FUJITSU Software ServerView Resource Orchestrator V3

FUJITSU Software
ServerView
Resource Orchestrator V3.2.0
ご紹介
2015年9月
富士通株式会社
目次
 インフラ運用における課題と対策
 製品概要
 事例
 製品体系・機能
1
Copyright 2015 FUJITSU LIMITED
インフラ運用における課題と対策
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Copyright 2015 FUJITSU LIMITED
インフラ運用の課題
仮想化によるサーバ集約の実態
物理サーバ環境
仮想サーバ環境
業務ごとにサーバやネットワークを管理
A業務
Aサーバ
B業務
Bサーバ
A
B
C
D
業務 業務 業務 業務
サーバ
集約
インフラを
集中管理
仮想化
サーバ
ネットワーク
ネットワーク
C業務
Cサーバ
ネットワーク
D業務
仮想化集約・拡大により、課題が噴出
 システムの複雑化によりメンテが大変
 運用の一極集中による管理業務の負担増
Dサーバ
ネットワーク
ネットワーク
仮想化後のインフラ運用における、負荷軽減が急務
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仮想化集約後のインフラ運用における課題解決
課題
運用の
複雑化
インフラ
管理者の
作業量の
増加
想定される主な状況
 運用作業対象の増加
ハード/OSに加え、仮想化レイヤ、
付帯設備が対象となる
物理ネットワークを論理的に分離する
必要がある
 運用パターンの増加
物理(ハード)と論理(OS以上)の
多数の組合せが発生
 利用部門からの問い合わせ・対応増加
 業務ごとの設定を間違いなく行うための
作業が増加
 新たな作業の発生
利用者から申請受付など、
統合集約固有の作業が発生
 仮想化集約後のネットワークに対する
一括管理・運用作業が発生
課題解決の方向性
運用作業の
パターン化(標準化)
⇒複雑性の排除
⇒自動化への前提条件
ツール化/自動化の
実現
⇒工数削減/品質の向上
運用の標準化・自動化による運用管理者の負荷軽減が重要
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Copyright 2015 FUJITSU LIMITED
製品概要
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ServerView Resource Orchestrator とは
 仮想化環境における運用の標準化、自動化により、サーバ/
ネットワーク/ストレージ/OSなどのICTリソースの一元管理と
運用の統一を行い、インフラの運用管理コストを低減。
クラウド・仮想化環境の
運用基盤を提供
VMware
Hyper-V
PCサーバ
Oracle Solaris
ゾーン
KVM
基幹IAサーバ
Oracle VM
UNIXサーバ
インフラ運用基盤の提供により、運用の効率化を実現
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製品ラインナップ
運用形態に応じて3製品および2オプションを提供
NSオプション
サービス化
ネットワークサービス
DRオプション
Cloud Edition
自動化
プラットフォーム
提供サービスの実現
Express
標準化
仮想化
災害対策
Virtual Edition
サーバの
可用性向上
仮想・物理サーバの
一元管理
VMware/Hyper-V/KVM
Oracle Solarisゾーン/
Oracle VM Server for SPARC
PRIMERGY/PRIMEQUEST
SPARC M10/
SPARC Enterprise
仮想・物理のICTリソース
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データセンター・ネットワークの運用をSDN*1で改善
 ServerView Resource Orchestratorは、SDNの考え方に
基づいて業務システムの構築・設定を効率化します。
 SDNとは、ネットワークの構築・設定などについて、物理的な制約を減らし、
ソフトウェアで柔軟に行えるようにするコンセプト
従来の運用
各機器の管理者
注1)新規作成時だけでなく、
変更時にも必要な作業
です。
注2)各機器ごとに操作や
コマンドが異なります。
ネットワーク機器
①ログイン
②設定(VLAN等)
③ログアウト
アクセススイッチ(L2スイッチ)
【対象台数分実施】
①ログイン
②設定(ルール等) ファイアーウォール
③ログアウト
【対象台数分実施】
①ログイン
サーバロードバランサー
②設定(ルール等)
③ログアウト
各種設定変更
1. 対象となる機器の確認
2. 全ての対象機器に対して
以下を繰り返し実施
・ログイン
・各種設定
・ログアウト
SDNの提案する運用
管理者
ServerView
Resource Orchestrator*2
【対象台数分実施】
仮想化に伴いネットワークが複雑化・煩雑化
管理者の負荷が増加!!
管理者の負荷を大幅に軽減!!
*1: 「Software Defined Networking」の略です。 *2: Cloud Editionが対応しています。
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機能概要
構築要件・ニーズ
Virtual
Edition
Cloud
Edition





