牛乳乳製品をめぐる情勢(平成28年1月)(PDF:620KB)

最近の牛乳乳製品をめぐる情勢について
生産局畜産部牛乳乳製品課
平 成 2 8 年 1 月
Ⅰ 牛乳乳製品の需給動向
○ 生乳生産量の推移
1 生産動向
<年度推移>
(1) 生 乳
800
ⅰ)最近の生乳の生産動向については、平成9年度以降概ね減少傾
750
700
向で推移。生産者団体は、22 年度が猛暑等の影響で生乳生産量が
全国的に減少したこと等から、生乳生産基盤の安定・強化を図る
ため、23 年度は増産型の計画生産を実施。24 年度からは3年間減
ても、増産型の中期計画生産を実施。
生
乳
生
産
量
400
)
万
ト
ン
ⅱ) 25 年度の生乳生産量は、前年比▲2.1%の減少。地域別には、北
370
350
389
(▲0.1)
733
(▲1.6)
393
(+0.9)
385
(▲2.1)
373
(▲0.7)
* 対前年増減率の推移
27年度(4-11月)
全 国 :+0.8%
北海道 :+1.6%
都府県 :+0.1%
(+1.0)
360
351
3.0
-6.0
(▲2.4)
23
6.0
-3.0
(▲2.1)
都府県
60
0.0
368
364
65
55
382
北海道
(▲5.4)
70
24
25
26
○ 生乳仕向割合の推移
<月別推移>(26年11月~27年11月)
<年度推移>
等向けは▲1.4%、乳製品向けは▲1.9%の減少。乳製品向けのうち、
800
脱脂粉乳・バター等向けは▲4.1%、チーズ向けは▲3.3%の減少。
700
生
乳
生
産
量
(
万
ト
ン
)
注1:「牛乳等向け」・・・牛乳、加工乳、成分調整牛乳、乳飲料、はっ酵乳等の生産に使用。
「特定乳製品向け」・・・バター、脱脂粉乳、れん乳等特定乳製品の生産に使用。
390
(▲0.9)
22
海道では▲0.7%、都府県では▲2.4%の減少。仕向け別には、牛乳
は▲6.2%の減少。
(▲2.1)
340
ⅲ) 26 年度の生乳生産量は、前年比▲1.6%の減少。地域別には、北
向けのうち、脱脂粉乳・バター等向けは+6.6%の増加、チーズ向け
745
全 国
380
乳製品向けは▲8.1%の減少、その他乳製品向けは+1.6%の増加。
には、牛乳等向けは+0.7%、乳製品向けは+1.2%の増加。乳製品
(+1.0)
(▲2.5)
▲1.1%、乳製品向けは▲3.2%の減少。乳製品向けのうち、特定
地域別には、北海道は+1.6%、都府県は+0.1%の増加。仕向け別
(▲3.2)
390
360
海道、都府県ともに▲2.1%の減少。仕向け別には、牛乳等向けは
ⅳ)27 年度(4-11 月)の生乳生産量は、前年同期比+0.8%の増加。
761
(▲1.3)
(
産を行わない中期計画生産を実施し、27 年度以降の3年間におい
650
753
763
<月別推移>(26年11月~27年11月)
* 生産量(全国)の推移
65
64
62 63
63
62
61
60
61
59
59
58
57
600
763
(▲3.2)
753
(▲1.3)
特定乳製品向け
761
(+1.0)
180
163
175
(▲11.6)
(▲9.2)
(+6.9)
745
(▲2.1)
500
165
(+6.4)
176
(+6.1)
(+2.1)
(▲1.6)
160
154
(▲8.1)
(▲4.1)
その他乳製品向け
179
492
733
182
(+1.6)
46 (▲3.3)
136
(+0.8)
脱バ等向け
101
(+6.6)
チーズ向け
29
(▲6.2)
(▲3.3)
30
(▲1.8)
408
401
396
200
391
(▲2.6)
(▲0.7)
(▲1.8)
(▲1.1)
(▲1.4)
100
自家消費
22
3
90
牛乳等向け
411
0
11
12
400
300
58
70
64 63 65
62 63 61
59 60 59
57
60
15 12 13
16
15
13 10 11 11
15 16
13
50
4 4 4
3 3 3
4
4
3
4 4
4
11 11 11
11 11 40
11 11
12 11 10 12 11
61 62
269
(+0.7)
23
24
25
26
32 31 31 30 32 32 35 35 34 32 34 34 33
27(4-11月)
「その他乳製品向け」・・・チーズ、クリーム等の生産に使用。
資料:農林水産省「牛乳乳製品統計」、(独)農畜産業振興機構「加工原料乳生産者補給交付金交付事業関係資料」、
注2:チーズについては、26年4月から加工原料乳生産者補給金の交付対象に追加。
「受託生乳数量等(速報)」
注3:26年度のチーズ向け乳量の対前年比は参考値。
