第43号8面 新春特別号 『SEVEN MARKS 2016』(2016年1月11日)

SEVEN MARKS 2016
発、❺メッセージ力ある
図しています。
機械に活用することを企
籃期のそれであり、農地
すが、その歩みいまだ揺
法の高い壁が感じられま
芸では、周年収穫をする
す。また一方でTPPな
ため多くの冷暖房装置が
私どもでは、このよう
「農業とエネルギーの効率化」をめざして
な施設園芸型農業への取
どの広域経済連携により
街灯用風車の開発、❻開
使われていますが、その
農業の先行きを懸念する
大多喜町では、メガソ
設置しました。
大半が重油を燃やす温風
り組みはもちろん、ソー
声も聞かれます。しかし
発済の風車のシャドウフ
ラーシェアリングの導入
ながら黒船で幕末が明け
リッカーシミュレーショ
方式です。それに対し弊
による農地利用や耕作放
たように、これを機に従
ーラーと小水力発電が実
協会では、ハウス内の温
棄地の再生を通じて、農
施されています。その地
調に再生可能エネルギー
業とエネルギーの効率化
は、エネルギー・デザイ
のための「最も効率的な
私どもでは、その実現
金具を開発し、実証実験
陽光発電モジュール特殊
いと思っています。
を今後も推進していきた
境関連技術やエネルギー
来の農業から脱皮し、環
ビス、❼提案済の展望室
ン・ I C T の エ ン ジ ニ
ス資源が豊富です。渓谷
一(社 ソ)ーラーシェアリング協会
の利用を考え、昨年より
ンソフトによる評価サー
の中で再生可能エネルギ
ビニールハウス専用の太
は山間地域で、バイオマ
付き風車のプランニング。
ーによる発電量を全体の
大 村 淳
こ の「 S E V E N M
化した社会へのマインド 活 用 が 求 め ら れ て い ま
の高度利活用により、世
代表理事
地元の自然エネルギーの と紅葉など自然豊かな養
A R K S 2 0 1 6」
%としました。
利活用を進め、中央集中 老 渓 谷 温 泉 も あ り ま す
チ ェ ン ジ を 図 る た め、 す。新年は、この地で次
界水準の最先端で強靭な
農業へと進んでいくこと
農水省の一時転用許可
を願っています。
通知から3年が経過し、
各地でソーラーシェアリ
を続けてきました。さら
ングの普及が進んでいま
に余剰電力を農業用電気
トラックや、農機具メー
再生可能エネルギーの導
❶バイオマス資源(木
カーで開発中の電動農耕
入 方 法 」 と し て、
「農業
月に設置
分野における化石燃料を
皆様、あけましておめ 電力小売の全面自由化が
で作られる電力を効率よ
低減化し、太陽光パネル
ュニティ・メディアのプ
を2010年
しました。また、その目 材、竹材、もみ殻)を用い
的をオンサイトで行い、 た新燃料と燃焼器の開発。 して行います。
始まり、また2020年
フューチャーセンター」 への太陽追尾システムの
も海外風車メーカーのカ 見出せないからでしょう。 な っ た 小 学 校 に「 エ コ・ への利用。❸太陽光発電
の飛躍の年にしたいと願
的な町創生、地方創生へ
たものです。本紙読者の 府は2030年度の電源
されています。さらに政
いよいよ本年4月から 度には発送電分離が予定
農業」におけるエネルギ
ているのが「施設園芸型
しています。現在推進し
く利用する方法」を模索
こうして新年は、具体 でとうございます。
レンダーをオフィスに掲
っています。法人名に付
多くの方々に、ご支援を 構成(エネルギーミック
千葉県大多喜町で廃校と ❷太陽熱の温泉水の加温
「 一 導入。最も主力とする風
、 を 構 築 す る た め に、
げました。残念ながら、 ら、水力と太陽光(洸)
け た「 .j p 」 は、 海 外
私は大学に勤める傍
、 般社団法人efco.j 力では、❹その社会受容
その12の月ページの写 バイオマスと風力(楓)
一(社 環)境金融研究機構
藤 井 良 広
な資金を温暖化市場に流
代表理事
れ込ませるには工夫がい
ーの効率化です。施設園
す。1.再生可能エネル
ス)の見通しを定め、そ
ギーを中心とした地域の
お願い申し上げます。
真の地方創生は再エネで
一
(社 エ
)ネルギーから経済を考える
経営者ネットワーク会議
2.賢くエネルギーを使
ス テ ム を 作 る こ と と、
出 さ れ た 要 請 は「
Put
」でし
Price on Carbon
産業界、金融界から強く
い、 そ の 成 果 も 踏 ま え
ィールドワーク等を行
ミナー等の各種会合、フ
取組に期待しつつ、具体
での諸政策充実強化への
後も、エネ庁や林野庁等
ととしております。その
提言に向けて取り組むこ
なども念頭に、さらなる
の活性化や熱利用の促進
す。私たちは自分の会社
なげていく責務がありま
り、ふるさとを未来につ
者は社員の暮らしを守
私たち中小企業の経営
はいきません。
し、諦めてしまうわけに
落 胆 し て い ま す。 し か
ます。
って力を尽くしてまいり
しているという自負を持
すが地域の経済を下支え
ま す。
)非力ではありま
熱の利用にも着目してい
電力以外のエネルギー=
進国だけでなく途上国
合意が得られました。先
対策の国際的枠組みでの
2020年以降の温暖化
