作例提供 東京大学 大学院理学系研究科 化学専攻 分析化学研究室 小澤岳昌 教授、服部 満 先生 注意 本装置は各種蛍光プローブ、小動物を利用した実験系アプリケーション等に幅広くご利用いただける可能性がありま すが、実験系アプリケーションおよび、実験系アプリケーションに必要なリソースを用いるに際して、特許権を有する第 三者のライセンスが必要な場合があります。例えば、Anticancer社(日本国内特許番号第4021197号遺伝子発現 の全身光学イメージングとその使用、第4658809号GFPおよびその他の蛍光タンパク質トランスジェニックヌード マウス)および、Perkin Elmer社(日本国内特許番号第3786903号 哺乳動物中の発光複合体の非侵襲的局在化) はそれぞれ、光を放つ化合物を生成するように遺伝子操作された細胞のイメージング領域において、複数の特許を保 有しています。お客様が本装置を使用するにあたり、第三者の知的財産権のライセンスが必要かどうか知的財産権の 専門家にご相談されることをお勧めいたします。 本装置を飼育動物施設等 診断目的に使用する可能性がある施設への展示、 授与等は禁止しています。 本装置は実験研究用であり、動物用の臨床試験目的に利用することはできません。 製品および、 仕様は改良のため予告なく変更することがあります。 感度・速度を極めた、 次世代イメージャー multi functional in vivo imaging system ■ モレキュラーデバイスジャパン株式会社 本 社 〒103-0002 東京都中央区日本橋馬 町2-7-8 G-PLACE日本橋7 階 大阪支店 〒532-0003 大阪府大阪市淀川区宮原4-6-18 新大阪和幸ビル8 階 FOR RESEARCH USE ONLY. NOT FOR USE IN DIAGNOSTIC PROCEDURES. The trademarks mentioned herein are the property of Molecular Devices, LLC or their respective owners. Specifications subject to change without notice. ©2013 Molecular Devices, LLC | 12/13 | Printed in USA | PN: 0120-1574.C | Patents: http://www.moleculardevices.com/productpatents/ ◆ 対象物に最適なカメラ選択が可能 ◆ 発光(Luminescence)・蛍光(Fluorescence)測定が可能 ◆ ストリーム読出し (高速画像取得) が可能 ◆ 高い拡張性 ◆ メモリ機能付属 電動昇降ステージを標準装備 モレキュラーデバイスジャパン株式会社 TEL : 03 - 6362 - 5260 TEL : 06 - 7174 - 8831 www.nihonmdc.com ¦ www.moleculardevices.com ¦ mail to: [email protected] 特徴 2014000000 multi functional in vivo imaging system MIISシステムの特徴 ■ EMCCDカメラ レンズ ロッドホモジナイザ 対象物に最適なカメラ選択が可能 電動フィルターホイール MIISシステムでは、超高感度EMCCDカメラ (電子冷却 ロッドホモジナイザ 時-80℃、チラー併用時-95℃、増幅ゲイン最大1000 倍 )に 近 赤 外 領 域 で の 干 渉 縞 を 軽 減した F r i n g e Suppressionオプションの選択をはじめ、広視野(600 万画素) ・高解像度(4.54um/素子)冷却CCDカメラや 電動昇降ステージ 高速取込み可能な最新sCMOSカメラおよび、近赤外 (900∼1.7um対応) カメラまで、 ご用途に応じて組合 せ可能です。 ■ 発光 (Luminescence)・蛍光 (Fluorescence) 測定が可能 高輝度LED例 発光測定に加え、蛍光測定用高輝度光源(LED、キセノ ン、タングステン、レー ザ ) を 組 込 可 能 で 、吸 収 光 は 50mm径のフィルター(最大6つ)を自由に組み合わせて 実装ができますので、蛍光タンパク質や蛍光マーカーを 変更した場合にもユーザ様サイドでの入替ができます。 MIIS多機能インビボイメージングシステムは、 ご研究用途に応じてミクロ光学系(倒立顕微鏡)下での生細胞観察から開 放絞値 f0.95マクロレンズを用いた小動物体内、 ゼブラフィッシュまたは、植物試料からの微弱発光や蛍光画像取得が可 能なインビボイメージャです。 