメタで指定したパスに出力します。
フロッピイ:フロッピイディスクに出力します。
連携先:
「連携方法」にて「オンライン」を選択した場合、出力されるフォルダ名をフルパスで指定しま
す。
格納形式:作業ディレクトリ(TmpDir)に作成される連携用テキストファイルの形式を選択します。
B.P:本システムの一括取り込み用テキストファイル(WJ19)の
形式で作成します。(ファイル名:WJ19)
Super CAPSEL:DS版のSuper CAPSELのレコード形式(ZJ19)で作成します。
(ファイル名:ZJ19)
(2)本支店連携情報の初期化
仕訳伝票本支店連携処理にて対象になり、連携用テキストファイルが作成された伝票については、以降
会計伝票入力画面での修正等ができなくなります。伝票を修正して、連携処理を再度実行するような場合、
伝票データに設定されている連携済の情報をクリアし、未連携状態にする必要があります。
本支店連携情報初期化(随時処理⇒ 本支店連携情報初期化)
画面イメージ(本支店連携情報初期化起動時画面)
指定した項目条件に合致する連携済伝票の情報を初期化し、未連携状態とします。
137
指定項目
伝票入力日付:伝票を入力した実際の日付を指定する。省略時は全入力日付対象
伝票日付:伝票の伝票日付範囲を指定する。省略時は全伝票日付対象
伝票番号:伝票の伝票番号範囲を指定する。省略時は全伝票番号対象
入力端末:伝票を入力した端末番号を指定する。省略時は全端末番号対象
伝票種類:抽出する伝票の種類を指定します。
*:全種類、1:振替伝票、2:入金伝票、3:出金伝票、4:手形伝票
138
6.3 EXCEL仕訳シートで使う名称情報の作成
本システムに添付のEXCEL仕訳入力シートを利用し、会計伝票を入力する際に、部門コードや科目コー
ド、内訳コード等に対する名称の一覧を表示させることが可能です。本処理で作成した名称情報をEXCEL
仕訳入力シートに読み込ませる必要があります。
(1)表示名称テキストデータ作成
本処理を実行することにより、名称一覧を表示するために必要なテキストファイルを動作環境設定で指定
した作業ディレクトリ(TmpDir)配下に作成します。
表示名称テキストデータ作成(「随時処理」⇒ 「表示名称テキストデータ作成」)
画面イメージ(起動時処理選択画面)
処理を実行することにより、表示名称テキストデータが作業ディレクトリ(TmpDir)配下に作成されます。
ファイル名:W159.TXT
作成された表示名称テキストデータをEXCEL仕訳シートで使用するには、それぞれを同
じ場所(フォルダ)に格納する必要があります。
EXCEL仕訳シート上での表示名称テキストデータの取り込み方法等については、シート添付の
「利用ガイド」ワークシートを参照してください。
139
6.4 他のシステムとの連携
業務間連携
本システムのオプション製品の債務管理システム・固定資産システム、および給与システムを合わせてお
使いの場合に、上記各システムで作成されているデータから本システムに対して会計伝票の情報を連携する
処理です。最終的に、本システムの一括取り込み用ファイル(データベース形式)までが作成され、一括取
り込みを実行することが可能です。
(1)支払データ連携
GLOVIA smart 会計 BP 債務管理(以下 債務管理システム)との連携を行います。
連携できるデータは2パターンあります。
・
仕入取引データ:債務管理システムの各種購買伝票入力画面より入力された仕入取引データ情報を
連携します。
作成仕訳例)
(借方)
商品仕入
(戸山販売) ¥70000
仮払消費税
¥3500
・
(貸方)
買掛金
(戸山販売)
¥73500
支払確定データ:債務管理システム側で支払確定処理を行った支払取引データ情報を連携します。
作成仕訳例)
(借方)
買掛金
(戸山販売)
¥73500
(貸方)
当座預金
(平成銀行)
¥73500
連携データ作成の際、1伝票あたり30明細を超える場合は、諸口として処理されます。
「仕入取引連携」、「支払確定連携」ともに処理の再実行はできない仕組みになっています。
本処理を実行した後には、「伝票一括取り込み」処理を合わせて実行してください。
140
仕入取引連携(「業務間連携」⇒ 「債務データ連携」⇒ 「仕入取引連携データ作成」)
画面イメージ(起動時条件指定画面)
指定項目
支払グループ:債務管理システム側にて設定が可能な、連携対象とするグループ名を指定します。省略
時はすべての支払グループを指定したものとします。
伝票日付:指定した伝票日付以前の仕入伝票データを処理対象とします。
条件指定後、処理を実行すると、条件に合致するデータより仕訳情報を抽出し、テキストファイル及
び一括取り込みファイルを作成します。
仕入確定連携(「業務間連携」⇒ 「債務データ連携」⇒ 「支払確定連携データ作成」)
画面イメージ(処理実行確認画面)
処理を実行すると、条件に合致する支払確定データより仕訳情報を抽出し、テキストファイル及
び一括取り込みファイルを作成します。
141
伝票一括取り込み(「業務間連携」⇒ 「債務データ連携」⇒「伝票一括取込」)
一括取り込みファイルが作成されたら、そのまま伝票一括取り込み処理を実行します。起動される処
理は、日次処理における伝票一括取り込み処理と全く同じです。
選択する処理は[一括取り込みファイルから伝票取り込み]になります。
「2.3
外部からの伝票の一括取り込み」
日次処理における伝票一括取り込みの場合、お客様はテキストファイル(WJ19)を作成
して取り込み処理を実行しますが、業務間連携の場合、連携処理を行うことにより、テキスト
ファイルおよびその次の段階の一括取り込みファイルまでが自動的に作成されます。よって業
務間連携処理後の伝票一括取り込み処理は、処理の第二段階である[一括取り込みファイルか
ら伝票取り込み]から実行すればよいことになります。
142
(2)償却データ連携
GLOVIA smart 会計 BP 固定資産(以下 固定資産システム)との連携を行います。
連携できる情報には下記のようなものがあります。
・
・
・
・
・
・
・
減価償却費
資産の新規登録(新品、中古、移動、その他)
資本的支出(新品、中古、移動、その他)
一部除却(売却、滅失、払出、その他)
消滅(売却、滅失、払出、その他)
部門移動
減損損失額
これらを計上する仕訳は、あらかじめ基本条件設定や仕訳パターン登録で設定した内容に基づき、
いったん外部から取り込む仕訳として生成され、内容を確認後に伝票一括取り込みで入力します。
処理の概要は次のとおりです。
1.仕訳データ(取込み用)を作成します。
減価償却連携データ作成
減損損失連携データ作成
資産異動連携データ作成
1伝票あたり30明細を超える場合は、諸口として処理されます。
2.仕訳データ(取込み用)の内容を確認します。
伝票一括取り込みチェックリスト
3.内容確認で問題なければ仕訳の入力。問題があれば原因を修正し(条件設定や固定資産物件の
異動履歴)、再度1.から実行します。
伝票一括取り込み
なお、作成する仕訳の内容(部門・科目・内訳・摘要など)の変更や、計上する異動の種類の変更が
ある場合は、オンラインマニュアル)導入マニュアルを参照し、変更してください。
143
減価償却連携(「業務間連携」⇒「償却データ連携」⇒ 「減価償却連携データ作成」)
画面イメージ(処理名指定画面)
指定項目
伝票日付:連携時に生成される仕訳の伝票日付を半角数字6桁で指定します。
開始伝票番号:連携時に生成される仕訳の開始伝票番号を半角数字6桁で指定します。
処理年月範囲:連携の対象とする償却額計上の期間を月度単位で指定します。
半角数字4桁で指定します。
部門配賦処理:連携時に部門配賦処理を行うかどうかの選択を行います。「する」と指定した
場合、固定資産物件ごとに登録された配賦率と配賦先の情報をもとに、償却額を
按分し、配賦先部門へ計上します。
条件指定後、処理を実行すると、条件に合致するデータより仕訳情報を抽出し、一括取り込み
ファイル(データベース形式)を作成します。
144
