(52 号) 中国シルク情勢(2015 年1月) 日 絹 連 中国シルク協会が、12 月 11 日に西安で 2014 年度全国会員大会を開き、2015 年度の 方針と目標を以下の通り発表した。 ①産業地区と団地の合理化推進、技術開発と設備更新、ブランド創出の強化 ②2016 年以降 5 カ年発展計画の提出 ③生糸電子検査国際基準の実行と関連設備の製造 ④各段階のシルク販売活動を活発化させ、内需拡大を推進 等 12 月 16 日、中国国家蚕糸綢弁公室(日本の旧蚕糸事業団に相当)が、11 月に公表し た 971 トンの在庫糸放出と新しい準備糸 1,500 トンの購入結果を発表した。放出 971 ト ン 161 口(1 口約 6 トン 100 俵)は 56 社が買付し、平均価格は 294,863.91 元/トン(約 48 ドル/kg)となり、同時に新しい 1,500 トン準備糸の最高価格は 344,000 元/トン(約 56.40 ドル/kg)で、64 社が入札した。この結果、現在の相場にはあまり影響はないが、 一部の放出糸は旧正月後に高く転売される恐れがあるので、その品質保証と市場混乱を どう管理していくのか。また、業界の一部機屋では、糸が高く転売されることについて 心配している。 中国紡績商会は、12 月 25 日にインドと生糸取引関係のある企業へ通達を出し、12 月 9 日にインド商工部が、中国から輸入した生糸価格に対してアンチダンピングを立案し たことについて、意見を募集している。 浙江省シルク協会が、 12 月 30 日に 2014 年 1~11 月までのシルク生産統計を発表し、 数量については昨年との比較を避けたが、実状はいくらかの減産と推定している。 87 社の経営実績は 33 社が赤字で全体的に苦戦している。 中国生糸検査連盟が、2015 年 1 月 1 日より新しい検定書を採用する http://www.esilk.net/web/view.aspx?AID=121360 2014 年 12 月の生糸相場については、11 月と殆ど変りなく、取引量も非常に少ない。 以 上
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