論理プラットフォームのテンプレート化







サービスポータルを使った論理プラットフォーム
管理・自動配備

リソース稼働状況の可視化と課金管理
業務ネットワーク(論理プラットフォーム)の可視化

ネットワークセキュリティ確保とサーバ負荷の
平準化

論理プラットフォームを対象とした災害復旧
 *2
利用シーン
物理から仮想までの可視化と監視
仮想・物理サーバの サーバ保守の簡易化
一元管理
仮想サーバの業務継続性の向上
サーバの可用性
向上
サーバとストレージ間のI/Oを柔軟に構成
サーバ故障からの自動復旧
リソースのプール化と利用状況の可視化
プラットフォーム
提供サービスの
実現
Express



*1
*1: ネットワークサービス(ネットワークセキュリティ機能/サーバ負荷分散機能)を利用するには、
「ServerView Resource Orchestrator NSオプション」が別途必要になります。
*2: 「ServerView Resource Orchestrator DRオプション」 が別途必要になります。
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ServerView Resource Orchestrator
Express
 仮想環境と物理環境におけるサーバの可視化と運用の統一を実現し、管理負荷
を軽減します。(仮想サーバ、VMホスト、物理サーバ)
1.一括管理
仮 想
サーバ
サーバ管理の省力化
仮 想
サーバ
VMware/Hyper-V/
Linux仮想マシン機能(KVM)
物 理
サーバ
PRIMERGY
• 構成情報表示
• 稼働監視
• ハード障害監視
• 起動停止操作
仮想サーバの配置を元通りに復元
OS OS
OS OS OS
VMホスト VMホスト
VMホスト
2.省エネ対策
消費電力量のグラフ表示により
運用効果を可視化
サーバ故障予兆の検知後、
仮想サーバを退避
• 仮想・物理環境におけるサーバの
関係・状態を統合して把握
• 監視や起動・停止、仮想サーバの
移動など操作を共通化
• VMホストで動作する仮想サーバの
配置を元通りに復元
• サーバの故障予兆を検知して
仮想サーバを退避
消費電力量の可視化
• 消費電力量の推移を可視化
• 電源オン/オフ制御の利用による
消費電力削減
OS OS
VMホスト VMホスト
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ServerView Resource Orchestrator
Virtual Edition
 サーバ故障からの自動復旧を可能にするなど、サーバの自動化・可視化によって
導入・運用・保守にかかっている作業を省力化します。
サーバ管理の省力化
1.一括管理
仮 想
サーバ
仮 想
サーバ
VMware/Hyper-V/
Linux仮想マシン機能(KVM)
物 理
サーバ
PRIMERGY/PRIMEQUEST
2.可用性
故障予兆を
契機に移動
仮 想
サーバ
仮 想
サーバ
Solarisゾーン/
Oracle VM
•稼働監視
•ハード障害監視
SPARC Enterprise/ •起動停止操作
SPARC M10
可用性の向上
3.拡張性
ディスク複製によるサーバを一括構築
OS OS
VMホスト VMホスト
•構成情報表示
OS
OS
OS OS
【参考】
仮想化ソフト提供の
複製機能を使用
OS OS OS
予備
• 仮想・物理環境におけるサーバの
関係・状態を統合して把握
• 監視や起動・停止、仮想サーバの
移動など操作を共通化
• VMホストで動作する仮想サーバの
配置を元通りに復元
VMホスト VMホスト
故障時のサーバ切替
11
• サーバの故障予兆を検知して
故障前に仮想サーバを退避
• 共用の予備サーバを使った
サーバ故障からの自動復旧
物理サーバ導入の簡素化
• 複数サーバの一括インストールで
作業を省力化(Windows/Linux)
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ServerView Resource Orchestrator
Cloud Edition
 リソースをプールで共有管理し、要求に応じたプラットフォームの自動配備を
可能にして、システム構築期間の短縮と運用の効率化を実現します。
利用者
自動配備
管理者
稼働状況
利用申請
・標準化されたテンプレートを使い
多階層システムを一括配備、
構築期間を短縮
・システムの一括配備に合わせて
ネットワーク機器を自動設定
承認
サービスポータル
仮
想
化
Windows/Linux
SLB
FW
サーバ
VM
リソース有効活用
Solaris*1
・共有リソースを全体最適化し
リソースを有効活用
・リソース需要予測やシミュレーション
を活用して管理負荷を軽減
FW
ストレージ ネットワーク イメージ
VM
VM
運用・管理の効率化
リソースプール
物
理
機
器
VMware
PCサーバ
SAN
FW/SLB
