改訂:**2014 年 10 月 21 日 (第 3 版) 改訂: *2014 年 7 月 14 日 (第 2 版) 認証番号 226AABZX00083000 機械器具 23 聴力検査用器具 管理医療機器 手動式オージオメータ JMDN コード41184000 スマートオージオ SA−C1 ・全高調波ひずみ:各周波数 2.5 %以下 2) 信号レベルの調整 ・音圧レベル 精度:250Hz∼4000Hz ±3 dB 以内 6000Hz ±5 dB 以内 ・目盛間隔:5 dB(誤差±1 dB) ・オン/オフ比 スイッチオフ時において基準等価いき値レベルに対する信号 より10dB 低いこと ・レベルの上昇及び下降時間 オン時:AC 上昇時間 200ms 以下 :BC 上昇時間 20ms 以上 オフ時:DH 下降時間 200ms 以下 :EG 下降時間 20ms 以上 (AC,BC,DH,EG は、JIS T 1201-1:2011 図 1 による) 3) 校正 変換器 ・耳覆い形イヤホン 【禁忌・禁止】 ① 本機は手動式オージオメータである。他の目的には使用しないこ と。 ② 測定中は被検者の様子に注意し、異常が認められる場合にはす ぐに測定を中止すること。 【形状・構造及び原理等】 1) 機器構成 ①本体 ②付属品 遮音カップ付イヤホン* 応答スイッチ 耳覆い形イヤホン(OP) * (※ OP:オプション) 原材料 遮音カップ付イヤホンの耳当てゴム: シリコンゴム* 耳覆い形イヤホンのイヤパッド: ポリウレタン/コットン ヘッドバンド:ABS 樹脂 応答スイッチ:ABS 樹脂 2) 電気的定格 <専用 AC アダプタ定格> AC100V 50/60Hz 12VA <本体定格> DC5V 1. 2A 3) 規格 JIS T 1201-1:2011 タイプ 4 オージオメータ 4) 機器の分類 電撃保護 クラスⅡ機器 B 形装着部 本品は、EMC 規格 JIS T0601-1-2:2002 に適合している。 5)寸法及び質量 幅 125×奥行 200×高さ65( mm) 質量 0.25kg** 6) ブロック図 【操作方法又は使用方法等】 1)設置場所について ・環境条件{周囲温度 15∼35℃、相対湿度 30∼90%(結露しないこと)、 気圧 700hPa∼1060hPa}を満たし、構造的にしっかりした場所に設置する こと。 ・本体は壁や周囲の設置物より 10cm以上離すこと。また、温度の高くなる 機器と並べて設置するときは十分な距離を保つこと。 <次のような場所は避けること> ・水がかかったり濡れたりする場所 ・強力な磁力線、X線、気圧、温度、湿度、風通し、日光、ほこり、塩分、イ オウ分を含んだ空気等により悪影響が生ずる場所 ・傾斜や振動のある不安定な場所 ・衝撃( 搬送時を含む)のかかる場所 ・化学薬品の保管場所やガスの発生する場所 2)電源設備について ・電源には必ず専用 AC アダプタを使用すること。専用 AC アダプタはAC 100V、50/60Hzの電源コンセントに接続すること(電源変動は AC100V± 右イヤホン マイクロフォン 10%、50/60Hz±5%以内であること)。 正弦波 左右 また、たこ足配線は避けること。事故の原因となる。 発振器 切替器 ・電源の周波数、電圧及び許容電流値に注意すること。 聴力レベル 増幅器 断続器 3)装置の操作方法 切替器 左イヤホン 操作方法の詳細については取扱説明書の使用方法の欄を参照すること。 準備 表示部 1) 正しく設置が行われていることを確認する。 応答表示器 応答スイッチ 制御部 2) ACアダプタの電源プラグを室内コンセント(AC100V、50/60Hz)に接 操作部 続し、DCプラグ、耳覆い形イヤホン又は遮音カップ付イヤホン、応答 スイッチの接続を確認する。* 3) 使用前の点検を行う。 電源 各ブロックへ AC アダプタ 4) スタンバイスイッチを押す。 DC5V AC100V 5) 環境騒音モニタ表示器を確認する。 1.2A 50/60Hz 6) 耳覆い形イヤホン又は遮音カップ付イヤホンを装着し、応答スイッチを 被検者に持たせる。