IRコミュニケーション 実践講座

「長期保有してくれる株主を増やす」というのを、
どうやって施策や制作物に落とし込めばよいのか?
IRコミュニケーション
実践講座
前例や他社事例に頼らず、
自社にとって効果のあるIR活動を
企画・実践できるようになるためのノウハウ
!
「もっと具体的な成長戦略を」と
言われても伝えたい施策ほど
表には出せず、
どこまで出してもよいのか。
他社の事例を見ても、その場では勉強に
なった気がするが、規模や予算など
違い過ぎて結局参考にならない。
「株式分割しろ」などという
株主都合の声はどう経営陣に
伝えるのが正解なのか。
記者にセルサイドにバイサイド、
夜討ち朝駆けにスモールミーティング
など、対応はどう変えればよいのか。
統合報告書にスチュアードシップ・コードに
コーポレートガバナンス・コード…
新しい流れにはどこまで対応すればよいのか。
データを集める調査部隊のような
印象を社内に持たれていて、
「何か探りに来たのか」と迷惑がられる。
「このデータを強調したい」と伝えても、
デザイナーから出てくるのは
「そういうことじゃない」というものばかり。
IRサイト、アニュアルレポート、
決算短信、有価証券報告書、
株主通信、決算説明会etc…
「企業の成長性」
「将来のビジョン」
「強み」
「不採算部門の将来性」
「中長期計画の具体性」…
他社の事例を見ただけでは分からない、
財務諸表で伝わらない企業価値をきちんと伝えるセオリーを学ぶ!
「情報開示」ではリレーションは築けない!
企業価値を伝えられる戦略の立て方
不毛な発信の繰り返しにしない
効果的な施策・制作物のセオリーと実現策
「財務データの開示」
は、投資家やアナリストとのリレーションに
はほとんど関係がありません。株価や配当による繋がりである限
り、業績が好調なときには心強い支援者であっても、停滞の兆し
が見えた途端、一転厳しい視線が向けられることになります。そ
の中でデータ以外の価値をいかに伝え、頷かせることができるか
は、
まさにIR担当の腕の見せどころです。
しかしそのノウハウの多
くは経験を通して蓄積され、部長や室長など経験のあるベテラン
のIR担当にしかないのが現状です。結果、基本的な財務やIRの
知識は身に付けても、
日々繰り返しの業務の先が見えず悶々と
している担当者は少なくありません。講座では、次のステップとし
て、IR活動として何を行い伝えるべきかという戦略の組み立て方
と、
それに必要な、投資家やアナリストがそれぞれ何を求めてい
るかを洞察するノウハウを学びます。
また具体的に説明会やアニュアルレポートなどにおいても、結局
伝えたいことが伝わっていないことに担当者は頭を悩ませていま
す。記者やセルサイド、バイサイドはそれぞれの思惑で動いてお
り、
ときには火消しに追われることもあります。株主のアンケート
は好き放題で、
また他社を参考にするにも、
自社にとっての良し
悪しの判断基準がなければ取り入れようがありません。
また社内
から魅力的な情報を集めようにも
「調査部隊」
が来たかのような
対応をされ、
トップからは株主の味方と厄介者扱いされることもあ
ります。制作においても、
デザイナーに意図が伝わらず修正を繰
り返し、
それが株主にも伝わっていないとなれば不毛さばかりが
募っていきます。そこで講座では、
自社が伝えるべき価値の発
掘・整理法と、
それを制作物に落とし込むセオリー、
また社内外
問わず対象別コミュニケーションのノウハウを学びます。
IRを成功に導くためのコミュニケーション対象
対社外
対社内
STEP
アナリスト
・セルサイド
・バイサイド
投資家
記者
・機関投資家
・個人投資家
・海外投資家
トップ
・新聞
・専門誌
この施策・制作物で相手のどんなニーズを満
たすかが考えられているか。
利益以上の価値を伝え、自社の変わらない
部分への共感が得られるか。
「もっともらしい声」に振り回されていないか。
経営陣の声をIRの視点で翻訳して魅力的な
コンテンツに、株主の声を経営陣の視点で有
益な情報に変換できているか。
IRの活動を理解してもらい、経理・財務から
上がってくるデータにはない「生きた情報」が
集まる体制が作れているか。
各部署
1 IRコミュニケーション戦略編
前年踏襲・他社の事例ベースではない自社に合った戦略の組み立て方を学ぶ
「リレーションが築けないIR」と
「リレーションが築けるIR」の違い
単なる情報開示では、
いくらこまめに、真摯に行ったところで投資家と
の関係を向上させることはできません。
もちろんデータの開示は必要で
すが、
今以上の結果を生むものではありません。重要なのは、
表面上の
要望だけでなく相手が「自社の何を知りがたっているか」
というホンネを
認識し、
提供することです。優秀なIR担当ほど、
普段から自社がどう見ら
れているかを把握しており、
それを利用して投資家のホンネを洞察して
います。講座では、
自社がどう見られているかということからそのホンネを
洞察するノウハウと、
それをどのような方法で伝えるかを学びます。
共感を得て「ファン化」してもらうための