Solarisゾーン
UNIXサーバ
NASストレージ
SANストレージ
・操作やリソースを制限し
マルチテナント化に対応
・利用申請から一括した配備までの
申請プロセスをワークフロー化
・業務ネットワーク構成を可視化し
運用・管理の負荷を軽減
*1: 「BMC BladeLogic Server Automation Suite」連携により実現
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ServerView Resource Orchestrator
NSオプション
ネットワークセキュリティ機能で、サーバへの不正なアクセスを防御
サーバ負荷分散機能で、サーバへのアクセスを平準化
ネットワークセキュリティの確保
ネットワークセキュリティの確保
部門外の利用者
部門外からの
不正アクセス
部門Aの
プラットフォーム
部門Aの利用者
部門Bの
プラットフォーム
仮想サーバ
ロードバランサー
• 仮想ファイアーウォールにより、
プラットフォームやセグメントを分離・独立し、
顧客やプロジェクト単位にセキュリティポリシーを
適用した安全な運用が可能
• 顧客やプロジェクト単位にログを管理でき、監査
証跡に利用可能
サーバ負荷の平準化
•仮想サーバロードバランサーにより、
サーバ負荷を平準化
•サーバ障害によるアクセス不可や、 アクセス
集中によるレスポンス低下を回避
簡単な導入・運用
部門Bの利用者
サーバ負荷の平準化
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• ソフトウェアによる仮想ファイアーウォール/
仮想サーバロードバランサーの柔軟な配備に
より、専用ファイアーウォール/専用サーバロード
バランサーの複数設置よりも、消費電力を抑え、
管理/保守での煩雑さを解消
• 既存のサーバ仮想化環境はそのままで簡単に
導入可能
• ポリシー設定の自動化により、構築コストを削減
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ServerView Resource Orchestrator
DRオプション
運用サイトの被災時に待機サイトへの復旧を自動化。待機時の機器・運用コスト
の低減と迅速なシステム復旧を実現。
災害時の迅速なインフラ復旧
・待機サイト*1
(災害発生時に運用)
運用サイト*1
運用サイト
(通常時に運用)
運用サイト
管理サーバ
業務 A
B
C
管理サーバ
D
ディスクディスク ディスク
管理
情報の
複製
業務 A
業務B
システム
ディスクや ディスクディスク ディスク
データの
複製
• サイト間で複製されたストレージの
ディスクイメージから迅速に復旧
• 配備した業務システムの保護を実現
災対システムの効率化
• 業務継続に必要なサービスを選択し
復旧(縮退)
• 複数のメインセンターに対して、
1つのバックアップセンターの構成に
対応可能
• 待機サイトの電源オフ運用に対応
豊富な保護対象プラットフォーム
• 物理サーバやVMware/Hyper-V
などのマルチプラットフォームに対応
*1: 両サイトを運用サイトとし、被災時に一方のサイトで運用する相互待機の構成が可能です。
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事例
15
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【事例】NTTアドバンステクノロジ株式会社様(1/2)
 KVM環境のIaaSによりサービス性の向上とコスト削減
背景
関連会社向けにサーバのホスティングサービス
を行っている。メールで依頼を受付け、提供まで
2~5日かかっており、コスト面からも問題化。
このため、迅速に提供できるツールの検討が
大至急で進められていた。
お客様要件
・仮想サーバ払出しに関して、利用者からの
承認処理が用意されていること。
・課金運用が可能なこと。
・KVMを管理可能なこと。
導入前
データセンター
構築
OS OS OS OS OS
OS
利用者からの依頼後、
依頼内容にしたがって、
ディスクの用意,CPU/
メモリ割当てをコマンドで
操作
OS
利用者
利用開始
データセンター
標準テンプレート
標準テンプレート
CPU:2GHz,
標準テンプレート
CPU:2GHz,
メモリ:2GB,
CPU:2GHz,
メモリ:2GB,
ディスク:20GB
メモリ:2GB,
ディスク:20GB
ディスク:20GB
Web
管理者
依頼
利用者
VM
自動作成
リソースプール
導入効果
・4~5時間かかるサーバ払出しが30分に短縮
・面倒なコマンドラインがGUIとなり、ミスなく操作
・再起動など利用者が操作するため、管理者の
負担が少なくなった。
OS
依頼
導入後
導入ポイント
・利用者が画面操作を行うため、わかりやすい
GUIであること。(海外製品は見た目はよいが
扱いにくいと判断)
・ハードの管理もでき、全体の親和性がよい。
