「生田仮想デスクトップ PC」の利用方法について

「生田仮想デスクトップ PC」の利用方法について
2014.5.1
生田メディア支援事務室
1. はじめに
「生田仮想デスクトップ PC」とは、学内サーバーシステム上に構築した仮想的な PC のことです。生田仮想
デスクトップ PC を用いると、生田キャンパスの情報処理教室や教育用情報処理室の PC にインストールされて
いるアプリケーションのほとんど 1を、研究室/実験室の PC または自宅等の PC、スマートフォン、タブレット
端末からネットワークを経由して利用することができます。
生田仮想デスクトップ PC には、
「Web ブラウザ」(以下「HTML アクセス」と記します)あるいは専用の
「VMware Horizon View Client」
(以下「View Client」と記します)を PC にインストールして接続します。
「View
Client」は、Window 版、Mac 版、Linux 版、iOS 版、Android 版等が用意されており、VMware 社の Web サ
イトから無料でダウンロードできます。
「HTML アクセス」は、PC に接続したローカル USB メモリが仮想デスクトップ PC から認識されない、画
面の描画が若干もたつくなどの制約があります。可能ならば「View Client」をご利用ください。
1 ライセンスの関係から、情報処理教室や教育用情報処理室 PC で利用できるソフトウェアの一部については、生田仮想デスクトップ PC 上では
利用できません。生田仮想デスクトップ PC から利用できるソフトウェアの一覧は、生田メディア支援事務室の Web ページ
(http://www.meiji.ac.jp/isys/comp/software.html)をご覧ください。
1
2. 生田仮想デスクトップ PC の接続方法
生田仮想デスクトップ PC に接続する方法は、次の2通りです。
1.
HTML アクセス
Internet Explorer や Safari などのブラウザを用います。PC に特別なソフトウェアをインストールす
る必要が無いので、管理者権限をもっていない PC からの利用に適しています。
その反面、PC に接続した USB メモリが仮想デスクトップ PC から認識されない、画面の描画の際に多
少もたつくなど、本格的な利用には向いていません。
対応ブラウザ:
Internet Explorer 9 以降
Mobile Safari (iOS 6 以降)
2.
Safari 6 以降
Firefox 21 以降
Google Chrome 28 以降
View Client アクセス
「VMware Horizen View Client」という専用のソフトウェアを用いて接続します。このソフトウェア
は無料で入手できますが、インストールするためには PC の管理者権限が必要です。Windows、Mac OS
版以外に、iOS 版、Android 版、Linux 版など多種多様な表示デバイスに対応しています。
View Client アクセスはネットワーク回線が低速でも比較的画面の描画がスムーズである、PC に接続し
た USB メモリを仮想デスクトップ PC から利用できるなど、本格的な利用に向いています。
対応 OS:
Windows XP, Vista, 7, 8, 8.1
iOS 4.2 ~7.x
Mac OS X 10.6.8 以降
Android 3 (Honeycomb) 以降
≪生田仮想デスクトップ PC 利用までの流れ≫
2
Ubuntu Linux 10.04~12.04
以下、それぞれの方法について解説します。
※本手引きでは、Windows 7 32-bit 版、Internet Explorer 11 からの操作方法を例にして記載しています。
2.1 HTML アクセス
(1) ブラウザを起動し、以下の URL を指定する。
https://vpc.isc.meiji.ac.jp/
(2) HTML アクセスを選択する。
画面右側の「VMware Horizon View HTML Access」を選択すると、
そのままブラウザを用いて仮想デスクトップ PC に接続できます。
(3) 生田基盤サービス利用アカウント 2 を用いて、仮想デスクトップ PC に接続する。
2 生田キャンパスの情報処理教室 PC やオープン PC で使用しているものと同じユーザー名、パスワードです。
共通認証システムアカウントでは利用できません。
3
(4) 仮想デスクトップ PC を選択する。
(5) ブラウザに、仮想デスクトップ PC の画面が表示される。
(6) “全画面表示”や“CTRL+ALT+Del の送信”などは、▼ボタンを押してメニューから選択する。
Internet Explorer では“全画面表示”を使用できません
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2.2 View Client アクセス
View Client アクセスを初めて利用するときは、View Client ソフトウェアを PC やスマートフォン、
タブレット端末にインストールする必要があります。
2.2.1 View Client を初めて利用する際の手順
(1) ブラウザを起動し、以下の URL を指定する。
https://vpc.isc.meiji.ac.jp/
(2) VMware Horizon のインストールを選択する。
画面左側の「VMware Horizon のインストール View Client」を選択すると、
VMware 社のダウンロードサイトに接続されます。
(3) 「VMware Horizon View Client for 32-bit Windows」の「Go to Download」を選択する。
64-bit 版の場合は「VMware Horizon View Client for 64-bit Windows」の「Go to Download」を選択
32-bit の場合
64-bit の場合
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※ OS が 32-bit 版、64-bit 版どちらであるのか確認する方法 (Windows 7 の場合)
① 「スタートメニュー」から「コンピューター」を右クリックし、「プロパティ」を開く。
右クリック
②「システムの種類」の表示を確認する。
「32 ビット オペレーティング システム」または「64 ビット オペレーティング システム」と表示される。
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(4) 「Download」をクリック。
(5) ダウンロードが開始される。
(6) ダウンロードが完了したら、インストールを行う。
インストーラーを実行し、
「次へ」を選択
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(7) 「使用許諾契約書に同意します」をチェックし、「次へ」を選択する。
チェック
(8) デフォルトのまま、「次へ」を選択する。
8
(9) 「デフォルトの View 接続サーバ」に「vpc.isc.meiji.ac.jp」を入力し、「次へ」を選択する。
(10) デフォルトのまま、「次へ」を選択。
9
(11) ショートカットを作成したい箇所にチェックを入れ、「次へ」を選択する。
チェック
(12) 「インストール」を選択する。
10
(13) インストールが開始されるので、インストール完了まで待つ。
(14) インストール完了後、「完了」を選択する。
(15) PC の再起動を要求されるため、「はい」を選択し、PC を再起動する。
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(16) 手順(11)で作成したショートカットから VMware Horizon View Client を起動する。
スタートメニュー
デスクトップ
(17) 「vpc.isc.meiji.ac.jp」を選択する。
(18) ログイン画面が表示されるので、生田基盤サービス利用アカウントを入力する。
(19) 仮想デスクトップ PC へ接続する。
