Drip and Ship 法、Drip, Ship a

Chapter1-CQ14-3
班名:脳卒中一般
大項目:地域連携
小項目:病院間搬送(Drip and Ship 法、Drip, Ship and Retrieve 法)
推奨
1. 脳卒患者は迅速に脳卒中緊急治療が可能な施設に搬送し、遠隔地では、航空医療搬送
や病院間搬送を考慮する(グレード C1)。
2. Drip and Ship 法や Drip, Ship and Retrieve 法により、急性期虚血性脳卒中患者に対
ン
ト用
する rt-PA の静脈内投与や血管内治療を安全に行える可能性がある(グレード C1)。
エビデンス
ヘリコプターによる航空医療搬送は、離島などの遠隔地での脳卒中治療の際に考慮され
る[1,2] (レベル 4)。遠隔地で発症した急性期脳梗塞患者に対するアルテプラーゼ静注療
法の施行率は低く、病院間搬送に伴うアルテプラーゼ静注療法開始の遅延は、予後改善の
可能性を減少させる危惧がある。近年、画像診断を交えたテレストロークといった地方病
メ
院と脳卒中センター間の脳卒中専門医の指示下に行われるアルテプラーゼ静注療法を開始
した上での病院間搬送法である Drip and Ship 法の有効性と安全性の報告が散見される[3]
コ
(レベル 4)。また、主幹動脈閉塞例で、アルテプラーゼ静注療法後更なる血管内治療追加
の必要性が考えられる場合には、Drip, Ship and Retrieve 法により、脳卒中センター搬
ク
送前にアルテプラーゼ静注療法を開始し、血管内治療を含むケアが可能な高次脳卒中セン
ターへの搬送を行う病院間搬送法が提案されている[4] (レベル 4)。搬送中は血圧治療ガ
イドラインの厳守、臨床症状の悪化や出血性合併症の評価、誤嚥の予防が、安全な病院間
リッ
搬送を可能とし、救急隊員は搬送途中の患者の容態の変化について受け入れ病院と連絡を
とれるようにすべきである。
引用文献
ブ
1. Svenson JE, O’Connor JE, Lindsay MB. Is air transport faster? A comparison of
air versus ground transport times for interfacility transfers in a regional
referral system. Air Med J. 2006;25:170–172.
パ
2. Chalela JA, Kasner SE, Jauch EC, Pancioli AM. Safety of air medical transportation
after tissue plasminogen activator administration in acute ischemic stroke.
Stroke 1999;30:2366-2368.
3. Martin-Schild S, Morales MM, Khaja AM, Barreto AD, Hallevi H, Abraham A, et al.
Is the drip-and-ship approach to delivering thrombolysis for acute ischemic
stroke safe? J Emerg Med 2011;41:135-141.
4. Pfefferkorn
T,
Holtmannspotter
M,
Schmidt
C
et
al.Drip,
Ship,
and
Retrieve:Cooperative Recanalization Therapy in Acute Basilar Artery Occlusion.
Stroke. 2010; 41: 722–726.
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