設計・施工一括発注方式の取扱いについて

平成 26 年 6月 26 日
財
務
局
設計・施工一括発注方式の取扱いについて
2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催準備に当た
っては、確実な開催に向けて民間の優れた技術力を十分に活用し、事業を迅
速に進める手法の導入が必要です。
そのための一つの手法として、設計段階から施工技術に精通した者の技術
力を得ることで、設計及び施工の合理化・効率化を図り、確実な工程管理・
品質管理が期待できる設計・施工一括(以下「DB(Design Build)」とい
う。)発注方式を採用することが考えられます。
DB発注方式については、下記を基本的な考え方として取り組んでまいり
ますので、お知らせします。
記
●
DB発注方式の適用要件
競技会場にある施設のうち、DB発注により事業を実施することが有効
と考えられるもので、次のいずれかに該当する施設を対象に適用します。
○
特殊な施設又は施工の難易度の高い施設であって、設計段階から施工
者の高度な技術力の活用が要求されるもの
○
しゅん功までの時間的猶予が少なく、設計・施工の効率化により工期
内の確実な履行完了が要求されるもの
1
●DB発注方式の実施概要
DB発注方式では、基本設計、発注者支援等の業務(DBアドバイザリー
業務)を別途委託し、DB発注に向けた条件整理等の事前準備を行います。
その後、価格と価格以外の要素(技術力)とを総合的に評価する総合評価
方式によってDB受注者を決定し、設計・施工を一括して実施します。
1
DB アド バイ ザリー 業務 の受 託者 によ る発 注者支 援
※ 業務範囲及び発注時期については、案件により異なる場合がある。
1
2
3
基 本設 計
DB 発注 手続
(総 合評 価)
DB 受注 者に よる契 約の 履行
( 設計 ・ 施工 一括 )
D B発 注準 備
DB発注
設計 ・施 工の 実施
DB発注方式実施フロー
特にポイントとなる点は、次のとおりです。
①
基本設計及びDBアドバイザリー業務
○
DB発注方式を適用する案件では、DB発注に先立ち基本設計を実施
します。この中で、必要な事前設計のほか、整備する施設に求める性能
等の要求水準、受発注者間のリスク分担等を検討し、DB発注資料の作
成を行います。
○
基本設計は、原則としてプロポーザル方式により、委託先を選定しま
す。
○
DB発注方式による事業を円滑に実施するため、原則としてDBアド
バイザリー業務※を委託します。
※
DBアドバイザリー業務の内容は、主に次の2点です。
①
DB発注手続中の総合評価審査支援等の業務
②
DB契約締結後、設計段階における設計内容の確認及び工事施工段階におけ
る施工図、施工状況の確認等の業務
※
DBアドバイザリー業務は、DB発注の設計・施工条件を理解した上で業務を実
施する必要があるため、基本設計の受託会社に委託することが考えられます。
2
②
DB発注手続
○
DB発注では、価格と価格以外の要素(技術力)とを総合的に評価す
る総合評価方式により落札者を決定します。
○
設計業務の担当は、建設共同企業体(JV)の構成員又はJVと委託
契約を締結する予定の設計協力会社のいずれかとします。入札参加資格
確認申請時には、担当を明らかにしてください。
※
基本設計受託者及びDBアドバイザリー業務受託者は、JVとの間で委託契約を
締結する予定の設計協力会社となることはできません。
○
工事は、JVを結成して行うこととし、複数の業種にまたがる工事の
場合は、原則として分担施工方式(乙型)の異業種JVを結成し、各業
種内で共同施工方式(甲型)のJVを結成することとします。
建築工事の例
建築・電気・給排水衛生・空調 異業種JV
分担施工方式(乙型)
建築工事JV
電気工事JV
給排水衛生工事JV
空調工事JV
共同施工方式(甲型)
共同施工方式(甲型)
共同施工方式(甲型)
共同施工方式(甲型)
土木工事の例
河川・水門門扉・ポンプ据付け 異業種JV
河川工事JV
共同施工型(甲型)
水門門扉工事JV
共同施工型(甲型)
分担施工型(乙型)
ポンプ据付け工事JV
共同施工型(甲型)
異業種JVイメージ
③
契約の履行(設計・施工の実施)
DB受注者は、都が仕様書で定める性能等の要求要件、総合評価時の技
術提案等に基づき、設計及び施工を実施することになります。
DB発注の手続等の詳細については、基本設計終了後、DB発注時に案件
ごとに制定する実施要領において公表します。
【問合せ先】 財務局経理部総務課契約調整担当
3
電話(03)5388-2607