・製品を使った富士通内実践が、想定する運用に
合致し、そのノウハウが参考になったこと。
OS
管理者
ServerView Resource Orchestrator
利用開始
利用者がWebで入力した
内容を承認するだけで
サーバを払い出し。
リードタイムの短縮を実現
KVM
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【事例】NTTアドバンステクノロジ株式会社様(2/2)
 KVM環境のIaaSによりサービス性の向上とコスト削減
システム概要図
業務(管理対象)サーバ
VM
VM
VM
VM
・・・・
VM
管理サーバ
VM
ServerView Resource Orchestrator
・・・
800VM
セルフサービスポータル
テンプレート
CPU:2GHz,
CPU:2GHz,
CPU:2GHz,
メモリ:2GB,
メモリ:2GB,
メモリ:2GB,
ディスク:20GB
ディスク:20GB
ディスク:20GB
ServerView Resource Orchestrator
KVM
PRIMERGY RX200
ETERNUS SF Storage Cruiser
リソースプール
VM
PRIMERGY RX200
VM
KVM
・・・・
PRIMERGY RX600 26台
ETERNUS DX80 2台
* サーバやストレージの機種名はお客様導入時のものです
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活用例
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プライベートクラウドでの活用
プライベートクラウドの運用負荷を軽減
利用部門への仮想サーバの貸出しにおいて、仮想サーバの迅速な提供、通常時の
稼働状況・増設時の需要量の把握により、運用負荷を軽減します。
[活用ポイント1] 仮想サーバの迅速な提供
仮想サーバの申請・承認・作成を4~5時間から
30分に短縮(*1)
仮想サーバ
の提供
設備計画
- 利用部門からの申請・承認による自動作成
利用申請・
自動作成
リソースプール
[活用ポイント2] 稼働状況のタイムリーな把握
リソース使用率のタイムリーな把握により、
報告書への利用やリソース不足の事前把握が
可能
リソース需要量を予測
ServerView
Resource
Orchestrator
- プールの使用率をグラフ表示
- 閾値オーバーの場合、インフラ管理者に通知
総量
[活用ポイント3] リソース需要予測の把握
しきい値
リソース
プール
稼働状況の把握
リソース需要量の把握により、リソース需要を
基にした適切なハード増設計画を支援
使用量
稼働状況を簡単に把握
- リソースの需要量をグラフ表示
*1 導入されたお客様の実測例です
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VDI(仮想デスクトップ)での活用
VDI環境の導入から運用にかかるコストを低減
VDIはクラウドの運用と同様、利用者への仮想PC(Windows7等)の早期提供が重要。
本製品は、仮想PCの自動配備や稼働状況の可視化により、仮想PCのライフサイク
ルを効率的に運用できます。
[活用ポイント1] 多くの仮想PCを手早く導入
利用申請
自動作成
仮想PCの自動作成(XenDesktop登録*1・
ActiveDirectory登録を含む)により、VDI環境の
導入期間を短縮(1.5か月短縮*2)
動作状況の
一元管理
管理者
簡易バックアップ
(スナップショット)
-管理者が多台数の仮想PCを利用部門へ提供
-利用部門からの申請・承認による仮想PC提供
仮想PC
導入
ServerView
Resource
Orchestrator
解約
運用
[活用ポイント2] 仮想PCの簡単管理
VDI環境のGUIによる一元管理、利用者自身に
よる仮想PCのGUI操作で、運用コストを低減
-利用者稼働状況が把握可能なビューア機能
-OSパッチ適用前のスナップショット
-利用部門からの解約申請によるリソース再利用
解約申請
*1 Microsoft VDIについてはお問い合わせください
*2 導入されたお客様の実測例です
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クラウド間の仮想サーバ移行での活用
簡単な仮想サーバのクラウド間移行を実現
仮想サーバのパブリッククラウドサービスへの移行により、用途に合わせて
リソースを活用
【活用例1】 検証済みシステムの公開
パブリッククラウドサービス
FUJITSU Cloud Service S5
仮想サーバ
仮想サーバ
FUJITSU Cloud Service S5
のサービスにてインポート
プライベートクラウド環境内で開発・検証を行った
エンドユーザ向けシステムをパブリッククラウド
サービスに公開
<効果>
・迅速なビジネススタート
・外部に影響を与えない安心な環境の実現