減損損失連携(「業務間連携」⇒「償却データ連携」⇒ 「減損損失連携データ作成」)
画面イメージ(処理名指定画面)
指定項目
開始伝票番号:連携時に生成される仕訳の開始伝票番号を半角数字6桁で指定します。
処理年月
:減損損失を計上する対象の年月を指定します。 指定した年月で適用された減損損失
が対象となります。半角数字4桁で指定します。
条件指定後、処理を実行すると、条件に合致するデータより仕訳情報を抽出し、一括取り込み
ファイル(データベース形式)を作成します。
145
資産異動連携(「業務間連携」⇒「償却データ連携」⇒「資産異動連携データ作成」)
画面イメージ(処理実行確認画面)
開始伝票番号:連携時に生成される仕訳の開始伝票番号を半角数字6桁で指定します。
処理年月:連携の対象とする償却額計上の期間を月度単位で指定します。半角数字4桁で指定します。
処理を実行すると、処理年月で指定した年月度に異動があった物件より異動情報を抽出し、仕訳
情報を生成します。仕訳は、一括取り込みファイル(データベース形式)に出力されます。
146
伝票一括取り込み(「業務間連携」⇒「償却データ連携」⇒「伝票一括取込」)
減価償却連携データ作成・資産異動連携データ作成で、一括取り込みファイルの用意ができたら、伝票
一括取り込み処理を実行し、仕訳を入力します。処理の流れや動作は、日次処理における伝票一括取り込
み処理と全く同じです。
前述のデータ作成はデータベース形式なので、選択する処理は[一括取り込みファイルから伝票取り込
み]になります。
「2.3
外部からの伝票の一括取り込み」
日次処理における伝票一括取り込みの場合、お客様はテキストファイル(WJ19)を作成
して取り込み処理を実行しますが、業務間連携の場合、連携処理を行うことにより、テキスト
ファイルおよびその次の段階の一括取り込みファイルまでが自動的に作成されます。よって業
務間連携処理後の伝票一括取り込み処理は、処理の第ニ段階である[一括取り込みファイルか
ら伝票取り込み]から実行すればよいことになります。
147
(3)給与データ連携
GLOVIA smart 人事給与 BP 給与基本(以下 給与情報システム)を導入されている場合に、従業員の
給与支払にて発生する費用等の仕訳連携を行います。
連携できる情報には下記のものがあります。
・
・
・
月例給与
賞与手当
臨時手当
年末調整および給与改定の別途精算の連携は行っておりません。
給与情報システムから仕訳連携を行う場合、下記の準備作業が必要になります。これは導入時に設定
した内容に変更がなければ、以下の準備処理は不要です。
・
・
基本条件設定:給与情報システムと仕訳連携する際の相手科目の会計側でのコードを設定します。
所属/部門対応設定:給与情報システムの所属部門と会計システムの会計部門の対応付けを行いま
す。
・ 支給控除項目/科目対応設定:給与情報システムの支給控除項目と会計システムの勘定科目との対
応付けを行います
・ 社員別部門配賦設定:特定の社員の給与データを複数の部門で計上する(部門配賦)場合の、配賦
先部門および配賦率の設定を行います。
上記の作業を行う前に、仕訳連携時の分類に使用する部門属性の表示名称登録を行っておく
必要があります。
[セットアップ(基本)]⇒[部門属性名称メンテナンス(Excel)]より登録
処理を行ってください。
その他の連携前の注意事項については、運用ヘルプ画面⇒[キーワード]⇒「給与賞与連携
をご利用になる前に」をご参照ください。
1伝票あたり30明細を超える場合は、諸口として処理されます。
148
基本条件設定(「業務間連携」⇒「給与データ連携」⇒ 「基本条件設定」)
画面イメージ(起動時条件指定画面)
指定項目
相手科目の会計コード
部門:連携時に生成する仕訳に設定する勘定科目を管理する部門を選択します。
「固定値」を選択した場合は、部門コードを半角英数字5桁で指定します。
科目:連携時に生成する仕訳に設定する勘定科目の科目コードを指定します。
内訳:連携時に生成する仕訳に設定する勘定科目の内訳を選択します。
「固定値」を選択した場合は、内訳コードを半角英数字8桁で指定します。
支給銀行の会計コード
支給銀行:支給時に使用する銀行の銀行コード(半角英数字4桁)および支店コード(半角英数字
3桁)を指定します。
会計コード:支給銀行として設定した会計システム側の内訳コードを半角英数字8桁で指定します。
仕訳が複数伝票にまたがるときの調整用諸口科目
部門:諸口科目を管理する部門の部門コードを半角英数字5桁で指定します。
科目:諸口科目を半角英数字5桁で指定します。
内訳:諸口科目の内訳を半角英数字8桁で指定します。諸口科目が内訳管理を行っていない
場合は空白を指定します。
給与仕訳用摘要:月例給与連携時の仕訳伝票に設定する摘要内容を全角日本語20桁で指定します。
賞与仕訳用摘要:賞与手当連携時の仕訳伝票に設定する摘要内容を全角日本語20桁で指定します。
臨給仕訳用摘要:臨時手当連携時の仕訳伝票に設定する摘要内容を全角日本語20桁で指定します。
条件指定後、処理を実行すると、基本条件が登録されます。
149
所属/部門対応設定(
「業務間連携」⇒「給与データ連携」⇒「所属/部門対応設定」
)
画面イメージ(起動時:事務所一覧画面)
会計側の部門コードと給与側のどのレベル(事業所、部または課)を対応付けるかを設定します。
選択項目(ボタン)
事業所:給与側の事業所コードと会計側の部門を対応付ける場合に選択します。選択すると、会計側の
部門を登録する画面が表示されます。
画面イメージ(会計部門登録画面)
150
部または課:給与側の部コードまたは課コードと会計側の部門を対応付ける場合に選択します。選択す
ると、さらに部と課を選択する画面(部一覧画面)が表示されます。
画面イメージ(部一覧画面)
給与側の部コードと会計側の部門を対応付ける場合は、「部」ボタンを選択します。
前述の会計部門登録画面が表示されます。
給与側の課コードと会計側の部門を対応付ける場合は、「課」ボタンを選択します。
最終レベルの画面(課一覧画面)が表示されます。
画面イメージ(課一覧画面)
「登録する」ボタンを押下すると、前述の会計部門登録画面が表示されます。
最終的に表示されるのは常に会計部門登録画面になります。
151
支給控除項目/科目対応設定(業務間連携⇒給与データ連携⇒支給控除項目/科目対応設定)
画面イメージ(起動時:項目一覧画面⇒部門属性一覧画面)
給与側の支給控除項目一覧が表示されますので、対応付けを行う項目を選択すると会計側で設定され
ている部門属性の一覧が表示されます。
さらに対応付けを行う部門属性を選択し、プルダウンメニューの[基本]⇒[更新]を選択すると、
対応付けを行う会計側の科目情報を登録する画面が表示されます。
152
画面イメージ(科目登録画面)
指定項目
仕訳:対応付けを行う勘定科目を借方/貸方どちらに表示するかを選択します。
科目:対応付けを行う勘定科目の科目コードを半角英数字5桁で指定します。
内訳:対応付けを行う勘定科目の内訳を選択します。「固定値」を選択した場合は、内訳コードを半角
数字8桁で登録します。また、対応付けを行う勘定科目が内訳管理を行わない場合は、「固定値」
を選択し、コードは空白を指定します。
相手科目:仕訳上、「科目」で指定した勘定科目に対する相手科目の設定方法を選択します。「個別登録」
を選択すると、「相手科目登録」画面が新たに表示されます。
153
画面イメージ(科目登録画面)
指定項目
部門:対応付けを行う勘定科目の相手科目を管理する部門を選択します。「固定値」を選択した場合は、
部門コードを半角英数字5桁で指定します。
科目:対応付けを行う勘定科目の相手科目の科目コードを半角英数字5桁で指定します。
内訳:対応付けを行う勘定科目の相手科目の内訳を選択します。「固定値」を選択した場合は、内訳
コードを半角英数字8桁で登録します。また、対応付けを行う勘定科目の相手科目が内訳管理を
行わない場合は、「固定値」を選択し、コードは空白を指定します。
154
社員別部門配賦設定(
「業務間連携」⇒「給与データ連携」⇒「社員別部門配賦設定」
)
