業務仕様書 1 委託業務名 女性の活躍促進「見える化」情報発信事業 2 事業の目的 大阪市では、少子高齢化が進展し労働力人口が減少する中、女性の活躍が喫緊の 課題であることから、現役世代の活力の底上げと経済活性化のためにも、女性がそ の能力を十分に発揮し活躍できる環境を整備すべく、女性が直面する様々なライフ ステージに対応した施策を展開し、大阪市の活性化をめざすため、女性の活躍促進 事業を実施している。 本市における女性の活躍促進事業全般(キャリア形成支援の取組み、女性の活躍 促進に資する企業の取組み、イクメン企業の紹介、男性の意識啓発の取組み、地域 で活躍する女性の紹介など)についての情報を広く世間に発信するとともに、女性 の活躍促進アクションプランに掲げる取組みのうち、特に(1)キャリア形成支援(2) 働く女性を支援(3)身近な社会で輝く女性の支援について、最も事業効果がある対 象者に対して有効かつ必要な情報を送り届けるような手法の運用及び充実により、 効果的に「見える化」する。 いきいきと活躍している女性の姿を「見える化」することにより、女性の活躍促 進の取組みについて、市民の理解を深めるとともに、本市における女性の活躍を一 層促進することをめざす。 3 契約の期間 委託契約締結日~平成28年3月31日 4 委託業務内容 受注者は、本市と十分な協議を行ったうえで、現在「見える化」を行っている手 法を活かし、より魅力的に女性の活躍促進の情報を発信する。(情報の更新、保守 作業を含む) さらに、直接市民へ有効かつ必要な情報を送り届けるような手法を充実させる。 (1)情報発信手法の充実、運用・更新及び保守管理等 (2)市民へ直接情報を送り届ける手法の運用、充実等 (3)発信・送り届け対象情報の調査・取材及び記事制作 5 委託業務の要件 (1)情報発信手法の充実、運用・更新及び保守管理等 ア 情報発信手法の充実、運用・更新について 受注者は、現在「見える化」を行っている情報発信手法(WordPress)を充 実させ、市民に対し、よりわかりやすく、魅力的に、6 発信・送り届け対象 1 の情報(本市が取り組む女性の活躍促進事業全般及びその他女性の活躍促進に 資する情報)及び5(3)発信・送り届け対象情報の調査・取材及び記事制作 等の業務において作成した記事等を発信・更新すること。(動画制作を含む) イ 情報発信手法の保守管理について 受注者は、常時安定した情報の発信・更新が可能な環境を維持するため、サ ーバー、パソコン等関連機器の十分な保守管理を行うこと。 (事業の実施にあたっては、サーバー、パソコン等必要な関連機器は、受注者 が用意すること。) ウ 大阪市ホームページとの連携について 「大阪市ウェブアクセシビリティ方針」及び「大阪市ウェブアクセシビリテ ィガイドライン」に留意すること。 エ アンケートの実施について 受注者は、情報発信手法の機能を利用し、本市の指示により市民へのアンケ ートを実施すること。 (2)直接情報を送り届ける手法の運用、充実等 受注者は、現在情報の送り届けを行っている手法(Facebook 等)を運用し、 女性の活躍促進アクションプランに掲げる取組みのうち、特に(1)キャリア形 成支援(2)働く女性を支援(3)身近な社会で輝く女性の支援について、最も事業 効果がある対象者に対して有効かつ必要な情報送り届けを行うこと。 さらに、SNS機能との連動などにより、情報の送り届けを充実させること。 (情報送り届けの対象者数を把握できる機能を設定すること。) また、例えば、無料通信アプリの利用などにより、本市の指示により市民へ のアンケートを実施すること。 (3)発信・送り届け対象情報の調査・取材及び記事制作等 ア 調査・取材業務について ① 受注者は、大学生等に対して、将来の仕事や生活のあり方をどのように 考えているかを「見える化」することを目的とし、情報収集する。 ② 受注者は、大阪市リーディングカンパニー認証企業の人事担当者に対し て、女性が働きやすい職場環境づくりの取組内容について情報収集する。 ③ 受注者は、働いている女性、地域で活動する女性等に対して、いきいき と活躍する女性の姿を「見える化」することを目的とし、情報収集する。 ④ 受注者は、取材先について、本市と事前に協議し決定すること。 ⑤ 受注者は、取材先の了承を得たうえで、事前に取材スケジュールを作成、 本市に提出し、取材の日時・場所等の調整を行い、実施すること。 2 イ 記事制作業務 ①受注者は、取材後、原則として 1 週間以内に原稿を作成し、取材先及び本 市に提示(写真、資料等を含む)し、必要な校正・編集を行い、記事を制 作すること。 ②記事の制作本数は 15 本以上とする。取材先及び本市が了承済の記事を、 原則として月 1 回発信できるよう制作すること。 ウ その他 受注者は、取材先に負担をかけないよう配慮し、肖像権その他の権利を侵害 しないこと。 (4)その他 ア 責任者の設置について ①受注者は、5(1)情報発信手法の充実、運用・更新及び保守管理等及び 5(2)市民へ直接情報を送り届ける手法の運用、充実等において、業務 を監修する統括責任者、さらに「見える化」にあたり、全体の構成やコン テンツをチェックでき、女性の活躍に見識のある編集責任者を置くこと。 ②受注者は、5(3)発信・送り届け対象情報の調査・取材及び記事制作等 において、調査、取材、記事制作等の作業を監修する責任者を置くこと。 イ 情報発信・送り届け環境の運用管理について 受注者は、情報発信・送り届けが、引き続き行うことができるものとして運 用管理すること。また、本市でも他の業者でも簡便に行うことができるよう運 用マニュアルを作成すること。 ウ 事業効果の分析について ①受注者は、本事業の実施にあたっては、例えばアンケートの実施などによ り、事業効果の分析を行うこと。 また、ユーザーの状況(登録者数やリピート回数、有効な発掘ができたか、 ニーズ、抱える課題、本事業で提供する情報を受けたことがきっかけで起 きた何らかの意識の変化等)を把握・分析すること。 ②受注者は、上記①に記載する分析結果報告を四半期ごとに作成し、次期の 事業遂行に際しての改善策について本市と協議し、その結果を踏まえて遂 行していくこととする。 なお、報告時期は平成 27 年 7 月、10 月、平成 28 年 1 月の上旬及び平成 28 年 1 月・2 月・3 月分については、平成 28 年 3 月下旬とし、分析結果報 告の他、本市の求める資料の提出を受けるものとする。 エ 契約期間終了にあたっては、本市の指示に従い、次契約事業者との引継ぎ を遺漏なく行うこと。 3 6 発信・送り届け対象の情報等について 本市より提供する女性の活躍促進事業全般における情報(写真、動画、アニメ ーション、冊子を含む) ※ア~クについて、5(1)情報発信手法の充実、運用・更新及び保守管理等 及び5(2)市民へ直接情報を送り届ける手法の運用、充実等に必要な加工・ 編集・デザイン等を行うこと。 ア キャリア形成支援の取組み 本市の女性の活躍促進事業で取り組むキャリア形成支援の「ライフデザイン 支援事業」における大学生等の取組内容などの情報 イ 女性の活躍促進に資する企業の取組み 本市の女性の活躍促進事業で取り組む「大阪市女性活躍リーディングカンパ ニー認証制度」における女性の活躍促進に資する企業(以下、認証企業という。) の取組み内容や特に先進的な取組みを行っている企業に対する表彰などの情報 ウ イクメン企業の紹介 認証企業のうち、特に男性が育児参加しやすい職場づくりに取り組む企業内 容などの情報 エ 男性の意識啓発の取組み 本市の女性の活躍促進事業で取り組む「男性の意識啓発事業」におけるイク メン等の自己診断チェックシートや男性の育児・家事に関わる意識改革を目的 としたシンポジウムなどの情報 オ 地域で活躍する女性の紹介 本市の女性の活躍促進事業で取り組む「身近な社会で輝く女性への支援事業」 における地域のボランティア団体やNPO団体等で活躍する女性に関する情報 カ なにわの輝く女性 100 選の紹介 本市の女性の活躍促進事業で取り組む「なにわの輝く女性 100 選」で選出さ れる女性の情報 キ 本市の女性の活躍促進に関する情報全般 上記ア~カ以外で、本市が取り組む女性の活躍促進に資する情報全般 ク その他の情報 ・国・大阪府をはじめ、他の自治体等における女性の活躍促進に関する情報 ・上記ア~キ以外で、本市が必要と認める女性の活躍促進に関する企業や団体 の情報 4 7 事業計画書の作成 受注者は、業務委託契約締結後、速やかに業務項目ごとの業務の詳細を記載した 事業計画書を作成し、本市に提出すること。 