-1-
20
10
0
○ 牛乳等の生産量の推移
<年度推移>
(2) 牛乳等
4,200
ⅰ)牛乳等の生産は、大きなウエイトを占める飲用牛乳等(牛
4,000
乳、加工乳・成分調整牛乳)の生産が減少傾向にあり、また、
比較的好調に推移してきた乳飲料やはっ酵乳も、伸び悩み
3,800
牛 乳
の傾向。
3,600
ⅱ)25 年度においては、乳飲料は+1.5%、はっ酵乳は+1.8%
3,400
の増加。一方、牛乳は▲0.7%、加工乳・成分調整牛乳は▲
3,048 3,086 3,047 3,026
2,994
(▲2.2) (+1.2)
3,200
4.7%の減少。
(▲1.2) (▲0.7)
3,000
ⅲ)26 年度においては、牛乳は▲1.0%、加工乳・成分調整牛
乳は▲3.2%、乳飲料は▲3.2%の減少。はっ酵乳は▲0.0%
(
とほぼ横ばい。
生 2,800
産
量
千
k
l 1,400
(▲1.0)
乳飲料
)
1,215
1,345 1,366 1,322
1,297
(+3.7)
(+6.7)
(+1.5) (▲3.2)
(+2.8)
1,200
1,000
はっ酵乳
837
896
988 1,006 1,005
(▲0.0)
(+10.3) (+1.8)
(+7.0)
(+2.2)
800
574
600
669
(+1.0)
400
200
(▲14.3)
500
(▲12.9)
476
461
(▲4.7) (▲3.2)
加工乳・成分調整牛乳
0
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26 (年度)
資料:農林水産省「牛乳乳製品統計」
注 牛乳、加工乳・成分調整牛乳は、15年度以降新しい調査定義に基づいており、14年度以前の数値とは接続しない。
(15年度は新定義、旧定義それぞれの牛乳生産量、加工乳・成分調整牛乳生産量。)
-2-
<月別推移>
280
260
牛 乳
251
240
ⅴ)27 年度(4-11 月)においては、牛乳は+0.4%、はっ酵乳
241
240
261
244
265
262
255
245
267
252
239
232
は+5.6%の増加。加工乳・成分調整牛乳は▲3.0%、乳飲料
は▲1.6%の減少。
加工乳・成分調整牛乳
)
0
はっ酵乳
乳飲料
103
118
116
123
122
103
107
89
89
92
94
93
117
115
87
89
89
85
101
96
98
76
76
83
77
37
37
36
34
36
36
39
38
40
40
39
39
36
27.1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
(
220
生
150
産
量
千100
k
l 50
26.11 12
91
27年度(4-11月)
牛
乳 :+0.4%
加工乳・成分調整牛乳:▲3.0%
乳 飲 料 :▲1.6%
は っ 酵 乳 :+5.6%
15
()
対 10
前
年 5
増
減 0
率
-5
%
-10
26.11
12
27.1
2
3
加工乳・成分調整牛乳
資料:農林水産省「牛乳乳製品統計」
-3-
4
5
乳飲料
6
7
8
はっ酵乳
9
10
牛乳
11
○ バター・脱脂粉乳の生産量の推移
160
149
(▲12.6)
135
(▲9.3)
140
(3) 乳製品
ⅰ) バター・脱脂粉乳の生産量については、22 年度以降は、猛暑
バター
脱脂粉乳
141
(+4.8)
129
121
(▲8.9)
(▲6.1)
120
や震災の影響等により減少傾向で推移していたが、24 年度は、
100
生
産
量 80
生乳生産量が増加したことにより増加。25 年度は、生乳生産量
の減少により減少。26 年度も生乳生産量が前年を下回ったこと
79
70
(▲14.5)
(
千 60
ト
ン
等から、バターの生産量は前年比▲4.1%、脱脂粉乳は▲6.1%
)
の減少。27 年度(4-11 月)は、バターの生産量は前年同月比+
70
63
(+11.2)
(▲10.1)
(+9.5)
64
62
(▲8.3)
(▲4.1)
41
(+7.2)
40
7.2%、脱脂粉乳は+9.5%の増加。
20
22
0
23
24
25
26
27(4-11月)
(年度)
ⅱ)主要乳製品の大口需要者価格については、22 年度の猛暑以降、
○ 主要乳製品の大口需要者価格の推移
需給が引き締まった状況が続いていたこと、24 年度の加工原料
(27.11)
18,000
乳向け乳価が引き上げられたことから、上昇傾向が続いていた
17,548
17,500
ところ。25 年4月以降は、概ね横ばいで推移していたが、26
1,350
