■本社・豊岡本社工場静岡県磐田市上野部2740-5 TEL (0539)63-5500　FAX (0539)63-5633 ■東海営業部静岡県磐田市上野部505-15 TEL (0539)62-1077　FAX (0539)62-1078 ■関東営業所神奈川県相模原市南区大野台3-25-17 TEL (042)704-6211　FAX (042)704-6212 ■豊岡太郎馬工場静岡県磐田市上野部505-15 TEL (0539)62-6808　FAX (0539)62-6809 ■船明柱工場静岡県浜松市天竜区船明754-1 TEL (053)922-0330　FAX (053)922-0331 ■船明羽柄工場静岡県浜松市天竜区船明763-1 TEL (053)925-3399　FAX (053)925-3002 平成２７年１月１０日発行間兆円としていますが、現状の規模から大きく拡大する要因は無いという見解が大勢のようです。新しい年がより良き月日となりますとともに、皆様方の益々の御健勝を祈念致しまして、年頭のご挨拶とさせて頂きます。それには、なによりも元気とスピードを兼ね備えた若さが必要です。私ども㈱スカイは、管理職も含め、多くの若いスタッフで運営されています。未熟な部分は多々有りますが、若さゆえに変える力が有るものと信じております。最後に、プレカット物流は新たな変化にさらされています。時代は、より厳しさを増し、価値のある製品と確かな情報のみが必要とされています。象徴的な例の一つとしてＣＬＴへの取り組みがあります。私達が最も重要視している事は、プレカットＣＡＤと連動したＣＬＴ・大断面の自動加工です。そして更に、施工、構造図、構造計画、構造計算への流れを簡便化し、そうしたＣＡＤ情報をオープンにして供給力を強化したいと願っております。こうした技術のオープン化こそ、日本全体でＣＬＴ・大断面加工が拡大し普及していく一つの重要な要素であると考えています。新年挨拶　代表取締役社長　髙橋幸嗣謹んで新年のご挨拶を申し上げます。旧年中は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。さて、２０２０年には、住宅仕様にとって高いハードルである耐震等級３、温熱環境４の義務化等の法的変更が待ち構えています。一般ユーザーが求める新築住宅に対する建設ビジネスモデルも多様に変化し、建築資材物流もそれ以上に変化を強いられます。住宅業界大手も含め、物流業者、建設業者、不動産業等全業者が、リフォーム事業や、４号物件以外の大型構造物への対応等への積極的な取り組みを始めています。こうした事を踏まえて眺めてみると、昨年の新築住宅着工数の減少は、先き喰いの反動というだけでなく、住宅建設業界の将来を示した前兆、もしくは前哨戦であると思われます。 20 この様な住宅建築事業の根本的な再構築の中で、㈱スカイでは、情報の発信を最優先として、設計、工場、デリバリーに関し、対応の正確性とスピードで、より一層のサービスが提供出来る様、根底から組織の再編と強化を図ります。 -1- 昨年は消費税増税の駆け込みの余韻を残し年が明け、増税後４月以降の住宅着工数減少は予想を遥かに超え、急反転とも言えるものでした。又、年末には急激な為替相場変動により、８年前の円安水準となり、国内需要に関係なくあらゆる輸入資源の上昇となりました。 1.0 統計調査によれば、人口は２０１０年を境に減少に転じ、地方では既に人口減少に加え世帯数減少も顕著に表れています。又、地方から首都圏への人口流入が続いているものの、その都市部でも２０２０年をピークに世帯数の減少が予測されています。加えてＧＤＰも、２０２５年では、％の伸び率に留まるという予想値も出されています。こうした背景の中で、住宅着工数予測は、２０２０年には万戸まで減少を続けるとされています。これに対し、新築に代わる住宅事業として、リフォーム事業が注目されています。