8 業務スケジュール(予定) (1)情報発信手法の充実、運用・更新及び保守管理等 平成 27 年 4 月~平成 28 年 3 月 (2)市民へ直接情報を送り届ける手法の運用、充実等 平成 27 年 4 月~平成 28 年 3 月 (3)発信・送り届け対象情報の調査・取材及び記事制作等 平成 27 年 4 月~平成 28 年 3 月 (4)次契約事業者との引継ぎ等 平成 28 年 3 月 9 事業報告書の作成について ・受注者は、業務完了後、平成 28 年 3 月 31 日までに、業務項目ごとの業務内容及 び成果を事業報告書としてとりまとめ、文書及び電子ファイルで提出すること。 ・事業報告書 1 部 ・事業報告書の電子ファイル一式 1 部(CD-ROM) ・事業報告書は、業務及び収支の詳細な内容を明記し、成果物等の必要な書類を添 付して、平成 28 年 3 月 31 日までに提出すること。 10 経費について (1)精算について 事業の執行は、当初契約額を上限とする。 (2)委託金額の減額変更について 契約額のうち 5%は成果と連動することとし、5(1)、(2)の情報発信及び 情報送り届けの数について、次に記載する目標数に到達できなかった場合は、契 約額から減額を行うこととする。 目標数 ○情報発信は、アクセス数:1 年間で 36,000 件(1 月あたり 3,000 件) ・アクセス数をカウントできる機能を設定し管理すること。 ・1月のアクセス数を本市に毎月報告すること。 ○情報送り届けは、本事業の目的をよく理解したうえで、目標数を提案すること ・女性の活躍促進アクションプランに掲げる取組みのうち、特に(1)キャリア 形成支援(2)働く女性を支援(3)身近な社会で輝く女性の支援について、最も 事業効果がある対象者に対して有効かつ必要な情報を送り届ける手法とす ること。 5 ・送り届けた数をカウントする機能を設定しお届け数を管理すること。 ・送り届け数は、登録者数、既読メッセージ数、発行部数など件数が確認でき ること。 ・1月のお届け数を本市に毎月報告すること。 ※上記 2 つの目標数をいずれも達成すること。 参考資料: ・大阪市女性の活躍促進アクションプラン(本編) http://www.city.osaka.lg.jp/shimin/cmsfiles/contents/0000290/290725 /saihuuhonnpen.pdf ・大阪市女性の活躍促進アクションプラン(資料編) http://www.city.osaka.lg.jp/shimin/cmsfiles/contents/0000290/290725 /saishuushiryouhen.pdf ・年齢階層別有業者率と有業者+就業希望者率(平成 24 年 就業構造基本調査 大阪市) ・「男性と女性のそれぞれについて、仕事と家庭生活・地域活動の関係がどう あるのが望ましいと思いますか」に対する男性の回答(平成 26 年度「市政に 関する市民意識」についての世論調査アンケート) ※いずれも 7 ページに掲載 11 その他 (1)業務の進行にあたっては、大阪市と十分に協議して実施すること。 (2) 個人情報の取扱いについては、本市個人情報保護条例を遵守し、個人情報の 漏えい、滅失、棄損の防止その他個人情報保護に必要な措置を講じなければなら ない。 (3) 本委託で生じる成果物の所有権・著作権については、大阪市に帰属する。 ただし、大阪市と受託者の協議により、条件付きで使用可能な場合がある。 (4)本業務の実施にあたって必要な経費は、すべて受託者が負担すること。 (5)本業務で開発・作成するマニュアルの著作権は、本市に帰属するものとする。 (6)本市から業務改善を指摘された場合は、必要な措置を取りその改善対策の報告 をしなければならない。また、その経過及び改善対策方法の報告書を作成し、指 定された期日までに提出しなければならない。 (7)本仕様に定めのない事項及び当該事業遂行中に疑義が生じた場合を含め、業務 の遂行にあたっては本市と綿密な連絡、報告、協議を行い、本市より指示等があ れば遵守する。 6 10(2)目標数に関する参考資料 年齢階層別有業者率と有業者+就業希望者率 30 歳代で特に低下している。 