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事例からわかるCitrix XenDesktop
最適な構築・運⽤のヒント
株式会社エイコー ITサポート部
今⽇の内容
• 「本当に使えるの?」「運⽤できるか⼼配」
• 構築前〜運⽤開始後のお話
• デスクトップ仮想化に向いているもの、向いていないも
の
• 基本的なポイント
©Eicoh 2013
コンポーネント
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まずそのまえに:
①Citrix Provisioning Service(PVS)
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Citrix Provisioning Service(PVS)
•
OSおよびアプリケーションのイメージをテンプレート化
•
1つの標準的なイメージから必要に応じて多数の対象に展開
•
仮想マシン毎に、個別にインストール・
アップデート・保守を⾏う必要がなくなる
ため、デスクトップの運⽤/管理コストを
激減させることができます
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Citrix Provisioning Service(PVS)
アプリケーション
OS
仮想ディスクファイルに変換
ディスクイメージファイル
(.vhd)
ハードディスク
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Citrix Provisioning Service(PVS)
アプリ
アプリ
OS
OS
アプリ
アプリ
OS
OS
Provisioning Service
アプリ
アプリ
OS
OS
アプリ
アプリ
OS
OS
ネットワーク経由で
起動
(Streaming)
アプリ
アプリ
OS
OS
アプリ
アプリ
OS
OS
ディスクイメージファイル
(.vhd)
アプリ
アプリ
OS
OS
アプリ
アプリ
OS
OS
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まずそのまえに:
②移動プロファイル
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ユーザープロファイル
✎
♯
✉♫
ユーザープロファイル
アプリケーション
OS
My Documents
デスクトップ
IEお気に⼊り
メール
アドレス
IME辞書
壁紙
・
・
・
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1台のPCに複数のプロファイル
✎
♯
✉♫
Aさんのプロファイル
C:¥Users(ユーザー)
アプリケーション
OS
✎
♯
✉♫
Bさんのプロファイル
✎
♯
✉♫
Cさんのプロファイル
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プロファイルがないと・・
✎
♯
✉♫
Aさんのプロファイル
Aさんのプロファイル
アプリケーション
アプリケーション
OS
OS
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移動プロファイル
Aさんのプロファイル
アプリケーション
OS
Aさんのプロファイル
ログオン
Bさんのプロファイル
ログオフ
Cさんのプロファイル
オン
ログ
オフ
ログ
プロファイルストア
Dさんのプロファイル
Eさんのプロファイル
Aさんのプロファイル
アプリケーション
・・・・
OS
Fさんのプロファイル
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構築前のお話
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構築前のお話
アプリケーションは漏らさずリストアップしましょう
(フリーウェアまで)
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構築前のお話
【PVS・移動プロファイルに向いていないアプリケーション】
「ユーザープロファイル以外の場所に」データの書き込み、永続的に保持が必要なもの
各ユーザー、各クライアントごとに個別のデータを「マスターイメージ上に」保持しないといけないもの
【理由】
PVSのマスターイメージは読み取り専⽤、書き込めたように⾒えても再起動すればすべて消去される
(起動前の状態に戻る)ため
【例】
・ローカルディスクにデータベースを持つもの(クライアント上にSQL Express等が必要なもの)
→スタンドアロン版の業務アプリなど
・アプリケーションの設定が各ユーザープロファイル上ではなく、Cドライブ直下のフォルダや Program
Filesフォルダ上に⽣成されるもの(config.iniなどの設定ファイル)
→⼀部の年賀状・宛名書きソフトや、ちょっとしたフリーウェアに多い
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構築前のお話
Citrix Profile Managementで対応可能
XenApp , XenDesktopユーザー⽤ ユーザープロファイル管理機能
MS標準「移動ユーザープロファイル」に⽐べて⾼機能
ユーザープロファイル以外に、任意のファイル・フォルダを各ユーザーごとに同期させ
る機能がある
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構築時のお話
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構築時のお話
vSphereで仮想マシン構築時、「スワップファイル」が作成される
ファイルサイズ = 仮想マシンのRAMサイズ
RAM2GBのWindows7仮想デスクトップを200台作成した場合
→200 x 2GB = 400GBのディスク領域が別途必要
※Citrix XenServer・Hyper-Vではこの現象は発⽣しません(スワップという
概念がないため)