画像取込み・解析ソフトウェアにはバイオイメージングソフトウェアとして国内外で数多くの納入実績のあるMetaMorphを ■ ストリーム読出し(高速画像取得)が可能 ストリーム読出し (参照画像/発光 (蛍光) 画像を ミリ秒にて高速切替) カメラが持っている画像転送性能を最大限利用しかつ、 使用し、 MIIS専用タスクバーにより初めての方でも安心してお使いいただけるよう工夫されています。 検出用カメラは、高感度EMCCDや広視野冷却CCD/sCMOSカメラから選択いただけ、蛍光観察時は標準で高輝度 参照光を高速でスイッチングすることで従来では不可能 LED光源を用いておりUV光による光毒性を除去しつつ、 光源由来の強度揺らぎも取り除き高い信頼性も維持します。 とされていた発光(蛍光) と参照光画像取得をリアルタイ また、 すでに蛍光顕微鏡システムをお持ちのユーザ様のイメージング機材を有効活用し、必要な部分のみを拡張のうえ再 ムでイメージングできます。※読出レートは、使用するカ 構成させることで、 出費も抑え機能拡張させることも可能となっています。 メラと画像取得設定に依存します MIISラインアップ カメラ XFP-PROX XFP-PRO XFP-STD Lumi-PROX Lumi-PRO Lumi-STD 1024EMCCD 512EMCCD 6MCooledCCD 1024EMCCD 512EMCCD 6MCooledCCD 観察モード 発光・蛍光 ステージ 高い拡張性 フラットヒータを小動物専用タイプへ変更も可能 いるカメラをお持ちの光学顕微鏡に接続しての明視野・蛍光 画像タイムラプスシステムへの応用ができます。 (MIISで使 開放絞値 f 0.95, 50mm 130x130mm ソフトウェア 制御PC 80x80mm MetaMorph-MIIS 120x100mm 130x130mm 80x80mm 用しているパーツは取り外しが可能です) 120x100mm メモリ機能付属 電動昇降ステージを標準装備 MVDOC-MIIS リモートパッドまたは、 ソフトウェアからサンプルステージの昇 Microsoft Windows7 64bit, 8GBメモリ, 24インチモニタ Microsoft, Windows7は、米国Microsoft Corporationの米国および、その他の国における登録商標または商標です。 マクロ撮影のみならず、 モジュール顕微鏡を暗箱内部に組み 込んでのマクロ・ミクロコンビネーションやMIISで使用して 発光 電動昇降タイプ (ガス麻酔装置および、 保温台実装可能) 撮影レンズ 最大視野 ■ 降が可能です。 ステージ部は耐荷重部3kg以上と十分にありかつ、 電磁ブレーキが組み込まれているので、 不意な停電時に もステージポジションが変わらぬよう工夫されています。 ※ガス麻酔装置や保温台が実装できます 2 multi functional in vivo imaging system multi functional in vivo imaging system 3 multi functional in vivo imaging system ソフトウェア ■ アカルミネとDルシフェリン比較画像例 (うつ伏せ状態で観察) MetaMorph-MIIS/MVDOC-MIIS 共通仕様 カメラ制御 ◆ 露光時間設定:手動・自動・マルチ選択 ◆ 取込みエリア指定:フル・1/4・選択範囲・カスタムチップ ◆ ビニング:×1・×2・×4・×8(カメラモデルによる) ◆ EMゲイン:1∼1000倍 (EMCCDモデル) ◆ モード別設定値記録・読出し など Kinetic 解析機能 ◆ 輝度・面積変化量グラフ作成、 タイリング表示、動画作成、複数画像同時操作 など オーバレイ機能 ◆ 明視野 (マウス全身参照画像など) +発光/蛍光画像スーパーインポーズ表示、 輝度スケール、 テキスト、 時刻情報、 矢印ほか 専用ツールバー ◆ 必要な機能だけをツールバーに任意登録可能 ◆ 実験プロトコール、解析プロトコールの記録・実行可能 ◆ タイムラプス撮影 ◆ ストリーミング撮影 ◆ 自家蛍光軽減・均一化処理機能 ◆ ラインスキャン機能 MetaMorph-MIIS 専用機能 ◆ 保温台温度記録 (グラフ化も可能) ◆ 注入細胞 :HEK293 (生細胞, ルシフェラーゼを一過的に発現) ◆ 発現ルシフェラーゼ:ELuc (Emerald Luc), FLuc (Firefly Luc) ◆ バッファー :HBSS (LifeTechnologies) ◆ 発光基質 :1 mg of D-Luciferin (Wako, D-Luciferin Potassium Salt) / 1 mg of Akalumine (Wako) ※細胞, バッファー, 発光基質を混合してマウス皮下へ注射 ◆ ウェルプレート解析 (グリッド解析) ◆ マウス :BALB/cSlc-nu/nu (メス, 5週齢) ◆ 画像説明 :左端 明視野画像、 左から2番目 発光画像を緑色で疑似着色、 右 2枚は 明視野画像と発光画像の 重ね合せ なお、赤丸エリア 左2箇所-ELuc発現細胞 (左上-Akalumine, 左下-D-Luciferin), ウェルプレート (6/12/24/48/96など) に対して、 アンカー とリファレンスウェルを指定するだけで各ウェル毎に輝度値情 報が瞬時に取り出せます。 