15 歳以上の就業希望者は 約 17 万人(13.7%) (平成 24 年 就業構造基本調査 大阪市) 100% 男性 90% 80% 70% 60% 50% 40% 30% 有業者+就業希望者率 20% 有業者率 10% 0% 「男性と女性のそれぞれについて、仕事と家庭生活・地域活動の 関係がどうあるのが望ましいと思いますか」 に対する男性の回答 (平成 26 年度 「市政に関する市民意識」についての世論調査アンケート) 女性はどう あるべきか 男性はどう あるべきか 女性は 仕事専念・優先 26.9% 両立 33.6% 家庭優先・専念 39.5% 男性は 仕事専念・優先 9.8% 両立 23.8% 家庭優先・専念 6.4% 2.7% 24.2% 33.6% 27.0% 12.5% 1.3% 15.3% 0% 仕事専念 54.5% 20% 仕事優先 40% 両立 7 23.8% 60% 家庭優先 80% 家庭専念 5.1% 100% 特記仕様書 1 情報サイトの作成における基本規定 (1) 基本要件(外部サーバーを利用する場合) ・ サイト作成にあたり「大阪市ウェブアクセシビリティ方針」に定める事項に 準拠したものとすること。 「大阪市ウェブアクセシビリティガイドライン」の詳 細については、特記仕様書参照のこと ・ 公開するコンテンツはインターネットを介して可能な限り多くのブラウザで 閲覧可能であること ・ クライアントパソコンへの特殊なソフトウェアのインストールを行うことな く閲覧できること ・ 公開するコンテンツについては、一般的な検索エンジンにおける検索結果ペ ージの表示順位の上位に表示されるように配慮すること ・ 本市に提供する機能については、Internet Explorer6 以降を使用して、HTTPS 通信によりコンテンツ更新できること ・ 本システムにより提供するホームページのドメインについては、本市で指定 するものとすること ※ なお、大阪市のサーバーを利用する場合は、担当部局と詳細協議が必要とな るため、その期間等について考慮すること 【参考 大阪市の WEB 情報発信の現状について】 ① 大阪市のサーバーに、市職員が更新できる CMS(コンテンツマネージメントシステ ム)を構築している。 <大阪市役所ホームページ http://www.city.osaka.lg.jp/> ② 大阪市のサーバーに CMS 外コンテンツとして事業者が制作したページを掲載して いる。 <例 東住吉 100 物語 http://www.city.osaka.lg.jp/contents/wdu720/www/index.html> ③ 外部サーバーを利用したサイトを制作し、大阪市ホームページからリンクしてい る。<例 中央区にぎわい発見サイト http://osaka-chushin.jp/ 大阪市中央区ホームページ(リンク元)http://www.city.osaka.lg.jp/chuo/> (2) セキュリティ要件 ・ 本システムへの不正な侵入、本システムの停止や障害の発生を予防し、また 障害発生時の影響を最小限に食い止めるため、万全のセキュリティ対策を講じ ること (3) ユーザー認証 本市が使用する機能については、管理者専用画面でアカウント及びパスワ ードによる認証を行うこととし、パスワードは本市で変更できる機能を有す 8 ること。またパスワード設定時は半角文字4文字以上の設定要件を満たさな いパスワードは設定できないような仕様とすること。【推奨:8文字以上か つ英字(大)・英字(小)・数字・記号のいずれか2種類以上の組み合わせと すること (4) 通信の暗号化 本市が使用する機能へのアクセスは、SSL による暗号化通信を行うこと (5) バックアップと復元 システム及び登録内容のフルバックアップは 1 月 1 回以上とし、その他の 具体的な項目別の回数については業務提案の内容により決定する。なお、バ ックアップデータは過去 3 月間分を保管すること。障害が発生した場合に最 新の状態に復元できるようにすること (6) アクセスログ取得機能 ・ アクセス件数の集計、分析を行う機能を備えること ・ アクセス件数データは、本市において汎用ソフト(エクセル等)のファイル 形式で、保管できるようにすること。