企画・発信ノウハウ
長期的な保有をお題目にせず実現するためには、株価や配当といっ
た利益以外の価値を感じてもらうことが必須です。重要なのは、理念
や企業ビジョンといった、変わらない価値への「共感」
を得ることです。
講座では、
まず投資家別の行動心理をつかみます。
そのうえでto Cの
企業でもto Bの企業でも応用できる、
トップのメッセージを軸にした共
感を得る施策の企画の立て方と発信の媒体選択を学びます。
表面上の質問への回答だけでなく
本当に知りたいことを発信
本当に知りたいこと
質問
●
□
△
○ ♢ ● ☆ ●
▽ ■ ◎ △ □
自社がどう
見られているか
変わらない価値への
共感を得る
の
トップージ
メッセ
理念
ン
ビジョ
業
企
洞察
IR
共感
それぞれの
心理をつかむ
・機関投資家
・個人投資家
・海外投資家
STEP
2 IRコミュニケーション実践編
数字には表れない自社の企業価値を「見える化」するノウハウを学ぶ
自社の「見えない価値」を発掘し
伝えるための5点整理法
非財務情報の発信を課題に感じている企業は多くあります
が、
そもそも自社の価値が整理されていなければ「何を伝える
べきなのか」
を判断することもできません。それが整理できてい
れば、相手のニーズに合わせ何を伝えるのが効果的かという
戦略を立てることができます。講座では、
自社の価値を5つに
分類する整理法と、
そこから
「見える価値」
を通して
「見えない
価値」
を伝えていくノウハウを学びます。
見える化=IR
物的資源
人的資産
STEP
顧客資産
・機関投資家
・個人投資家
・海外投資家
投資家
・セルサイド
・バイサイド
アナリスト
・新聞
・専門誌
記者
IR
金融資源
組織資産
見えない価値
行動原理をおさえた
対象別コミュニケーションノウハウ
IR活動の対象は多岐にわたります。同じ質問であっても、
その
相手が「どんな思惑の」
「 誰か」によって答え方を変えなくては、
期待とは違う結果への対応に追われることになります。
たとえば
記者はその場の話題性を追うため
「点」、
アナリストは過去の記
事も含め専門性を判断されるため
「線」
で企業をとらえます。
そ
うした行動原理を理解しなくては、社内外問わず相手を制する
ことも動かすこともできません。講座では、対象ごとの行動原理
をおさえ、具体的なコミュニケーションのノウハウを学びます。
財 務 諸 表
見える価値
・IR活動に積極的か
・創業者か
・出自はどこの部署か
トップ
何のために
動いているのか?
何が得意/苦手
なのか?
何をすると喜ばれる/
嫌がられるのか?
・経理・財務
・マーケティング
・営業
・広報
各部署
3 IRコミュニケーション表現編
IRにおける良いデザインの基準と失敗しないデザイナーへの伝え方を学ぶ
「伝わる」デザインかどうかを感覚に頼らず
判断するチェックポイント
企業ビジョン
コピー 色
レイアウト
メッセージ
IR担当者
信頼感
財務
経営戦略
企業価値
CHECK
・呼び起こしたい
感情は何か
・他社と入れ替え
可能でないか
・
「何を伝えるか」を
一言で言えるか
etc...
デザイナー
表現
感性
伝えるべきポイント
インパクト
財務にうといデザイナーでも
修正を繰り返さない伝え方のコツ
デザイナーは表現のプロ、IR担当者は財務のプロであり、
そ
こには知識の差と重視する要素の差があります。だからこそ、
データを渡して強調をするポイントを伝えても、意図するものが
上がってこないということが起こります。修正を繰り返さずかつ
デザイナーの能力を最大限発揮してもらうためには、
どこまで
を伝えどこからを任せるのかという切り分けが重要です。講座
では、財務情報を齟齬なく伝え、
デザイナーの感性を発揮して
もらう伝え方のコツを学びます。
目的達成のための
表現要素
表現
目的
いくら戦略を練り上げても、最終的な接点である制作物がそ
れを伝えていなければ意味がありません。
しかしなぜそのデザ
イン・表現なのかということを、個人のセンスや感覚に依って
判断していては効果は期待できません。講座では、制作物を
作り始める前に押さえておくべき、伝わる制作物の構成の原
則と、
「 伝わる」デザインを根拠を持って判断するためのチェッ
クポイントを学びます。
目的達成のために
伝えるべきこと
カリキュラム
テーマ
講義内容
10:00
長期保有を実現する関係を築く
IRコミュニケーション戦略
コーポレートコミュニケーションとしてのIR/伝えたい情報の発信から求められる情報の発信へ/そ
のデータで何が知りたいのかを洞察する/投資家の心理とアプローチ法をつかむ/認知してもらう
からファン化させる戦略設計へ/ソーシャルメディア×IR活用のためのポイント/グローバルIRの基
本/脱「いかにも日本っぽいね」のためのガイドライン
「数字」を「価値」へと翻訳する
ビジョンを見せるIRの実践
自社の価値を発掘する5点整理法/核となるコアメッセージをつかむ/「 見える価値」
と
「見えない
