〔(社)日本家政学会 148 被 服 B 87 デザイン画からのパターンメーキングに関する研究 −デザインイメージの読み取りの際に起こる問題点の検討一 名古屋市立女短大 ○長谷川陽子 大川由子 稲垣勝彦 原型から出発するパターンメーキングにおいて、非熟練者でもデザイン画からのイメージを生かし たバターンメーキングを可能とするためには、まず服種の分類、ついで各服種についてイメージの読 み取れる作図手続か必要となる。演者らは先にu、一つの服種を例にとり、従来から一般に行われて いるパターン作図法をもとにしたデザインイメージの読み取り方法、およびパターンメーキングの手 続を示すとともに、これを用いて非熟練者のデザインイメージの読み取りに際しての問題点を検討し、 デザイン画のデフォルメを現実的な体型に修正した「完成予想図」にあたるものか必要であることが 明らかになった。 本報では、次の方法により上記問題についてさらに検討を加えた。 (1)先の作図手続をパーソナルコンピa. ―タ、XYプロッタを用いて自動化し、デザイン画からの イメージの読み取り情報を入力すればパターンメーキングができる方法を考案した。 (2)与えられたデザイン画(A)に対応する服種について、標準手続による製品の写真を作製する。 これをもとにデザイン画(B)を作製する。 (3)(2)の写真およびデザイン画(B)を参照しながら(1)に示す方法により、デザイン倆(A)から のイメージを読み取り、パターン化を行う。 ^>長谷川陽子、他=家政誌投稿中 B 88 パソコンによる人体寸法計測の自動化と体型把握 福山市立女短大 ○増田智恵 山本百合子 広島県立福山繊維工業試験場 古川 昇 【目的】衣服設計のための人体計測は、従来Ma rutin人体計測器等を使用して行われている が、多数の箇所を計測する場合、計測ミスや記録ミスの発生が懸念されている。そこで、 計測の自動化および計測値保存の省力化を目的として、人体計測器をパソコンに接続し 体型観察のための資料作成プログラムの開発を行った。 【方法】電子デジタル身長計およびこれを改造した粁状計に よる計測データを、パソコンに転送してDi splay、Printer、pi otter に出力し、Floppy Disk に登録した。(図1 )計測時 には、パソコンで計測箇所を人体図上に表示すると共に計測 器具や補助道具等も指示した。体型把握のため、青年女子を 図l人体寸法計測の自動化システム 対象としたProport i on図等のプログラムを作成した。 【結果】人体計測器をパソコンと接続することで、計測 と同時に計測値の保存ができ、計測と計測値記録の大幅 な省力化が可能となった。また、計測方法をパソコンで前餅高・ 支援しているため、初心者でも容易に計測が行えた。保蒙贋高・!.Sa ≫) ・ 7.05 (7.051 身長(・ n畏・ 1 靫眩s高 ・ S、77 (S、aq’ 冑ux 買値X・5.75 ・ <5.69) 顧≫X ・ 5.44 (5.71) 乳凛X ・ S.OQ (5.04) B.L ^.32( i.31}u.L. <3.49) H.L. ●吋璽−●9.S6 肩濠n ・ t 胸部晴S - 0.91 瞬部廣a・0.64 {Q.3&^ (0.7S1 (0.64} 腰部廣S - 0.91 (0.93) 塁遮幡・ 回.i^ to.65) 外果幅・ a.36 (0.39) 存データを利用して体mm握のための資料を短時間で作 成でき(図2 )、被服教育に有効であった。ただし、メジ外蔓馮. ヤ― による計測値はMANUAi INPUTしているため、メジヤ 一とパソコンとの接続について検討中である。 0.23 (0.27) 図2頭長をもとにしたプロポーション正面− I )は本字s5ii-39零度女子学主の高値一橋疆刀its
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