2013年度 実績 ビジネスレポート ∼2013年度レビューと今後の取組み∼ トップメッセージ 弊社グループは、精密ネジ製造業として約80年 前に生まれ、現在ではコネクタ事業に加え、情報シ ステム事業を展開するに至っています。今日まで 社業を継続・発展できましたのは、お客様をはじめ 関係の皆様のご厚情の賜物と心より感謝申し上げ ます。 さ て 、攻 め へ の 転 換 を 掲 げ た 中 期 経 営 計 画 “DD15”の初年度である2013年度は、増収増益と なり、順調なスタートができました。また、創業の 地である目黒・碑文谷から品川の大崎へ本社を移 転 す る な ど 、ワ ン ラ ン ク ア ッ プ に 向 け て “Change”を始めた1年となりました。 特徴と魅力ある“Segments No.1プロバイダ” を目指し、グループを挙げて精進努力をしてまい りますので、引き続き宜しくお願い申し上げます。 代表取締役社長 佐谷 紳一郎 売上高は7%の増収、営業利益･経常利益･当期純利 益はいずれもITバブル崩壊(2001年)以降で最高 となりました。 2012年度 業 績 売上高 分野別 車載分野が1.5倍に伸長し、FA分野と同等規模へ 拡大しました。 （前年比） 情報 システム その他 14% 2% 148億円 車載 15% 前年比 107% 営業利益 9.3億円 ＦＡ 21% 車載 22% 前年比 139％ 固定資産 24 当期純利益 14.7億円 前年比 290％ 本社移転および売却に伴う特別損益 7.4 億円を計上 総資産 109 負債 31 純資産 55 2012年度末 攻めへの転換を掲げる“DD15”を順調に スタートしました 流動資産 87 107 営業利益 本社売却収入により投資CFが+9.7億円、キャッ シュが前期の約3倍となりました。 単位：億円 財務CF 5.9 2009年 2010年 ▲ 5.3 投資CF 148 +9.7 9.3 7.2 2011年 6.4 2012年 純資産 69 固定資産 22 2013年度末 単位：億円 138 負債 40 キャッシュフロー 業績推移 140 (94%) ※今回、為替変動を踏まえ、見直しました 流動資産 62 為替差益で営業外損益がプラス化 137 通信 30% (97%) 総資産 87 売上 (107%) 民生 14% 本社売却等により純資産が24%増加、総資産が 100億円を超えました。 単位：億円 増販･合理化効果･円安効果で増益 9.7億円 148億円 (152%) 通信 33% (105%) 資産と負債 前年比 145％ 経常利益 ＦＡ 20% (110%) 138億円 民生 15% 車載分野および情報システム分野が伸長 2013年度 情報 システム その他 14% 1% 34 営業CF 2013年 11 2012年度末 △1.2 +14.5 23億円 増加 2013年度末 DD15 2013年度のトピックス Double-Digits by 2015 中期経営計画“DD15”(2013年度∼2015年度)で は、 “ 早 い ･ 軽 い ･ 上 手 い ”を 行 動 指 針 に 、3 つ の Double-Digits(2桁の意)により、収益性・成長性・ 効率性をワンランクアップし、 『特徴と魅力のある Segments No.1プロバイダ』となることを目指し ています。2015年度の目標は、売上高 180億円、 営業利益率 8%、ROA 10%です。 初年度にあたる2013年度は、1weekデリバリー をはじめ当社の強みである“多品種少量コンビニ” の深耕、中期視点での商品戦略の展開、専任営業組 織による新・旬分野の開発などを進めました。 また、事業活動のスピードアップおよび経営効率 の向上を目的に本社を移転しました。 基幹分野“2桁利益” 【収益性】 ①サプライチェーン最適化 ②社内業務の高速化 ③新生産技術の導入 延び切ったSCをコンパクト化 業務フロー全体のムダ取り 多関節ロボットなどの活用 内製化 海外現地 調達 近在化 複数工程 統合化 ･500品目の1weekデリバリーをスタート ･内製化率=45%へ9ポイントアップ ⇒多品種少量ものづくりが確実に進化 新･旬分野“2桁成長” 【成長性】 70 60 50 YoY 2桁成長 10 0 2015 【総資産回転率とROAの推移】 2 回転 2 桁ROA 6.7 1.5 1.5 7.5 8.0 1.6 1.6 9.9 10.0 % 早い･軽い･上手いを実践し、 リーンな体質を堅持 1 総資産回転率 0.5 サーバ仮想化技術を強みに、 その他 インフラ 構築 20.5億円 5.0 2015年度 0.0 10%以上 ROA 10% ROA(右軸) 1.1 単位：億円 □インフラ開発 6.0 1.5 (左軸) 早い･軽い･上手い 業界No.1のフットワーク 8% ----- 経営効率“2桁ROA” 【効率性】 経営効率 180億円 2012 ･コネクタ：車載事業が対前年 1.5倍販 ･情報システム：仮想化関連が10%伸長 ⇒新･旬分野は順調だが、全体は7%増収にとどまる 新･旬分野 2 桁利益 2 桁成長 2015年 情報システム事業のご紹介 20 特徴と魅力のあるSegments No.1プロバイダ 営業利益率 312MB/s (従来比:3倍) 新事業分野･旬市場分野を 年率10%超で拡大 億円 30 3つのDouble-Digits （2桁）で 成長性･収益性･効率性をワンランクUp 売上高 断トツの堅牢性を誇る両面金属シェルで UHS-Ⅱに最適なSDカードソケット 最大10人力 FA/通信分野 で営業利益率 ：10%以上 基本コンセプト 業務ロスの徹底排除 次世代SD UHS-Ⅱ 用ソケット 特 徴 コンビニ3兄弟の深耕 40 基幹分野 でを 納入ま 受注∼ 化 見える 新商品のご紹介 -4.6 10/3末 11/3末 12/3末 13/3末 14/3末 -5.0 ･在 庫=1.0ヶ月に0.2ポイント削減 ･CCC=81日へ6日短縮 ⇒2桁ROAに目途 受託開発 3.5 7.5 インフラ 運用 3.5 ITインフラを設計・構築・運用 □受託開発 ビジネスソフト、ハードウェア 制御ソフトの設計・開発 ⇒ 強みの仮想化関連が クラウド化を捉え拡大 DD15 2014年度 経営計画 2014年度は、中期経営計画DD15の完遂に向け、成長 著しい車載や情報システム事業、多品種少量ものづく り、次世代R&D、それらを支える人材・事業インフラに ■2014年度業績目標 売上高 155億円 営業利益 前年比 105% 9.5億円 ■持続的成長に向けた積極投資 戦略投資 4.5億円 2億円 前年比 102% キャリア 採用拡大 中堅 新人 処遇 新卒採用 拡大 7.5億円 具体例） 前年比 51% 新･旬分野 商品開発 技術開発 2 桁成長 製造力 2 桁利益 事業インフラ 経営効率 人 材 ↑育成 教育訓練、 若手登用 ↑増員 新人＋キャリア ↑処遇UP 年収、 福利厚生 でマンパワーアップ。 2 億円 商品開発･技術開発 明日そして将来に向けて ■車載用コネクタ 車載に経営資源を重点投入 狙い 育成/増員/処遇UPで 事業活動のベースを固める 経営 育成 9.7億円 前年比 100% 当期純利益 5 億円 車載カメラ用 組織 /人材強化 管理職 経常利益 基幹分野 2 桁ROA 1.5億円 1.5 億円 積極投資を行い、生産性を高め、持続的成長に繋げま す。下記の業績目標の通り、戦略投資による固定費増を 吸収し、 実質的に前年並みの利益を見込んでいます。 13年下期∼14年度 5億円 Double-Digits by 2015 事業インフラ強化 新本社/最新設備 & ITで 早い･軽い･上手い を実現 ・お客様と ・関係先と ・従業員間で ・ITも活用して コミュニケーション を緊密化します。 次世代開発 水平展開 VE 高速伝送用 ■GI-POF 産学官連携で市場をつくる 伝 送 速 度 GI-POF SI-POF 10Gbpsの高速伝送 ⇒4K･8K画像に対応 伝送容量 重点商品は、①VE(合理化)、②品種拡充による水 平展開、③次世代開発の3つを同時展開します。 また、高速プラスティックファイバー用コネクタ など将来に向けた技術開発に取り組みます。 製造力強化 4.5 億円 多品種少量を鍛える ロボット拡充 国内ものづくり 1weekデリバリー 高度化 500品目 コンビニ3兄弟 24Hフルタイム 海外ものづくり 工場操業 地産地消化 ネット販売 HTK AZ SHOP 24時間フルタイム工場の操業など、コンビニ3兄 弟活動が着実に成果をあげてまいりました。今後 も多関節ロボットを拡充し、国内ものづくりの高 度化に取り組み、多品種少量生産を鍛えます。 安定配当 配当利回り 株主還元 2014年 イベント 2桁配当を継続 新本社ご案内会 2%強 日時：6月23日(月) ※株主総会当日 株主優待の拡充 優待利回り 約 1% 場所：大崎本社 8割以上の株主様が優待対象 昨年対象(10単元以上) 拡充① 1,303名 510名 対象：株主様 拡充② 対象外 1,282名 626名 新本社を株主様にご案内します。 コンセプトのClose Communicationを ご実感ください。 80%以上 松本山雅FC HTK本多通信工業デー 拡充① りんごジュース 詰め合わせ ※昨年は10万円の寄付を させていただきました 拡充② 投資家説明会 IR 個人投資家向け説明会、IRミーティングなど 情報開示を積極的に推進 日時：8月10日(日) 場所：アルウィン 今年もスポンサーマッチデーで花火を 打ち上げます。 抽選でVIP席に株主様をご招待します。 会社概要 商 号 ： 本多通信工業株式会社 東証2部上場 証券コード 6826 事業内容 ： 電子機器、通信機器、電子応用装置、 電気計測器、事務用機械および 工作機械等の電子部品の製作販売 設 立 ： 1947年6月14日（創業 1932年） 資 本 金 ： 1,501百万円 株 式 ： 発行済株式総数 12,503,100株 従業員数 ： 連結 1,021名（2014年3月31日現在) 本社所在地 〒141‐0001 東京都品川区北品川五丁目9番11号 大崎ＭＴビル1・5階 TEL:03‐6853‐5800 FAX:03‐6853‐5810 役 員 代表取締役社長 佐谷 紳一郎 常務取締役 大西 浩司 取締役 山本 正美 平松 真吾 常勤監査役 川瀬 幸夫 監査役 竹内 淳 内山 雅博 執行役員 日下 武久 増田 英治 樫尾 欣司 ※2014 年 6 月 24 日現在 HTKまつり★2014 日時：9月6日(土) 目黒･碑文谷の皆様 80年間 本当にありがとうございました 場所：松本工場 ※入場無料 ∼個人投資家説明会∼ 今年も夏と冬に開催予定 ⇒日時･場所･お申込み方法などは 決まり次第HP等でお知らせいたします。 『HTKまつり』 を今年も開催します。 同時に、 ご希望の株主様向けに 『工場見学会』 を開催します。 2/20 株主･OB 懇談会 旧本社屋 ( 目黒･碑文谷 ) 2/21 Farewell Party
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