平成 28 年 1 月 15 日各位食中毒事故発生に関するお詫びとお知らせ株式会社玉清代表取締役大野勝芳常務取締役中川敏光この度、弊社の幼稚園弁当工場である「タマセイキッズランチ」におきまして、食品の重大事故である、食中毒が発生いたしました。弊社のお弁当を喫食され、大切なお子様に多大なる苦痛とご迷惑をおかけしておりますことを心より深くお詫び申し上げます。また、保護者様、幼稚園様、その他すべての関係者様にご迷惑、ご不安、ご心労をおかけしましたことを重ねてお詫び申し上げます。一日でも早いご回復を心よりお祈りいたします。さまざまな情報が錯綜し、ご報告が遅れ大変申し訳ございませんでした。弊社が把握している現在までの経緯をお知らせ申し上げます。経過 ① 12 月 10 日（木）欠席の多い一部の幼稚園様から保健所様に連絡が行き、弊社管轄の保健所様からお問い合わせがありました。 ② 12 月 10 日（木）～12 月 12 日（土）聞き取り調査、資料提出、工場内のふき取り検査、検食の提供、従業員の検便等、調査いたしました。 11 日（金）の段階でご注文数量の動向を調査してほしいと保健所様からの要請で一部の幼稚園様に欠席している園児様の状況（欠席理由等）を確認いたしました。 12 月 12 日（土）夕方弊社も状況がつかめていない中、知多保健所様から自粛のお話があり、指示を仰いだところ、業者の判断に任せるとの返答を受けました。 ③ 12 月 13 日（日）午後自粛をするにあたり、自粛開始の日程を 14 日（月）からするという急な決断によって幼稚園様及び、園児様、保護者様に多大なるご迷惑をおかけするのではないかとの思いから、工場内の徹底清掃・消毒・器具の殺菌・従業員の健康管理を行った上で保健所様にその旨をお伝えし、14 日（月）までお弁当を製造、15 日（火）からの営業の自粛をするという決断にいたりました。そして自粛にいたる経緯を可能な限り連絡がとれる幼稚園様にご説明をし、14 日（月）のお弁当のお届けについての確認をいたしました。幼稚園様からのご希望で 14 日（月）製造を決断したという訳ではなく、あくまでも弊社としての決断です。 ④ 12 月 14 日（月）午前中 13 日（日）の時点では、多くの幼稚園様と連絡を取り合うことが困難で翌日のご注文に関する確認をとることが出来ませんでした。未確認の幼稚園様に関しましては、製造日の当日 14 日（月）朝、工場内の衛生管理を万全な状態にしていることをお伝えした上で、お弁当をお届けしてよいかの確認と、翌日 15 日（火）からの営業の自粛をお伝えいたしました。 12 月 14 日（月） 18：30 保健所様から食品衛生法第 55 条第 1 項の規定によって、営業禁止命令を受けました。 10 日（木）以降、保健所様が調査を行ってきた結果、園児様等の体調不良の原因は、弊社のお弁当であるとの結論に至りました。 ⑤ 12 月 14 日（月）～12 月 15 日（火）工場内の製造に携わる従業員全員（29 名）の検便を保健所様に提出し、菌検査を実施ししましたところ、ノロウイルスの保菌者はおりませんでした。 ⑥ 12 月 16 日（水）15：30 保健所様から、12 月 7 日（月）の検食に入っているマカロニソテーの中からサルモネラ菌が検出されたとの連絡がありました。 ⑦ 12 月 18 日（金）16：00 保健所様から、弊社従業員 3 名の検便からサルモネラ菌が検出されたとの連絡がありました。7 日（月）のお弁当を全従業員が喫食している為、そこから感染したものと推察いたします。 ⑧ 12 月 17 日（木）～12 月 25 日（金）マカロニソテーのサルモネラ菌汚染につきまして、保健所様と原因の追究に努めましたが、原因の特定にはいたりませんでした。想定できる原因の一つとして「加熱不足」、「二次感染」が考えられます。 ⑨ 12 月 25 日（金）15：00 再発防止策が講じられたとして、弊社の営業禁止処分が解除となりました。 ※処分解除までの取り組みについて社内の改善につきまして、弊社従業員により工場衛生に関する改善の取り組みを保健所様の指導の下に、進めてまいりました。具体的には、全ての見直しをゼロから取り組む姿勢で、冷蔵庫、冷凍庫内に保管されていた食材の廃棄処分を行い、人や食材の導線の見直し、清掃、消毒を徹底的に行いました。その後、保健所様に改善報告書を提出し、工場内の改善確認。また、保健所様が開催した衛生講習会に現場作業者全員が参加し、衛生の知識を高める活動をいたしました。これらの取り組み後、処分解除の通知をいただきました。 ⑩ 12 月 26 日（土）今回の食中毒による被害者様が 1000 人を越えたとの報道がありました。弊社で発生した食中毒事故により、お子様、保護者様、幼稚園様、またその他関係者様へ多大なるご迷惑、ご心労をおかけしたことを改めてお詫び申し上げます。また、事件発生後につきましても対応の遅れが相次ぎ、更なるご迷惑やご不安を与えてしまったことを重ねてお詫び申し上げます。敬具