* 7) 作動・ 動作原理 検査開始 正弦波発振器から得られる正弦波の出力を、聴力レベル切替器で測 7) 周波数及び聴力レベルを設定する。 定する聴力レベルに設定し、耳覆い形イヤホンにより被検者に聞かせ、 8) 検査音を聞かせて検査を開始する。 被検者の聴力を判定する装置である。 検査終了 9) 左右両耳で選別に使用する聴力レベルで周波数 1000Hz と4000Hz の 【使用目的・ 効能又は効果】 検査が終れば終了。 聴力機能の検査に使用すること。 上記以外の周波数で検査を行う場合は、周波数設定スイッチでいず れかの周波数を選択する。聴力レベルスイッチでいずれかの聴力レベ 【品目仕様等】 ルを選択する。 1) 検査信号源 <使用方法に関連する使用上の注意> ・周波数: 250,500,1000,2000,3000,4000,6000 Hz 1) 取扱説明書記載以外の使用や操作は絶対にしないこと。 精度:各周波数 ±2 %以内 2) スタンバイスイッチを押して、ウォームアップのために 3 分間放置する ・聴力レベル:0∼70 dB こと。 取扱説明書を必ずご参照ください ZTL5337 1/2 3) 点検事項を参照して点検を行い、機器が正常に作動することを確認す ること。 4) 全てのコードの接続が正確でかつ完全であることを確認すること。 5) イヤホンは精密に調整されているので、落としたりして強い衝撃が加わ らないよう注意すること。 【使用上の注意】 <重要な基本的注意事項> 1) 有資格者以外は機器を操作しないこと。 2) 弊社の係員以外が本体を修理又は再調整をして発生した事故及び故 障に関しては、無断で修理した人の責任となる。 3) 本機の改造はしないこと。 4) 故障のときはスタンバイスイッチをオフにし、AC アダプタの電源プラグを コンセントから抜いて、「故障・使用不可」等の適切な表示を行い、取扱 店又はメーカーの修理が完了するまでは機器に触れないこと。 5) イヤホン等は清浄を保つこと。 6) この機器で使用する付属品は、必ず「取扱説明書」で指定しているもの を使用すること。 7) すべてのコードを加工したり、無理に曲げたり、ねじったり、引っ張ったり しないこと。 8) 本体内部に液体をこぼしたり、燃えやすい物や金属類を落とさないこと。 9) この機器の作動状態で電源プラグ、AC アダプタ及び電源コードが手で 触れないほど熱くなっている場合は、電源プラグを抜いて使用をやめる こと。 10)電源コードは束ねたり極端に曲げたりしないこと。 11)電源プラグを長期間コンセントに差し込んだままにしておくと、プラグとコ ンセントの隙間にほこりがたまり、そのほこりが湿気を帯びて発火するお それがある(トラッキング現象)ため、プラグを時々抜いて、乾いた布でほ こりや湿気を拭き取るなどの適切な処置を行うこと。 <相互作用> 1) 他の医療機器との併用はしないこと。 2) マイクロ波治療器が使用されている場所で使用する場合は、相互の距離 を3m以上離すこと。 3) 超短波治療器、マイクロ波治療器、電気メスなどの強力な電磁波を放出 する装置、又はX線を放出する装置のそば(例えば1m程度の距離)で 使用すると誤作動や故障の原因となる。また、付近での携帯電話の使用 は避けること。 <その他の注意> 本装置を廃棄する場合は、産業廃棄物となる。必ず地方自治体の条例・規 則に従い、許可を得た産業廃棄物処理業者に廃棄を依頼すること。 【貯蔵・保管方法及び使用期間等】 <貯蔵・ 保管方法・輸送> 1) 気圧、温度、湿度、風通し、日光、ほこり、塩分、イオウ分を含んだ空気 等により悪影響が生ずる恐れがなく、周囲温度 −10∼60℃、相対湿度 10∼95%、気圧 700∼1060hPa を満たす状態で保管・輸送すること。 2) 水のかからない場所に保管すること。 3) 長期保管後(1年以上)の使用前には、お買い求め販売店又は最寄りの 弊社営業所で点検を受けてから使用すること。 <耐用期間(自主基準)> 8年 注:耐用期間は、定期的な保守点検、及び必要に応じた修理を行うことによ って、性能が維持できる期間を意味する。 と。点検を行うときの周囲の雑音条件は、 実際に使用する環境で行うこと。 付属品の外観確認 本体及びすべての付属品が清潔である か、破損がないか調べること。イヤホン・ 耳当て部分、プラグ、主要なリード線及び 付属のリード線について調べ、汚損や破 損が認められた場合は、補修や交換を行 うこと。 ウォームアップ スタンバイスイッチをオンにし、ウォームア ップのため 3 分間放置すること。遮音カッ プ付イヤホンについては、SA専用のイヤ ホンであることを示す表示が設けられて いることを確認すること。* 耳覆い形イヤ ホンについては、イヤホンの通し番号が 本体のイヤホンコネクタの通し番号と一致 しているか点検すること。 聴力レベルの変更動作確認 聴力レベルの設定を変えることによって、 音の強さが変化するか点検すること。 周波数切替動作の確認 周波数の設定を変えることによって、音 色が変化するかを点検すること。 断続器の動作確認 断続器を作動させて、信号が減衰し復帰 すること、電気的機械的な雑音がないこと を点検すること。 応答スイッチの動作確認 応答スイッチは、コネクタ及びリード線、 押しボタンスイッチに異常が無く、操作に よって応答表示器が正確に作動すること を点検すること。 ヘッドバンド部の操作性確認 イヤホン付属ヘッドバンドの、バンド幅調 節スライダー部分やイヤホン保持部分を 点検して、作動に異常がないことを確認 すること。 電源プラグと電源コンセント 電源プラグと電源コンセントの接続部が、 の接続部の確認 確実に接続されていることを目視により確 認すること。本体の DC ジャックと電源コ ードのプラグが、確実に接続されているこ とを目視により確認すること。 さらに、ほこりが溜まっていないことを確 認すること。 患者と接触する部分の清掃 イヤホンや応答スイッチの汚れは柔らか い布で軽く拭き取ること。汚れのひどいと きは、水でうすめた中性洗剤に浸した布 をよく絞って拭き取ること。 ○定期点検 以下の項目を定期的に( 月に一度程度)点検すること。 電源コードの被覆異常の確 電源コードの表面上に著しい変質や変 認 形が無いことを確認すること。 電源プラグと電源コードの断 スタンバイスイッチをオンにした状態で、 線の有無を確認 電源コードを動かして電源が切れないこ とを確認すること。 <業者による保守点検事項> ○定期保守点検 正しい検査音が出ているか、定期保守点検を受けること。 定期保守点検は最寄りの弊社営業所にご連絡ください。 【保守・点検に係る事項】 医療機器の使用・保守の管理責任は使用者側にあります。本機を安全に 【包装】 1台(又は1セット) 単位 常に正しく作動させるために、取扱説明書に記載の保守点検を実施するこ と。保守点検には日常点検(使用前点検)、定期点検(1ヶ月毎)、定期保守 【製造販売業者及び製造業者の氏名又は名称及び住所等】 点検( 1年毎) があるので、推奨期間ごとに次に示す保守点検を行うこと。 氏名又は名称:製造販売業者 ミナト医科学株式会社 院内(学内)プロトコルに以下の保守点検作業を盛り込むこと。なお、使用 製造業者 ミナト医科学株式会社 者自ら定期保守点検ができない場合は、 弊社営業所が受託することもで 住所等: 〒532-0025 大阪府大阪市淀川区新北野 3 丁目 13 番 11 号 きる。 電話番号: 06(6303)7161 FAX 番号: 06(6303)9765 <使用者による保守点検事項> ○日常点検 以下の項目を使用前に点検すること。 作動確認 本体が適切に作動しているか、また、そ の付属リード線及び付属品が、検査結果 に悪影響を及ぼすすべての欠陥がない ことを点検すること。 点検は人間が主観的に行うので測定す る道具は必要ではない。ただし、主観的 な点検を行うので、健常者が実施するこ 取扱説明書を必ずご参照ください ZTL5337 2/2
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