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(20) 「生田仮想デスクトップ PC」への接続が完了する。
次回 View Client を利用する際は、上記(1)~(15)の手続きは不要です。
2.2.2 View Client を利用する際の手順(2 回目以降)
(1) ショートカットから VMware Horizon View Client を起動する。
スタートメニュー
(2) 「vpc.isc.meiji.ac.jp」を選択する。
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デスクトップ
(3) ログイン画面が表示されるので、生田基盤サービス利用アカウントを入力する。
(4) 仮想デスクトップ PC へ接続する。
(5) 仮想デスクトップ PC への接続が完了する。
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3
生田仮想デスクトップ PC の終了方法
生田仮想デスクトップ PC を終了する時は、
Windows の「スタート」メニューから「ログオフ」を選択してください。
4. 生田仮想デスクトップ PC 利用上の注意
4.1. ファイルの保存について
生田仮想デスクトップ PC のデスクトップ上に作成したファイルは、リモートデスクトップ接続を切断後、
再接続を行わずに一定時間が経過しますと自動的に消去されます。
ファイルを保存したい場合は、「マイドキュメント」フォルダまたは、USB メモリなどをご利用ください 3。
4.1.1 「マイドキュメント」フォルダの利用
生田仮想デスクトップ PC の「マイドキュメント」フォルダは、情報処理教室 PC 及び教育用情報処理室 PC
の「マイドキュメント」フォルダと共有しています。
「マイドキュメント」フォルダにファイルを保存しますと、
生田仮想デスクトップ PC 上で作成したファイルを情報処理教室 PC 等から開くことができます。またその逆に
情報処理教室 PC 等で作成したファイルを生田仮想デスクトップ PC から開くこともできます。
3 仮想デスクトップ PC からの USB メモリの利用は、
「View Client」で接続した時のみ可能です。
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4.1.2
USB メモリの利用(View Client アクセスのみ)
生田仮想デスクトップ PC から自分の USB メモリを利用する方法です。
① 自分が操作している PC に USB メモリを挿入する
② 生田仮想デスクトップ PC から「PC」アイコンを選択すると、
生田仮想デスクトップ PC から利用できるデバイスが表示されます。
自分が操作している PC に挿入した USB メモリは、"D:ドライブ"に表示されます。
USB メモリは
ここからアクセスします
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※もしも表示されない場合は、
「仮想デスクトップ PC」のメニューより、
「USB デバイスを接続」→「USB メモリ名」を選択して下さい。
また、予め「挿入時に自動接続」にチェックを入れておきますと、
USB メモリを PC に接続したとき、自動的に仮想デスクトップ PC から利用できるようになります。
選択します
③ USB メモリに必要なファイルを保存してください。
4.2. CD/DVD ドライブの利用について
生田仮想デスクトップ PC から、自分が操作している PC の CD/DVD ドライブを利用することは可能です。
但し、以下の制約があります。
(1) CD/DVD ドライブは、外付けドライブとして PC に USB 接続している必要があります。現在のところ、
PC 本体に内蔵されている CD/DVD ドライブは、生田仮想デスクトップ PC からは利用できません。
(2) コピープロテクトがかけられている DVD ビデオは再生できません。
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5. 参考資料

「生田仮想デスクトップ PC」


http://www.meiji.ac.jp/isys/vdesktop/
「VMware Horizon View Client」関連マニュアル

http://www.vmware.com/jp/support/support-resources/pubs/view_pubs
目次
1. はじめに .................................................................................................................................... 1
2. 生田仮想デスクトップ PC の接続方法 ...................................................................................... 2
3
2.1
HTML アクセス .................................................................................................................. 3
2.2
View Client アクセス .......................................................................................................... 5
2.2.1
View Client を初めて利用する際の手順 ..................................................................................5
2.2.2
View Client を利用する際の手順(2回目以降) ..................................................................13
生田仮想デスクトップ PC の終了方法 .................................................................................... 15
4. 生田仮想デスクトップ PC 利用上の注意 ................................................................................ 15
4.1. ファイルの保存について ................................................................................................... 15
4.1.1 「マイドキュメント」フォルダの利用 ......................................................................................15
4.1.2 USB メモリの利用(View Client アクセスのみ)...................................................................16
4.2. CD/DVD ドライブの利用について.................................................................................... 17
5. 参考資料 .................................................................................................................................. 18
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