1,300 バ
タ
1,250
1,200 円
/
㎏
1,150
(
(
年4月以降は、乳価の引き上げ等から上昇。
1,374
バター
1,400
ー
年度は、消費増税や乳価の引き上げ等から、再び上昇傾向。27
脱
17,000
脂
粉 16,500
乳
円 16,000
1,450
脱脂粉乳
)
/ 15,500
2
5 15,000
㎏
14,500
1,100
)
1,050
1,000
14,000
22.4
23.4
24.4
25.4
資料:牛乳乳製品課調べ
注:消費税額含む(26年4月から消費税率8%)
-4-
26.4
27.4
○ 牛乳等の1人1年当たり消費量の推移
2 消費動向
(1) 26 年度の牛乳等の1人当たり年間消費量については、牛乳は前
年比▲0.9%、加工乳・成分調整牛乳は▲3.0%の減少。
(
34
32
30
28
26
24
1 22
20
㍑ 人 10
加工乳・成分調整牛乳
8
5.2 4.5
6
4
3.6
3.9 3.7 (▲3.0)
)
/ 当
人た
・ り
年消
費
量
23.6
23.8 24.1 23.9 23.8(▲0.9)
牛 乳
2
0
S50 55 60 H2 7 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26
年度
(2) チーズ、生クリームの 1 人当たり年間消費量については、近
年、増加傾向で推移しており、26 年度は、チーズが前年比+1.5%、
○ チーズ、生クリームの1人1年当たり消費量の推移
2.5
生クリームが+2.0%の増加。このうち国産チーズについては、
2.2
2.2 2.2 (+1.5)
▲4.9%の減少。
2.1
1.9
2.0
(
1
k 人
g 当 1.5
/ た
人り
・ 消
年 費 1.0
量
)
0.5
チーズ
国産チーズ
生クリーム
0.9
0.9
0.9
(+2.0)
0.8 0.9
0.4
0.4 0.4 0.4 0.4 (▲4.9)
0.0
S50 55 60 H2 7 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26
年度
資料:農林水産省「牛乳乳製品統計」、「食料需給表」、「チーズの需給表」、総務省「人口推計」
注1:牛乳及び加工乳・成分調整牛乳の消費量は、15年度以降新しい調査定義に基づいており、以前の数値と連続しない。
注2:1人1年当たり消費量は、1年当たり生産量(又は需要量)/当年度10月1日現在の総人口。
注3:国産チーズ消費量は、牛乳乳製品課推計。
-5-
○ 乳用牛飼養戸数・飼養頭数の推移
Ⅱ 酪農経営の動向
160
1 戸数等の推移
150
(1) 乳用牛飼養戸数は、減少傾向が続いており、27 年は前年
115
乳
用
牛100
千
飼
戸
養
50
戸
数
82
(
比▲4.8%の減少。
63
)
44
(2) 飼養頭数は、
昭和 55 年以降ほぼ横ばいで推移してきたが、
平成5年以降減少傾向が続いており、27 年は前年比▲1.7%
00
の減少。一方で、一戸当たり経産牛頭数は前年を上回った。
0
(▲4.1) (▲4.3)
34 32 31 30 29 28 27 25
(▲4.1) (▲4.8)
24 23 22 21 20 (▲3.5)
19 19 18
S50 55 60 H2 7 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 年
うち、経産牛頭数
50
(3) 経産牛一頭当たり乳量は、毎年増加傾向で推移。22・23
は再び増加に転じた。
(
年度は 22 年の猛暑の影響等により減少したが、24 年度以降
飼
養 100
頭
数 150
万
頭 200
)
179
250
○ 1戸当たり経産牛頭数の推移
70
○ 経産牛1頭当たり乳量の推移
8,500
8,000
北海道
7,500
6,000
5,500
都府県
49.6 50.7
52.4
54.6 55.1 55.3
57.2 56.8
59.5
50
30.2
30
25.0
20
10
0
19.1
5.8
全 国
44.4
42.6 44.0
49.1
46.9 47.6 48.0
39.8 40.9
38.1 39.3
37.8
37.6
36.3
34.2 34.9
27.4
37.3
34.9 35.8 36.2
33.6
33.2
31.7 32.5
30.0 29.9 30.0 30.8 31.5
29.3
28.3
27.7
20.3
16.0
22.7
12.5 11.2
17.2
6.9
62.4 63.6 63.9
40.2
40
)
4,500
68.1 68.1 68.2 68.8
北海道
60
)