【活用例2】 簡易的な災害対策
プライベートクラウド
仮想サーバをエクスポート
ServerView Resource Orchestrator
仮想サーバ
仮想サーバ
災害発生に備えて、パブリッククラウドサービスに
システムを複製
<効果>
・バックアップ先設備(サーバ・ストレージ)の
コストを削減
・小規模システムでバックアップサイトを持てない
場合でも災害対策が可能
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Copyright 2015 FUJITSU LIMITED
SPARC M10のクラスタ運用における活用
基幹システムの信頼性を維持し、保守の容易性を実現
 PCLによるクラスタ運用において、保守対象サーバ上の業務を止めず、
GUIにてゲストドメインを移動することにより、保守が容易。
 SPARC M10の構成をGUIにて表示することにより、管理が容易。
【活用例】サーバAを保守する場合
保守対象
クラスタ運用
サーバA
サーバB
ゲストドメイン
ゲストドメイン
業務A 待機
業務A 運用
PCL
PCL
LiveMigration
ServerView Resource Orchestrator
Cloud Edition
ゲストドメイン
LiveMigration
業務A 待機
PCL
クラスタ運用
ゲストドメイン
ゲストドメイン
業務B 運用
業務B 待機
PCL
PCL
LiveMigration
ゲストドメイン
業務B 運用
PCL
OVM for SPARC
OVM for SPARC
PCサーバ混在環境も管理が容易
SPARC M10
SPARC M10
* PCL : PRIMECLUSTER
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製品体系・機能
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製品一覧
 ServerView Resource Orchestrator Express
物理環境と仮想環境におけるサーバの可視化と運用の統一を実現し、管理負荷を
軽減します。
 ServerView Resource Orchestrator Virtual Edition
サーバ故障からの自動復旧を可能にするなど、サーバの自動化・可視化によって
導入・運用・保守にかかっている作業を省力化します。
 ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition
リソースをプールで共有管理し、要求に応じたプラットフォームの自動配備を可能にして、
システム構築期間の短縮と運用の効率化を実現します。
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Copyright 2015 FUJITSU LIMITED
オプション製品一覧
 ServerView Resource Orchestrator NSオプション
(Cloud Edition用)
仮想ファイアーウォールによるネットワークセキュリティ(IP Filtering、NAT、Flood攻撃防御)の確保、
仮想サーバロードバランサーによるサービスの安定性を確保する場合に必要です。
 ServerView Resource Orchestrator DRオプション
(Cloud Edition用)
プラットフォームを対象とした災害復旧機能を使用する場合に必要です。
 ServerView Resource Orchestrator I/O仮想化オプション(FJ-WWN16)
(Virtual Edition用/Cloud Edition用)
サーバI/O仮想制御機能を使用する場合に必要です。管理対象サーバ16台まで使用できるグローバルで
ユニークな仮想アドレスWWN番号を提供します。
 ServerView Resource Orchestrator I/O仮想化オプション(FJ-MAC16)
(Virtual Edition用/Cloud Edition用)
サーバI/O仮想制御機能を使用する場合に必要です。管理対象サーバ16台まで使用できるグローバルで
ユニークな仮想MACアドレスを提供します。
※I/O仮想化オプションは、
ServerView Resource Coordinator VE I/O仮想化オプションから
ServerView Resource Orchestrator I/O仮想化オプションに名称を統一しました。
ServerView Resource Coordinator VE I/O仮想化オプションをご購入済の
お客様は継続してご利用いただけます。新規にご購入の場合は、
ServerView Resource Orchestrator I/O仮想化オプションをご購入ください。
25
Copyright 2015 FUJITSU LIMITED
提供機能一覧(1/3)
カテゴリ
機能名
PRIMERGY
ブレードサーバ管理