画面イメージ(起動時:社員一覧画面⇒項目一覧画面)
給与側の社員名一覧が表示されますので、部門配賦設定を行う社員をボタンで選択すると、給与側の
支給控除項目の一覧が表示されます。
さらに配賦の設定を行う支給控除項目を選択し、プルダウンメニューの[基本]⇒[修正]を選択す
ると、社員ごとの部門配賦の条件を登録する画面が表示されます。
155
画面イメージ(部門配賦登録画面)
指定項目
配賦部門:選択した支給控除項目の金額を配賦する部門の部門コードを半角英数字5桁で指定します。
配賦率 :配賦する割合(率)を整数部3桁、小数点以下2桁で登録します。配賦率の合計が「100」
になるように設定します。
上記までの各種設定情報は、帳表で確認することが可能です。
[業務間連携]⇒[給与データ連携]⇒[上記設定表一覧印刷]より必要な設定情報の帳表を
選択し、出力してください。
156
月例給与連携データ作成(業務間連携⇒給与データ連携⇒月例給与連携データ作成)
画面イメージ(バッチスケジューラー⇒給与月度入力)
処理にはデータ連携のみと変換リストを同時に出力するパターンがあります。
処理を選択後、条件指定の画面が表示されます。
指定項目
伝票日付:連携時に生成される仕訳の伝票日付を半角数字6桁で指定します。
開始伝票番号:連携時に生成される仕訳の開始伝票番号を半角数字6桁で指定します。
処理月度:連携の対象とする支給月度を半角数字2桁で指定します。
条件指定後、処理を実行すると、条件に合致する月例給与データより仕訳情報を抽出し、テキストファ
イルおよび一括取り込みファイルを作成します。
157
賞与計算連携データ作成(業務間連携⇒ 給与データ連携⇒賞与計算連携データ作成)
画面イメージ(バッチスケジューラー⇒賞与期入力)
処理にはデータ連携のみと変換リストを同時に出力するパターンがあります。
処理を選択後、条件指定の画面が表示されます。
指定項目
伝票日付:連携時に生成される仕訳の伝票日付を半角数字6桁で指定します。
開始伝票番号:連携時に生成される仕訳の開始伝票番号を半角数字6桁で指定します。
処理期:連携の対象とする賞与支給期を半角数字1桁(1∼3)で指定します。
条件指定後、処理を実行すると、条件に合致する賞与計算データより仕訳情報を抽出し、テキストファ
イルおよび一括取り込みファイルを作成します。
158
臨時支給連携データ作成(業務間連携⇒ 給与データ連携⇒臨時支給連携データ作成)
画面イメージ(バッチスケジューラー⇒臨時期入力)
処理にはデータ連携のみと変換リストを同時に出力するパターンがあります。
処理を選択後、条件指定の画面が表示されます。
指定項目
伝票日付:連携時に生成される仕訳の伝票日付を半角数字6桁で指定します。
開始伝票番号:連携時に生成される仕訳の開始伝票番号を半角数字6桁で指定します。
処理期:連携の対象とする臨時支給期を半角数字1桁(1∼3)で指定します。
条件指定後、処理を実行すると、条件に合致する臨時手当データより仕訳情報を抽出し、テキストファ
イルおよび一括取り込みファイルを作成します。
159
伝票一括取り込み(業務間連携⇒ 給与データ連携⇒ 伝票一括取り込み)
一括取り込みファイルが作成されたら、そのまま伝票一括取り込み処理を実行します。
起動される処理は、日次処理における伝票一括取り込み処理と全く同じです。
選択する処理は[一括取り込みファイルから伝票取り込み]になります。
「2.3
外部からの伝票の一括取り込み」
日次処理における伝票一括取り込みの場合、お客様はテキストファイル(WJ19)を作成
して取り込み処理を実行しますが、業務間連携の場合、連携処理を行うことにより、テキスト
ファイルおよびその次の段階の一括取り込みファイルまでが自動的に作成されます。よって業
務間連携処理後の伝票一括取り込み処理は、処理の第二段階である[一括取り込みファイルか
ら伝票取り込み]から実行すればよいことになります。
160
6.5
機密保護機能
本システムでは、経理という重要な情報を取り扱います。機密保護機能とは、これらの情報(本シ
ステム)の操作を特定の利用者だけに限定するものです。
当機能の使用有無を設定することができますが、システム提供時の初期値は“機密保護を行わない”
です。“機密保護を行わない”場合でも、利用者IDの登録は必須となりますのでご注意ください。
GLOVIA smart SOA連携機能を使用される場合は、本処理から利用者の登録・変更・削除は行わないでくだ
さい。GLOVIA smart SOA基盤より利用者の登録・変更・削除を実施してください。
■ 機密保護機能について
本システムの機密保護機能として、以下の3機能を用意しています。
本システムでは「ログインセキュリティ(利用者IDの登録)」は必須となり、さらに細やかなセキ
ュリティ管理をされる場合、機密保護機能を“使用する”にし、「起動セキュリティ」「部門セキュリ
ティ機能を使用できます。
z
ログインセキュリティ
利用者ID/パスワードを管理し、利用者登録されている人だけが本システムを利用できます。
機密保護機能を“使用しない”場合でも、利用者IDの登録は必須になります。
z
起動セキュリティ
利用者(利用者ID)ごとに、処理単位での実行権限設定を行うことができます。実行権限が
ない処理は、本システムの業務メニューに表示されません。
機密保護機能を“使用する”場合に、本機能を使用することができます。
z
部門セキュリティ
利用者(利用者ID)ごとに、指定した部門の情報に対し、参照権・更新権・削除権を付与す
ることができます。
機密保護機能を“使用する”場合に、本機能を使用することができます。
161
利用者の限定は“利用者名”および“パスワード”を設定することで行います。“利用者名”のみの
設定でも本機能は使用できますが、通常、“パスワード”まで設定しておきます。
例:利用者名:TAGAWA1C、
パスワード:A12B55GK
機密保護情報設定には、以下の2つの処理があります。
z
機密保護機能詳細設定
z
パスワード変更/保護情報表示
以下に、それぞれの処理内容と利用できる“利用者”を示します。
処理名
処理内容
使用可能利用者
機密保護機能
1. 利用者の登録・変更・削除が行えます。
システム管理ID(利用者
詳細設定
※GLOVIA smart SOA連携機能を使用され 名MANAGER)のみ操作可。
る場合は、本処理から利用者の登録・ (注1)
変更・削除は行わないでください。
GLOVIA smart SOA基盤より利用者の登
録・変更・削除を実施してください。
パスワード変更/
保護情報表示
2. 利用者および各処理の操作権限(実行権
あり、実行権なし)を設定します。
3. 利用者毎にアクセス可能な部門の範囲を
組織図で設定します。
設定したパスワードの変更および操作権限
(保護情報)を表示します。
※GLOVIA smart SOA連携機能を使用さ
れる場合は、本処理からパスワード
の変更は行わないでください。
GLOVIA smart SOA基盤より利用者の
パスワード変更を実施してください。
利用者(注2)
注1)機密保護情報の設定は、誰でも操作できては意味がありません。そのためには、まずシステム管
理者のパスワードを登録しましょう(初期値は設定なし)。なお、システム管理者のパスワードを
忘れた場合、本機能は使えません。よって、システム管理者のパスワードは、管理者が忘れない
ように留意しておいてください。
注2)システム管理者以外の利用者が、自分のパスワード変更および保護情報の参照を行います。
以下に、利用者名およびパスワードの設定規約を示します。
項目名
属性
桁数
留意点
利用者ID/パスワード
英数字
8 GLOVIA smart SOA基盤で利用者を登録する際には、
必ずパスワード8桁で登録してください。
162
■ 機密保護情報を設定しましょう
機密保護機能詳細設定では、ID登録(利用者名、パスワード)、ID削除、実行権限の設定、部門セ
キュリティの設定、パスワードの変更を行います。
機密保護情報設定は、システム管理IDのみ行えます。以下に本設定処理の起動方法と処理手順を示
します。
1.