26年度
全 国:8,316 kg(+1.4)
北海道:8,216 kg(+2.0)
都府県:8,428 kg(+0.9)
6,500
5,000
1
戸
当
た
り
頭
経
/
産
戸
牛
飼
養
頭
数
(
7,000
(
1
頭
当
た
り
乳
量
㎏
/
頭
全 国
195
209 211 206
147 145 142 140 137
153 150 148(▲1.1)
159
(▲1.2) (▲1.8) (▲2.0) (▲1.7)
164
176 173 173 172 169 166
都府県
13.6
9.4
S50 55 60 H2 7 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 年
4,000
S50 55 60 H2 7 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26
年度
資料:農林水産省 「畜産統計」、「牛乳乳製品統計」
注 :各年とも2月1日現在の数値である。ただし、経産牛一頭当たり乳量は年度の数値である。
-6-
2
○ 生乳100kg(乳脂肪3.5%換算)当たり全算入生産費の推移
[都府県]
[北海道]
酪農経営の収益性
(1) 生乳 100kg(乳脂肪 3.5%換算)を生産するためのコスト(全算
9,062
より、増加傾向で推移。
23 年度以降は、配合飼料価格の上昇による流通飼料費の増加
等により北海道、都府県ともに増加して推移。
の増加等により、特に北海道において減少。
8,000
全
算
入
生
産
費
円
/
生
乳
1
0
0
㎏
(+5.3)
7,000
(▲1.4)
1,545
労
6,000
1,225
5,000
1,520
働
4,000
1,189
乳 牛 償 却 費
1,184
3,000
7,263
7,357
1,558
1,555
(+1.1) (+1.3)
7,377
7,440
7,426
(+0.3)
(+0.9)
(▲0.2)
1,565
1,551
1,560
1,255
牧草・放牧・採草
1,018
928
925
1,276
1,290
1,316
1,273
1,206
1,205
1,171
1,145
1,102
1,080
1,045
1,146
2,227
2,037
流通飼料費
414
8,858
1,997
1,967
1,536
1,484
8,645 8,669 (+2.0) (+0.2)
(▲4.6) (+0.3)
2,049
1,522
1,095
2,039
1,509
1,117
1,118
1,090
357
318
9,131
9,235
1,963
1,952
1,415
1,378
1,077
1,044
353
378
(+3.1) (+1.1)
379
395
3,924
3,609
3,836
3,999
4,323
4,483
3,600
20
21
22
23
24
25
26
1,136
2,000
1,000
2,106
1,573
費
そ
の
他
1,102
1,180
2,122
2,261
2,333
2,542
2,599
22
23
24
25
26
)
0
20
(2) 生産物及び配合飼料価格については、
21
年度
資料:農林水産省「畜産物生産費」
注1:その他には、光熱水料及び動力費、建物費、農機具費等が含まれる。
注2:消費税含む。
ⅰ)総合乳価は、22 年度以降は上昇傾向で推移。26 年度は乳価
引き上げや消費増税等があったことから上昇。
7,181
7,283
(
26 年度は、
廃用牛価格の上昇による乳牛償却費の減少や乳量
(+4.3)
9,000
入生産費)は、配合飼料等の生産資材価格が上昇したこと等に
8,844
○ 総合乳価の推移
1,050
973
1,000
915
907
(+0.8)
881 898 (+1.1)
950
(▲2.4) (+1.9)
900
(
総
合
乳
価
円
/
1
0
㎏
(+6.4)
850
800
)
750
700
S50 55
60
H2
7
12
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
年度
資料:農林水産省「農業物価統計」(全国)
注:プール乳価(総合乳価)とは、生乳取引価格(飲用向け乳価及び乳製品向け乳価)と加工原料乳生産者補給金等をプール計算したもの。
-7-
(H27.11)
○ 乳子牛販売価格の推移
336.4
(前年同月比:+44.6%)
300
って推移していたが、27 年4月以降は前年同月を上回って推
移。交雑種(F1)は、26 年 11 月からは前年同月を下回って推移