国の目標では、不動産リフォームで年 62 ■スカイ建楽館静岡県磐田市上野部505-15 TEL (0539)62-6800　FAX (0539)62-6801 E-mail [email protected] URL http://www.sky-jp.com/ Vol．91 新年号 ■船明ＭＦ工場静岡県浜松市天竜区船明字東ノ谷794-3 ネットワーク通信 ■船明合板工場静岡県浜松市天竜区船明665-2 TEL (053)922-0330　FAX (053)922-0331 今回この機械の導入にあたり、機械メーカー、ＣＡＤメーカーによるイ﹁ＣＬＴ・大断面対応全自動プレカット加工ライン﹂導入予てより導入を計画しておりましたＣＬＴ及び大断面材加工ラインが、ンターフェースの実現に向け協議を行いました。 12 月に新規導入されました。このラインは今注目をされているＣ今後、国を挙げて、ＣＬＴ普及に向昨年ＬＴ（クロス・ラミネーティッド・けての取り組みが実施されます（図１「ＣＬＴの普及に向けたロードマッティンバー）や大断面材をはじめ、Ｒ梁、階段等、様々な変形加工を可プ」参照）。工する為には、大臣認定を取得する能とした最新鋭の機械設備です。長さ１４０００㎜までの材料が加工必要があります。これには「時刻歴応答解析」と呼ばれる特殊な方法を用いて構造計算を行います。しかし今後は図１にて記載の通り、より簡便に施工が行えるよう建築基準の見直しが重要な課題となっています。今後、生産・加工設備及び法改正が整えば、ＣＬＴは普及に向け動いていくと予想されます。弊社としてもこれらの動きに着目し、ＣＬＴや大断面材を使った建築物の普及活動に積極的に取り組んで金物専用ライン MPE-12 最大で厚さ６００㎜、幅３０００㎜、現在、ＣＬＴを利用した建築物を施可能です。模擬 CLT 試験加工の様子いきます。﹁船明ＭＦ工場﹂竣工ます（定時操業の場合）。 50 棟の加工が可能となっていＴ加工機を導入したことにより、従住宅の耐震性能に関心が高まる中、坪、約来設置していた金物工法対応加工機より一層金物工法の普及が望まれ今回、豊岡太郎馬工場へ新しくＣＬを船明へ移設しました。そして昨年弊社では、断面欠損の多い通し柱等ます。し、竣工しました。に金物を部分使用するといった「ハ月より新たに「船明МＦ工場」と従来同様主要な金物メーカーの製品今後もお客様にとって、より有益なイブリット工法」を推奨しています。対応一覧参照）。内容のご提案をしていきます。は、全て加工が可能です（以下金物こちらの工場では、月間約１５００工場外観 11 図1：CLTの普及に向けたロードマップ目標ー金物対応一覧 ― ◎スカイジョイント（自社開発） ◎テックワン P3 ◎テックワン P3 PLUS ◎HSS 金物 ◎HSZ 金物 ◎プレセッター ◎プレセッタータイプ M ◎ハラテック ◎プレセッター SU ◎クレテック ◎スクリュービーム ◎モッケン金物 ■工場見学のご案内 CLT工法での国土交通大臣の認定を受建築を可能にけて建設。 (※)壁、床等の構造の全てをCLTとする建築物規模等に応じた耐火性能を確保することで建設。平成26年度平成27年度平成28年度強度データ収集一般的な設計法を確立する為の検討・実大実験「燃えしろ」に係る検討・燃えしろ実験等設計告示基準強追加データ度告示収集実証的建築の CLT建築物が1棟のみで積み重ねあり、施工ノウハウが不十分生産体制の構築 CLT製品価格 7～8万/㎥となりRC造等と価格面で対抗可能・国土交通大臣認定を受けず、比較的容易な計算により建設可能に計法告示・CLT を活用した実証的建築への支援（H26年度8棟建設予定（林野庁支援） (※)北海道北見市1棟、福島県湯川村2棟、岡山県真庭市3棟、群馬県館林市1棟、神奈川県藤沢市1棟・新たなアイデアを喚起施工ノウハウの確立目指す成果一般的な設印字が施された材料金物専用ライン MPE-12 スカイではお客様からの工場見学を随時受け付けております。お客様の要望に合った内容でスケジュールを組み立てさせて頂きます。是非一度見学にお越し下さい。