結果です。一方で、人類 対策費用を加えた価格で
た経済活動の負の集積の いうことは、化石燃料に
業革命以来、展開してき ーボンに価格をつけると
気候変動は、人類が産 の声があがりました。カ
たエネルギー業界から
た。化石燃料批判を受け
う = 省 エ ネ で す。( 特 に
て、3回にわたる提言の
化をフォローし、勉強し
鈴 木 悌 介
ることです。COP で
への日本の発信を意図し
採・搬出方法の抜本的改
善、石炭混焼の促進(昨
年4月設置されたSGの
「中間総括」も踏まえ)
、
バイオマス発電産業の発
代表理事
地産地消のエネルギーシ
p」を2015年3月に 性を高める教材風車の開
真に日本の風力発電所の そして地熱(座)など、
エネルギーミックス見通しの実現と
バイオマス発電産業の発展への期待と課題
市民キャビネット農都地域部会
バイオマス発電事業化促進WG
取りまとめ、昨年7月の
ていきたいと思っており
展方策、また中山間地域
エネルギーミックス策定
速」に向け、総 力 を 結 集 言いでなく恐縮でござい
「再エネ導入の最大限加
向かって、世界に先駆け 実践する。それが私たち
持続可能な経済の実現に 場で自分ができることを
エネルギーに支えられた ています。その現場、現
います。今、安全安心な る地域という現場を持っ
に関する政策を憂慮して す。顔の見える仲間のい
めたこの国のエネルギー という現場を持っていま
域での再生可能エネルギ
にも有効な手段である地
対応にも、真の地方創生
たなしの地球温暖化への
がりのある話です。待っ
ネルギーに留まらない広
エネルギーのことはエ
ます。
の勇気と英知が求められ
果につなげるには、人類
した。合意を実効ある成
史的な国際合意となりま
のために守ろうという歴
も、地球環境を未来世代
と推定されます。加えて け 」。 こ れ こ そ が、 環 境
㌦(約3京円)に達する
資金だけでも、250兆 融資を判断できます。
融市場に流れるフローの 金もその価格をみて、投
ました。グローバルな金 ことです。金融市場の資
は膨大な富を蓄積してき 市場取引ができるという
ます。
力を得て、我が国の目下
性化の促進」に、いささ ルギーミックスにおける
う加速・拡大する一年に
ーへの取り組みがいっそ
問題解決のための費用を、 1兆㌦程度の温暖化対策 構が目指す方向性です。
ストックの資産もありま 金融の要諦であり、一般
て歩を進めるべき絶好の 中小企業ができるデモン
問題は、こうした膨大 ことを期待しています。
た環境金融市場が芽吹く
す。つまり、人類は年間 社団法人環境金融研究機
Gの取組範囲の拡大のご
資金を十分に捻出できる 2016年は、日本でも
年間1兆㌦を超える追加
ここで大事なことは、
要望にも留意しつつ、市 きればと願っております。 チ ャ ン ス で あ る こ の 時 ストレーションだと思っ
フトコロを持っているの 適正な価格付けを踏まえ
新年早々に穏やかな物
申し上げます。
することが、ますます求 ます。迷走していたかと
新年おめでとうござい による様々な活動・ご協 ました。
これら提言等について
められている状況下、W 思っていたら、逆走を始
電WGは、3・ 後のエ
う事態を踏まえ、平成
いかに捻出し、適 正 に 配
に、大きく舵を切れない ています。
分するかです。気候変動
政治とその取り巻きであ
なる、そんな初夢を夢に
民・草の根の立場・観点
終わらせることなく実現
からの諸活動の充実を期 ご支援・ご協力・ご教示
そんな仲間の集まりで
年4月、スタートし、会 かなりとも貢献できつつ 野心的なバイオマス発電
本年も、WGへ皆様の
員・MLメンバーの増大 あるのではと考えており 見通しの実現に向けて、
です。
る一部の、しかし強大な あ る 私 た ち「 エ ネ 経 会
今までに、勉強会・セ 等の燃料調達の確保、伐
をいただきながら、多様 ます。
な分野からの多数の皆様
http://enekei.jp
の激化を抑制するには、
し、バイオマス発電の事 を何卒よろしくお願い申
経済界の先見性のなさに 議」の活動の柱は2つで
したいものです。
国産材・輸入材・PKS
業化促進にさらに貢献で し上げます。
25
ネルギー情勢の激変とい 林・林業の再生、地域活 が、さらに本年も、エネ
11
「カーボンへの価格付
ネの最大限導入促進、森 化が進められてきました
で、 資金が必要とされます。 も、 カ「ーボンに価格を 」
の際のパブ・コメ意見の
ます。
木 村 忠 夫
いよいよ「環境金融力」が問われる時代へ
ランナー等の方々と協働
「 一 般 社 団 法 人 洸 楓 座 」 の七つの事業を行います。 ア、プロジェクト・コミ
~
化した社会から地域分散 が、自然エネルギーの利
佐 藤 建 吉
一社 洸楓座
(
)
一
jp
(社 e
)fco .
代表理事
また新しい年を迎える 写真は掲載されていませ
24
私たち、バイオマス発 の重要課題である「再エ は、かなりの分野で具体
座長
昨年末のCOP
21
ことが出来ました。今年 ん。市場が小さく特徴が
22
提出なども行ってまいり
謹んで新春のご挨拶を
21
12
8
2016年(平成28年)1月11日
新エネルギー新聞
隔週 月曜日発行
第43号