【会計業務メニュー】の【セットアップ】―【機密保護】を選択します。
2.
【機密保護機能詳細設定】処理を選択します。
3.
ID/パスワード入力画面が表示されますので、システム管理IDとパスワードを入力します。
4.
上の画面が表示されたら、機密保護内容設定を行う利用者IDとパスワードを入力し、行いたい処
理のボタンを選択します。
163
■ 実行権限を設定しましょう
1.
機密保護詳細設定画面で【実行権限】を選択すると、以下の画面が表示されます。この利用者IDに
与える実行権限を選択してください。
また、利用者IDの登録時にも連動して起動されます。
実行権限の設定ではメニュー単位にあるいは処理単位に実行権(操作権限)を設定できます。以下に各
権限の内容を説明します。
権限の種類
実行権あり
実行権なし
実行
なし
権限の内容
該当メニュー上の処理に対する実行権限を与えます
該当メニュー上のすべての処理に対する権限を与えません
該当処理に対する実行権限を与えます。
該当処理に対するすべての権限を与えません。
各処理画面から別処理を起動する場合、実行権限は呼び出し元の設定に従います。例えば、印刷処理
の実行権限のない利用者が、実行権限のある登録画面から直接印刷処理を起動することができます。
権限の種類を“実行権なし”または“なし”を選択した場合、該当処理はメニューに表示されませ
ん。
164
■ 部門セキュリティを設定しましょう
1.
機密保護詳細設定画面で【部門セキュリティ】を選択すると、以下の画面が表示されます。この利用
者IDに与える部門権限の範囲を組織図番号で設定してください。
また、利用者ID登録時にも連動して起動されます。
部門権限の設定では権限種別毎(入力権限/出力権限)にアクセス権(アクセス可能な範囲)を設定でき
ます。以下に各権限の内容を説明します。
権限種別
入力権限
出力権限
権限の内容
伝票入力等の入力作業を行える部門の範囲を制限します
画面照会及び帳票印刷時に表示可能な部門の範囲を制限します
165
2.
部門権限の設定例
(1)「組織図00(基本組織図)」が以下の設定の場合
Z0000(システム全社)
├───ZB000(東京本社)
│
├───B0000(東京営業)
│
├───B2000(東京商品企画部)
│
├───B3000(総務経理部)
│
└───B4000(東京販売支援部)
├───Z1000(関越工場)
│
├───10000(関越営業)
│
├───11000(関越衛生管理部)
│
├───12000(宇都宮支店)
│
└───13000(千葉支店)
└───Z2000(東海支社)
├───20000(東海営業)
├───21000(名古屋支店)
├───22000(岐阜支店)
└───23000(東海販売支援部)
(2)東海支社の全部門に参照及び印刷権を与える場合に以下の組織図を作成して出力権限に組織図20
を設定します。
「組織図20(東海支社)」
Z0000(システム全社)
└───Z2000(東海支社)
├───20000(東海営業)
├───21000(名古屋支店)
├───22000(岐阜支店)
└───23000(東海販売支援部)
(3)同様に東海支社の全部門に関して伝票入力を許可する場合は以下の組織図のように総務経理部を加
えた組織図を作成して入力権限に組織図21を設定します。
「組織図21(東海支社入力用)」
Z0000(システム全社)
├─────────B3000(総務経理部)
└───Z2000(東海支社)
├───20000(東海営業)
├───21000(名古屋支店)
├───22000(岐阜支店)
└───23000(東海販売支援部)
166
3.
部門権限の制限方法
(1)処理単位の部門権限の制限方法は以下の表の通りです。
処 理
振替伝票入力
入金伝票入力
出金伝票入力
仕訳辞書登録(プルダウン)
簡易残高登録(プルダウン)
仕訳照会(プルダウン)
試算表照会(プルダウン)
元帳照会(プルダウン)
科目残高照会(プルダウン)
仕訳辞書検索
手形収納/発行入力
手形一覧
手形仕訳入力
手形裏書/割引/取立依頼入力
簡易手形登録
権限種別
入力権限
入力権限
入力権限
無制限
無制限
入力権限
出力権限
出力権限
出力権限
入力権限
入力権限
入力権限
入力権限
入力権限
入力権限
制限単位
部門
部門
部門
−
−
部門
組織図
組織図
組織図
部門
部門
部門
部門
部門
部門
手形決済/不渡入力
伝票一括取り込み
仕訳照会
手形照会
元帳照会(伝票ドリルダウン)
伝票入力(ドリルダウン)
科目残高照会
仕訳確認リスト
伝票印刷
仕訳帳印刷
現金出納帳印刷
預金出納帳印刷
預金別銀行別残高表印刷
銀行別預金別残高表印刷
日計試算表印刷
勘定内訳日計残高表印刷
消費税明細表印刷
未承認伝票確認リスト
未承認伝票印刷
伝票承認入力
伝票一括承認
月次一括税抜き仕訳作成
税抜き仕訳一括取り込み確認リスト
税抜き仕訳一括取り込み
消費税額月度集計
試算表照会(伝票ドリルダウン)
貸借対照表照会
入力権限
無制限
入力権限
出力権限
出力権限
入力権限
出力権限
入力権限
入力権限
入力権限
出力権限
出力権限
出力権限
出力権限
出力権限
出力権限
出力権限
入力権限
入力権限
入力権限
無制限
無制限
無制限
無制限
無制限
出力権限
出力権限
部門
−
部門
部門
組織図
部門
組織図
部門
部門
部門
組織図
組織図
組織図
組織図
組織図
組織図
組織図
部門
部門
部門
−
−
−
−
−
組織図
組織図
167
処 理
貸借対照表照会(報告式)
損益計算書照会
販売費・一般管理費内訳照会
製造原価報告書照会
総勘定元帳印刷
補助元帳印刷
現金出納帳印刷
預金出納帳印刷
補助コード元帳印刷
預金別銀行別残高表印刷
銀行別預金別残高表印刷
消費税明細表印刷
消費税科目別集計表印刷
科目別課税対象集計表印刷
消費税計算書(申告用)印刷
試算表印刷
勘定内訳残高表印刷
貸借対照表印刷
貸借対照表(報告式)印刷
損益計算書印刷
権限種別
出力権限
出力権限
出力権限
出力権限
出力権限
出力権限
出力権限
出力権限
出力権限
出力権限
出力権限
出力権限
出力権限
出力権限
出力権限
出力権限
出力権限
出力権限
出力権限
出力権限
販売費及び一般管理費明細表印刷
出力権限
製造原価報告書印刷
出力権限
精算表印刷
出力権限
キャッシュフロー計算書印刷
出力権限
連結会計システムCSV出力
出力権限
貸借対照表(月別)印刷
出力権限
収支実績表(月別)印刷
出力権限
販売費及び一般管理費明細表(月別)印
出力権限
刷
製造原価報告書(月別)印刷
出力権限
貸借対照表(部門別)印刷
出力権限
収支実績表(部門別)印刷
出力権限
販売費及び一般管理費明細表(部門別)
出力権限
印刷
製造原価報告書(部門別)印刷
出力権限
貸借対照表(四半期別)印刷
出力権限
損益計算書(四半期別)印刷