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運⽤開始後のお話 ①
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運⽤開始後のお話
①
「ログオンやログオフが遅い」
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運⽤開始後のお話
①
不要なユーザープロファイルを同期対象から除外
・IE⼀時ファイル(Cookieのみ同期させる)
・アプリケーション⼀時ファイル(Temp)
(Citrixのドキュメントに除外ディレクトリの推奨設定が記載されてい
ます)
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運⽤開始後のお話
①
Citrix Profile Management(UPM)の
「ストリーミング」機能を使⽤
(※ログオン時にすべてのプロファイルを読み込むのではなく、必要
最⼩限のプロファイルのみ読み込む・その後必要に応じて都度必要な
プロファイルを読み込む機能)
→ある程度改善
だが想定していたパフォーマンスが得られていない
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運⽤開始後のお話 ②
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運⽤開始後のお話
②
「IMEが学習しない」
「再起動(ログオフ)すると忘れてしまう」
※IME2007・2010
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運⽤開始後のお話
②
MSのKBに以下の情報が
http://support.microsoft.com/kb/981199/ja
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運⽤開始後のお話
②
Profile Managementで、該当ディレクトリを同期対象に含めている
→にも関わらず学習しない
挙動を調べた結果・・・
該当ディレクトリ内のファイルは学習しても
ファイルサイズ・更新⽇時が変更されていない
→Profile Managementがファイルに変更がないと判断し、ログオフ
時の同期から除外されている様⼦
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運⽤開始後のお話
②
「ミラーリング」機能の使⽤
(※ファイルに変更があった際、リアルタイムにプロファイルストア
と同期する機能)
→学習情報が正常に保持される
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運⽤開始後のお話 ①に戻る
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運⽤開始後のお話
①
ユーザープロファイルストアに負荷がかかっていることが判明
「ミラーリング」機能で、多数の学習ファイルがリアルタイムで同期
しており、それがCPU/RAMを消費している様⼦
プロファイルストアサーバのCPU・RAM増強
若⼲改善されるが、まだ遅い
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運⽤開始後のお話
①
省電⼒機能は必ずOFFにしましょう
通常稼動時でもパフォーマンスが低下しています
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その他
•
ウイルス対策について
– VDI対応のウイルス対策製品を利⽤推奨
• ※定義ファイルのアップデートや、定期スキャンが⼀⻫に⾏
われるため、サーバ⾃体にかなりの負荷がかかる
•
バックアップについて
– 移動プロファイル使⽤のため、プロファイルストアで⼀括バッ
クアップ
• クライアント側、仮想デスクトップ側での設定は必要なし
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ユーザー様の声
•
•
セキュリティが格段に向上した
リモートアクセスで外出先からの作業が格段に便利になった
– 外出先でも⾃分の環境がそのまま使える
•
PCの修理や再インストール作業、各ユーザーのデータ保護にかか
る煩わしさから開放された
•
•
•
ログオンがPCのように速くない
アニメーションや動画の動きにクセがある
XenDesktopの仕組みを理解すること(慣れ)が必要ですね
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基本的なポイント(導⼊・運⽤)
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導⼊に向けて
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静的な情報収集から動的な評価へ
– 使⽤するアプリケーション・・・静的な情報
• Word , Excel , Photoshop , …
• ヒアリングでわかる
– アプリケーションの使⽤状況・・・動的な情報
• そのアプリケーションをどう使っているのか
• ヒアリングではわからない
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ヒアリング
→
「予測」
– 静的な情報から「予測」したサイジング
– 運⽤開始後、「想定外の問題」
•「想定外」は避けなければいけない
「実測」による評価(VDIアセスメント)
– 実測結果を元にした確実な仮想化基盤のサイジング
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•Stratusphere FIT
プランニング: [VDI環境移⾏検討] VDI専⽤アセスメントツール
•ProfileUnity
移⾏作業: [VDI環境移⾏] ユーザプロファイル移⾏最適化ツール
•Stratusphere UX
本番運⽤: [VDI環境移⾏後] VDI環境モニタリングツール
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