平成２６年４月吉日各位 OT 研究会花山友隆 CI セラピー研修会開催のご案内貴下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。さて今回 OT 研究会で日本 CI セラピー研究会代表田邊浩文先生をお招きし、下記の通り CI セラピーをテーマに研修会を開催致します。記＊講師：田邉浩文先生（OTR、PhD）神戸大学大学院医学系研究科修士（保健学）博士（保健学）米国アラバマ大学 CI Therapy Training Program 履修米国アラバマ大学 CI Therapy Pediatric Program（小児）履修米国アラバマ大学 Taub CI Therapy Clinic 研修履修米国アラバマ大学臨床研修履修＊開催日平成２６年７月６日（日曜日）１０時～１６時（受付：９時３０分より）＊場所原田学園鹿児島医療技術専門学校鹿児島市平川町字宇都口 5417-1 ＊研修会内容 10：00～12：00 CI セラピー概要 13：00～16：00 田邉先生による治療（面接～CI セラピー実施）、質疑応答今回は CI セラピーについて経験のない方にもわかりやすく CI セラピーの概要をお話して頂きます。また、講義の後には実際に田邊先生による介入（CI セラピー）をして頂く予定となっております。＊申込期限平成２６年６月２８日（土曜日）まで受講定員：50 名＊受講資格作業療法士＊参加費＊申込要領３０００円申込受付アドレス（E-mail のみ） [email protected] ①件名に「CI セラピー」と入力し、②所属 ③氏名 ④経験年数を必ず入力して下さい。＊問い合わせ先アドレス [email protected] （E-mail のみの受付）医療法人敬親会豊島病院リハビリテーションセンター作業療法士花山友隆田邉浩文先生より CI セラピーについて中枢神経疾患に対する治療法は世界中に数多く存在していますが，その中で CI セラピーは最も高い Effect Size(効果の大きさ)が期待できる治療法として国際的に注目を浴びています．「CI セラピー」という名は 1995 年頃から米国やカナダ，ドイツを皮切りに世界中に認知・波及されてきました．CI セラピーの開発者であるアラバマ大学 Taub 博士は，長年にわたり様々な検証を重ねて現在の CI セラピーコンポーネントへと整備してこられました．ところがその内容は世の中には正しく伝わっておらず，CI セラピーの内容を知らない者による講演会や講習会の開催によってかなり誤った形で普及された経緯があり，日本においても本が出版されるなど同じことが起こっています．いわゆるニセモノ（変法）が注目されていることに関してはどうでもよいことなのですが，真の CI セラピーの効果は変法とは比較にならないほど大きく，国内 130 万人といわれる片麻痺様の生活の質を上げるためには「真」の普及を進めるべきであると感じています．そのような思いから 2013 年 5 月に SIG 団体日本 CI セラピー研究会を立ち上げ普及活動をしています． CI セラピーは１日３時間以内のセラピスト介入による外来フォローアップセラピーであり，ボトムアップによる機能回復と AEBM というトップダウン介入により生活での麻痺手の使用汎化を促進いたします． 2 週間の介入で STEF では 60～80 点改善するのが真の CI セラピーです．変法では STEF が 30 点程度の改善しか及ばず脳機能局在の再構築はほとんど起こっていない点が真とは異なります．つまり，Taub が追求する真の CI セラピーは大脳皮質マッピングとネットワークの再構築を完成させるまでに仕上げられているのです．脳の可塑的変化は意味のある作業の遂行を反復したときに起きやすいことが科学的に証明されており，真の CI セラピーでは短時間のボトムアップで改善した麻痺肢にモニタリング技法を用いて生活使用へ汎化させていきます． SIG 団体日本 CI セラピー研究会では CI セラピー基礎講習会の他，モニタリングによるトップダウン講習会，徒手的介入のボトムアップ講習会を開催し，新人療法士様も CI セラピーが実践できるように教育させていただいています．研修会の内容はエビデンスに基づいた既存手技を含んでおり，CI セラピーを実践されない療法士様にも従来の作業療法実践場面で役立つことと思います．現在，NDT や MOHO を長年実践されてこられた多くの先生から「これこそ私が求めていた理想のセラピー」とのお言葉を頂いております．講習会では指の伸展が可能なグレード CI から指の伸展不能なグレード CI，下肢 CI セラピー，小児 CI セラピーについても講義いたします．九州でも，ぜひ一度，真の CI セラピーをご覧いただきたいと思いますので皆様へ鹿児島講習会をご案内させていただきました．