《お問い合わせ窓口》営業部建楽館・広報課 TEL：0539-62-6800 E-mail：[email protected] 建楽館 1Ｆ展示室現状・3階程度以下の建築物について、CLTを「現し」で使用可能に (※)準耐火建築物が求められる規模等の建築物・施工ノウハウを蓄積し、広く周知・住宅メーカー等がCLTに取り組みやすい環境に（共同住宅以外の用途や部分的使用の発想を創出）・3工場で年間1万㎥程度の生産能力・製品価格が高い（15万円/㎥程度）・概ね、毎年5万㎥程度の生産体制を順次整備し、CLTの生産能力向上と低価格化を実現 (※)5万㎥：おおとよ製材社員寮約420棟分のCLT ・H28年度期首に5万㎥程度の生産能力を実現・H36年度までに年間50 万㎥程度の生産体制を構築 (※)50万㎥：中層建築物（3～4階建て）の約 6％がCLT工法に置き換わった場合の量に相当林野庁 HP より抜粋（http://www.rinya.maﬀ.go.jp/j/press/mokusan/141111.html） -2-3- 一酔三幸寮主こうして、見事な国家運営用語法というものが出来上がっていくのだ。『本音は決して語らず、全く何を言っているのか分からないぐらいで良い。所詮、民衆に大した理解力がある訳では無いのだから。若者は悟った顔して投票には行かないし、年寄には目先の年金と医療費をチラつかせて、期待と不安を匂わせておけば良い。「一生懸命頑張ります」という言葉だけで誠実さを装えば良い。どうせ誰 … も責任取る訳じゃあ無いのだから。 …』ではあるまい。常識から言えば、全く不誠実そのものという内容である。これこそ政治家業として世襲される代々の嗣業伝統言語能力なのだ、と感心した。いつの間にか、政治家や有能な官僚の能力とは「如何にして責任の所在を自己に向けさせないか」という手練手管の術に尽きる、という様になってしまったらしい。こうした風潮に、上も下も慣れて来ると、矢鱈滅鱈と不可思議な用語法が乱れ飛ぶようになってくる。主体性は言葉に存するか？＝昨今の曖昧言語におもう＝年末総選挙の結果は出た。しばらくこの結果に対する評論は様々語られるだろうが、事実は結果以外に無い。事実とは％強の投票率と、沖縄小選挙区での基地反対派全勝と、全体としての与党完勝である。さて、執政者や政治家の言葉は、生命そのものであるとは、彼等自身がしばしば口にするものだ。「綸言、汗の如し」とは、民主主義国家に於いては、まさに政治家にあてはまるものと言える。本来は（綸言＝天子の言葉）ということだが、「一度、その身から発せられた言葉は、汗と同様に再び体内に戻す事が出来ない」とされる。それ故に発言は慎重にということになさがるのだが、しかし哀しい人間の性として、放言、失言に人は苦しむものである。問題は、誤解を招く発言をするな、という事では決して無い。許されないのは、謝する事なく平然として前言を翻して恥じない、という姿勢である。「沖縄の皆様の民意を尊重し、粛々と普天間の移設を実現したい」という言葉を聞いて、うんざりしたのは私だけこだわり物件紹介坪の最近こんな物件プレカットしました湖西市　グループホーム今回紹介する物件は、建坪約グループホームです。〈アルティメットＣＡＤ〉とは、㈱ータ作成をしたものです。ルティメットＣＡＤ〉を利用し、デこの物件は、弊社として初めて〈ア 220 トーアエンジニアリングの開発によるもので、大型物件の入力、及び加工への対応に特化したＣＡＤソフトです。物件を工区ごとに区切り入力作業を行えるため、物件の大きさに制限なくデータ入力と加工が出来ます。今回は建物を４つの工区に分け加工し、現場の進み具合にあった区分納品をすることが出来ました。今回新規導入したＣＬＴ及び大断面加工機と共に、大型建築物の木造化推進に向け、利便性の高いシステム技術として活用していきます。編集後記新しい年がスタートしました。昨年末導入をした新加工機も順調に稼働を開始しました。スカイの新しい工場見学コースとして、皆様方のご来場をお待ちしております。本年もどうぞ宜しくお願い致します。 -4- 52