販売名:クリアファイ

2015 年 12 月作成(第 1 版)
管理医療機器
医療機器認証番号 227AABZX00110000
機械器具(25)医療用鏡
人工開口向け内視鏡用くもり止め(自然開口向け内視鏡用くもり止め)
JMDN コード:70177000
クリアファイ
再使用禁止
から遠ざける又は光量を弱めるなどしてホワイトバランス
をとること。必要であればマイクロパッドでレンズを拭う
こと。ガーゼは使用しないこと。
6. 本体を清潔野に固定する。
 底面のシールを剥がして固定する。シール面とドレープを
鉗子等で固定するとさらに安定性を強化できる。
 内視鏡を立てた状態にしないこと。本体の固定後は内視鏡
を水平に置くことができる。
<使用方法>
使用開始時には、温めておいた内視鏡を本体から取り出し、加
温した内視鏡が冷えないよう、素早くトロカースリーブに挿入
する。
スコープをトロカースリーブから取り出した後は、以下の手順
で使用する。
1. 内視鏡を本体に 5 秒以上挿入する。
注意:この操作が重要となる。挿入時間が短いと、内視鏡が
十分に加温されない、又はレンズに付いた汚れが取り
除かれない場合がある。
2. トロカーワイプでトロカースリーブの汚れを清拭する。
3. 本体から内視鏡を取り出し、マイクロパッド又は本体上部の
パッドで軽く拭う。ガーゼは使用しないこと。
 くもりやすい環境で使用する場合には、レンズに塗布され
たくもり止め溶液をすべて拭き取ってしまわないこと。レ
ンズを軽く叩く又は振るなどして余分な液を取り除くこと。
 加温した内視鏡が冷えないよう、内視鏡を本体から抜いた
後は素早くトロカースリーブに挿入すること。
 術中に、2 本目の内視鏡を本体内に挿入しておいても良いが、
本体の電池寿命が減る可能性がある。
【禁忌・禁止】
1. 再使用・再滅菌禁止。
【形状・構造及び原理等】
1. 形状・構造等
本品は、滅菌済み単回使用の器具であり、内視鏡のくもり止
め効果やクリーニング、ホワイトバランスの調整、内視鏡の
保護やトロカースリーブの清掃などの機能を備えており、術
中の視界を保つことができる。本体内にくもり止め効果のあ
る液体が入っており、保温することでくもり止め効果を発揮
し、内視鏡の汚れを取り除く。保温は約 5 時間持続する。
トロカーワイプ及びマイクロパッドは X 線不透過性である。
A) 本体
B) プラグ
C) 3-5mm 径コンバータ
D) トロカーワイプ(トロカースリーブ清掃用)1 本
E) マイクロパッド(内視鏡レンズ清掃用)2 枚
2. 原材料
くもり止め溶液:界面活性剤、精製水
本品はラテックスフリーである。
3. 原理
本体内部で温められたくもり止め溶液がレンズ表面を覆うこ
とで、レンズに水滴が付着することを防止し、くもり止め効
果を発揮する。
4. 適合規格
IEC60601-1-2:2007
トロカーワイプの使用方法
1. 5mm 径のトロカースリーブに使用する際には、小さなヘッ
ドを使用し、7mm 径を超えるトロカースリーブに使用する
際には、大きなヘッドを使用する。
2. トロカーワイプの青いハンドルを持ち真っ直ぐトロカースリ
ーブ内部に挿入する。挿入中は、トロカーワイプから手を離
したり、曲げたりしないこと。
 スプリング式の弁がついたトロカースリーブに使用する場
合には、トロカーワイプの挿入時及び回収時に弁を開いて
使用すること。
 トロカースリーブに、トロカーワイプを傷つけるおそれの
ある鋭角な部分がないか確認すること。
 トロカーワイプのヘッドがトロカースリーブの先端を越え
ないように使用すること。
 ジッパー付き包装の中に湿気がたまる場合があるが、滅菌
袋に破損がなく密閉が保たれた状態であれば本品は使用可
能である。
【使用目的又は効果】
内視鏡レンズの結露を防止するために用いる。
【使用方法等】
<使用前の準備>
1. プラグを外し、廃棄する。
2. 電源を入れる。
 使用開始 5 分前までに黒いボタンを押し、起動させる。
 青いライトが点灯していることを確認する(加温中は、青い
ライトが点灯する。明るい部屋では確認が難しい場合があ
るため、部屋の照明を落として点灯を確認する) 。
3. 本体に内視鏡を挿入する。
 内視鏡挿入口へ内視鏡の先端部を奥まで挿入し、バルブを
開く。内視鏡を水平にした状態で置く。
内視鏡を本体内で 5 分間加温する。
使用前に本体の電源を 5 分間入れていた場合には、3 分の
加温でよい。
 本体から多少くもり止め溶液がこぼれる場合があるが特に
問題はない。
 3-5mm 径の内視鏡を使用する際には、3-5mm 径コンバー
タを使用する。
 軟性内視鏡を使用する場合には、挿入が容易になるよう硬
い器具でバルブを開いてから挿入する。
4. カメラと光源を内視鏡に接続する。
 内視鏡を本体に挿入した状態で、カメラと光源を接続する
ことができる。
 本体内に内視鏡を放置しても光源からの過熱のリスクはな
い。但し、本体内へ内視鏡手術ロボットのスコープを 5 分
以上放置する際は、カメラのライトを切ること。
5. 内視鏡のホワイトバランスをとる。
 本体に挿入した状態でホワイトバランスを調整することが
できる。
 内視鏡手術ロボット等の光量が強い機器の場合、ホワイト
バランスがとりづらくなる可能性がある。内視鏡を被写体
【使用上の注意】
1. 重要な基本的注意
(1) 外筒の先端が鋭利なトロカースリーブに、トロカーワイ
プを使用しないこと[トロカーワイプを傷つけたり切断
したりするおそれがあるため]
。
2. 不具合・有害事象
(1) 重大な不具合