出力権限
販売費及び一般管理費明細表(四半期
出力権限
別)印刷
製造原価報告書(四半期別) 印刷
出力権限
資金繰実績表作成
出力権限
収納手形記入帳印刷
出力権限
発行手形記入帳印刷
出力権限
裏書譲渡手形記入帳印刷
出力権限
割引手形記入帳印刷
出力権限
168
制限単位
組織図
組織図
組織図
組織図
組織図
組織図
組織図
組織図
組織図
組織図
組織図
組織図
組織図
組織図
組織図
組織図
組織図
組織図
組織図
組織図
組織図
組織図
組織図
組織図
組織図
組織図
組織図
組織図
組織図
組織図
組織図
組織図
組織図
組織図
組織図
組織図
組織図
部門
組織図
組織図
組織図
組織図
処 理
取立依頼手形記入帳印刷
状態別手形集計表印刷
受取手形期日別明細表印刷
支払手形期日別明細表印刷
手形債権期日別明細表印刷
手形債務期日別明細表印刷
手持手形明細表印刷
発行手形明細表印刷
割引手形明細表印刷
裏書譲渡手形明細表印刷
取立依頼手形明細表印刷
状態別銀行別収支管理表印刷
銀行別状態別収支管理表印刷
合計残高試算表(EXCEL)
貸借対照表(EXCEL)
損益計算書(EXCEL)
部門別損益計算書(EXCEL)
権限種別
出力権限
出力権限
出力権限
出力権限
出力権限
出力権限
出力権限
出力権限
出力権限
出力権限
出力権限
出力権限
出力権限
無制限
無制限
無制限
出力権限
販売費及び一般管理費明細表(EXCEL) 無制限
製造原価報告書印刷(EXCEL)
無制限
貸借勘定残高表(EXCEL)
出力権限
損益科目発生表(EXCEL)
出力権限
仕訳伝票本支店連携
無制限
本支店連携情報初期化
無制限
不要伝票削除
無制限
決済済み手形削除
無制限
不要定型データ削除
無制限
表示名称テキストデータ作成
無制限
手形発行インターフェースF作成
無制限
仕入取引連携データ作成
無制限
支払確定連携データ作成
無制限
伝票一括取込確認リスト
無制限
伝票一括取込
無制限
基本条件設定
無制限
仕訳パターン登録
無制限
仕訳パターン表一覧印刷
無制限
減価償却連携データ作成
無制限
資産異動連携データ作成
無制限
伝票一括取込確認リスト
無制限
伝票一括取込
無制限
基本条件設定
無制限
所属/部門対応設定
無制限
支給控除項目/科目対応設定
無制限
社員別部門配賦設定
無制限
上記設定表一覧印刷
無制限
169
制限単位
組織図
組織図
組織図
組織図
組織図
組織図
組織図
組織図
組織図
組織図
組織図
組織図
組織図
−
−
−
組織図
−
−
組織図
組織図
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
処 理
月例給与連携データ作成
賞与計算連携データ作成
臨時支給連携データ作成
伝票一括取込確認リスト
伝票一括取込
精算伝票入力
仕訳確認リスト
伝票印刷
決算帳表印刷
比較帳表印刷
四半期比較帳表印刷
年次繰越
機密保護機能使用有無設定
機密保護機能詳細設定
パスワード変更/保護情報表示
業種別定型データ登録
科目体系一覧登録
棚卸勘定登録
部門名称一覧登録
内訳名称一覧登録
補助コード名称一覧登録
摘要名称一覧登録
部門属性名称一覧登録
組織図登録
会計年度登録
会社運用条件登録
本支店勘定登録
消費税勘定登録
伝票番号採番グループ登録
伝票番号採番条件登録
伝票承認条件登録
科目残高一覧登録
消費税額一覧登録
資金管理条件登録
手形管理条件登録
手形物件一覧登録
省略消費税区分登録
操作履歴照会
起動情報初期化
ファイルロッククリア
伝票・残高内訳残高同期確認リスト
残高・内訳残高同期確認リスト
残高マスタ復旧
条件ファイル自由修正
不要伝票削除月度修正
権限種別
無制限
無制限
無制限
無制限
無制限
入力権限
無制限
無制限
無制限
無制限
無制限
無制限
無制限
無制限
無制限
無制限
無制限
無制限
無制限
無制限
無制限
無制限
無制限
無制限
無制限
無制限
無制限
無制限
無制限
無制限
無制限
無制限
無制限
無制限
無制限
無制限
無制限
無制限
無制限
無制限
無制限
無制限
無制限
無制限
無制限
170
制限単位
−
−
−
−
−
部門
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
処 理
帳表制御ファイル更新
表示テーブル圧縮
科目マスタ圧縮
仕訳辞書圧縮
科目残高マスタ圧縮
消費税マスタ圧縮
未承認ジャーナル圧縮
手形ファイル圧縮
条件ファイル複数社創成
表示テーブル複数社創成
科目マスタ複数社創成
仕訳辞書複数社創成
科目残高マスタ複数社創成
項目一覧表題テーブル複数社創成
消費税対応テーブル複数社創成
経費支払管理メニュー起動
伝票一括取込
伝票一括取込確認リスト
支払先情報CSVデータ作成
部門情報CSVデータ作成
会社条件確認リスト
科目体系確認リスト
科目帳表出力区分確認リスト
コード/名称確認リスト(コード順)
コード/名称確認リスト(カナ読み順)
科目残高確認リスト
消費税額確認リスト
仕訳コードブック印刷
手形確認リスト
省略消費税区分確認リスト
元号設定
税率表登録
部門名称登録
コード/名称登録
科目体系登録
科目消費税情報登録
科目残高登録
科目残高登録(残高ベース)
消費税額登録
消費税額確認リスト
項目一覧表題登録
項目一覧表題確認リスト
仕訳辞書登録
仕訳辞書確認リスト
仕訳辞書伝票印刷
権限種別
無制限
無制限
無制限
無制限
無制限
無制限
無制限
無制限
無制限
無制限
無制限
無制限
無制限
無制限
無制限
無制限
無制限
無制限
無制限
無制限
無制限
無制限
無制限
無制限
無制限
無制限
無制限
無制限
無制限
無制限
無制限
無制限
無制限
無制限
無制限
無制限
無制限
無制限
無制限
無制限
無制限
無制限
無制限
無制限
無制限
171
制限単位
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
処
理
手形登録
科目体系一覧登録
部門名称一覧登録
内訳名称一覧登録
補助コード名称一覧登録
摘要名称一覧登録
部門属性名称一覧登録
科目残高一覧登録
消費税額一覧登録
手形物件一覧登録
権限種別
無制限
無制限
無制限
無制限
無制限
無制限
無制限
無制限
無制限
無制限
172
制限単位
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
■ パスワードを変更しましょう
利用者IDごとに設定したパスワードは、いつでも変更することができます。不正なシステムの使用を
避けるためにパスワードを設定し、時には変更しましょう。また、システム管理者のパスワードは、登録
されていない状態で提供されます。できるだけ早い時点でパスワードを設定しましょう。以下に設定処理
の起動方法と処理手順を示します。
1.
