2014年6月25日講演分演者 WEBカンファレンスーオンデマンドー那珂記念クリニック院長遅野井健先生近年、経口糖尿病治療薬は種類も増え、各種の病態に合わせた治療が可能となってきた。その中で、α-グルコシダーゼ阻害薬(α-GI)であるアカルボースは、発売後 20年が経過し、最近では単なる食後高血糖改善薬としてだけではなく、成熟した薬剤として新たな役割が期待されている。糖質の消化吸収を遅延するという作用機序に基づき、血糖変動の安定化作用や心血管イベント抑制のエビデンスが知られているだけでなく、 α-GIによる炭水化物の吸収部位のシフトによるGIPの分泌低下とG L P - 1 の分泌増加が報告されていることから、近年、汎用されている DPP-4阻害薬との相乗効果も期待できる薬剤である。一方で、α-GIは服薬タイミングや消化器系の副作用の問題から敬遠されがちである。しかし、 α-GIでみられる抗動脈硬化作用の機序の１つとしてα-GIの服用により腸管内で発生する水素ガスの還元作用に基づく抗酸化作用が関与しているのではないかと示唆されており、副作用として捉えられがちな腹部症状はα-GIの抗動脈硬化作用につながっている可能性がある。 α-GIの効果は糖尿病治療の最初の段階で実感しやすく、患者教育にも有用な薬剤であるため、 α-GIを薬物療法の第一選択薬として使用することは非常に意味があると考えている。今回はアカルボースをはじめとするα-GIの効果的な使用方法について、当院での使用経験も交え解説する。 ※グルコバイ®はバイエルグループの商標登録です。おそのいたけし遅野井健先生医療法人健清会（那珂クリニック、那珂記念クリニック、那珂記念MITOクリニック）理事長那珂記念クリニック院長 1980年弘前大学卒業 1984年弘前大学大学院修了 1984年弘前大学第Ⅲ内科（現、代謝内分泌内科）入局学歴職歴 URL 1985年 1998年 2003年 2014年水戸協同病院内科科長那珂クリニック開業那珂記念クリニック開業日本糖尿病協会理事学会等 ○ 日本糖尿病学会／評議員・専門医・研修指導医 ○ 日本病態栄養学会／評議員 ○ 日本糖尿病協会／ ○ 那珂医師会理事城県支部会長最近の著書、論文 ○『糖尿病レクチャー』インスリン治療と経口血糖降下薬の併用（総合医学社） ○『糖尿病の最新治療』 αグルコシダーゼ阻害薬の服薬指導（フジメディカル出版） ○『糖尿病診療の将来の展望』糖尿病の診療システムが変わる：開業医の立場から −現状と将来展望− （医学書院） ○『糖尿病ケア』（MCメディカル出版）視聴方法 http://live.3esys.jp/ondemand/ﬀp/ ID ﬀp パスワード ondemand 弊社HPの医療関係者向けページからWEBカンファレンスバナーをクリック、もしくは上記URLにアクセスし、視聴はこちらのボタンをクリックするとログイン画面が表示されます。 ①ＩＤとパスワードを入力し、ログインボタンを押してください。 ②参加登録画面へ切り替わります。都道府県、所属、氏名を入力し登録ボタンを押してください。 ③オンデマンド配信ページが表示されます。環境に合わせてPCもしくはiPad用のオンデマンド配信はこちらボタンを押して下さい。 ④視聴画面へと切り替わります。（視聴画面は動画をダブルクリックすることで最大化されます。） ❶ ログイン画面 ❸ 視聴画面 ❷ 参加登録画面 WEBカンファレンスの推奨環境 ■ Windows 推奨環境 WEBカンファレンスをご視聴いただくためには、下記の環境を推奨いたします。 OS ： Windows 7 OS ： Windows Vista ブラウザ： Internet Explorer 8.0 以上、Firefox 23.x 以上ブラウザ： Internet Explorer 8.0 以上、Firefox 23.x 以上 ■ Macintosh 推奨環境 OS ： Mac OS X v10.5 以上ブラウザ： Safari 5.x 以上、Firefox 23.x 以上 ■ iPad 環境 iOS 5.0 以上 ■ メモリ 4GB 以上 ■ CPU Intel Core i5 以上 ■ その他設定 Flash Player ： Flash Player 11 以上、Java Script、cookie を有効にしてください。木村情報技術サポート窓口 TEL：0952-97-9167（土日祝日を除く9：00∼18：00） E-Mail：[email protected]