機器の破損及び動作不良
【保管方法及び有効期間等】
1. 保管方法
高温、多湿、直射日光及び水濡れを避けて室温で清潔な場所
に保管すること。
2. 有効期間
外装表示参照
【製造販売業者及び製造業者の氏名又は名称等】
製造販売元:
コヴィディエンジャパン株式会社
お問合わせ先:03-5717-1240
外国製造業者名:
Covidien
(コヴィディエン)
AS-B4DEXIDE06(01)
BZB-CVJ-F02
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ガイダンス及び製造業者による宣言 - 電磁放射線
ガイダンス及び製造業者による宣言 - 電磁イミュニティ
本品は下記に指定された電磁環境での使用を意図されている。本品の使用
者は、使用に際して本品の電磁環境を確認すること。
本品は下記に指定された電磁環境での使用を意図されている。本品の使用
者は、使用に際して本品の電磁環境を確認すること。
適合性
電磁環境 - ガイダンス
グループ 1
本品は内部機能のみに RF エ
ネ ルギ ーを使 用し ている た
め、RF エミッションは極めて
低く、周辺の電気機器に対し
ほぼ影響しない。
エミッション試験
RF エミッション
CISPR 11
RF エミッション
イミュニティ
試験
IEC 60601
試験レベル
適合レベル
携帯型及び移動型 RF 通信
機器と本品との距離は、送
信機の周波数に該当する
式から計算された推奨分
離距離より近付けて使用
しないこと。
クラス B
CISPR 11
推奨分離距離
高周波エミッション
N/A
IEC 61000-3-2
電圧変動/
d = (3.5/V1)√P
150kHz ~ 80MHz
本品は、低電圧バッテリで作
動する機器であるため、あら
ゆる施設での使用に適する。
d = (3.5/E1)√P
80MHz ~ 800MHz
N/A
フリッカエミッション
d = (7/E1)√P
800MHz ~ 2.5GHz
IEC 61000-3-3
ガイダンス及び製造業者による宣言 - 電磁イミュニティ
伝導 RF
本品は下記に指定された電磁環境での使用を意図されている。本品の使
用者は、使用に際して本品の電磁環境を確認すること。
IEC 60601
試験レベル
イミュニティ
試験
静 電 気 放 電
(ESD)
IEC 61000-4-2
適合レベル
±6kV (接触)
±6kV (接触)
±8kV (気中)
±8kV (気中)
電力周波数
(50/60 Hz)
磁界
IEC 61000-4-8
電磁環境 ガイダンス
3 A/m
3 A/m
IEC 61000-4-3
電磁環境 ガイダンス
電力周波数磁界は
標準的な医療施設
及び商業施設環境
における通常のレ
ベルであること。
備考 1 80MHz 及び 800MHz においては、高い周波数範囲を適用する。
備考 2 これらのガイダンスは、すべての状況に対して適用するものではない。
建築物・物・人からの吸収及び反射は、電磁波の伝播に影響する。
a
例えば無線(携帯/コードレス)電話及び陸上移動無線の基地局、アマチ
ュア無線、AM・FM ラジオ放送及び TV 放送のような固定送信機から
の電磁界強度を、正確に論理的に予測することはできない。固定 RF
送信機による電磁環境を評価するためには、電磁界の現地調査を考慮
すること。本品が使用される場所で測定される電磁界強度が、上記の
該当する RF 適合レベルを超過する場合、正常動作を検証するために
本品を観察すること。
異常な動作が発見される場合、本品の方向又は場所を変えるなどの追
加の手段が必要となることがある。
b
周波数範囲 150kHz~80MHz で、電磁界強度は 3V/m 未満であること。
本品は、放射高周波による妨害が制御できる電磁環境での使用を想定し
ている。本品の使用者は、携帯型及び移動型 RF 通信機器と本品との距
離を、下記に示される推奨最短距離以上にすることで、電磁妨害を防ぐ
ことができる。この距離は、通信機器の最大出力による。
距離(m)
80MHz~
800 MHz
d = 1.2√P
0.01
0.1
1
10
100
0.12
0.38
1.2
3.8
12
0.12
0.38
1.2
3.8
12
(E1) = 3 V/m
次の記号が表示されてい
る機器の近傍では、干渉が
生じることがある。
携帯型及び移動式 RF 通信機器と本品との間の推奨分離距離
距離(m)
150kHz~
80 MHz
d = 1.2√P
80MHz ~
2.5GHz
ここで P は、送信機製造業
者によるワット(W)で表し
た送信機の最大定格出力
電力であり、d は、メート
ル(m)で表した推奨分離距
離である。
電磁界の現地調査 a によっ
て決定する固定 RF 送信機
からの電磁界強度は、各周
波数範囲 b における適合レ
ベルよりも低いこと。
床は木材かコンク
リート、又はセラミ
ックタイルである
こと。床面が合成の
素材で覆われてい
る場合、相対湿度
は、30%以上である
こと。
注意:本品は電池駆動である。電気的ファストトランジェント、サージ、電
圧ディップ/ドロップアウトのイミュニティテストは適用しない。
送信機の最大
出力
(W)
3 V/m
距離(m)
800 MHz~2.5
GHz
d = 2.3√P
0.23
0.73
2.3
7.3
23
AS-B4DEXIDE06(01)
BZB-CVJ-F02
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