【会計業務メニュー】の【セットアップ】―【機密保護】を選択します。
2.
【パスワード変更/保護情報表示】処理を選択します。
3.
パスワードの変更または保護情報を表示したい利用者ID/パスワードを入力します。
4.
“パスワードの変更”または“実行権限情報を表示”または“所属セキュリティ情報を表示”のい
ずれかを選択します。
5.
“パスワードの変更”を選択した場合は以下の画面が表示されます。新しいパスワードを2回入力
してください。
6.
【適用】ボタンを押下し、新しいパスワードを登録します。
GLOVIA smart SOA 連携機能をお使いの場合、利用者の追加・変更は、GLOVIA smart 基盤より
実施して下さい。
■ ログイン画面について
本システムを使用する場合、システム起動
時に左のログイン画面が表示されます。登録
したログインID/パスワードを入力し、
【ログイン】ボタンを選択してください。
173
6.6 こんなときには
(1)事象1
①
内容
新しく科目を追加したが、特定の帳表にはその科目を表示させたくない。
②
対応
基本システムメニューの「セットアップ(基本)」⇒「科目体系メンテナンス(Excel)」にて科目を
登録する際に、登録用EXCELシート上で、会計システムの帳表毎に出力区分(出力する・出力しない・
金額発生時のみ出力)を設定することが可能です。
(2)事象2
①
②
内容
組織変更があり、会計システム上でも使用している部門が分割された。
(例:A部門(階層レベル2)⇒A部門とB部門に分割)
どのように対応すればよいか?
対応
・まず、基本システムメニューの「セットアップ(基本)」⇒「組織図登録」にて分割によって新規に
追加になった部門を登録します。分割前の部門と同じ階層レベルに設定する場合(例:A部門と同じ
階層レベル2にB部門を作成)、又は、分割前の部門と追加部門を1階層下げて定義し、従来の階層
レベルに集計用の部門を追加する場合(例:A部門とB部門を階層レベル3に定義し、階層レベル2
に集計用のC部門を定義する) があります。
・基本システムメニューの「セットアップ(基本)」⇒「科目残高メンテナンス(Excel)」にて部門・
科目・内訳の組み合わせを登録します。または、会計伝票入力の機能でも登録可能です。
・残高の分割が必要な場合は、会計伝票入力より振替伝票にて逆仕訳等を起こして残高の分割を行いま
す。
174
(3)事象3
①
内容
会計システム上でも使用している部門が廃止された(例:A部門が廃止)。どのように対応すればよ
いか?
②
対応
部門が廃止になる場合、いきなり組織図上から該当部門を削除してしまうと、それまでのデータ(仕
訳/残高)が参照できなくなります。会計伝票入力画面より振替伝票にて逆仕訳を起こして残高を
ゼロにして、年次繰越処理を行い、期首残をゼロで確定させた上で、下記の処理を行います。
⑴基本システムメニューの「セットアップ(基本)」⇒「科目残高メンテナンス(Excel)」にて部門・
科目・内訳の組み合わせを削除します。
⑵本システムメニューの「セットアップ(基本)」⇒「組織図登録」より、組織図上から該当の部門
を削除します。
(4)事象4
①
内容
部門が統合された(例:B部門がA部門に吸収される、A部門とB部門が統合されてC部門ができる)。
どのように対応すればよいか?
②
対応
⑴一つの部門に吸収される場合は、基本システムメニューの「セットアップ(基本)」⇒「組織図登録」
より部門の配置を変更します。吸収される部門を吸収する部門の配下に設定します。
(例1:A部門配下にB部門を設定する)
⑵複数の部門が統合されて新しい部門になる場合は、基本システムメニューの「セットアップ(基本)」
⇒「組織図登録」より新しい部門を追加し、既存の部門をその配下に設定します。
(例2:C部門を新規に作成し、配下にA部門とB部門を設定する)
上記いずれの場合も、まだ不要な部門(例1のB部門、例2のA部門、B部門)に残高が残って
いる状態では部門の削除を行ってはいけません。会計伝票入力画面より振替伝票にて逆仕訳を起こ
して不要な部門の残高をゼロにして、年次繰越処理を行い、期首残をゼロで確定させた上で、下記
の処理を行います。
⑶基本システムメニューの「セットアップ(基本)」⇒「科目残高メンテナンス(Excel)」にて部門・
科目・内訳の組み合わせを削除します。
⑷システムメニューの「セットアップ(基本)」⇒「組織図登録」より、組織図上から該当の部門を削
除します。
175
(5)事象5
① 内容
科目を分割したい(例:今まで「雑費」という科目の中に、交際費も含めていたが、今回、「交
際費」という科目に分割する)。どのように対応すればよいか?
② 対応
⑴基本システムメニューの「セットアップ(基本)」⇒「科目体系メンテナンス(Excel)」より
新規追加する科目の情報を登録する。(例:科目「雑費」を複写して「交際費」を作成)
⑵基本システムメニューの「セットアップ(基本)」⇒「科目残高メンテナンス(Excel)」にて
部門・追加科目・内訳の組み合わせを登録します。または、会計伝票入力の機能でも登録可能
です。
⑶科目残高の分割が必要な場合は、会計伝票入力より振替伝票にて逆仕訳等を起こして残高の分
割を行います
176
第7章
7.1
7.2
7.3
付録
伝票一括取り込み時エラーコード一覧
伝票一括取り込みテキストファイルレコードレイアウト
CSV出力ファイル名称一覧
177
7.1 伝票一括取り込み時エラーコード一覧
メッセージコード
3001
3002
3004
3091
3092
3093
3094
3095
6410
6420
6430
8001
8003
8004
8005
8010
8011
8012
8013
8014
8015
8016
8017
8019
8020
8030
8061
8062
8081
8083
8084
8085
8086
8087
8105
8106
8107
8108
8109
8112
8113
8116
8117
8118
8119
8120
メッセージ内容
累積ジャーナル管理条件レコードが見つかりません。
伝票最大格納件数がゼロになっています。
日付変換処理に失敗しました。
画面ファイルのオープンに失敗しました。
条件ファイルのオープンに失敗しました。
メッセージテーブルのオープンに失敗しました。
表示テーブルのオープンに失敗しました。
手形ファイルのオープンに失敗しました。
手形専用伝票で扱う科目が仕訳されていますよろしいですか?
手形専用伝票で入力された伝票です。よろしいですか?
物件コードが設定されているため、本画面では操作できません
伝票日付が間違っています。
既に『不要伝票削除』されている月度の伝票を処理しますか?
