九州地方整備局、平成26年度第7回事業評価監視委員会開く 有明海沿岸道路の三池港IC形状変更の再評価と事後評価7件など了承 九州地方整備局の平成26年度第7回事業評価監視委員会(委員長:日野伸一九州大学大 学院工学研究院教授)は9日、福岡市の福岡第二合同庁舎で開き、再評価対象事業として「一 般国道208号有明海沿岸道路(大牟田~大川)」の道路1件と事後評価対象事業道路4件、 河川改修3件について審議し、いずれも対応方針(案)どおり、了承した。また、報告対象 事業として河川改修の「白川特定構造物改築事業(第一白川橋梁)」についての報告が行わ れた。 「一般国道208号有明海 沿岸道路(大牟田~大川)」は、 沿岸8都市を高速でつなぎ、地 域間の連携・交流を促進し、沿 岸地域全体の経済活性化を目 指すとともに、陸海空の広域交 通ネットワークを形成し、更な る交流圏の拡大や物流の効率 九州地方整備局の第7回事業評価監視委員会 化を達成し、並行する国道等の 混雑緩和・安全性を向上するもの。今回の再評価のポイントは、災害発生時の機能確保とし て三池港IC形状変更に伴うもので、事業費約134億円の増額を見込んでいる。平成26 年度の事業費変動は、全体事業費が合計約2,716億円(事業費2,461億円、維持管 理費約255億円)から今回評価の全体事業費が合計約2,868億円(同約2,595億 円、同約273億円)に増額となり、残事業費は事業費約847億円、維持管理費約142 億円の合計約989億円となっている。 対応方針(案)では、平成25年度末の事業進捗率は、事業費ベースで約64%(約1,6 15億円/約2,525億円)であり、うち用地進捗率約97%、費用対効果も十分高い事業 で、地元自治体等からの支援も受けており、今後の円滑な事業執行も可能で、事業を継続す ることにしている。
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