また、Journal(解析用マクロ)を組み込むことで、 より詳しい データ解析 (セルカウントなど) を自動実行することも可能です。 右2箇所-FLuc発現細胞(右上-Akalumine, 右下-D-Luciferin) ◆ カメラ設定 :露光時間 (明視野画像5ミリ秒、 発光画像60秒、 EMゲインなし) [Andor iXON Ultra888] アカルミネとDルシフェリン比較画像例 (仰向け状態で観察) なお、 仮に取得済画像が斜めになってしまっている場合でも、 グリッド角度を調整し処理を行え、 解析時にスレッショルド (2値 化) 指定が併用でき、 対象物をより絞り込むこともできます。 画像説明:左ELucを肝臓に発現させ、 アカルミネ1mgでも発光を観察できたが、右D-Lucirerinでは10倍の10mgで も発光を観察することはできなかった(深部観察時には、 アカルミネ有効であると確認) カメラ設定:露光時間60秒、 EMゲイン×1000 [Andor iXON Ultra888] 4 multi functional in vivo imaging system multi functional in vivo imaging system 5 multi functional in vivo imaging system ウェルプレートを用いた観察例 LM1キャリブレーションプレートを用いた EMCCDゲインモードとノーマルモード比較例 EMゲインを併用した場合は1/3以下の露光時間でもスポット検出が可能(露光時間を短くしたいアプリケーションに対し てはEMモードが有効) 左:3分露光(EMゲイン1000倍) 、右:10分露光 (EMゲインオフ) [Andor iXON Ultra888] ◆ 細胞 :HEK293 (生細胞, ルシフェラーゼプローブを安定発現) ◆ 培地 ◆ 発光基質 :1 mg of D-Luciferin (Wako, D-Luciferin Potassium Salt) ◆ 検出対象 :ADRB2 (GPCR)とβ-Arrestin2の薬剤刺激に伴う結合 ◆ 検出原理 :ADRB2とβ-Arrestin2それぞれに分割したルシフェラーゼ (ELuc)断片を融合. 薬剤 (リガンド) 添加 NanoLucを用いたライブ画像観察例 : HBSS (LifeTechnologies) により両者が結合するとルシフェラーゼ断片が接近, 再構成され発光が生じる. ◆ 添加薬剤 ◆ カメラ設定 :露光時間10秒、 EMゲイン×800 [Andor iXON Ultra888] GPCRリガンド 発光基質 阻害剤 :isoproterenol (リガンド), propranolol (リガンドの働きを阻害) Isoprpterenol(M) D-Luciferin(mM) Proptanol(M) A − B 1×10-9 C 1×10-8 D 1×10-7 E 1×10-6 F G H − 1×10-3 1×10-7 1×10-6 1×10-5 0.5 2.0 0.5 2.0 0.5 2.0 0.5 2.0 0.5 2.0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 ◆ 注入細胞 :HEK293 (生細胞, ルシフェラーゼを安定発現) ◆ 発現ルシフェラーゼ :NanoLuc (Promega) ◆ 培地 :HBSS (LifeTechnologies) ◆ 発光基質 :10 μL of Furimazine (Promega) ※細胞, 培地, 発光基質を混合してマウス皮下へ注射 ◆ マウス :BALB/cSlc-nu/nu (メス, 5週齢) ◆ NanoLucを用いてマウスを麻酔無しの状態で秒6ペア*1 (明視野・発光共に60ミリ秒露光) でライブ撮影が可能 ◆ カメラ設定 :露光時間 60ミリ秒、 EMゲイン×700 [Andor iXON Ultra888] ビニング、露光時間、 ゲイン、読出し速度) を調整することでさらなる高速画像撮影も可能 *1 カメラ設定(取込み範囲、 6 multi functional in vivo imaging system multi functional in vivo imaging system 7
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