伝票番号が重複しています。
伝票番号にゼロは指定できません。
手形の逆更新に失敗しました
指定した伝票は存在しません。
振替伝票はここでは参照できません。
出金伝票はここでは参照できません。
入金伝票はここでは参照できません。
他の専用伝票は参照できません。
都度税込または都度税抜では呼び出せない伝票です。
伝票内の科目が15を越える伝票はここでは呼び出せません。
指定された伝票は、本社に送信済みの為扱えません。
精算伝票では、先行入力期間の伝票入力は行えません。
精算伝票の伝票日付は半期末月または年度末月にしてください
仕訳辞書コードが登録されていません。
他の伝票形式で作成された伝票のため参照できません。
既に他の端末で同じ伝票番号が使われている。
伝票内の仕訳で部門別残高登録されていない科目があります。
伝票内の仕訳で内訳残高登録されていない科目があります。
既に他の端末で削除されました。
残高更新に失敗しました。残高を確認してください。
伝票更新ができる環境になっていません。
内訳コードは省略できません。
内訳コードは入力できません。
消費税対象外の科目に税区分が入力されています。
税区分に許されない値が入力されています。
入力した仕訳は残高登録されていない組合せです。
摘要コードが登録されていません。
標準対応テーブルが作成されていません。
科目に対応する税区分が見つかりません。
この仕訳には税区分に例外取引の指定はできません。
簡易都度税抜き処理に失敗した。
都度税抜き記号を入力した相手方に明細は入力できません。
VLDファイルの出力に失敗した。
178
メッセージコード
8122
8131
8150
8151
8152
8153
8154
8155
8161
8162
8163
8164
8165
8166
8199
8201
8261
8262
8263
8264
8265
8300
8301
8302
8303
8401
8501
8601
8602
8701
8801
8991
8992
8993
8994
8995
8996
8997
8110
8160
メッセージ内容
只今,更新中です。しばらくしてから実行してください。
仕訳が入力されていません。
都度税抜きの対象となる明細行が存在しません。
システムによる都度税抜きと都度税抜き記号の混在はできません
消費税勘定テーブルに消費税科目が設定されていません。
消費税勘定テーブルに登録されている科目が存在しません。
内訳コードは省略することができません。
内訳コードを指定することはできません。
伝票行数が99行を超えました。
前伝票は存在しません。複写は二枚目の伝票から有効です。
前伝票が他の伝票形式で作成されているため複写できません。
複写先の行が99行を超えました。これ以上複写できません。
複写元に未入力行は指定できません。
カーソル位置が間違っています。
伝票内にエラーの項目があります。
伝票番号自動採番に失敗した。入力値=
借方合計金額と貸方合計金額が一致していません。 差額=
金額の修正はできません。やり直すか別伝票で行ってください
会計単位部門での貸借バランスエラー 会計部門/差額=
会計単位レベル部門内で貸借合計金額がバランスしていません
振替伝票以外は本支店の自動付け替えができません。
手形推移の仕訳以外なので、手形物件情報を入力できません。
手形番号は借方、貸方のどちらか一方に入力してください。
手形一覧機能が正常に動作しません。直接入力してください。
手形入力は手形科目に対してのみ行えます。
処理が混合っています。再度『入力/実行』を押してください
伝票が他の端末で削除されてしまいました。
既に他の端末で同じ伝票番号を使用しています。
伝票の残り領域がなくなりました。処理を中止してください。
更新しようとした仕訳が残高登録されていません。
承認伝票の動作環境が正しくありません
科目マスタのオープン処理に失敗しました。
仕訳辞書のオープン処理に失敗しました。
累積ジャーナル(更新用)のオープン処理に失敗しました。
累積ジャーナル(仕訳検索用)のオープン処理に失敗しました
残高マスタのオープン処理に失敗しました。
インタフェースファイルの区分又はモードが正しくありません
未承認ジャーナルのオープン処理に失敗しました。
消費税対象外の科目に税率次元が入力されています。
税抜対象科目と消費税科目の適用税率区分値が異なります。
179
7.2 伝票一括取り込みテキストファイルレコードレイアウト
レコード長:320バイト
レベル
項 目 名
01
RECORD レコード
03
INTKBN レコード区分
形 式
X(01)
インターフェースのレコード識別区分で、'0'のものだけが処理対象となる。
'0':未処理の明細レコード。
'1':処理中のレコード。
'2':正常終了した明細レコード。
'3':エラーレコード。
その他:システムリザーブ《未使用、読み飛ばし》
9(08)
インターフェースファイルのシーケンス番号。
重複しなければ番号付けの方法は任意。昇順。
会社を区分するコード。
03
05
KEYS
レコードキー
INTSEQ シーケンス番号
03
03
05
ECODE 会社コード
X(02)
HEAD
ヘッド部
INTMOD インターフェースモード X(01)
05
AKAKBN 赤黒区分
X(01)
05
DENYMD 伝票日付
9(06)
05
03
05
07
07
07
07
07
07
07
07
07
05
07
07
07
07
07
07
07
07
07
05
05
DENNO
BODY
KARI
BCDL
KCDL
UCDL
ZKBNL
GAKUL
QCDL
QKBNL
QJYOL
USERL
KASHI
BCDR
KCDR
UCDR
ZKBNR
GAKUR
QCDR
QKBNR
QJYOR
USERR
TCODE
TEKIYO
伝票番号
内容
借方
借方部門コード
借方科目コード
借方内訳コード
借方消費税区分
借方金額
借方物件コード
借方物件区分
借方物件補足情報
借方ユーザ領域
貸方
貸方部門コード
貸方科目コード
貸方内訳コード
貸方消費税区分
貸方金額
貸方物件コード
貸方物件区分
貸方物件補足情報
貸方ユーザ領域
摘要コード
摘要
項 目 説 明
インターフェースファイルの動作モード。
'1':伝票作成
'2':伝票修正 《未使用》
'3':伝票削除
'4':自由赤伝
'5':自由赤伝 (4と5は同じ自由赤伝区分で取扱いの違いは無い)
その取引伝票が黒伝票(正伝票)か、赤伝票(訂正伝票)かを示す区分。
'1':黒伝票
'2':赤伝票
仕訳伝票で示される取引が発生した日付。
条件ファイルで定めた次のいずれかの暦上存在する日付。
(1)西暦:伝票日付西和区分='G'の時及び、ファイル内では西暦で保持する。
(2)和暦:伝票日付西和区分='J'の時及び、ファイル内では和暦で保持する。
9(06)
但し、インタフェースファイルの場合は運用に従った日付を設定する。
仕訳伝票を識別するための番号。
X(05)
X(05)
X(08)
X(04)
9(13)
X(08)
X(02)
X(25)
X(10)
借方の部門コード。(GLOVIA-BP V01からの変更点)
借方の科目コード。
借方の内訳コード。
借方の消費税区分。
借方の金額。
借方の物件番号。
借方の物件区分。
借方の物件補足情報。
借方のユーザ領域。
X(05)
X(05)
X(08)
X(04)
9(13)
X(08)
X(02)
X(25)
X(10)
X(06)
X(40)
貸方の部門コード。(GLOVIA-BP V01からの変更点)
貸方の科目コード。
貸方の内訳コード。
貸方の消費税区分。
貸方の金額。
貸方の物件番号。
貸方の物件区分。
貸方の物件補足情報。
貸方のユーザ領域。
《未使用》
仕訳伝票の行ごとに40バイト以内の全角・半角で記入する摘要。
