英国 HANSATECH 社製 携帯型野外クロロフィル蛍光測定システム ハンディーPEA ■ ハンディーPEA の特長 ハンディーPEA(携帯型連続励起タイプ クロロフィル蛍光分析器)は、周囲光の下で暗順応あるい は明順応されたサンプルの測定を行います。 カウツキー誘導動態を正確に決め、Fo、Fm、Fv、Fv/Fm、Tfm の重要な蛍光パラメータと Fo と Fm 間 の蛍光曲線上の面積を計算します。 内部メモリーには 1,000 の測定データを自動的に保存します。 ■ 測定システム ハンディーPEA は、野外又は温室内の膨大な数の植物の迅速なスクリーニングに適しています。 高速で連続励起を与える事により、わずか1秒の測定後に高速の動態を分析できる様になりました。 更に、植物の生命維持に最適でない諸条件の検知に対して新しい診断分析の基礎となる、初期の 誘導事象を解き明かす事が出来ます。 Handy PEA 制御装置 Handy PEA は小型で軽量なケースに収められており、高速の蛍光誘導キネティク スの測定において必要である極めて速い時間分解能を備えています。 初期のサンプリング速度は 100 kHz で、Fo パラメータの正確な測定を行います。 続く操作は最初よりも遅いサンプリング速度で行われます。Handy PEA は 3 個の 充電バッテリーを使用して、一日を通して測定を行うことができます。 機器の設定や操作が簡単なため、Handy PEAには異なるフィールド条件で利用する ためのユーザー定義プロトコルを最大5個まで保存できるという特徴があります。 プロトコルは専用のソフトウェアを用いて作成します。 これにより、オプションで前処理として照射する時間を組み込んだ測定試験を単 一もしくは複数で定義し、RS232ポートからHandy PEA に転送します。 プロトコルの使用により、実験室から離れた条件での大規模なスクリーニングな どフィールドでの利用において、再現性の高い測定結果が得られます。 0.1 ~300秒の範囲で、最大1000個のデータを保存できます。測定結果はLCD上で見ることができます。 また、PCに転送してグラフ化したデータの表示、さらに詳しい分析を行うため csv形式で保存もできます。 Handy PEAセンサー センサーには焦点を合わせた3個の高輝度赤色LEDが配置されており、LEDはサンプ ル表面への最大光強度が3,000 µmol m-2 s-1以上で、650 nmにピークを持つ光学フ ィルターを備えています。サンプルからの蛍光は、RG9ロングパスフィルターを付 けた応答速度の速いPIN光ダイオードによって検出されます。センサーは長さ1メ ートルの標準的な接続ケーブルでHandy PEA制御装置に接続されています。 オプション:最長10メートル Handy PEAで測定できるパラメータ Fo - プラストキノン電子受容体のプール(Qa)が完全に酸化されている時の蛍光レベル Fm - Qaが一時的に完全に還元されている時の蛍光レベル Fv - 可変性の蛍光レベル(Fm - Fo) Fv/Fm - 光化学系Ⅱの最大量子収率 Tfm - Fmが起こっている時の時間 Area - Fo とFm 間の曲線で囲まれた面積。光化学系Ⅱの電子伝達受容体のプールサイズに関連しています。 JIP Test - 標準パラメータに加えて、全ての蛍光トレースデータを PC ソフトウェアにダウンロードし、OJIP 分析(Strasser 1992)を用いてさらに詳細な分析を行うことができます。 ■ 仕様: 寸法:約 170 × 85 × 40 mm (W×D×H) 重量:約 565g 光源:Red LED :3000umol/ms/s 切り替え可能 記録容量:約 1,000 回測定可能 測定間隔:0.1 秒 ~ 300 秒 デザイン及び仕様は、予告なしに変更される場合があります。 旭光通商株式会社 〒150-0012 東京都渋谷区広尾1-1-39 恵比寿プライムスクエア 2F TEL:03-6418-6908 FAX :03-6418-6933 http://www.kyokko.com
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