価値」の表現/各制作物ごとの向き不向きをおさえる/対象別の行動原理を理解する/行動原理
からコミュニケーションに落とし込む/効果測定とその社内活用
根拠を持ってデザインを判断する
企業価値を語ってくれるデザイン
その制作物で起こしたいコミュニケーションは/IRならではのポイントと注意点/信頼感とインパクト
のバランス/情報を削って尖らせる/担当者がおさえておくべき最低限のデザインの知識/伝わる
デザインのチェックポイント/イメージを共有し修正を繰り返さないディレクションノウハウ
∼
時間
12:00
∼
13:00
15:00
∼
15:30
17:30
講師プロフィール
デビッド・ラッセル氏
佐藤明氏
代表取締役
代表取締役
株式会社ラッセルコミュニケーションズ
コロンビア大学卒業後約25年間日本に在住。証券
会社を経て、
日本経済新聞社、東洋経済新報社等
でビジネス記事の執筆、編集に従事。
日本の経済・ビ
ジネスに関する著書は10冊を超える。1995年に米
国で
“Best Business Book of the Year”
に選ばれ
た。会社設立後、約15年にわたり、数多くの日本トッ
プ企業のため、IR、PR、CSR支援サービスを提供し、
IR/PR/CSRコンサルティングと制作に携わって
いる。またオリックスの 5 0 年 の 成 功を読み解く
「GOOD RISKS」
(英題)
を出版予定。
講義概要
塚原 一高氏
株式会社 志庵
株式会社バリュークリエイト
代表取締役/アートディレクター
1987年野村證券グループ入社、
以後89年に同社証券ア
ナリスト。
日経金融新聞
(現日経ヴェリタス)
アナリストランキ
ングでは、
30歳で企業総合部門で1位
(1995年)
、
1994∼
2000年造船・プラント部門7年連続第1位。2000年、
IT業
界に特化した投資調査会社で調査部長。01年5月日米公
認会計士の三冨正博と株式会社バリュークリエイト設立。
東京理科大学大学院(MOT)非常勤講師、
デジタルハリ
ウッド大学でコーポレート・コミュニケーション論准教授、
海外
資産運用会社、
レオス・キャピタルワークス株式会社、長期
投資のコモンズ投信取締役などの社外取締役を経験。現
在、株式会社富士製薬工業
(東証1部)
社外監査役、株式
会社ソケッツ
(東証マザーズ)
の社外取締役を務める。
アートディレクターとしてIR支援会社に10年間在籍。
その後、2010年12月に株式会社志庵を設立。企
業・学校等の広報におけるコミュニケーション・ツール
の企画制作に携わる。現在では、
アートディレクター
兼プランナーとして各種ツール制作を手掛けており、
海外のアニュアルレポート・アワードでは受賞実績豊
富。世界有数のアニュアルレポート・コンペティション
「ARCアワード」においては審査員の一員として、毎
年世界中から応募されているアニュアルレポートの審
査を行う。
●開催日程 :2015年2月23日
(月)10:00∼17:30 ●講義会場:東京・南青山 ●受講料金:48,000円
(税別)
●受講対象:IR・広報・経営企画・財務・総務・コーポレートコミュニケーションなどIRに関わる部門の方。
これから上場される予定の企業の担当者の方。
お申込み者情報記載欄
氏名
会社名
部署・役職
〒 住所
TEL
FAX
申込形態 ①企業申込(請求書を発行します) ②個人申込
お振込み先
E-mail
宣伝会議からの情報 ①いる ②いらない
三菱東京 UFJ 銀行 青山支店 普通 1145602 口座名義:株式会社宣伝会議
お申込みはWebから またはこちらまで
FAXにてお送りください
03−6418−3336
■お申込・お問合せ
株式会社宣伝会議 〒107-8550 東京都港区南青山5-2-1 NBFアライアンスビル4F
TEL:03-6418-3330 E-mail:[email protected] www.sendenkaigi.com/kyoiku/
※受講料について、開講前のご入金を原則とさせていただいております。入金が確認できませんと、
ご受講いただけませんのであらかじめご了承ください。※一旦納入された申込金・受講料は、受講前・受講途中にかかわらず、
いかなる理由であっても払い戻しや次期への振り替えはできません。※受講は申込者本人に限ります。他人に貸与・譲渡することはできません。企業派遣による申し込みの場合でも、受講者の変更は受け付けておりません。※
天候不順によるアクシデントや講師の都合により、直前に日程変更になる場合がございます。
その際、交通費の保証はできかねますのでご了承ください。※弊社と発注者は互いに暴力団、及びその他の反社会的勢力に該当
しないことを表明・確約します。万が一、上記に反していることが判明した場合には、直ちに無条件で本契約を解除します。※弊社と同様の教育講座を開催している企業、人材紹介業、受講生への営業・勧誘等を目的とするご
受講等に関しましては、審査の上、
お申し込みをお断りする場合がございます。
また、
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