(続く)
180
(続き)
03
05
07
03
03
05
07
07
07
05
07
07
07
03
SYSRYO
MSGARA
MSGCD
DUMMY
BODY2
KARI2
SCDL
PCDPL
PCDSL
KASHI2
SCDR
PCDPR
PCDSR
DENKBN
システム領域
メッセージエリア
メッセージコード
システム保留領域
内容2
借方2
借方資金コード
借方補助コード
システム保留コード
貸方2
貸方資金コード
貸方補助コード
システム保留コード
伝票区分
03
05
07
05
07
03
BODY3
KARI3
ZEIRKL
KASHI3
ZEIRKR
DUMMY2
内容3
借方3
借方消費税率次元区分
貸方3
貸方消費税率次元区分
システム保留領域2
OCCURS 4
9(04)
システムから利用者に通知されるメッセージを区分するコード。
X(07)
X(04)
X(08)
X(06)
《未使用》
借方の補助コード。
機能拡張のための予約領域。使用不可。
X(04)
X(08)
X(06)
X(02)
《未使用》
貸方の補助コード。
機能拡張のための予約領域。使用不可。
通常はSPACEを設定すること。
外部システム取込みの伝票は'90'(取込んだ後、参照のみ可能で修正削除不可)
精算仕訳の伝票は'29'を設定。
X(01)
借方の消費税率における次元。
X(01)
X(26)
貸方の消費税率における次元。
機能拡張のための予約領域。使用不可。(GLOVIA-BP V01からの変更点)
伝票一括取り込みテキストファイルレコードレイアウトにつきましては、EXCEL仕訳シートブック内の
「利用ガイド」ワークシートにも記載しております。詳細な設定方法についても記載がございますので
ご参照ください。
・EXCEL仕訳シート格納場所
例 CドライブにGLOVIA-BPをインストールしている場合、C:¥BPRO¥JOYZ¥SIWAKE ファルダに格納され
ています。
伝票一括取り込み時のインターフェースモードと赤黒区分の取り扱いについて
本システムでは、インターフェースモードと赤黒区分にて、赤伝か黒伝かの区別を行っています。
・インターフェースモードが1:伝票作成の場合
赤黒区分の設定を見て赤伝、黒伝かを判断します。
・インターフェースモードが5:自由赤伝(または4:自由赤伝)の場合
赤黒区分の設定とは関係なく、赤伝票として処理されます。
181
7.3
CSV出力ファイル名称一覧
№ サブシステム
帳 表 名
CSVファイル名
1
仕訳帳
BA3020.CSV
2
現金出納帳
BA3212.CSV
3
預金出納帳
BA3213.CSV
4
預金別銀行別残高表
BA3221.CSV
日次帳表印刷
5
銀行別預金別残高表
BA3222.CSV
6
日計試算表
BA3312.CSV
7
勘定内訳日計残高表
BA3412.CSV
8
消費税明細表
BA3510.CSV
9
総勘定元帳
BA3030.CSV
10
補助元帳
BA3211.CSV
11
現金出納帳
BA3212.CSV
12
預金出納帳
BA3213.CSV
13
補助コード元帳
BA3230.CSV
一般帳表印刷 預金別銀行別残高表
14
BA3221.CSV
15
銀行別預金別残高表
BA3222.CSV
16
消費税明細表
BA3510.CSV
17
消費税科目別集計表
BA3520.CSV
18
科目別課税対象集計表
BA3530.CSV
19
消費税計算書(申告用)
BA3590.CSV
20
試算表
BA3311.CSV
21
勘定内訳残高表
BA3411.CSV
22
貸借対照表
SA3110.CSV
23
貸借対照表(報告式)
SA3414.CSV
24
損益計算書
SA3411.CSV
決算帳表印刷
25
販売費及び一般管理費明細表
SA3412.CSV
26
製造原価報告書
SA3413.CSV
27
精算表
BA3090.CSV
28
キャッシュフロー計算書
29
連結会計システムCSV連携
30
貸借対照表(月別)
SA3431.CSV
31
収支実績表(月別)
SA3432.CSV
32
販売費及び一般管理費明細表(月別)
SA3433.CSV
33
製造原価報告書(月別)
SA3434.CSV
比較帳表印刷
34
貸借対照表(部門別)
SA3441.CSV
35
収支実績表(部門別)
SA3442.CSV
36
販売費及び一般管理費明細表(部門別)
SA3443.CSV
37
製造原価報告書(部門別)
SA3444.CSV
基本システム
38
貸借対照表(四半期別)
E0SA3451.CSV
四半期比較 損益計算書(四半期別)
39
E0SA3452.CSV
帳表印刷
40
販売費及び一般管理費明細表(四半期別) E0SA3453.CSV
41
製造原価報告書(四半期別)
E0SA3454.CSV
42
資金繰実績表 資金繰実績表
48
純資産明細表
BA3110.CSV
49
固定資産明細表
BA3120.CSV
50
長期貸付金明細表
BA3130.CSV
51
短期貸付金明細表
BA3135.CSV
付属明細表 長期借入金明細票
52
BA3140.CSV
53
短期借入金明細票
BA3145.CSV
54
引当金明細表
BA3150.CSV
55
給与費明細表
BA3160.CSV
56
本部費明細表
BA3170.CSV
43
収納手形記入帳
DC3011.CSV
44
発行手形記入帳
DC3015.CSV
手形記入帳印刷 裏書譲渡手形記入帳
45
DC3012.CSV
46
割引手形記入帳
DC3013.CSV
47
取立依頼手形記入帳
DC3014.CSV
48
状態別手形集計表
DC3150.CSV
49
受取手形期日別明細表
DC3111.CSV
50
支払手形期日別明細表
DC3112.CSV
51
手形債権期日別明細表
DC3121.CSV
52
手形債務期日別明細表
DC3122.CSV
手形管理
53
手持手形明細表
DC3131.CSV
帳表印刷
54
発行手形明細表
DC3135.CSV
55
割引手形明細表
DC3133.CSV
56
裏書譲渡手形明細表
DC3132.CSV
57
取立依頼手形明細表
DC3134.CSV
58
状態別銀行別収支管理表
DC3141.CSV
59
銀行別状態別収支管理表
DC3142.CSV
60
合計残高試算表
61
貸借対照表
62
損益計算書
EXCEL帳表
63
部門別損益計算書
64
販売費及び一般管理費明細表
65
製造原価報告書
182
備 考
* E0Cash_Flow.xls(CashFlowフォルダ)
BA3314.TXT
*
*
*
*
* E0資金繰実績表.xls (Sikinフォルダ)
純資産明細表.XLS
固定資産明細表.XLS
長期貸付金明細表.XLS
短期貸付金明細表.XLS
長期借入金明細票.XLS
短期借入金明細票.XLS
引当金明細表.XLS
給与費明細表.XLS
本部費明細表.XLS
合計残高試算表.xls
貸借対照表.xls
損益計算書.xls
部門別損益計算書.xls
販売費及び一般管理費明細表.xls
製造原価報告書.xls
№ サブシステム
66
基本システム
67
68
69
70
固定資産
部門財務
EXCEL帳表
帳表作成
(法人税系)
帳表・CSV・
グラフ作成
帳 表 名
貸借勘定残高表
損益科目発生表
CSVファイル名
備 考
貸借勘定残高表.xls
損益科目発生表.xls
減価償却明細表
E0KG3510.CSV
*
共通
E0帳票番号.CSV *
債務管理
*先頭の「E0」は会社コードです。
CSV出力機能なし
CSVは、「動作環境設定」の作業ディレクトリ(TmpDir)で設定されたディレクトリに出力されます。
例:BPRO¥JOYZ¥TMP¥WS0001
183