していたが、27 年4月以降は前年同月を上回って推移。ホル
めすは、25 年7月からは前年同月を下回って推移していたが、
26 年3月以降は前年同月を上回って推移。
乳
子
牛
価
格
250
(
ⅱ) 子牛価格は、ホルおすは、26 年6月からは前年同月を下回
150
208.0
200
(同:+43.2%)
交雑種(F1)
100
ホルおす
93.4
(同:+185.7%)
)
千
円
/
頭
ホルめす
50
0
22.4
ⅲ) 配合飼料価格は、飼料メーカーが自由な競争の下で、飼料穀
23.4
24.4
25.4
26.4
27.4
○ 乳牛用配合飼料価格の推移
物の国際相場、海上運賃(フレート)や為替レート等の動向を反
70
映して形成。
乳牛用配合飼料の工場渡価格は、24 年6月以降、とうもろ
こしの国際相場が高水準で推移していたことや、24 年 11 月中
旬以降の円安の進展等から、上昇傾向で推移。27 年 10 月の乳
牛用配合飼料価格は 65.3 千円/トン。
(H27.10)
配
合
飼
料
価
格
65.3
65
(前年同月比:+1.6%)
60
(
)
千
円
/
ト
ン
55
50
22.4
23.4
24.4
25.4
26.4
27.4
資料:農林水産省「農業物価統計」、「流通飼料価格等実態調査」
注: 1.乳子牛価格について、ホルおす、交雑種(F1)は生後7~10日、ホルめすは生後6ヶ月程度。
2.配合飼料価格は、乳牛用・工場渡価格(バラ物)。
3.27年10月の配合飼料価格は、速報値。
4.消費税額含む(26年4月から消費税率8%)
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Ⅲ 加工原料乳生産者補給金等
1 加工原料乳保証価格等の推移
保証価格 基準取引価格 補給金単価 交付対象数量
①
②
①-②
円/㎏
円/㎏
円/㎏
千トン
昭和50年度
80.29
57.57
22.72
1,380
55
88.87
64.30
24.57
1,930
60
90.07
70.17
19.90
2,300
平成2年度
77.75
65.98
11.77
2,350
7
75.75
64.26
11.49
2,300
8
75.75
64.26
11.49
2,300
9
74.27
63.40
10.87
2,400
10
73.86
63.02
10.84
2,400
11
73.36
62.56
10.80
2,400
12
72.13
61.83
10.30
2,400
年度
安 定 指 標 価 格
バター
脱脂粉乳 全脂加糖練乳 脱脂加糖練乳
円/㎏
円/25㎏ 円/24.5㎏ 円/25.5㎏
999
11,540
8,018
6,600
1,253
12,530
8,620
7,610
1,276
13,530
8,950
7,960
1,065
12,833
8,178
7,305
993
12,841
8,055
7,193
993
12,841
8,055
7,193
965
13,090
8,211
7,333
955
13,090
8,211
7,333
931
13,090
8,211
7,333
910
13,090
8,211
7,333
注:1 保証価格及び基準取引価格は、61年度以前は乳脂肪分3.2%、62年度以降は同3.5%のものについて定めた。
2 元年度以降は、消費税(税率は8年度まで3%、9年度以降は5%)込みの価格である。
2 加工原料乳生産者補給金単価等の推移
補給金単価
年度
脱脂粉乳・バター等向け
平成13年度
14
15
16
17
18
19
20(4~6)
20(7~)
21
22
23
24
25
26
27
28
円/kg
10.30
11.00
10.74
10.52
10.40
10.40
10.55
11.55
11.85
11.85
11.85
11.95
12.20
12.55
12.80
12.90
12.69
チーズ向け
円/kg
15.41
15.53
15.28
交付対象数量
チーズ向け
千トン
-
脱脂粉乳・バター等向け
千トン
2,270
2,200
2,100
2,100
2,050
2,030
1,980
1,950
-
1,950
1,850
1,850
1,830
1,810
1,800
1,780
1,780
520
520
520
注:1 平成13年度以降は、保証価格、基準取引価格、安定指標価格は廃止。
2 チーズ向けについては、平成26年度から、加工原料乳生産者補給金の対象にした上で、
脱脂粉乳・バター等向けと区別して単価及び対象数量を設定。
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