 仮想と物理のサーバの一覧および対応関係の表示・出力



 仮想と物理のサーバ状態監視(正常/停止/警告/異常)






 サーバ装置/電源装置から機器に供給している電力消費量の表示



サーバクローニング *1
 物理サーバのディスク複製によるベアメタルインストール



ディスク・バックアップ*1
 物理サーバのシステムディスクをバックアップ・リストア










稼働監視
電源操作 *1
保守
 スイッチブレードに対するVLAN設定の簡素化
 仮想ネットワークから外部スイッチまでのVLAN設定状況の表示
 物理サーバのハード障害やvCenter連携によるアラートの監視
 ハード障害発生時の外部プログラムと連携させたアクション実行
 仮想サーバと物理サーバの電源オン/オフ操作(GUI/CLIを提供)
 仮想サーバを別VMホストに移動するマイグレーション *2
仮想サーバ移動
拡張性・
可用性
Virtual Cloud
Edition Edition

障害監視
導入
 ブレードシャーシを表現したGUIによるブレードサーバの稼働監視
Express

構成情報表示
運用
機能概要
サーバI/O仮想制御 *1
物理サーバ高可用
 VMホスト移動した仮想サーバを元のVMホスト位置に復元 *2
 VMホストの故障予兆検知と連動した自動的な仮想サーバ退避 *2
 増設サーバ(HBA)の入手前にFC-SANを事前にゾーニング設定
 FC-SANに対する再設定なしに物理サーバ(もしくはHBA)を交換
 ハード故障によるサーバダウンの検知、予備へ自動切り替え
 OSハングを検知、再起動不可の場合に予備へ自動切り替え
*1: サーバ種別や動作OSによって利用可能な機能が異なります。
*2: 仮想化管理ソフトウェア(VMware vCenter Serverなど)を導入している場合に使用できます。
26
Copyright 2014 FUJITSU LIMITED
提供機能一覧(2/3)
カテゴリ
機能名
セキュ
リティ
アカウント管理
サービス
ポータル
機能概要
Express
Virtual Cloud
Edition Edition
テナントごとに利用者を登録/抹消

