ご案内チラシ - 一般社団法人 日本血液製剤機構

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The 43th Annual Meeting of Japanese Society of Intensive Care Medicine
第43回日本集中治療医学会学術集会
ランチョンセミナー
演題
DIC研究における
最近の動向
座長
東北大学大学院医学系研究科
外科病態学講座救急医学分野 教授
久志本 成樹 先生
演者
順天堂大学大学院医学研究科
救急・災害医学 教授
射場 敏明 先生
2016年2月12日(金)
日時
会場
12:20-13:20
神戸国際展示場
2号館3F 3A会議室
(第13会場)
ランチョンセミナーは整理券制となります
配布場所
神戸国際展示場 2号館 1階
配布場所
2月12日(金)7:30∼11:00
(なくなり次第、終了)
共催 第43回日本集中治療医学会学術集会 / 一般社団法人 日本血液製剤機構
ランチョンセミナー12
タイトル
DIC研究における最近の動向
演者
順天堂大学大学院医学研究科 救急・災害医学 教授 射場
敏明 先生
抄録
まず臨床面における抗凝固療法に関する最近の動向としては、システマティックレビューやメタアナリシス、
Diagnosis Procedure Combination(DPC)データを用いたプロペンシティーアナリシスなどの、新しい解析
方法をもちいた有効性の再評価がある。このような動きは、
とりもなおさず新しいrandomized controlled
trial(RCT)がこの領域で行なわれていないことを反映したものであるが、昨今はRCTの実施がきわめて厳
しい状況であり、
このような環境下では既報のデータを統合したり、
ビックデータを用いて後ろ向き検討を行なっ
たりするなどして、治療効果を評価せざるを得ないであろう。
他方、基礎研究に目を向けると、pathogen-associated molecular pattern(PAMPs), damage-associated
molecular patterns(DAMPs)の病態形成への関与、白血球や血小板、あるいは血管内皮細胞をはじめ
とする細胞系の形態、機能変化が新しいテーマとして挙げられる。本セミナーにおいては、これらの概略を俯
瞰的に解説する。