なお、保管期間は 3 月とすること ・ 閲覧者からコメントを書込みできるコンテンツを作成する場合もしくはサイ バー攻撃を受けることを想定した場合、書込み内容やアクセス方法が適正な ものか、事故調査を目的に確認を要することがあるため、必要なアクセスロ グを取得すること (7) サーバーセキュリティ 本システムで利用する OS、アプリケーション、ネットワーク機器などのセ キュリティホールやバグに対処するとともに、適切な設定変更を行うこと (8) リモートアクセス リモートアクセスについては、SSH(セキュアシェル)を用いてサーバーに アクセスすること 2 独自提案 本仕様の定めにない内容であっても、本ホームページの設置目的に適うと思わ れる機能、方法等がある場合は、積極的に独自提案を行うこと 3 その他 本仕様の定めのない事項については、本市と受注者において協議のうえ決定す ること 9 再委託に関する特記事項 1 本委託業務における「主たる部分」とは次の各号に掲げるものをいい、受注者はこれを再委 託することはできない。 委託業務における総合的企画、業務遂行管理、業務の手法の決定及び技術的判断等 2 受注者は、コピー、ワープロ、印刷、製本、トレース、資料整理などの簡易な業務の再委託 にあたっては、発注者の承諾を必要としない。 3 受注者は、第1項及び第2項に規定する業務以外の再委託にあたっては、書面により発注者 の承諾を得なければならない。 4 地方自治法施行令第 167 条の 2 第 1 項第 2 号の規定に基づき、契約の性質又は目的が競争入 札に適さないとして、随意契約により契約を締結した委託業務においては、発注者は、前項に 規定する承諾の申請があったときは、原則として業務委託料の 3 分の 1 以内で申請がなされた 場合に限り、承諾を行うものとする。ただし、業務の性質上、これを超えることがやむを得な いと発注者が認めたとき、又は、コンペ方式若しくはプロポーザル方式で受注者を選定したと きは、この限りではない。 5 受注者は、業務を再委託に付する場合、書面により再委託の相手方との契約関係を明確にし ておくとともに、再委託の相手方に対して適切な指導、管理の下に業務を実施しなければなら ない。 なお、再委託の相手方は、大阪市競争入札参加停止措置要綱に基づく停止措置期間中の者、 又は大阪市契約関係暴力団排除措置要綱に基づく入札等除外措置を受けている者であってはな らない。 10 公益通報等にかかる特記仕様書 (条例の遵守) 第 1 条 受注者および受注者の役職員は、当該業務の履行に際しては、 「職員等の公正な職務の執 行の確保に関する条例」 (平成 18 年大阪市条例第 16 号) (以下「条例」という。)第 5 条に規定 する責務を果たさなければならない。 (公益通報等の報告) 第 2 条 受注者は、当該業務について、条例第 2 条第 1 項に規定する公益通報を受けたときは、 速やかに、公益通報の内容を大阪市市民局総務部総務課(連絡先:06-6208-7311)へ報告しな ければならない。 2 受注者は、公益通報をした者又は公益通報に係る通報対象事実に係る調査に協力した者から、 条例第 12 条第 1 項に規定する申出を受けたときは、直ちに、当該申出の内容を大阪市市民局総 務部総務課(連絡先:06-6208-7311)へ報告しなければならない。 3 発注者と本契約を締結した受注者は、この契約の履行に関して、発注者の職員から違法又は 不適正な要求を受けたときは、その内容を記録し、直ちに大阪市市民局総務部総務課(連絡先: 06-6208-7311)に報告しなければならない。 (調査の協力) 第3条 受注者及び受注者の役職員は、発注者又は大阪市公正職務審査委員会が条例に基づき行 う調査に協力しなければならない。 (公益通報に係る情報の取扱い) 第4条 受注者の役職員又は受注者の役職員であった者は、正当な理由なく公益通報に係る事務 の処理に関して知り得た秘密を漏らしてはならない。 (発注者の解除権) 第5条 発注者は、受注者が、条例の規定に基づく調査に正当な理由なく協力しないとき又は条 例の規定に基づく勧告に正当な理由なく従わないときは、本契約(協定)を解除することがで きる。 (指定管理者の指定を取り消すことができる。 ) (発注者:大阪市 受注者:委託先事業者) 11 グリーン配送に係る特記仕様書 1 本契約に基づき物品等を大阪市に納入する際には、車種規制非適合車を除く次の各号に定め る自動車(以下「グリーン配送適合車」という。 )を使用しなければならない。 (1) 低公害車 ア 天然ガス自動車 イ 電気自動車 ウ ハイブリッド自動車 エ 車両総重量が3.5トンを超えるLPガス自動車 (2) ガソリン自動車 (3) LPガス自動車(ただし、第1号エに掲げるものを除く。) (4) ディーゼル自動車 注 「車種規制非適合車」とは「自動車 NOx・PM 法」に定める窒素酸化物排出基準又は粒子状物 質排出基準に適合しない自動車である。 なお、物品配送業務を他人に委託するときは、受託人の使用する自動車についてグリーン 配送適合車の使用を求めること。 2 本契約締結後速やかに、本市が別途定める様式により、物品配送業務に使用する自動車がグ リーン配送適合車である旨の届出を環境局環境管理部環境管理課あて行うこと。 ただし、既に届出済の自動車を使用する場合はこの限りではない。 3 届出済のグリーン配送適合車に、グリーン配送適合ステッカーを貼付すること。 4 物品等を納入した際に、本市職員が確認のため「グリーン配送適合車届出済証」又は「適合 車等標章交付請求書のコピー※」の提示を求めた場合には、協力すること。 ※「適合車等標章交付請求書のコピー」とは、府条例に基づいて、大阪府に標章(ステッカー) の交付請求した時の書類のコピーをいう。 大阪市グリーン配送に関する問合せ 大阪市環境局環境管理部環境管理課 自動車排ガス対策グループ 電 話:06-6615-7965 12 暴力団等の排除に関する特記仕様書 1 暴力団等の排除について (1) 受注者(受注者が共同企業体であるときは、その構成員のいずれかの者。以下同じ。 ) は、大阪市暴力団排除条例(平成 23 年大阪市条例第 10 号。以下「条例」という。 )第 2 条第 2 号に規定する暴力団員(以下「暴力団員」という。 )又は同条第 3 号に規定する暴 力団密接関係者(以下「暴力団密接関係者」という。)に該当すると認められる者と下請 契約、資材・原材料の購入契約又はその他の契約をしてはならない。 (2) 受注者は、条例第 7 条各号に規定する下請負人等(以下「下請負人等」という。 )に、 暴力団員又は暴力団密接関係者に該当すると認められる者と下請契約、資材・原材料の 購入契約又はその他の契約をさせてはならない。 また、受注者は、下請負人等が暴力団員又は暴力団密接関係者に該当すると認められ る者と下請契約、資材・原材料の購入契約又はその他の契約をした場合は当該契約を解 除させなければならない。 (3) 受注者は、この契約の履行にあたり暴力団員又は暴力団密接関係者に該当すると認め られる者から条例第 9 条に規定する不当介入(以下「不当介入」という。 )を受けたとき は、速やかに、この契約に係る本市監督職員若しくは検査職員又は当該事務事業を所管 する担当課長(以下「監督職員等」という。)へ報告するとともに、警察への届出を行わ なければならない。 また受注者は、下請負人等が暴力団員又は暴力団密接関係者に該当すると認められる 者から不当介入を受けたときは、当該下請負人等に対し、速やかに監督職員等へ報告す るとともに警察への届出を行うよう、指導しなければならない。 (4) 受注者及び下請負人等が、正当な理由なく本市に対し前号に規定する報告をしなかっ たと認めるときは、条例第 12 条に基づく公表及び大阪市競争入札参加停止措置要綱によ る停止措置を行うことがある。 (5) 受注者は第 3 号に定める報告及び届出により、本市が行う調査並びに警察が行う捜査 に協力しなければならない。 (6) 発注者及び受注者は、暴力団員又は暴力団密接関係者に該当すると認められる者から の不当介入により契約の適正な履行が阻害されるおそれがあるときは、双方協議の上、 履行日程の調整、履行期間の延長、履行内容の変更その他必要と認められる措置を講じ ることとする。 2 誓約書の提出について 受注者及び下請負人等は、暴力団員又は暴力団密接関係者でないことをそれぞれが表 明した誓約書を提出しなければならない。ただし、発注者が必要でないと判断した場合 はこの限りでない。 13
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