利用者やロールによる操作および操作できるリソースを制限

利用申請
論理プラットフォームの利用申請

構成変更
論理プラットフォーム取得後の構成変更/解約。論理プラットフォーム
のファイアーウォールとサーバロードバランサーの設定

電源操作
論理プラットフォームおよび論理サーバの電源ON/OFF

論理サーバのスナップショット採取(バックアップ)とリストア

論理プラットフォームのCPU等の使用量、サーバの電源状態を表示
業務ネットワーク(論理プラットフォーム構成)の可視化と一覧表示
/CSV出力

アクセス管理
スナップショット
リソース稼働監視
 テンプレートの新規作成/更新/参照作成/削除/公開
自動
配備
テンプレート管理
 ネットワーク機器(L2スイッチ、ファイアーウォール、サーバロード

バランサー)の自動設定
申請の承認・審査処理および履歴参照

リソースプール管理
リソースプールの作成・変更・移動・削除。リソース登録・削除

プロビジョニング管理
リソースプールのアクセス権と割当管理

リソース使用量監視
リソースプールのリソース使用量の監視と需要予測

申請プロセス管理
リソース
プール
 クローニングマスタの変更/削除
27
Copyright 2015 FUJITSU LIMITED
提供機能一覧(3/3)
カテゴリ
機能名
リソース
プール
リソース使用量の
シミュレーション
財務
課金計算
機能概要
Express
Virtual Cloud
Edition Edition
VMホストのリソース使用量のシミュレーション

リソース利用に対する課金基礎データの収集・出力。料金計算結果に
基づいた課金情報の表示

ネットワー ネットワークセキュリティ ・ファイアーウォールで顧客/プロジェクト/部門単位のアクセスを制御
・論理プラットフォーム内のサーバへのアクセスを平準化
クサービス とサーバ負荷分散
*1
災害対策
*2
災害復旧
待機サイトを使った運用サイトの復元
*1: ネットワークサービス(ネットワークセキュリティ機能/サーバ負荷分散機能)を利用するには、
「ServerView Resource Orchestrator NSオプション」が別途必要です。
*2: 機能の利用には、「ServerView Resource Orchestrator DRオプション」が別途必要です。
28
Copyright 2015 FUJITSU LIMITED
登録商標
 ServerViewは富士通株式会社の登録商標です。
 Linuxは、Linus Torvalds 氏の米国およびその他の国における登録商標または
商標です。
 Microsoft、Windows、Windows Server、Internet ExplorerおよびHyper-Vは、米国
Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。
 Red Hat、RPMおよびRed Hatをベースとしたすべての商標とロゴは、Red Hat, Inc.
の米国およびその他の国における登録商標または商標です。
 Oracle SolarisはSolaris、Solaris Operating System、Solaris OSと記載することが
あります。
 OracleとJavaは、Oracle Corporation およびその子会社、関連会社の米国および
その他の国における登録商標です。
 VMware、VMwareロゴ、Virtual SMPおよびVmotionはVMware,Incの米国および
その他の国における登録商標または商標です。
 会社名、製品名等の固有名詞は各社の商号、商標または登録商標です。
 その他、本資料に記載されている会社名、システム名、製品名等には必ずしも商標
表示 (TM・ ®) を付記しておりません。
本商品は、富士通の「環境配慮ソリューション」に登録しています。
29
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Copyright 2015 FUJITSU LIMITED